ブログ「日々整体」

インフルエンザ程度で死んでしまうようなら

「インフルエンザ程度で死んでしまうようなら寿命だから諦めてください。」

最近は、そんなセリフを口にすることが増えてきました。

インフルエンザで亡くなる人が増えているそうですが、インフルエンザなんてちょっと症状がきつい風邪です。確かに薬漬けで体が弱っていたり、寿命が残っていない老人や、体の弱い子供などは命を落とす事もあるかもしれません。しかし、健康な大人がインフルエンザ程度でどうにかなることはまずありません。

インフルエンザの治療にはリスクがあります。
この辺りはあまり語られていないというか、お医者さんたちは気がついていないのではないかと思います。インフルエンザにかかったといって病院で治療を受けてきた人の体は間違いなくひどいことになっています。深刻な病気、平たくいうとガンなどのリスクが高まった状態になっています。統計データなどをみると年々ガンが増えているそうですが、その原因はこれだろうと思えてきます。

こんな状態が健康で元気なわけがありません。
当然のように体には様々な不調がおこりはじめます。たいていの場合、これらの不調は解消するのにとても時間がかかるような性質のものばかりです。どうもインフルエンザの不安を異常なまでに煽りすぎていると感じますね。

もちろん、万が一のことがないように注意は必要でしょう。
しかし、たいていの場合、熱出して数日寝込んで体のインフルエンザだけでなく、そのほかの異常も一緒にすべて解消されてしまいます。熱をだすというのは、体の隅から隅まで綺麗に整えてくれからです。インフルエンザは、本当ににそんなにビビる必要があるのか?ちょいと立ち止まって考えて欲しいものです。






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膝の痛みをとってはいけない

「膝にブロック注射をしていたのだけどまったく効果なくなって歩くのが辛いのです。」


1年ぐらい定期的にブロック注射をしていたそうですが注射をしてもまったく効果がでないようになりまともに歩けなくなっていました。膝に水がたまってしまうので定期的に抜かなければいけなかったそうです。


「痛みとういうのがなぜあるのか?」


ということについて考えた事はあるでしょうか?
気の利いた方なら、


「体に問題があるということを知らせるため。」


なんていう答えをされることがありますが正解とはいえません。
正解は、


「悪くなった体を治すため。」


です。

人間の体は、病気になったり怪我をしたときには、その異常のある場所に痛みと熱をだして体を修復します。
自然治癒力などと表現されていますね。人は痛みをだすことで、自然治癒力を発揮させます。それなのに、その痛みを消してしまったらどうなるか?


転んで膝を擦りむいたとします。
傷ができればそこから血がでて痛みがでます。もし、このように傷ができたときに痛みだけとってしまうと、血が止まらなくなったり、傷が治らなかったりします。傷にばい菌がはいったら大変だと、絆創膏をはると怪我の治りがおそくなりまし、怪我の跡が残ったりします。ほっておけばすぐに綺麗に治ってしまうのに余計な事をしてしまうのです。


腰痛や膝痛でも同じ事をやる人がほとんどです。痛いからとシップを貼ったり注射をするから治らなくなります。


「この腰痛は死ぬまで上手に付き合うよう言われた。」


といってきた人に、


「こんなものつばでもつけとけて、2~3日ほっとおけばOK」


と説明して事実その通りになったこともあります。
腰や膝の痛みがながくとれないというのは、余計な事をして自然治癒力が弱まてしまっているからです。


この方にも相談にこられてすぐに、


「シップと膝にまいてるサポータとくすりを全部やめて痛がっておいてください。」


と説明しました。
まともに歩けるようにはなり、水がたまることもなくなるまでに整体をはじめてだいたい3ヶ月程度でした。経験的なものですが、腰や膝の痛みなどはたいてい3ヶ月もみておけばある程度かわってきますね。



ただ、はっきりいってしまいますが、ブロック注射をしている人はとても時間がかかる傾向があります。副作用でたいてい他の部分を壊しているからです。そのせいで、この方は1年以上継続して整体に通いつづけることになってしまいました。


「痛みさえなくなれば・・・。」


などという発想はやめてしまうことです。
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ノウハウとか知識以前の問題

「どうも体の調子が悪く気分が滅入るので家でおとなくしていました。」


という人がいたので、


「うつで体がしんどいからと、40代で家に引きこもっている人がいるんですが、その人は家でおとなしくしていたらいつか元気になるんですか?」


と聞いてみたら、それはないですねと鼻で笑っていました。
つづいて、


「一日家の中でテレビをみているようなお年寄りが、いつか元気になったら旅行にいきたいといってたらどう思いますか?」


と聞いてみると、


「死ぬまで旅行へはいけないでしょうね。」


と、やはり笑いながら答えていました。


いちいち説明しなくても誰でもわかっていることです。


以前に医師から、


「あなたの病気はもう治らないから家で安静にして疲れないようにしていなさい。」


と言われてそのとおりにしていた人がいました。
当然ですが、運動不足からくる腰痛に悩まされるようになりまともに歩けなくなりました。結果、半年ほどたって亡くなられました。足が弱ると人間の体は一気に衰えるからです。


同じ不治の病でもまったく逆の方もいます。
普通に毎日仕事して、休日には趣味を満喫しているのですが、この方は体がまともにうごきません。体が不自由なせいで、多少くたびれやすい傾向は感じますが、体は非常に健康でケチのつけようがありません。どうして手足が動かないのか不思議に感じるぐらいです。

こんなことは、自律神経とか知識とかノウハウ以前の問題ですね。
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姿勢の話 その2

「私は姿勢が悪いから腰がいたいんです。」

という人がたくさんいます。
そこで、どうしてそう思うのか詳しく聞いてみると、会社の同僚に姿勢が悪いといわれたとか、よその専門家にそう言われたとか、たいていはその程度の話です。明確な根拠があってそういっている人などみたことがありません。


まぁ、専門家や医師にそう言われてしまうと一般の方は、そう思い込んでしまうのは無理もないかもしれません。ですから、そんな事を言われた時には必ず1つ質問してみてくdさい。


「では、どのような姿勢がよい姿勢なんですか?そして、その姿勢を保つためにはどうすればいいのですか?」


この質問に答えられなければ、姿勢について云々いった専門家を信用する必要はないかもしれません。


会社や学校の人間関係がうまくいない事をある人に相談したら、


「清く正しく美しく生きていけばいい。」


とアドバイスされたようなものです。確かに、そのとおりではありますが、こんな事言われたって何の解決にもなりません。

姿勢が悪いので、体が悪くなるということであれば、どのような姿勢が体によいのか?を掘り下げて考えなければいけません。

「背筋をのばせばいい。」

という程度の認識ではかえって体を壊すだけですので注意が必要です。
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姿勢の話 その1

「姿勢が悪いから肩がこる。」

確かに、この言葉は嘘ではありません。ですから、デスクワークでも、重い荷物を運ぶ仕事でも、どんな仕事でもいえることですが背筋を伸ばしてやれば疲れにくいし肩がこらないと考えているのではないでしょうか?しかし、背筋をのばして仕事をしても倍疲れますし、体を壊しやすくなるだけです。嘘だと思うのなら試してみるとよいでしょう。5分もすればすぐにわかるはずです。

私がいつもお話することは、

「姿勢というのは体の状態が無意識に反映される。」

ということです。
ですから、体のどこかに悪いところがあると、背中が丸くなったり、足をくんだりするようになります。悪いところがあってそれが原因で姿勢が悪くなっているのですから、無理矢理伸ばしたって悪いところが良くなる事はありません。ですから、姿勢が悪いから体が悪くなるのではなく、体が悪いから姿勢が悪くなるとうのが正解です。


もう1つ姿勢については間違いがあります
それは、

「背筋をのばすのがよい。」

というのがただの思い込みだということです。
この事については甲野善紀氏という方が面白いことをその著書で書いています。

古来より日本人は背中を丸めて生活していたそうです。
それは農作業をみるとわかりやすいそうで、江戸時代までのクワやスキをみると柄が短く、背中をまるめて使うようにできているそうです。小柄な体で疲れを残さないような仕事のやり方をするには、そのほうがよかったそうです。

また、剣術というのも江戸時代以前は、背中をまるめて剣をかまえていたそうです。
今の剣道のように背筋を伸ばして構えるのが主流になったのは、明治以降だそうです。ですから、宮本武蔵や佐々木小次郎は背中をまめるめて剣を構えていたそうです。実際、五輪の書を読んだのですが、剣をかまえてたつときはかがとで立つようにかいてありました。現代の剣道とはかなり異なるようです。

たしか、ペリーだったと思いますが、日本にやってきた外国人が背中をまるめている日本人を見て野蛮だと感じたそうです。欧米の人たちは背中をまるめることを恥だと考えるそうです。ですから、農具の柄をみると日本のものより長く、背筋を伸ばして仕事ができるようになっているそうです。文明開化に必死になっていた当時の日本人は、外国人に馬鹿にされる背中を丸めるスタイルをやめてしまったのだろうと考察していました。


そう考えると思い当たる事が山ほどでてきます。
ダンスでいえば盆踊りや阿波踊りは背中を丸めています。背筋を無理矢理伸ばす、社交ダンスやバレイとは対照的といえるでしょう。

高い技術をもった職人はたいてい背中を丸めて仕事をしています。
金箔職人をみたことがありますが、背中をまるめて金箔を作っていました。0.0001ミリの厚みに金を伸ばすには背中をまるめなければできないようです。興味がわくならYoutubeなどで動画もありますのでみてもらうとよいでしょう。

また、少し前の事ですが、日本一のハンダ付け職人という方をテレビでみたことがあります。普通の人には真似できないスピードと精度で、半田付けをしていましたが、とてもキレイな姿勢だとは思いましたが背筋を伸ばして作業をしていませんでした。きれいな姿勢というのは背筋が伸びているというのとはちょっと違うといえるでしょう。


「背筋を伸ばすのがよい姿勢。」


そう思い込んでいる人には、早々に考え方をかえてもらうほうがよいでしょう。
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