ブログ「日々整体」

耳鳴りと汗の関係

汗をかけない人は耳鳴りがすることがあります。
もしかしたらかなり高確率で耳鳴りがしているのではないか?と考えていますが確認しようがない事でもあります。あまり気づいている人はいませんが、汗がでないせいで耳鳴りが鳴るようになっている人はかなり多いといえるでしょう。

人間は汗をかくことで体の状態を調整しています。
汗は体温調整をやっているだけとかんがえいるのではないでしょうか?でも、汗には体温調整のほかに、老廃物や毒素を体の外に出すという働きもしています。だから、汗をかかないと老廃物や毒素が体の外にでていきません。

ちなみに、人は汗をかくことで地球上でもっとも優秀な狩人になりました。
確かに野生の肉食動物は、人間より早く走れますし力も強いといえます。でも、もっとも早く走れるチーターは、400m程度しかそのスピードを維持できません。

それに対して、人間はどうでしょうか?
マラソンなんて、約40kmを2時間程度で走ってしまうのです。陸上でそれだけ長時間、スピードを維持できる動物は他に存在しません。(空を飛ぶ鳥とか海の哺乳類にはいます。)これは、野生の動物が毛皮に覆われているからです。毛皮があるため、汗をかいて体温を調節できないので、長時間走り続けると体温が上がりすぎて動けなくなってしまうのです。

かつて狩猟民族だった人類は、獲物を地の果てまでおいかけて必ず仕留めることができたとうわけです。
そう考えれば、エアコンつけて汗をかかないようにしているというはちょっともったいない。人間の最も優れた能力を殺してしまっているわけです。体を快活に、健康を保とうと思うなら、このような能力をもっと活用すればよいと私は思います。

話を戻します。

少し前、2010年あたりにデトックスという言葉が流行したことがあります。
汗をかくことで、毒素を体の外にだしましょうという事をうたった言葉です。いまではあまり聞かなくなりましたが、的外れな考えではありません。

「汗をかいて体が軽くなった。」

という経験はどなたにでもあるのではないでしょうか?
こうなるのは汗をかくとともに毒素や老廃物が体の外にでたからです。

残念ながら、この毒素や老廃物がどういうものか?

これは、私にはわかりません。どうも汗を採取して成分分析してみても毒素や老廃物うまくみつけられないそうです。これは少し前の情報なので、いまならもしかしたらわかるかもしれませんけどね。

でも、整体をする上でこれはあまり重要ではありません。
そんなものは汗に触れてみればわかるからです。ベタっとした感触がしたら、毒素や老廃物を含んだ汗です。人によっては毒素を含んだ汗は嫌な匂いがするという人もいます。だから、さらっとしていたり無臭であればただの汗で、毒素や老廃物を含んでいないということです。

だから健康な人が汗をかけば、まずべたっとした汗がでてきて、老廃物や毒素ができってしまったあとはさらっとした汗にかわります。分析などしてもわからないのですが、触れてみれば明らかに違います。素人の人でもよほど手の感覚の鈍い人でなければわかることでしょう。それぐらい明確に違うものです。

だから、日常的に汗をかくようにしている人は

「べたっとした汗をだしきってさらっとした汗にかわるまで汗をかく。」

というようにちょっと考え方を変えるとよいでしょう。
当然、さらっとした汗しかでないのではあればうまく汗をかけていない可能性があります。

余談ですが、多汗症というのも実はうまく汗をかけない状態です。
だから、耳鳴りで困っている人が多汗症であるというのは珍しくないといえます。多汗症というのは、汗をかく働きが過敏に働いている状態です。ちょっとした刺激で汗が吹き出してしまうのです。こういう汗のかきかたでは、老廃物や毒素がでてきません。うまく汗をかけていないのです。だから、表にあらわれる現象がまったく反対ですが、汗をかけない人と多汗症の人の体に壊れ方はとてもよく似ています。

人間は汗をうまくかけない時には、尿がその働きのかわりをします。
だから、汗をうまくかけない人は、頻尿になります。でも、残念ながら尿では、汗の働きすべて代行することはできないようです。そのため、体の外にでない毒素が泌尿器の働きを悪くしてしまいます。

汗をかけない、かきすぎる人は、

・体が重い、だるい
・足がむくむ
・頻尿、残尿感が残る

というような状態になること事が多いといえます。

汗をかくということに一番関係が深い骨は、頚椎の6番です。
頚椎6番は耳の働きに関係が深い骨です。同じ頚椎6番というのは偶然の一致ではないでしょう。先に述べたとおり、汗がかけない人が耳鳴りのすることが多いのは、頚椎6番が悪くなっているせいだと考えてよいでしょう。汗と耳には密接な関わりがあるのです。

耳鳴りで相談にきていた人が、

「実はひどい多汗症だったのがなくなった、耳鳴りの音が小さくなった事以上にうれしい。」

といわれたことがあります。
耳鳴りの調整をしていたら、汗のかきかたまで変わってしまったのです。

自律神経でいうと、汗をかけないとう状態は交感神経の働きが悪くなっているという状態です。
これが原因で、

・汗がかけない、かきすぎる
・耳鳴りがする

という体の状態になるということです。

汗をかく働きに関係がある骨は、さっき述べた頚椎6番のほかに、胸椎4,10番、腰椎4番などが関わっています。すべて交感神経の働きに直接影響する骨です。

また、汗をうまくかけないのを長く放置していると腰椎3番が悪くなってきます。
腰椎3番まで悪くなっていると頻尿で残尿感が消えないということが多いでしょうか。汗と耳鳴りは交感神経と泌尿器の働きに関係が深いというのはこういうことからもわかります。



お問い合わせ・予約はこちら
関連カテゴリー< 耳鳴り(耳なり)

耳鳴りと足首の関係

実は、足首だけで全身の整体が可能です。
足裏には全身のつぼがあってうんぬんという話は聞いたことがあるでしょうが、足首でという話はあまり耳にしないかもしれません。

でも、女性のきゅとしまった足首に色気を感じるという男性がいるというのは聞いたことがあるのではないでしょうか?

この感覚は非常に優秀といえます。
なぜなら、健康で丈夫な人は、足首が細くしまっているからです。人間にも種族保護という本能がありますから、健康で丈夫な女性に魅力を感じるというのは理にかなった感覚だと私は思います。

私は整体を必ず足首から行います。
まず、足首の状態をみることで体と自律神経がどのような状態なのか?ということがほぼ把握できるからです。

健康な人の足首は細くしまっています。
もちろん太さをメジャーで測って小さいのがいいという意味ではありません。骨格に比してくびれているようにみえるか?というのがポイントだと考える方がいいでしょう。だから、自分の足首をみて、くびれがないという人は、体に何らかの問題があると考えるのがよいと思います。

耳鳴りのする人は、まず間違いなく足首の状態が悪いといえます。
具体的にいうと、

・足首にくびれがない
・足首を回した時に動きが悪い
・足首の動く範囲が狭い

というような状態です。

実は、足首が整うだけで耳鳴りが止まることもあります。
足首の調整をするだけでがらっと体が変わってしまうのです。何年か前のねんざが残っていて、それが原因で耳鳴りがしていたということもあるぐらいです。足首というのはそれぐらい体に大きく影響する関節なのです。

もし武道やスポーツをしている人なら定期的に足首の可動範囲や柔らかさをチェックしてみるとよいでしょう。調子の悪い時には足首の動きが悪くなっているはずです。武道を研究される方に話をきくと、体の動きでもっとも大切なのはやはり足首だといっていました。

また足首の内側のくるぶしの下には、耳の調整点があります。
耳鳴りやめまいがするような方はここを押すと強い痛みを感じます。場所はくるぶしの下のくぼみですが、くびれのない足首だとくぼみがないこともありますので、素人の方には見つけるのがちょっと難しいかもしれません。また、強く押しすぎるとかえって痛めてしまうので注意してください。

ちなみに、足首は食欲にも大きく影響します。
左の足首が悪いと、食べ過ぎるようになりますし、右の足首が悪いと食べることができないようになります。左の足首が排泄、右の足首は吸収に深く関わっています。

ガスがたまっている場合は、右の足首を調整するとたまったガスがなくなります。
ガスがたまるのは排泄がうまくいっていないからで逆じゃないかと思うかもしれませんが、実際は吸収がうまくいかないときにガスがたまるようです。

自律神経に置き換えて考えると、左の足首が交感神経に、右の足首が副交感神経に深く関わってします。耳鳴りがするような人は、ほぼすべて左の足首が悪くなっています。単純に、

「副交感神経をたかめればよい。」

という考えではうまくいかないよといつも言い続けているのはこういう事が理由の一つです。




お問い合わせ・予約はこちら
関連カテゴリー< 耳鳴り(耳なり)

自律神経勉強会の日程が変更です。

会場の確保に失敗しました。
仕方ないので、5月以降は土曜日に変更します。
日程は、

  4月18日(金) 13時~15時      自律神経の状態を確認する方法

  5月 3日(土) 13時~15時      感神経の働きを整える方法

  6月 7日(土) 13時~15時      副交感神経の働きを整える方法

  7月 4日(土) 13時~15時(予定)  自律神経を整えるための3つのポイント

  8月 2(土) 13時~15時(予定)  不眠、耳鳴りなど不調の見方、整え方

  9月 6日(土) 13時~15時(予定)  癌になる体、ならない体の見分け方


となますのでご注意ください。

7月の場所の確保は、5月1日から申し込みとなるため、現時点では確定していません。

ただ、上記日程での確保しようと考えております。





お問い合わせ・予約はこちら
関連カテゴリー< ブログ

耳鳴りと眠りの関係

「耳鳴りのせいで眠れないからなんとかならないか?」

という相談にこられた人がいます。

でも、残念ながら質問がすでに間違えています。
耳鳴りがするから眠れないというのが考え違いだからです。

どんな方でも電車の中で眠ったことは1回はあるのではないでしょうか。
電車の中などそうとう大きな音がしています。耳鳴りは不快な音だから、と思うかもしれませんが、近くで道路工事をやっていたり、大きな音で好きでもない音楽がなっていたって、眠れるように体はできています。

音だけではありません。、
人は横にならず立ったままでも眠れます。暑かろうが、寒かろうが、蹴飛ばされても必要があれば眠ることができます。

「○○でなければ眠れない。」

というのは単なる思い込みなのです。

話を耳鳴りと眠りの関係に戻します。
確かに、耳鳴りがするような人は、寝付きが悪い、眠りが浅くなるという状態ではあるといえます。でも、いくら耳鳴りがうるさく感じていても眠る事は可能です。ちょっとしたニュアンスの差ですが、非常に大きな違いを生むこともあります。

この方の場合は特にそうでした。

「耳鳴りさえ止まれば眠れるようになる。」

そう思い込んでおられました。眠ろうとすると、耳障りな耳鳴りが大きくなってくるのですからそう考えてしまうのも仕方ないかもしれません。

ただ、この方の場合、眠れないということで薬を飲んで眠っておられました。
そして、その薬の副作用のせいで耳鳴りがなっているというのが私の見立てでした。だから、

「薬なしで眠れるようになれば耳鳴りはとまりますよ。」

という説明に対して

「耳鳴りが止まれば眠れるから。」

という意味のない問答の繰り返しになってしまいました。仕方がないので、うちでは無理だから他をあたってくださいという結論にしました。

さて、眠ろうとすると、キーンという耳鳴りがしてくる人はたくさんいると思います。
その理由は、眠るときには左の骨盤が開いてきて副交感神経が優位になるからだろうと考えています。こんな事をいうと、たいていの人の頭に「????」の文字が浮かんできます。

「逆じゃないのか?」

と気がつくわけです。

そう思うのには2つの勘違いがあります。
1つは、交感神経と副交感神経の働きが単純なシーソーの動きにような関係であると考えているせいでおこる勘違いです。もう1つは、副交感神経を優位な状態にしてリラックスすれば、すべて解決するという勘違いです。

自律神経といわれる、交感神経と副交感神経の関係はシーソーで全てが説明できるほど単純ではないのです。

簡単に説明すると、交感神経の働きが悪くなると、体に異常な緊張がでることがあるということです。耳鳴りの場合だと、

・胃の働きが悪くなっている
・腕に疲労がたまっている

という状態だと、眠るときに耳鳴りがする傾向がたかまるでしょう。交感神経の部分的な緊張がおこっているのです。


私は自律神経の働きを説明するときによく植物に例えます。
耳鳴りと不眠を植物の状態に例えると、

・耳鳴りは花がしおれてきている状態
・不眠は葉が枯れてきている状態

だと考えるとわかりやすいでしょう。
そう考えれば、問題は幹や根にあると考えるのに抵抗はないと思います。

「耳鳴りがする。」
「眠れない。」

というのは、どちらも結果でしかありません。
つまり

「根がうまく水を吸わなくなっているから花や枝がしおれてくる。」
「幹がうまく水を運ばないから花や葉が枯れてくる。」

というわけです。



お問い合わせ・予約はこちら
関連カテゴリー< 耳鳴り(耳なり)

胃の働きと耳鳴りの関係

胃の働きが悪いと耳鳴りがすることがあります。
まず、

「胃の働きが悪いという状態はどういうものか?」

考えてみてください。
一言で言うと、何かを食べてもうまく消化、吸収ができない状態です。こういう時には、人間の体はどうなるか?箇条書きであげていってみましょう。

・胸がむかむかする
・食欲が落ちる
・胃酸が逆流してくる
・食べたものを戻しそうになる
・左肩や首につまりを感じる
・頭が痛くなる
・右腰に痛み、重さ、だるさを感じる

もちろん、これらすべての状態になるわけではありません。
どのように体に影響がでるかは体質に大きく影響されます。また、季節や生活習慣の影響も小さくはありません。ですから、普段は左肩につまりを感じるようになるのだけど、たまに右腰が痛くなるなんていう人もいます。

私の体の場合を例にあげておくと、たいてい右腰が重くなります。次に食欲が落ちることが多いでしょうか。

さて、このような状態になったときには、体がどのような状態になるかというと、胸椎8番の左側に緊張や過敏があらわれます。だから、背骨をみると胃の働きがどのような状態かということはすぐにわかります。

胸椎8番の左側に緊張は、交感神経の部分的な緊張が起こっているという状態です。この緊張が耳に影響すると、耳鳴りがすることがあります。

だから、耳鳴りで相談にこられた30~40%ぐらいの方は、逆流性食道炎、逆流性胃腸炎の治療を受けておられます。胃を悪くしているのが耳鳴りの原因というわけです。

ただ、胃を悪くした方が必ず耳鳴りがするわけではありません。
食べ過ぎて胃を悪くして、肩がつらいとたまに整体にこられる方がられますが、そのような方は、耳ではなく頚椎7番が悪くなっています。胃を過酷に使いすぎて、首を悪くしているというわけです。

さて、このようなケースの耳鳴りはどうすれば止まるでしょうか?

答えは簡単で胃の働きを整えるというのが正解です。
やり方もそれほど難しくありません。自分でやりたいなら、

「食事を減らして胃を休ませればよい。」

というだけのことです。

ただ、不思議な事が一つあります。
胃の働きを悪くしている人はなぜか一様に、

「食べなければ元気になれない。」

一生懸命に食べようとします。

胃が働いていないのです。
そこへ一生懸命に食事を送り込んだらどうなるか?

答えを出すのはそれほど難しくないと思います。わからなければ実際にやって試してみればいいでしょう。

お問い合わせ・予約はこちら
関連カテゴリー< 整体について
<戻る 155156157158159160161162163164165
出張整体

RSS

月別

OFFICIAL SNS
  • X
  • Facebook
  • Youtube
自律神経整体院
075-888-3495