左の骨盤をしめる
交感神経とは、ひとことでいうと、やる気と元気の源とかんがえるとよいでしょう。やる気がでないうときには交感神経の働きが悪くなっています。朝、すっきりと起きることができないのは交感神経の働きが悪いからです。
ニートの方や、就職してもすぐに辞めてしまうという方は交感神経の働きが悪くなっています。交感神経の働きが悪いために、働く意欲がわきませんし、ちょっとしたストレスに耐えられないのです。
交感神経は、内臓でいうと心臓や泌尿器の働きに影響をします。
交感神経の働きが悪いと、心臓がしっかり働かないので、血液の流れがわるくなります。また、泌尿器の働きも悪くなりますので、尿が近くなったり、尿もれをするようになったりします。
リラックスすることが大事と考える人が多いようですが、緊張感のまったくない体の状態では、人間関係がうまくつくれませんし、社会にでて働くということができなくなってしまいます。交感神経をたかめて緊張感をもつことはとても大切なのです。
交感神経をたかめるためには左側の骨盤をしめます。
左側の骨盤をしめると、
・意欲がでる
・根性がでる
・気力がわく
・頭の回転が速くなる
というような状態になります。
「やる気だせ!」
とはっぱをかける必要などはありません。だまって左の骨盤をしめれば気持ちが前向きになってきます。こんな事をいうと、
「それじゃあ、ベルトでしめればいいのか?」
必ずこう考える人がいますが、駄目です。
左の骨盤をしめることは大切ですが、ベルトでしめると開く動きがなくなってしまいます。左の骨盤は、ただしまっていればいいというものではありません。体には緊張することと同様に、リラックスすることも必要です。また、ベルトで骨盤をしめていると、自力で骨盤をしめる力がなくなってきてしまいます。ベルトがなければ意欲がでないという状態はおかしいのです。
左の骨盤はしまっていればいいというものではありません。
ひらく動きも大切です。夜になっても骨盤がしまったままでは、深い眠りができません。交感神経の働きが高まったままでは、寝ても浅い眠りしかできないからです。テンションがあがって落ち着かない、眠れないという事はどなたでも1回ぐらいは経験があるでしょう。これは左の骨盤がしまってひらいてこないからです。
左の骨盤は、しまったり、ひらいたりすることによって、体に必要な緊張とリラックス状態を調整してくれているのです。
交感神経の働きが悪い人は、左側の骨盤の動きがわるくなってほとんど動かなくなります。そうなってしまうと体の状態の調整ができなくなり、体の調子が悪くなっていってしまいます。大切なことは、左の骨盤がしまり、そしてひらくという動きがあることなのです。