ブログ「日々整体」

痛みについて

体に異常があるのに痛みがないというのは異常です。
ころんでひざをすりむいたときに、その膝から血がでてきているのに痛くないというのはおかしいのです。

体に問題があるとき、それはなんらかの形、たいていは痛みや違和感として感じます。ただ、それは膝が悪いから膝が痛むという具合にストレートに感じないときがあります。

例えば、胃が悪い時を例に考えると、

・首や肩につまりやコリとして感じる。
・背中に痛み違和感として感じる。
・唇が切れたり、口の中に口内炎ができる。
・手の指が荒れてくる。

など、様々なケースがあります。
同じ人でも季節が変われば違った形で感じることもあります。ただ、これらはたいてい胃の働きが落ちている時にでてくる体の違和感や痛みです。その原因は、食べ過ぎだったり、疲れだったりとケースバイケースではありますけどね。

こういうことを踏まえないで、手が荒れてくるからと一生懸命にハンドクリームを塗っても手肌が綺麗にはなってきません。綺麗になるのは胃の働きが整ったときです。

さて、今日、肩が痛いという人がきました。
茶碗を持つこともできないぐらい痛むのに、検査をしてもらっても、

「筋肉痛です。」

と片付けられたそうです。

体をみたら、骨盤が開いて下がっていました。

「飲み過ぎ食べ過ぎのせいだな。」

とすぐに私は判断しました。
で、そのように整体したら、痛みが楽になったとびっくりしていました。肩なんてなんもさわっていません。本人は、

「どうしてなんだ?」

と不思議がっていまししたが、痛みを感じる場所と体の悪い場所は一致しないことがあるということです。
ただ、こんなものは一時的なものです。

飲み過ぎ食べ過ぎから来るのですから食事をみなおさなければいけません。
だから、

「こんなんはその場しのぎですから、2~3日後にはすぐに痛くなってきますよ。」

私はそう付け加えてどのように変えればよいかを指導しました。
本人はピンときてなかったようでおそらく何も変えないだろうなlと思いました。ただ、痛みがでてきたころには私の説明を思い出すことでしょう。
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武道と整体について

「私は何か大きな勘違いしていたかもしれない。」

そんな事を考えています。
というのは、古武道を研究している甲野義紀氏の本を読みました。そこにはナンバという動きについて書いてあったのですが、ナンバの動きは整体の考えと相反する面があると考えていたからです。

ナンバというのは同側、つまり右手と右足、左手と左足が同時に動く体の動かし方と考えるとよいでしょう。ナンバ歩きというのは聞いたことがある人も多いかと思います。

昔の日本人はみな、ナンバ歩きだったという話も流れたりしたそうですが、どうやらそれは勘違いが広まってしまっただけのことようです。

さて、単純に考えるなら手と足は逆側に動く方が都合がよいのです。そうすることで、体がねじれて骨盤がしまるからです。

ところが、ナンバの動きは一部の特殊な技能をもった人が使っていた技術だったのだとか。中でも私が興味深く思ったのは、江戸時代には、60kmを2時間程度で歩くような速歩術があったそうです。まぁ、スピードからすると走っていると行った方が適切かもしれません。マラソンが2時間で40kmほどですから、よほど早いわけです。

またこの術、江戸から日光まで1日で移動できたら一人前とされたそうです。
その距離が150kmですから、恐ろしい距離です。その距離を移動して次の日はくたびれて動けないとなれば駄目だったそうですから、疲れをためずに早く移動する歩行法だったそうです。

明治までこの技術は残っていたそうですから、ずいぶんもったいないなぁと思いますね。まぁ、習得が難しくて誰でもできるとうようなものではなかったそうですが。

で、前置きがながくなりましたがこういう事をやっている人はナンバの動きをしていたそうです。

さて、

「手足は逆に動いた方がいい。」

といいましたが、完全に矛盾します。

こういう話、たいていの人は眉唾だと決めつけて無視していまうことでしょう。
しかし、私には、

「ぴぴぴっ!」

と来る物がありました。

というわけで、さっそくご本人のお話を聞いてくることにしました。
もしかしたら武道をはじめてみてもいいかもしれない。そういう風に思い始めています。

まったくの思いつきで終わるか、はたまた新しい気づきにつながるか今の時点ではなんともいえませんが、日本古来の体の動かし方とうのは、やはり日本人の体格にとても向いていると思えます。それを整体に活かすことができれば面白いことになるかもしれない?いまから、そうワクワクしています。
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つぼになど意味はない

「いまそれは何をしているんですか?」
「そこはどういうつぼですか?」

などと聞かれることがよくありますが、たいていわたしはまじめに答えません。どうしてかというと教えても意味がないだけでなくかえって害になるからです。

例をあげてみましょう。
なお、わたしはつぼという言葉があまり好きではなく調整点というようにしています。ですので、以降は調整点という表現をします。

肩こりにとても効果的な調整点というのは確かに存在します。
肩こりと一口にいっても人によってその性質が異なることがありますので、その人にとって効果的であるという事が当然として前提になります。だから、こういうこともふまえずに、

「肩こりにきくつぼはありますか?」

なんてストレートな質問をしてくる方には、

「そんなものはない。」

と答えるようにしています。

次に、パソコンを1日中使っているので肩がこるという人がいたとします。
確かに、目が疲れると肩がこります。胸椎1,2,3番の動きが悪くなるからです。でも、疲れというものは一晩寝れば抜けるものです。

一晩寝ても疲れが抜けない

というのは、体になんらかの問題があるからです。
たいていの場合、体の疲れが抜けないのはただの不摂生です。夜更かしだったり、酒の飲み過ぎだったり、食べ過ぎだったりが原因です。肩がこるというのは結局のところ、ただの不摂生が原因なのです。

さて、毎晩遅くまでお酒をのんで、

「目が疲れて肩がこる。」

という人がいたとします。
そういう人が、

「肩こりにきくつぼはありませんでしょうか?」

と聞いてきました。
あなたらならなんと答えるでしょうか?
わたしなら、

「まず酒をやめろ。」

と答えます。

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あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。
本日が今年の整体指導の最初の日になります。ちなみに、朝から電話がたくさんなっています。みなさん正月で調子を崩されたそうです。

ゆっくり休んでいると体はどんどん元気になるか?

というとそんなことはありません。
ほとんどの方は、体がなまってかえって重くなっているのではないでしょうか?体というのはそんなものです。

振り返れば昨年は整体技術を高める年でした。年は体についての知識と理解をさらに深めていこうと考えています。

体を元気にするのは簡単です。
70%ぐらいの人は食事を抜いて腹を減らしていればいいのですから。たったそれだけのことなのに、楽をして元気になろうとするから多くの人はうまくいかないのです。

ところが、それがうまくいかない人もいます。こが人間の体の肝になってきているのだろうと思います。

ここを理解するの非常に難しい。

簡単だといいましたが、本当は非常に難しいと思います。
あと何年生きることができるのかわかりませんが、死ぬ時までにはもう少しましな整体師になっていたいなぁと思っています。


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整体最終日は28日になります。

今年も気がつけば終わりですね。
年末の整体指導は28日が最終日となります。今回の年末年始はカレンダーが都合がよいのか悪いのかまとまった休みになります。無駄にすごすのではなく、上手に休み使いたいものです。年始は1月7日から開始しています。

ちなみに、ホームページで当院の地図がうまく表示されていないという問題が起こっています。
修正の依頼はしてあるのですが、年始まで修正されないかもしれません。



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