ブログ「日々整体」

原稿の仕事をお引き受けします。

ピロティ乙訓(一般財団法人乙訓勤労者福祉サービスセンター)というところで月1回の連載をさせてもらうことになりました。

「ささやかな報酬しかお渡しできないのですが・・。」

とかなり恐縮されたのですが、私としてはこの手の仕事は大歓迎です。なぜなら、今の世の中の健康についての考え方はちょっと変だと私は考えているからです。

健康というものは努力して得るものではありません。
心臓を動かすことや、呼吸をすることに努力は必要でしょうか?

「私は一生懸命頑張って心臓を毎日動かしています。」

などと、いう人はこの世に一人もいません。
健康である、元気であるとういうことは、呼吸をしている、心臓を動かしているのと同様のことです。ところが

「頑張ってウォーキングと運動をしている。」
「頑張って食事をしている。」

私のところへこられる方はこんな人たちばかりです。

「だから体を壊すんだ。」

いつもそういうところから説明をしてゆかねばなりません。
つまり、

「世の中に言いたいことがたくさんあるから書く仕事をくれ。」

ということです。
私が書いたものの感想をきくと、叱られているような気持ちになる事が多いようです。ただ、今の世の健康についての考え方に違和感を感じている方、ちょっと刺激的な内容を希望という方であれば電話で一言声をおかけください。
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自律神経を整えることの意味

自律神経というのは、交感神経と副交感神経にわけて考えらるのが一般的です。
しかし、この考え方が大きな誤解を生んでいると思います。そこで、人の1日の生活をモデルに自律神経の働きに置き換えて考えてみます。

朝、目覚めた時には交感神経の働きが高まってきます。
交感神経の働きが悪いと、すっきりと目が覚めません。交感神経の働きがたかまってくると、仕事をしよう、学校にいって勉強をしようという意欲がわいてきます。

「私は低血圧なんで朝が苦手です。」

なんていう人がいますが、それは血圧のせいではなくて、交感神経の働きがたかまりにくいせいです。

ちなみに、ここ1年ほど、朝、目が覚めても体を起こせなくて学校にいけないという相談が増えてきています。たいてい、体には問題がないということで、本人のやる気のせいにされてしまっていますがそうではありません。交感神経の働きがたかまってこないのが原因です。

バリバリ仕事をする。勉強をするとうのは交感神経の働きです。
交感神経の働きが悪いと、前向きな気持ちになれませんし、何かをやろうという意欲も湧いてきません。

「やる気をだせ!」

といくらおしりを叩いても、交感神経の働きが悪い人にはやる気などかけらも湧いてきません。


仕事や勉強にはげんで

「ちょっとお茶しよう。」
「一服しよう。」

ということになれば副交感神経の出番です。
食事や休憩時間になれば、副交換神経が高まってきます。そうすることによって、体と心をリラックスさせて休息と必要なエネルギーの補給をすることができるようになります。

そして、休憩が終われば、また交感神経の出番です。
集中力を高めて、仕事や勉強にはげむためには交感神経が高まっていなければ無理です。副交感神経が優位な状態でよい仕事など無理なのです。

そして、1日の仕事がおわれば再び副交感神経がたかまってきます。
そうやってリラックスした状態を作ることで、夕食をとって、テレビや読書をしたりと、ゆったりとした時間を過ごせるようになります。そして最後は睡眠です。疲れを抜いて翌日に備えることができるよう睡眠をとるわけです。

簡単なモデルですが、1日だけみても、状況に応じて交感神経と副交感神経が役割を分担して体の状態を整えているということがわかることでしょう。

自律神経を整えるということは、単純に交感神経を高めましょう、副交感神経を高めましょうという単純なものではありません。交感神経と副交感神経がそれぞれが状況に応じてしっかり働くようにするということなのです。



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人の体というのはそれ自体が奇跡のようなもの

「体を整えるなんて簡単だ!」

と、ある整体師がいっていたそうです。当院にこられた方がそんな事をいっていました。
その整体師に言わせれば、

「背筋を伸ばして生活して仕事して、体の左右にバランスよく負荷をかければよい。」

そういう事のようです。
一般の方がきけば

「そうなのか!」
「それが難しいのよ。」

などと思うかもしれませんが、私は

「その人は整体師として現時点では駄目だね。」

と思いました。

私は体を整えるということは難しい事だと思います。
だからどんなに勉強していても現実に人の体を整体していると、

「あれ?おかしい?どういうこと?」

なんていう状態の人に出会うのは日常茶飯事です。
そんな時に、

「体を整えるなんて簡単だ!」

なんて思い込んでいるとと、進歩がなくなると思います。
体の異常というのは、ほんの些細な事が原因で起こることもあります。このブログやメルマガで紹介してきたものでも、

・着付け教室に通っていた事が原因でパニック
・趣味のスケボーの古傷が原因で耳鳴り
・毎日食べていたチョコレートを1粒食べていた事が原因で疲労感がとれない
・体を温めるために使っていた電気毛布が原因で無気力

などなど。
これを、

「それはあなたの姿勢がおかしいからだ。」

と考えて解決できたとは思えません。
それに体の問題を本人の意思や気持ちの問題にしてしまうと何も解決しないと私は考えています。

この人は姿勢が悪いせいで体をおかしくしているなぁと思ったのは、これまでたった一人で、その人はプロの彫刻家でした。平たくいってしまうと彫刻刀の使い方が未熟なせいで、体を痛めてしまっていました。一般の人でまずこんな事はありません。

確かに学校や師から教わった事は貴重で得難いものでしょう。
しかし、それが全てではありません。実際に整体を続けていると日々気づくことがあります。

私の場合も、どうも教わった事がおかしいということで、あれこれ勉強していくうちに、野口整体というものに出会って、その弟子の方に整体について教えてもらうことができるようになりました。もうちょっと勉強していけば学んだことは間違いではなくて、実は自分が勘違いしていたということに気づくこともあるかもしれません。様々な視点や考え方を身につけていくうちにそれらがひとつにまとまってくくるかもしれないと思っています。

人の体というのはそれ自体が奇跡のようなものだと私は思います。
朝起きて、仕事して、食事して、寝てということだけ、ごくあたり前のことですけど、これがどれだけ不思議なことか・・・。

そんな奇跡的な事を何年か勉強したぐらいで分かったつもりになっては駄目だろうと私は考えます。
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今週の14(金)~15(土)はお休みしています。

今週の金曜日と土曜日はお休みしています。
毎年、このタイミングの休みで何を学びどのように整体技術を高めていくか?ということを考える事にしています。こういう事は、正月にやると浮ついてしまってなかなかうまく考えがまとまらないもので試しにやってみたらいい具合だったので定着してしまいました。いつも大雪のタイミングでたいていどこかの宿に缶詰になってしまうのですけど、今年は先週がそうだったのでちょっと雰囲気が違うかもしれません。

と、いうわけで金、日に通常の日月の休みが続いておりますのでご注意ください。


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負荷をかけて運動をしていると病気になる

「健康のために運動をしている。」

そんな人はたくさんいることでしょう。
でも、多くの場合、

「そのやり方ちょっと待て。」

というものだと私は思います。
スポーツジムで機械を使って体を鍛えているというのは典型でしょう。機械で筋肉を鍛えるという理屈は、

体に筋肉をつけるためには、筋肉に負荷をかけて疲労させます。
そうすると、筋肉は疲労を回復させる際にかかった負荷に耐えられるように以前より筋肉の量が増えて回復します。これを超回復といいます。

専門家に言わせると、ちょっと違うのかもしれませんが、だいたいこんなものでしょう。

しかし、こうやってつけた筋肉は日々の生活にとってはまったくメリットがありません。
だいたい、マシンで鍛えるときのような動きを日常的にやるか?というとまずありえません。非常に不自然な動きです。

仕事で重いものを持つというシチュエーションがあったとします。
そんな時、ジムで機械を使っていたように体をつかうでしょうか?そんな事は絶対にないはずです。なぜなら、仕事で重いものをもつときは、

「どう持ったら軽いか?」
「どう運んだら楽か?」

と考えて体を使っているはずです。
だから、もし、

「どうやればこのウェイトを軽く持ち上げられるだろうか?」

と考えて、トレーニングしているのでしたら問題はありません。でも、たいていの方は、筋肉に強い負荷がかかる事をイメージしてトレーニングしているはずです。

あと現実のスポーツで考えるなら、スポーツで一番力を発揮したいのは動き始めのはずです。ところが、機械でのトレーニングはゆっくり動き始めているのではないかと思います。だから、機械でついた筋肉だとスピードが落ちてしまってあまり役に立たないはずです。

飲み屋で腕相撲でもして若い女性にもてたいという時にはかなり効果的ではあるかと思いますけどね。健康のためやスポーツで高いパフォーマンスを出したいときには一工夫も二工夫も必要だと思います。

「ボディビルダーはみかけだおしである。」

という話は誰でもが聞いたことがあると思います。
なんでかというとボディビルダーは肋骨のまわりに筋肉をつけすぎて肺の動きが悪くなっていますから、運動するとすぐに息がきれてしまいます。聞いた話だとボディビルダーには喘息の人がおおいらしいですが、それはこういう事に原因があると思います。

負荷をかけて運動をしていると病気になってしまうとうわけです。
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