ブログ「日々整体」

精一杯に生きたいものです

評判のよい本があったので買って読んでみたのですが、その本の冒頭には、


「元気で長生き、死ぬときは眠るように。」


こんな事が書いてありました。
私はこの時点ですでに気に入りませんでした。そもそも長生きすることがよいなんていうのを盲目的に信じ込んでいるように感じたからです。

例えば、モーツァルトという人は、35歳でその一生を終えていますが、健康に留意して元気で長生きしようという気持ちをもっていたら、後世に名を残すような音楽家になっていたでしょうか?彼の手紙にはこういう一文が残っているそうです。


「長年にわたって、僕ほど作曲に長い時間と膨大な思考を注いできた人は他には一人もいません。有名な巨匠の作品はすべて念入りに研究しました。作曲家であるということは精力的な思考と何時間にも及ぶ努力を意味するのです。」


アマデウスという映画でみると破天荒な人間に見えますが、ひたむきな努力を惜しまない人物だったのではないでしょうか。実際、そうでなければ今日にまで彼の名前が残っているはずがありません。


私は寿命というのは生まれた時に決まっていると感じています。
その寿命をどのように消費して生きていくかというのは、その人の価値観が決めることです。


「元気で長生き」


なんて言葉は耳に優しく聞こえはいいでしょう。
モーツァルトのように、満足いくまで熱心に音楽の研究をして、その結果、早逝といわれるような事になっても、それはよい人生だったといえるのではないでしょうか。少なくともモーツァルトは普通の人が、70年も80年もかけてもできないようなことを30年程度で成し遂げているのですから。

ちなみに、眠るように死ぬというのも私は気に入らないのですが、これについてはそのうちにまた書いてみたいと思います。
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ストレスのせいにするな!

「ストレスのせいにするな!」

と怒鳴りつけたくなるシチュエーションがよくあります。


「不景気のせいで思うような売上が上がらない。」
「職場の上司に嫌らしい人がいる。」


こういう職場のストレスが原因で体の調子が悪いというのです。


「じゃあ、仕事をやめますか?」


と聞くと、辞めないという。


「じゃあ、そうやって体を壊して不平をいっていればストレスはなくなるのですか?」


と聞くと黙ります。
そして、私はつづいて質問します。


「そもそもストレスってなんですか?私が納得できるように説明してください。」


といういうと、やはり説明できません。
せいぜいが、


「嫌な気分になること。」


というぐらいのもので、ストレスがいったいどういものかよく知りもしないのに、ストレスという言葉を便利づかいしています。こんな事をやっていれば体を壊すのは当たり前です。

確かに、ストレスというものは実際に存在します。
それは背骨を見ることで確認できます。そして、ストレスで体を壊すという人は確かに存在しています。しかし、


「ストレスで体がおかしいのです。」


という人で、本当にストレスで体を壊している人など極めて少数です。感覚的には100人いて、1~2人程度でしょうか。


ほとんどは、ストレス解消と称して、お酒を飲み過ぎていたり、油物やお菓子のたぐいを食べ過ぎているだけです。こういうのは、ストレスが原因とはいいません。不摂生で体を壊しているだけのことです。
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運動不足という気分だけの言葉

「運動不足だから運動しなさい。」


ほぼ全ての人が言われているのではないでしょうか?
ところが、何を根拠に運動不足であると判断しているのかについては非常に曖昧です。そして、誰も運動不足について掘り下げて考えたりはしません。

運動の専門家が、体の状態をチェックして、


「この体は運動不足である。」


と判断するような事もありません。
判断するのは、たいていの場合、運動のことなどまったく知らないお医者さんだったりします。その根拠など、


「体を動かしていますか?」


という質問にいいえと返事をしたという程度だったりします。お医者さんに運動不足だと言われた人にきいてみたら、ほとんどの人がそう答えます。


体は単純に動かせばよいというものではありません。運動のやり方や考え方を間違えているせいで体を壊している人など珍しくもありません。


「運動とはどういうことか?」
「どの程度体を動かせば運動したといえるのか?」
「どれぐらい体を動かさないでいれば運動不足なのか?」
「運動不足というのは体がどのような状態になったときの事をいうのか?」


考えたことがあるでしょうか?単なる気分で、自分は運動不足であると考えているのではありませんか?


例えば、腕ぐるぐる回す運動というのを考えてみましょう。
腕を動かす運動で意識しなければいけないのは肩甲骨です。でも、ラジオ体操をやるときに肩甲骨を動かすように腕を回している人は少ないでしょう。ただ単にぐるぐる腕を回したって疲れるだけで運動したとはいえません。

運動不足の場合、自律神経の4側というところが悪くなります。
4側が悪くなっていれば運動不足なのです。しかし、全く運動などしていない、家の中でいつも本を読んでいるという人でも4側が悪くなっていなければ運動不足ではありません。また、運動していてもうまく体を動かせていなければ4側が悪くなるので運動不足になることがあります。


私は通勤のときに悪いので逆に壊してしまっている女性の方ををよく見かけます。
突然、声をかけて、


「その歩き方では駄目だ!」


というわけにもいきません。
運動不足という気分だけの言葉に振り回されないように注意して欲しいものです。
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腸が弱るという話

先週あたりから、ほぼ全ての人の腸の働きが悪くなっています。
その様子は肘に顕著にでていて肘に手をあてると皆がひどく痛がります。

「腸なのに肘?」

と思うかもしれませんが、人の体とはそういうものです。飛び上がったり泣き出しするぐらい痛がる人もいるのですが、自分で触ってもわからないようです。でも、


「触られるととんでもなく痛い。」


と言われます。
あまりに痛いのであとできっとアザがになっているに違いないと思うようでです。でも、アザできるという人もいません。まぁ、私の方からすると手を触れているだけで勝手に痛がっているという感触なので、あざなどできるはずがないのですけどね。


「毎年、春への変化のこのタイミングでは胃の働きが悪くなるよ。」


とお話しているのですが、どうも今年は様子が違うのかもしれません。
去年はわかりやすく胃の具合悪いといって整体にこられてましたから、どうも今年の事情なのではないかと考えています。今年の冬は冷え込みがきつかったですから、そのせいなのかもしれません。今度寒い冬がきたら春の様子はどうなっているか注目してみようと思っています。

さて、腸が悪くなっているという話です。
腸の働きが悪いという程度なら便秘や下痢をする程度なのですが、腹痛を起こしている人も少なくありません。とんでもないくいしん坊の人でも、


「お腹が痛くて食事もままなりません。」


という人もいるぐらいですから、その程度はかなりのものです。
知っている人には入院までする人がいました。2,3日寝ていれば済むと私はみましたが、身動きが取れないのとひどい下痢をしてので脱水症状を起こしてしまったそうです。せっせと白湯でも飲ませていればしまいだったのですが、周りにきちんと看病ができる人がいないとこんなものなのかもしれません。

余談ですが、病人がいるときに困るのは周囲で世話をする人の事が多いようですね。
苦しがっていたり、辛そうにしているのを見ているのは、本人以上に辛いのでしょう。面倒が見きれなくなって医者に丸投げしてしまう方が多いように感じます。


専門的な言い方をすると、副交感神経の働きが極端に悪くなっていますね。
そのせいでお腹が痛む、下痢、便秘を起こしている、あと眠りが悪くなっているという人も少なくありません。しかし、ほとんどの人は2,3日ほっておけばおさまってくるはずです。ただ、今の感触だと調子が悪いのは4月初旬ごろまで続くかもしれません。これを病気と考えるかどうかで人生に大きな差がでてくるでしょうね。

今は1年で一番体の調子が変動するときといえます。
このようなときに、


「体がおかしくなった!」


と慌てる人が体を壊します。


「体の調子が悪いと感じた時どのようにすごぜばよいか?」


ということについて知らないのでしょう。
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体のメンテナンスのやり方 その1

体には手入れが必要な事がある。
このような認識はほとんど人が持っているでしょう。しかし、ほとんどの人がメンテと称して、


「夕食がてらの晩酌が一番のストレス解消である。」
「体が疲れているのでチョコレートやクッキーなど甘いモノを毎日食べる。」
「食べる事が唯一の癒やしである。」


ということをやっています。
こんなものはメンテナンスでもなんでもありません。そして、私の体の調子が悪いのは、


「仕事でずっとパソコンの画面をみているから。」
「自分勝手な客がおおくてストレスがきつい。」
「家族が自分勝手でそれがイライラする。」


である。というような事を平気で口にしています。
ところが、


「奥さんが原因で体の調子が悪くなるのでしたら離婚すればいいだけですね。」


なんていうと黙ってしまいます。
会社の経営者など社会的な地位の高い人や、弁護士や税理士などインテリといわれる仕事をしているような方でも体の事になるといきなり稚拙な事をいったりやったりしています。


プロ野球選手のダルビッシュ氏は、試合で投げたあとは酸素カプセルで体を休めてすぐに眠ってしまうという生活をしていたそうですね。離婚する前の奥さんは、


「いつも夜9時には眠ってしまっている。」


といっていました。
プロ野球で活躍するということはそれぐらいストイックにメンテナンスをやらなければいけないということでしょう。


プロ野球のピッチャーはボールを投げればよいという単純な仕事ではありません。
バッターを討ち取ってはじめて評価される仕事です。体は動けばよいというものではありません。


デスクワークでも同じです。
PCに向かってキーボードを叩いて必要な書類ができればそれでよい。就業時間中だらだらと仕事をしているふりをして、それで給料をもらってそれでよいという人はメンテなど不要でしょう。

しかし、ほとんどの人はそうではないのではないでしょうか?

最近、学生の頃はサッカーをやっていたフルタイム走り回っていてもバテることはなかったが、いまでは5分程度でばててしまうという人がいました。


「ちゃんと仕事やれてますか?」


と聞くと、ちゃんとやってますと答えましたが、


「サッカーやってた頃の体で仕事したらどうなりますか?仕事しているふりになっていませんか?」


と続けてきいてみました。


「体をメンテナスする、手入れするとはどういうことか?」


一度は掘り下げて考えてみてはいかがでしょうか?







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