ブログ「日々整体」

最近の耳鳴り事情

最近は耳鳴りの処置の方法がいろいろ増えてきているようです。


「私が考える方法が唯一絶対の方法だ!」


などというつもりはありませんが、その内容をきくと、


「それでどうしてうまくいのかが理解できない。」


と感じます。

比較的に多いのが、補聴器で聞こえにくい音を増幅するという方法のようです。どうもテレビで取り上げられたこともあるようでメジャーな方法になりつつあるようです。実際、一月でまったく同じ器具をつけている人が2人もこられています。


ただ、私からするとそんなんでうまくいくとはどうしても思えなかったりします。
なぜなら、耳鳴りで困っている人の体をみると、なんらかの問題がちゃんとみつかりますし、それが原因で耳鳴りなることを説明できるからです。

さて、テレビでは耳鳴りの原因は、


「脳の異常な興奮で脳が作った音なのです。」


と説明しました。
表現としてはもしかしたらあたっているかもしれないと思います。じゃあ、そうなる原因は老化であるとしてしまっていました。そうとらえるとちょっと違うだろうなぁと思います。

先日も、耳鳴りがおおきくなってきたという人の体の問題点を整体をおえたら、耳鳴りの音が小さくなったといっていました。時間がかかる場合もありますが、ポイントさえ間違えなければすぐに変化がでてくることもあります。


印象としては、ちょっと近づいたせいで逆に遠ざかってしまったという感じでしょうか。
まぁ、こうやって少しづつ解明されていくのでしょう。
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目と視力の話

目は顔の前についていますから、背骨とあまり関係がないと感じるかもしれません。
以前から、何度か紹介していますが、目の働きは頚椎2番と深く関わっています。わかりやすいところでは、花粉症で目が痒くなるという人は頚椎2番に異常があります。また、頚椎2番を柔らかく動かせる人は視力がよい傾向があります。ですから、子供の頃から目が悪いという人は、生まれつき頚椎2番を動かすことが苦手であるといえそうです。

ところが、目の疲れという事に関して言うと影響が大きいのは胸椎1~3番です。パソコンで仕事をしていると肩が凝るという話は誰でも聞いたことがあるでしょう。

一応補足しておきますが、純粋な目の疲労だけで肩こりを感じるという人は、ほとんどいません。ですから日常的に肩こりを感じるという人は、普通はほかの問題を必ず抱えています。

話を戻します。

頚椎2番が疲労すると目の焦点が合わせにくくなってぼやけてきます。
頚椎2番は頭の血行への影響も強いため、こんな時、目が疲れると頭痛がする、あたまがぼーっとして集中力がなくなったりします。胸椎1~3番が疲労してくると手の動きに影響がでてきますから、目が疲れると細かい作業がうまくできなったりします。

これは逆のことも当然起こります。
腕が疲労すれば目がはっきりとみえなくなりますし、食べ過ぎたり体を冷やしたりして頚椎2番の動きが悪くなれば目が疲れていると感じ始めたりします。

また、今回はシンプルな疲労との関係に話をとどめましたが、内臓の働き具合や疲労だって目の働きに影響してきます。


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ヘパーデン結節の話

「ヘパーデン結節で小指の先が痛む。」


という相談がありました。
整体しながら体の状態を確認してゆくとリウマチと同じとしか私には思えませんでした。どう違うのかは本人にきいてもよくわかっていなかったので調べてみると、


「骨の変形の仕方がリウマチとちょっと異なる。」


ということのようです。


問題があるのは、手首と頚椎です。
あえて違うというのなら手首の様子は普通のリウマチの人とはちょっと違うかなと感じました。ただ、体の状態をみて判断する限りやることはリウマチと変わりません。

ただ、かわった病名をいわれたので私は何かが違うのかもしれないと余計なことを考えてしまいました。そのために手間取ってしまいました。痛みがやわらぐまでに2ヶ月近くかかってしまいましたが、


「こんなものリウマチを同じだ。」


と見切りをつけていたら、もっと早くよくなっていただろうと思われます。


例えば、食べ過ぎた時に体にどのような変化がでるかというと、


・頭痛
・肩こり
・腰痛
・胃痛
・胸焼け、吐き気
・めまい
・耳鳴り


などなどあげてゆけば切りがありません。
体が壊れるほど食べたときに、体のどこに異常があらわれるかというのはその人の体質や、そのときの生活状況、季節などでもかわってきます。だから、夏だと胸焼けするけど、冬だと頭痛がするいうことだって珍しくありません。こんな時症状別に考えて夏だと○○症、冬だと○○病なんていう具合に名称を変えることに意味は無いとわたしはおもいます。

こんな調子で表にでてくる症状で病気を分類していたら、病気が無限に増えてしまいます。
実際、こういう仕事をしていると、聞いたことがない病気の名称をいわれることが日常茶飯事だったりします。しかし、たいていは体質のせいで他の人とはちょっと違った症状のでかたがしているだけです。

なお、リウマチとう病気ですが、原因はわからないとされています。
しかし、整体という技術を通じてみるとかなりはっきりと原因がわかりますし、治してしまうのはそれほど難しいものではありません。

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頭痛の原因

「10年以上の頭痛に悩まされている。」


そんな相談がありました。
別に珍しいものではありませんが、頭痛について相談にこられる人は横着な傾向があります。痛みや苦痛さえなくなればいいと考えるのです。

どういうことかというと、頭痛の原因というのはたいていが生活習慣にあります。
もっとベタな表現をすると食べ過ぎです。ところが、自律神経の状態をみて食べ過ぎである事を指摘しても、


「私はそんなに食べていない。」


といいはって食事の見直しをしない人がほとんどなのです。
鎮痛剤を日常的につかって痛みを和らげているせいで、副作用で体が次第に壊れてきており、鎮痛剤が効かなくなったり、深刻な問題が体に発生していたりします。そんな人に、


「薬をやめて、食事を見なおしなさい。」


と伝えても、聞き入れるような人はほとんどいません。

今回、来られた方も間違えようがないぐらい食べ過ぎていることが原因の頭痛でした
ですから、体の状態を確認して整体してから、


「薬と食事を見なおせば頭痛などすぐにおさまりますけど、どうせ無理でしょ?」


と話をしました。
頭痛の方の相手をまじめにやるのは時間の無駄だと感じはじめていたので説明もぞんざいなものです。

ただ、この方はこれまでのほとんどの方とはちょっと違ったようです。
この10年ほど本当に辛い思いをしてきたのでしょう。なんとか、頭痛を解消しようと、いろんな専門家にみてもらって様々な相談をしてきたようです。もしかしたら、私の意見を聞き入れるしか他に方法がなかったのかもしれませんね。

私のこのようないい加減な説明をきくとたいてい2回目はこられないのですが、薬を控えて食事をかえて、私の指導を聞き入れて、熱心に整体にこられました。

現在、1ヶ月ほど経過しましたが、少し痛みが和らいできたそうです。
体の方はずいぶん元気になってきていて、


「この体の状態なら、これまでの生活の感じとは全然違うでしょ?」


と聞くと、


「すごく元気に生活できている。」


と答えていました。
ここまでくると頭痛の原因もほぼはっきりとしてきます。長く食べ過ぎの状態のせいで、肝臓の働きがおちているのです。ニュアンスとしては、肝臓がひどく疲れている状態という方が近いでしょう。頭痛の原因はたいてい、肝臓か腎臓の弱りだというのは知っておくといいかもしれません。

さて、通常ですと、現在進行中の方のお話を紹介することはやらないようにしています。
しかし、あえて紹介したのは、この方が、


「お医者さんは、私の体をみない、顔もみない、ずっとパソコンの画面ばかりみている。」


と言っていたからです。
そして、


「体には問題がないので、過去に体にあった問題があなたの意識の中に残っていてそれが原因だからあなたの気持ちの問題です。」


といわれたのだそうです。
ちゃんとその人と向き合って体をみていれば、食べ過ぎを起こしていることはすぐにわかるはずなのですけどね。

ちなみに、意識に問題があって体の調子が悪くなることは確かにあります。
それを『心のつかえ』といいます。本当に心のつかえが原因で体の調子が悪いのであればそのつかえもとってあげなくてはいけません。この心のつかえはいずれこのブログで紹介しようと思います。
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うつの相談が1つ解決しました

「仕事にいけくなっている。うつという診断を受けているのだけどなんとかならないだろうか?」


という相談がありました。
そういえば、このようなオーソドックスな相談は最近は減ってきたなぁなんて思いながら話をきいていたように思います。現在は、このような体の問題の解決方法など、インターネットで調べれば星の数ほどでてくることでしょう。私などから見ると、とてもそれでは解決しないだろうと思えるものの方が多いですが・・・。


自律神経の状態をみたら案の定、薬の副作用でおかしくなっていました。
詳しく聞いていくと、数年前に非常に辛いことがあって眠れなくなったということで、睡眠導入剤を日常的に利用するようになっていたそうです。


「この状態なら、おそらく薬を辞めればすぐ解決しますよ。」


と伝えたところ、仕事にいけなくなって休んでいたこともあり、それじゃあ早速挑戦してみましょうと薬を止めてみることにしました。

さすがに長い間、薬を利用していたせいでいきなりはうまくいきませんでした。
薬をとめたらまったく眠れなくなったそうです。しかし、整体で自律神経の働きを整えて1ヶ月ほど経過したときに再び挑戦するとあっさりと薬なしで眠れるようになりました。体の状態をチェックして、


「これならもう明日からでもバリバリ仕事してください。」


と話したところ、本人も体が元気になって意欲がでてきたのを実感していたようなので、あっさりと仕事に復帰することになりました。

睡眠導入剤や安定剤は副作用として、意欲がでなくなったり、気持ちが落ち込んだりします。こういうのは数値で評価されるようなものではなりませんので、副作用とは考えられていないようです。

私より年長の方だったのですが、私なんぞが偉そうにいうことではありませんがと断りながら、


「辛い事があれば眠れなくなるのは当たり前です。それを薬で誤魔化していれば体がおかしくなるのは当たり前です。」


と説明させてもらいました。
あまり言いたくはありませんが、こんなくだらないことで人生を棒にふっている人があまりいも多すぎるように感じています。
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