ブログ「日々整体」

不眠の整体

6年程度つづいている不眠にお悩みの方の事例をご紹介します。

ある程度年齢を重ねた女性の場合、すべての体の問題を更年期のせいにしています傾向があるようです。いくつかの対策はしてこられたようですが、更年期障害のためと安易に決めつけてしまって、適切な処置はなされないままで、ずっと困ってきておられたようです。その結果、眠るための薬を常用されておりました。

薬を飲んで寝るという行為にあまり違和感を感じない方が多いようです。


「寝ないと辛い。」


確かに、そのとおりでしょう。
ですが、実は睡眠をとるというのも体の力です。こういった力は使っていかないとどんどん衰えてくるものです。全く歩かないという方の足がどんどん衰えてくるように、寝るという行為も体の自然な働きで行っていなければ、眠る力はどんどん衰えてきてしまいます。

そのため、薬にたよった睡眠を続けている方はますます眠れなります。私は睡眠でお困りの方にはかならず最初にこの説明をおこないます。その上で、


「すぐに辞める必要はありませんが、どこかのタイミングで薬を辞める必要がでてきます。」


このことをお話させていただきます。
眠れるようになったら辞めるではだめです。眠れるようになるために薬を辞める必要があります。ここを乗り越えられるかが大きな分かれ道といえるでしょう。

さて、この方の場合は私のこの話に納得頂けたようでした。他にいろいろ試したけど全部だめだった。そういう経験があった事もあるでしょう。

この方の場合の不眠の原因は、交感神経側の緊張でした。不眠の原因としてはもっともシンプルなものです。ですから、過剰に交感神経が緊張している状態をやわらげて、バランスのよい状態にもっていくだけです。

経過としては1ヶ月ほどで、薬なしで眠れるように改善しました。
その後も整体をつづけて2ヶ月程度で眠りに対する不安がほぼ解消しました。

ご本人が薬をやめたい。

そういう強い気持ちを持っておられた事がよかったのだと思います。
最初みたときに体の状態を考えればとても早いペースで体がかわってきました。当初は年齢的なこともあり、もう少し時間がかかるかもしれない、そう考えいましたが、自律神経が整ったときの人間の回復能力の高さに年齢はあまり関係ないと思えます。



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あなた程度なら軽い症状なので我慢しなさいといわれる

パニックでお悩みの方には、


「あなた程度なら軽い症状なので我慢しなさい。」


などと専門家にいわれることがあるようです。ひどい症状の方の場合、通常の生活もままならないケースもありますので、嘘ではないでしょう。しかし、不安や動悸に悩まされながら生活しろとうのはどうでしょうか? 幸せに、元気に生活してゆきたいという気持ちを理解してもらえないのはかなり辛いことではないでしょうか。

さて、8年間、動悸と不安につきまとわれているという方がいました。
この方の場合は、それほ重い症状ではなかったのですが、毎週1回は仕事をやすまなければならない。その状態どう思うかは人それぞれでしょうが、私は

「それを我慢しろ。」

とは言えませんね。


背骨をみると、胸椎4番に問題がありました。
胸椎4番は心臓の働きに係る自律神経が通っている場所です。そのため、疲れたり、体を冷やしたり、ちょとでも体の状態が悪くなるとすぐに動悸がでてきてしまうのです。確かに、パニックの状態としてはそれほど深刻なものではないでしょう。しかし、それが健康な状態か?というとそんなはずはありません。

この方の場合、体の状態はそれほどひどくは整体をはじめて1ヶ月程度で仕事を休まないで済むように改善しました。ただ、受けられているご本人はなかなか実感できていないようでした。


「仕事をやすまずにすむようになったけど、体がどう変わったか分からない。」


そうおっしゃっておられました。

そのため、体にどういう問題があるのか?あと何をして、何に気を付ければいいのか?そんな指導をしました。2ヶ月ほどすぎた頃には動悸もなくなりました。



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体についての裏技

はじめてこられる方は、よくこんな質問をされます。

「こんな運動をすればいいとかないですか?」

あるにはありますが、まずできませんので、

「ありません。」

とお答えする事がほとんどです。

世間にでまわっている情報をみると、

○○すれば体にいい

的なものばかりですので、そういう裏技的な物があるのではないか?お手軽に体の問題を解決できないか?そういう気持ちになるのはわかります。しかし、専門家としてやるべきことは、

そういう裏技を使わせない

ということだと思います。

体がいい状態というのは、食べて快食、寝れば快眠、疲れても一晩ねれば翌朝すっきりというのがいい体の状態です。このために基本的な事は、

早寝早起き、腹八分目

というのがもっとも大切な事になります。

ところが、毎晩酒を飲み歩き、油物ばかりを食べ、ろくな睡眠をとらずにいて、体の状態が悪い。そんな方の体の状態を変えるのは、まずは生活習慣をかえるということがもっとも大切な事になります。

それなのに、そういう生活習慣の問題はほっておいて、裏技をつかってちょちょいのちょいで問題を解決しようというのは、残念ながらありえないのです。

労働の面でハードな環境で仕事をしている方もおおいので、早寝早起き、腹八分目というのを実現するのが難しいという一面もあります。でも、もっとも基本的なことを抜きにした裏技で体が整うということは絶対にありません。
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重い物をもって体が痛むことはない

体の調子をうかがうと、

「先日、重い鞄をもってから体がおかしくなった。」

なんていう事を言われる方がよくおられます。

確かに、筋肉を酷使してつかったために、体が痛くなるという事はあるでしょう。でも、それで本格的に体がおかくなることはありません。

いっている事が矛盾しているように感じるかもしれませんね。
これはどういう事かというと、

筋肉疲労は一晩寝ればとれる

ということです。

ですから、ちょっと重い物をもったということが原因で体がおかしくなれば一晩眠ればすぐに解消するのです。でも、実際に異常が数日すぎても解消しない事があります。

これはどういうことかというと、以下のような事が起こっているということです。

1.眠れていない。眠りが浅い。
2.もともと体がおかしかったのが、体を酷使することで表にでてきた
3.重い物をもった事は関係無しに体が痛んできた

ですから、

「先日、重い鞄をもってから体がおかしくなった。」

という方がこられたら、私は

「本当にそう思うのなら帰って早く寝てください。」

とお答えするだけになってしまします。

こういった事は、重い物をもったということだけではありません。
運動した。山登りした。などなど、体を使えば疲れるのは当たり前のことです。でも、疲れを何日もひきづってしまう。これは異常だということです。微妙な違いに感じるかもしれませんが、体を整えるためにはとても大切なことです。
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ここ1週間みなさん体を冷やしています。

ここ1週間ほどですが、整体をうけにこられる方の体はすべて同じ状態といっていいかもしれません。どうなっているかというと、

ほぼ全員が体を冷やしています。

そして、

「ここ何日かずっと調子が悪い」

そうおっしゃいます。
わたしからすれば体を冷やしたのだから、調子が狂うのは当たり前だろうと思うのですが、ほとんどの方は寒くなったせいで体調がわるくなったとは思わないようです。だからこそ、かなり悪くなるまで気がつかないし、冷えために体が悪くなったと思っていませんから、手足が冷たいままなのにずっと放置のままです。

「わたしは冷え性です。」

なんていう人がいますが、そんな体質はありません。
冷えに対して敏感か鈍感かの差はありますが、冷えやすい体というのはありません。冷え性というのは、体が冷えているのにずっと放置しているというだけの事といっていいでしょう。

体とういのは一度冷え切ってしまうとなかなか元にもどってきません。ちょっと横着をして冷えを放置するだけで深刻な病気になることもあるのです。冷えに対してはオーバーすぎるということはないといっていいでしょう。
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