ブログ「日々整体」

立春における体の変化

暦で立春というのは、太陽の動きから計算して決められています。
ですから、体とはなんの関係もないと思うかもしれません。しかし、人の体を毎日みていると暦に合わせたと思えるように体が変化しているのがわかります。人の体(おそらく動物もですが)は、太陽の動きに応じて変化しているということがいえます。

今年も立春にあわせて体の調子を崩した方が先週末からかけこみで来られています。
専門的な言い方をすると、『季節変動』といいます。

季節の変化にあわせて体の調子がかわっているのは病気でもなんでもありません。
しかし、調子がおかしいということでお医者さんで検査してもらったら病人になってしまっている人がきました。本人は、

「ちょっと変なので見てもらいたかったのだけど病人にされて納得できなくてきた。」

といっていました。
体と自律神経の状態をみて、


「こんなものはツバでもつけとめば3日で治る。」


そう指導をしておきました。
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冷えと体のねじれの話

ほこ×たてという番組がありました。
やらせがあったということで打ち切りになってしまった番組ですが、コンセプトは非常に面白いものでした。その中で、

パフォーマーvs番犬

というものがありました。
パントマイムの第一人者といわれるような人が、すぐに吠える番犬に気がつずに行動できるか?みたいな内容でした。


「犬の知覚力がどういうものか?」


という事についてわかっていない人からみると、興味深いかもしれませんが、結果は予想通り一瞬で犬に気づかれていました。

犬の嗅覚は人間の数千~数万倍といわれています。ですから、いくら優秀なパントマイム芸人でも匂いですぐにバレてしまいます。おそらく光のまったくない真っ暗闇であっても同じような結果になったのではないかと思います。

ちなみに、犬の視覚も人間より優秀で、1秒に30回のフレームを表示するテレビの映像では、カクカクのスローモーションのように感じるようです。ストップモーションアニメなどを見たことがあるひとは、私達がスムーズにみえる映像でも犬にはテレビがそのように見えていると考えてもらうとよいでしょう。

鼻っから勝ち目のない勝負を挑まされたパフォーマーが気の毒だったといわざるをえません。補足しておきますがこのパフォーマはダンサーとしては日本ではトップレベルの人です。

さて、このパフォーマーですが、

「体をねじることで体のゆれやブレをなくすことができる。」

と、面白いことをいっていました。

実は、正月があけてから整体に来られている方の大半は体がねじれていました。
1月1、2日と冷え込んで大雪になったのは覚えているでしょう。そのせいで、肩を冷やして体の調子を悪くしている人が比較的多かったのです。

人は体が弱った時に背骨をねじって踏ん張るという性質があります。
正月明けからねじれている人は、体が冷えてまっすぐにたってられなくなったので背骨をねじって立つようになっているのです。

背骨を捻ることによって踏ん張りが強くなり無理が聞くようになります。
体を冷やした状態のまま仕事をはじめた方が、仕事で踏ん張るために背骨がねじれてきたのです。そんな人は、紙に字を書いたら右肩あがりになったり、パソコンのモニターをすこし斜めにみたり、座ったときに足を組むようになったりしているはずです。


最近、

「背中がねじれているのでまっすぐになりませんか?」

と相談がありました。
みるとずいぶん古くからねじれていたので、


「随分前に重い病気をしたことがあるのではないですか?」


と聞くと、30年ほど前に肺に穴があいて入院していた事があるということでした。そこで、

「このねじれはおそらくその時にものですね。弱ってしまった体を支えるために背骨がねじれたのです。いまはもこの状態でしっかり固まっているので、このねじれをまっすぐにすると逆に病気になりますよ。」

と説明しました。
ねじれというのは、その時に整体すればまっすぐになりますが、その状態で固まってしまうとまっすぐにするとかえって体を壊してしまいます。また、ねじれた状態で固まってしまった場合、それが原因で体を壊すような事はありませんからまっすぐにする必要もありません。

まっすぐで整っているのがいいというのは安易な考えです。
大層な言い方になりますが、その人の人生に歴史というのがあるように、背骨にも歴史があります。その歴史を無視して体を整えるというのでは駄目なのです。
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1年を振り返って

今年は、自分自身の整体技術が大きく方向転換した年でした。
一昨年前は、教わったことを必死になって実践していましたが、自分の頭で考えて整体をするように変わりました。

また、体とういのは骨1本1本を丁寧にみてゆけば把握できるというものではありません。止まった状態でみても意味はなく、運動としてみなければいけないという事もわかってきました。

整体の創始者野口晴哉は、武道の経験などまったくありませんでした。
しかし、柔道の有段者と立ち会ったときに、肩の関節をはずしてみせたそうです。立ち会った人は、普段、野口氏にさんざんやり込められているので、「柔道でならと」と考えて乱取りをしたそうですが、歯が立たなかったようです。

整体という技術は突き詰めていくと、そのような事もできてしまいます。
こんな事を言うと武道と整体が同じものだと勘違いする人もでてくるかもしれません。私も
以前、この話を本で読んだときには

「それがどういうことなのか?」

をまったく理解できませんでしたが、今だとちょっと理解できたように思います。
人の体がどのように動いて運動しているのか?その運動が乱れたときに病気になるのです。野口氏は人の体の整え方をしっていました。ということは、壊し方もわかったいたといえます。

私はどうかとうと、整え方、治し方はわかりますが、壊し方はわかりません。
不摂生すれば壊れるのはわかります。暴力で痛めつければ壊れるのもわかります。しかし、呼吸の間隙をついて肩をはずすなどということはできません。

私はまだまだ技を磨いて高めていこうと思います。
あと10年ぐらいではまだ足りないでしょう。20年、30年かけてでももうちょっとましな整体師になりたいものです。




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ニートを働かせる時と病気を治す時の心構え

整体という技術を使うにあたって頭の中に、

「この人の体を変えてやろう。」

そんな気持ちがあると駄目です。

人間関係において考えてみてください。
相手の個性や考え方を尊重するという気持ちがないままに、

「この人をこのように変えてやろう。」

なんて事を考えてもうまくいきません。
仕事をしないでずっと家にいるニートの息子に

「働け。」

なんていったからといって心を入れ替えて仕事を探し始めるでしょうか?そんな事をいったってかえって反発してしまうだけのことです。

実は体にも同じ事がいえます。
変えてやろう、治してやろう、治療してやろうという気持ちが心のどこかにあると相手の体が反発してしまって体が整いません。そうなると、ますます頑固に病気でいようとしはじめます。

周りを見た渡して、隣にいる人を軽く押してみてください。
すると必ず倒れまいとして、押し返す力が生まれます。病気や異常にだって全く同じ事が起こるのです。



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年末年始の整体の受付について

年末年始の休みのスケジュールをきめました。
年内は、12月30日まで仕事をすることにしました。30日ともなればもう年末ということで整体に来られる方は少ないのですが、30日休んでしまうと、ちょっと休みが長過ぎるような気がしたので、院内の掃除をしつつ来られた方の整体しようと思います。年始は、カレンダー通り1月6日からの受付開始とします。

年末年始の休みは

12月31日~1月5日

というわけです。
昨年は、休みを眺めにして体が鈍ってしまったので今回は短めにすることにしますね。

余談ですが、体がなまるというのは交感神経の働きが悪くなるということですね。
体にまつわる物言いを、自律神経におきかえるといろいろわかることもありますね。例えば、キレが悪いなんていい方がありますが、これは自律神経がどういう状態か?なんて考えてみてください。


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