ブログ「日々整体」

不眠を他人のせいにしないこと

不眠についてはほとんど人が間違った認識をしています。
多くの人が仕事や生活におけるストレスが不眠の原因であると考えます。しかし、普通に生活をしていれば、


「明日から旅行へ行くのが楽しみで眠れない。」
「仕事で嫌な事があって眠れない。」
「週末に試験を受けるのでそれが心配で眠れない。」


不安になったり、喜びや楽しみに気持ちが高ぶったり、興奮したり、落ち込んだりというのは、当たり前です。それで寝付きが悪くなるということは確かにありますが、そんなものは一時的なもので不眠とはいえません。


ところが、相談にこられる方は、

「仕事で、嫌な上司が、嫌な仕事で・・・・」
「うとうとしかけたら、家族や、子供に起こされてしまう。」


などと、ほとんどの人がいいます。
最近は、ちょっと面倒になってきて、


「そうやって他人のせいにしているから眠れないんだよ。」


と叱りつけたりすることも増えてきてしまいました。はっきりいってしまいますが、こういう事を言うのは非常にみっともないことです。そこそこ生きていれば、理不尽で嫌なことなどいくらでも起こります。そのたびに不眠にでもなるつもりでしょうか?たいていの方は、

「なにか問題がおこったときにそれを他人のせいにするのは恥ずかしいことだ。」

という感覚はもっているのですが、どうも不眠に関する事になるとそういう根っこの部分で間違いを起こしている人がおおいですね。


さて、眠れない原因は、


「眠れない体の状態になっている。」


ということです。

人間の体はバランス崩れると眠れなくなることがあります。
眠れない状態なのですから眠れないのは当たり前です。そんな状態が原因なのですから、となり部屋で家族がごそごそしていたり、家の前を車が通ったり、会社で嫌な事があったということはほとんど関係ありません。

眠れない状態で眠ろうとするから眠れないのです。
だから、眠るためにはまず眠れる体の状態にするとよいのです。眠れないという人は、まずこういう根本的な考え方に問題がないか振り返ってみるとよいでしょう。



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書籍の紹介『朴歯の下駄』

書籍を1つ紹介したいと思います。
整体という技術をまとめた人は野口晴哉という人です。私は野口先生が作った整体協会やお弟子さんに整体という技術を学んでいます。
ただ、野口晴哉氏については、私は

「宇宙人みたいな人だから模倣とか学びの対称にしたらあかんよ。」

といつも話しています。
一言で言うと天才というおはこういう人なのだろうなぁと思います。エピソードを聞いたり、その著書を読んでいるとそのぶっ飛びようは異様といっていいでしょう。

ただ、こういうちょっと桁外れな人の話は一人挟んで聞くと非常に面白かったりします。
と、いうわけで、第3者がみた野口晴哉氏についてのお話の本の紹介です。突拍子もないエピソードが多いので、眉唾と思う人もいるかもしれませんが、私が真似したらあかんといっている意味もこれ読むとちょっとわかってもらえるかもしれません。
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体の個性について

自分の体の個性について考えた事がある人はほとんどいないようです。

「自分らしさ。」

というのを追い求めるのが当たり前といえるような時代になったのに、自分の体についてはおいてけぼりなるのははじめの第一歩から間違えているといえます。

映画やドラマを見た時の感想というのは人それぞれです。
ハリーポッターの映画をみた人に感想を聞いてみると、

「ハリーの勇気に感動した。」
「クディッチの試合シーンに胸が高まった。」
「ヴォルデモート卿が怖かった。」
「ハーマイオニーが可愛かった。」

などなど、人によって感想が異なります。
これは体に個性がというものがあるから起こるものです。違う言葉でいうと感受性です。
身近なところで考えると、

・絵など目で見たものに敏感な人
・音楽など耳で聴いたものに敏感な人
・文章や文章などの敏感な人

などなど、様々な感受性があります。

そして体にも同じ感受性があります。
具体的には、


「本を読んでいるとどんどん元気になってくる人。」
「山登りやジョギングなど体を動かしていると元気になってくる人。」
「音楽を聞いたり演奏していると元気になってくる人。」
「子供の面倒をみていると元気なってくる人。」
「興味のあるものを掘り下げて考えこんでいると元気になってくる人。」


などなど。
こういう体の感受性は千差万別なので、あげてゆけばキリがありません。
ところが、今の世の中はこういう体の個性を無視して、


「体に必要な栄養素は○○と△△で、1日1時間運動をするのが健康の秘訣。」


なんて事をやっています。

体のことなんてなんも考えてないのに、元気な人なんていくらでもいるのですよ。
そんな人に、無理矢理、運動させて、必要な栄養素だからとかいって不要な栄養をとらせて体を壊しているケースがを少なからず見かけます。

人間という生き物は本当は自分らしく生きていれば健康になるようにできています。
あれこれ考える前に、

「自分らしさ」と「自分の体質」

についてちょっと考えてみるとよいでしょう。
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体を整えるためのポイント

体を悪くする原因というのはいろいろありますが、案外というか、本人が全く気づけない事の1つに考え方に問題があるというものがあります。

もっともわかりやすいのが、電話をかけてきたときに、私にどういう質問をするか?ということでしょうか。
電話をかけてくるということは、体の事について何らかの悩みを抱えているということのはずです。そして私はその体の問題の解決するにはどうすればよいか?ということについておそらく答えることができるでしょう。

ですから、電話をかけてきて

「体に○○の問題が起こっている。専門家に相談すると、○○という病気と言われたがどうすればよくなるでしょうか?」

と、聞いてくれればよいのです。
すると私は、たいていはこんな風に答えるはずです。

「それだと体に○○な問題が起こっているはずだから、○○すればよい。」
「それはちょっと専門家の判断が変ですね。」
「どうも言っている事がおかしいので一度自律神経の状態を確認してみないとわかりません。」

おそらく、こういうやりとりをするだけでも体についての対応が大きくかわってくるはずです。
もちろん体の状態をみないで答える事になるので、ちゃんとした判断をするためにはきちんと自律神経の状態を確認しなくてはなりません。

ところが、トンチンカンな質問をしてくる人が多いのです。
特に多いものに1つづつ答えてゆきます。

Q.1
薬がきかなくなって困っているんですが、整体なら効きますか?

A.1
薬のかわりにはなりません。
薬に頼らないでいい体にするのが整体するということです。また、最終的には整体すら不要にするということを考えて整体しています。薬や整体に頼らなければ健康を保てないというのは異常です。

Q.2
どうして整体で自律神経が整うのですか?リラックスできるからですか?

A.2
なぜかわかりませんが、整体すれば自律神経が整うのです。
先人の経験や知恵をまとめたものが整体という技術です。私は整体については学んでおりますが、整体という技術がどのように編み出されたかを説明できるほどその歴史については学んでおりません。車の運転はできますが、車が動く仕組みをきちんと説明できるわけではないということです。

またリラックスすることによって自律神経が整うというのは大きな勘違いです。
こういう質問がでるということは、自律神経のことについて根本的な事がわかっていません。そんな方にはまず1回整体を受けてみる事をおすすめしていますが、どうしても理屈が気になる場合は、メールマガジンや販売している冊子で基礎的な事を説明しております。

Q.3 
整体は痛いのですか?

A.3
痛いという事はないと思いますが、痛覚というの個人の主観ですので私には答えることができません。
また、自律神経の状態が悪いと痛覚が過敏になっている事があります。指で軽く触れたり押しただけで強い痛みを感じることがあります。

Q.4
ボキボキいわせますか?

A.4
おそらくイメージしておられるのは勢い良く体を捻ったり引っ張ったりする技術のことでしょう。
当院では勢いをつけて骨を押したり動かしたりするような事はありません。ただ、骨を動かしたときに音がすることはあります。

Q.5 
○○という病気なのですが整体でよくなりますか?

A.5
それは誰のどのような判断でしょうか?
ひどい場合にはインターネットで調べてそうに違いないと自己判断の人までいます。その判断と私の判断が同一になるとは限りません。割とよくあるのが、「メニエール病なのですが整体でよくなりますか?」という質問でしょうか。実は、「メニエール病です」と整体を受けにきた人が本当ににメニエール病だったことはほとんどありません。私は病名で判断せず、自律神経の状態をみて判断します。
そのため、このような質問をいただいても、

「その判断が間違っている可能性があるのでわかりません。」

としか答えようがありません。
質問したいのでしたら、もう少し具体的にどのような問題が起こっているかを説明してください。
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水泳の達人になる方法と健康になる方法は同じ

朴歯の下駄という本を読みはじめる。
整体を生み出した野口晴哉氏についてのエピソードが多く紹介されており非常に興味深い。その中で、健康についての秘訣みたいな話があったので紹介してみます。

それは水泳に例えたお話でした。
人間は、溺れると沈んでゆき、死んでしまうと浮いてくる。誰でも知っている知識といえるでしょう。水泳に達人が、水泳を上達する秘訣として、こんな話をしたそうです。

「浮かぼうとあがけば体はどんどん沈んでゆく、でも浮かぶ努力を辞めてじっとしていると浮かんでくる。水泳を上達しようと思うなら、人間の体は水に浮かぶという事を知らねばならない。」

泳げない人は、水を恐れるあまり浮かぼうと暴れるから沈んでしまうとうわけですね。

野口氏はこの話を例えとして、人間の健康ということについても同じ事がいえるといっていたそうです。つまり、

「健康になろうとあがくとどんどん不健康になる。人間の体は水に浮かぶように、ほっておけば健康になるようにできているのだから、余計な事をしてはいけない。」

というような事をいっていたそうです。

今年になってずっと私は、

「健康であるということは当たり前のことであって努力してなるようなものではない。」

と言い続けてきました。
まぁ、これを読んだ時、

「おっ!私は野口晴哉氏と同じようなこといっているぞ!」

みたいに思ってしまって、自分はつくづく俗物だなぁと思ったわけですけどね。

さて、いまだに、

「薬が効かなくなってしまって困っている。」

というような電話での質問が後をたちません。薬を飲むというのは、浮かび上がろうとあがいているようなものですからどんどん沈んでいってしまうは当たり前です。

整体についての認識はほぼ全ての人が間違えていますね。
整体は浮き輪ではありません。整体というのは自らの身体が水に浮かぶものである理解し泳げるようになるのを手助けするものです。
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