ブログ「日々整体」

耳鳴りのよもやま話

「耳鳴りって本当にとまるのですか?」


最近、頻繁にいただく質問です。
耳専門のお医者さんに、


「耳鳴りは止まらないんですか?」


と聞くと、ほぼ間違いなく、


「無理だ。」


という返事が返ってくるそうです。
そのせいで、不安になってしまうようです。実際、今日も整体にこられた方とこんなやり取りがありました。


最近は、テレビで紹介された方法、補聴器を使う方法もみかけることが増えました。確かに、その方法だと多少は楽になる傾向があるようですが、そちらは私は懐疑的だったりします。理由は簡単で、耳鳴りのなる方の体の様子をみると明らかな問題がすぐにみつかるからです。いつもお話することですが、


「体が完璧であれば耳鳴りがなることなどはない。」


ということです。

耳鳴りの整体は以前では、私が未熟だったせいもあり、うまくいかなかったりすることもあったのですが、最近ではたいてい3ヶ月程度でなんらかの成果をあげられるようになってのではないかと思います。

ただ、世間では、


「止まらない。」
「死ぬわけではないから気にしないで生活しましょう。」


なんていう考え方が一般的なせいで、こんな話をすると、胡散臭く聞こえてしまうようです。
仕方がないことだとは思いますが、状況をもうちょっとなんとか変えれないかなぁとつくづく思います。


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白髪染めが原因で・・・

前回のブログで、どうやら白髪染めが原因で手足が痺れるという話を紹介しました。

実は、この話は後日談があります。
その後も数日するとまたしびれてくるのです。今日もまたその方がこられたのですが、数日前に手が全く動かなくなって身動きできなくなったため整骨院にいったそうです。すると、


「ただの肩こりです。」


と言われたそうです。
まぁ、それには間違いないのですが、


「白髪染めの話しはしなかったのですか?」


と聞いた所、さすがにそちらではそんな話をまともに聞いてくれないと思ったようで話さなかったそうです。

確かに、白髪染めのアレルギー反応で手足がしびれたなど突拍子もなさすぎると思われることでしょう。ただ、背骨には明らかにアレルギーの反応があるのたみてとれていましたので、私はほぼ間違いないと考えています。


ただ、今回の反応は非常に強烈なものでした。
よほど強力な薬品を使用したのではないかと思います。ちょっと怖い話ですが、


「何かの病気の治療中だったりと弱っているような人だったら命にかかわるようなこともあるのではないか・・・。」


と思えました。
10年ぐらい前に、


「頭に毒をかけないでくれ!」


という事を真剣に訴えて活動している人がいました。
当時は大げさだと思っていましたが、いま考えると、おそらくこの人はこのことを危惧していたのだろうと思われます。白髪染めが原因で、そんなことになるなんて普通は思いもしませんでしょうから、原因不明のショックでみたいなことになるかもしれません。

幸いこの方のアレルギー反応と腕のしびれは日を追うごとに軽減していますのでこのまま問題なく解消することでしょう。また、体に対する悪い影響をおさえるためにでていると思えたので後々問題になることもないといえそうです。

アレルギー反応事態は本来は体を守るためにでている症状です。
それが過剰に働くと様々な問題がになりますが、今回は適切な範囲内で起こっているとおもえましたので後々に残るようなこともないといえそうです。
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手足のしびれの以外な原因

手足がしびれるという事で整体にこられた人の話です。
手芸のすきな方で、肩こりがひどくなったときにまれに手がしびれるということはありました。しかし、このときはどうも様子が違う感じでした。なぜなら、整体してしびれがとれても翌日にはすぐに手足がしびれはじめたからです。


「おかしいねぇ。」


なんていう話をしてまた整体をしたらすぐにしびれは抜けました。
ところが、やはり翌日にはしびれはじめました。はじめのときに、美容院でずいぶん辛い姿勢3時間ぐらいじっとしていたということだったので、本人はそれが原因じゃないかといっていました。しかし、私には腕が疲れているように感じたので、たぶん違うはずだという返事をしていました。


3回目にして、ご本人で気が付かれました。
美容院で、白髪染めをしたそうです。随分、強い薬品を使ったものだそうで、始める前に


「頭がぴりぴりしたらすぐにいってください。」


といわれたそうです。
案の定、頭の皮膚がピリピリしだして強い違和感を感じ始めたのでそれを美容師に伝えると、慌てて薬品を洗い流しはじめたそうです。その後、手足がしびれはじめたというわけです。


それを聞いてその可能性はあると思えました。
いわゆるアレルギー反応がでたわけです。アレルギー反応がでたときには胸椎9番の右側に異常がみつかります。こういう場合、たいていは痒くなったり、皮膚が荒れてきはじめたりするわけですが、この方の場合は、頚椎6,7番、胸椎1、2番に強い緊張がでてきてしまっていました。ここだけみると腕の使い過ぎで疲れているようにしかみえないのです。別に腕が疲れるようなこともしていないということで、1日置きに整体してこんなことはまず有り得ないと言えます。


つまり、手と足がしびれたとうのは白髪染めが原因というわけです。
美容院が使う薬液なんには、随分強いものがあるときいた事がありますがこんなことがあるわけです。簡単にいうなら、頭皮が強く緊張してしまっているわけです。わかりにくければ、頭の一番上あたりに力を込めてみてください。同時に首に力がはいるのがわかるはずです。これは流石に見抜けませんでした。これからは、急に手足がしびれだしたという人がきたら、


「美容院で白髪染めをしてないか?」


と聞かねばいけないかもしれませんね。
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手足に力が入らないという話

「ブロブに書いている話は都合のいい話だけなのか?」


なんていう質問をもらいました。
うまくいかなったケースというのはたいていが、


「薬を辞めない。」
「私の指導を無視していいとこ取りをしようとする。」


という事で、ブログの記事にもならないような内容ばかりなだけなのですけどね。
まぁ、見ている側の人だとなかなかそうは思えないのかもしれません。それで、


「私の事もブログの記事にできるのか?」


という直球の質問をもらったので、


「それじゃ書きましょう。」


という事になりました。


最初、腕や足に力が入らないのだけど病院で検査をしてもらってもなんの問題もないといわれたということでした。どこかで少し書きましたが、このようなケースは、


1.力が入っている事が自覚できない
2.神経の伝達に問題があって本当に力が入らない
3.全身を連動して体を動かせていない


という3つに分類して考えてしまってよいといえます。


この方の場合、3つめの体のうまく連動できなくなっているというのが原因だと見ています。
理由は簡単で、お腹に異常な緊張が見つかっているからです。おへそのあたりに触れると、お腹に大きな石ころのような堅いものがあるのがわかります。当然ですが、抑えるととても痛いのが、私が触れる自覚できるようですが、自分で触っても見つけられないようですから見つけ方はちょっとコツがいるようです。


「運動をする時には、丹田に力を集めるのが大切だよ。」


なんていう話は誰でも聞いた事があるのではないかと思います。ところが、お腹にこのような緊張があるせいで丹田にうまく力を集めることができないようになっているわけです。


もう少し砕いて説明してみましょう。
野球のピッチャーが足首を怪我したとします。すると、ボールをうまく投げられなくなります。


「手で投げるのだから、足首を怪我したって関係ないだろう。足首がうごかないから、イスにすわって手だけでボールをなげろ!」


なんていう人はまずいないはずです。
ピッチャーは、全身をうまく使ってなげるから、威力のあるボールを投げることができます。つまり、手でボールを投げるという運動をみても、手、胴体、足、足先にわたって全身を使わないとうまくボールを投げられないわけです。もちろん手だけでボールを投げる事は可能です。でも、それで力をコメて投げらる事は不可能です。


この方の場合、お腹に緊張があるせいで体をうまく動かせなくなっているというわけです。
このような状態には名称がついていないため、具体的にどのように相談すればよいかもわからないず困っている人はもしかしたら多いのかもしれません。

たいていの場合、整体でお腹の緊張をとればすればすぐにかわってきます。
ただ、薬漬けになっていた傾向のある人は時間のかかる傾向があるかもしれません。最近でいうと、このような状態になった方の体が変わるのに3~4ヶ月ほどかかりました。また、体が変わるときは、1ヶ月以上熱が続き、その後変わってくるという経過をたどりました。


今回の方は整体に来られてから4ヶ月程度たっています。
ここでやっと、大きな変化が体にでてきました。数年前に、腰痛をかかえていて、それを放置していたそうです。別に何の痛みも違和感もなかったのですが異常として体の中に潜んでいたのです。私は、これが原因でお腹の緊張がなかなか抜けなかったのだろうと考えています。そうであれば、この後、熱を出すとともに強い腰痛がでて、その後回復という風に変化してゆくだろうと思います。


最初相談ニコられたときは、不安、動悸、息苦しくなる、不整脈がでるという事がでした。
ですから、最初はその影響だろうと考えていたのです。また、整体してゆくと泌尿器の働きとても弱いという事がわかってきました。話をきくと、子供のころにはそのせいでずっと通院していたそうです。このことから、交感神経の働きがとても弱いということもわかってきます。

ただ、これが本当の原因なら、自律神経の働きが整うのにあわせてお腹の緊張がとれて力がはいるようになってくるはずなのです。ところが、体はどんどん元気になっているのに、本人はそれを自覚することができず、


「ずっと手足に力がはいらない、ちっともよくなっている感じがしない。」


と言い続けていました。
私は、


「まぁ、おそらく他になんかあるのだろう。」


と思っていたわけですが、4ヶ月目にしてやっとそれが表にでてきました。
それが先に述べた古い腰痛です。腰椎5番の異常で、これは体が強く冷えてしまっている事を示しています。痛みを感じなくなっていただけで、それが原因で体の働きを狂わせていたわけです。


過去の故障や病気などがちゃんと治っていなかったせいで体に異常がでてくるという事があります。
痛みがなくなったら治ったと安易な考え方をしてしまうと、後々になって深刻な問題になってしまうこともあるというわけです。少なくとも本人はもう何の異常も感じていないわけですから、問題があることなど一切わかりませんしね。ただ、こういうのは整体で体を整えていくうちにちゃんと表にでてきますし、表にでてこなければ解決することができないものです。

とりあえず、


「これが最後で、もう何もでてこなかったらいいね。」


なんていう話を今はしています。
現在進行中の話ですので、後日どうなったかはまたこのブログに書こうと思います。
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過敏性腸症候群の話

いろんな病名があるものです。
過敏性腸症候群というのはこの方で初めて聞きました。しかし、私に言わせれば、腸が過敏になってずっと下痢をしている状態です。まぁ、厳密にいうと症候群というのは病名とは違うそうですけどね。

自律神経でいうと、胸椎12番に異常があるだけです。
胸椎12番は腸の働きをコントロールする神経が通っていますので、ここに異常がでると下痢をするわけです。名前を聞くのははじめてでしたが、このような状態の方なら何十人もみてきていますので別に驚きも困りもしませんでした。

表にでてくる症状から細かく分類すると違う異常になってしまうのでしょう。
しかし、背骨でみると単なる胸椎12番の異常です。体質や生活習慣によって、症状の出方が人によって違うだけなのです。乱暴な言い方をすると、


「アイスクリームを食べてお腹を冷やした状態がずっと続いている。」


たったそれだけの事だったりします。


まともな生活ができていなかったそうです。
2年ほど前からそんな状態で、今では安定剤や、睡眠導入剤まで使っているとのことでした。ただ、結局のところ腸の働きに異常があって、その影響で頭痛、不眠、うつ、不安、パニックといった問題が起こっていました。

体というのは表にでてくる問題を1つづつ解決していくというのでは普通うまくいきません。
たいていの場合は、原因となる異常が1つあって、ほかの問題は全部その異常の影響でおこっているのです。ボーリングみたいに1番手前のピンをうまく倒せば後ろにあるほかのピンは全部倒れるというわけです。


整体としてはいつもどおりのパターンです。
食事の内容と量など生活習慣の改善、体に冷えをとるための足湯の指導からはじまって、自律神経の働きが整うのに合わせて薬を減らしてゆきます。最初来られたときには、通勤もまともにできないような状態でしたが3ヶ月程度ですっかり元気になりました。

症候群とか変わった名前の病名を付けられてしまうと、不安になることもあるかもしれません。しかし、背骨でみると非常にシンプルな問題であることも少なくないというよい例といえるでしょう。
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関連カテゴリー< うつ不安症、パニック症不眠過敏性腸症候群
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