膝の痛みをとってはいけない
2015年01月22日
「膝にブロック注射をしていたのだけどまったく効果なくなって歩くのが辛いのです。」
1年ぐらい定期的にブロック注射をしていたそうですが注射をしてもまったく効果がでないようになりまともに歩けなくなっていました。膝に水がたまってしまうので定期的に抜かなければいけなかったそうです。
「痛みとういうのがなぜあるのか?」
ということについて考えた事はあるでしょうか?
気の利いた方なら、
「体に問題があるということを知らせるため。」
なんていう答えをされることがありますが正解とはいえません。
正解は、
「悪くなった体を治すため。」
です。
人間の体は、病気になったり怪我をしたときには、その異常のある場所に痛みと熱をだして体を修復します。
自然治癒力などと表現されていますね。人は痛みをだすことで、自然治癒力を発揮させます。それなのに、その痛みを消してしまったらどうなるか?
転んで膝を擦りむいたとします。
傷ができればそこから血がでて痛みがでます。もし、このように傷ができたときに痛みだけとってしまうと、血が止まらなくなったり、傷が治らなかったりします。傷にばい菌がはいったら大変だと、絆創膏をはると怪我の治りがおそくなりまし、怪我の跡が残ったりします。ほっておけばすぐに綺麗に治ってしまうのに余計な事をしてしまうのです。
腰痛や膝痛でも同じ事をやる人がほとんどです。痛いからとシップを貼ったり注射をするから治らなくなります。
「この腰痛は死ぬまで上手に付き合うよう言われた。」
といってきた人に、
「こんなものつばでもつけとけて、2~3日ほっとおけばOK」
と説明して事実その通りになったこともあります。
腰や膝の痛みがながくとれないというのは、余計な事をして自然治癒力が弱まてしまっているからです。
この方にも相談にこられてすぐに、
「シップと膝にまいてるサポータとくすりを全部やめて痛がっておいてください。」
と説明しました。
まともに歩けるようにはなり、水がたまることもなくなるまでに整体をはじめてだいたい3ヶ月程度でした。経験的なものですが、腰や膝の痛みなどはたいてい3ヶ月もみておけばある程度かわってきますね。
ただ、はっきりいってしまいますが、ブロック注射をしている人はとても時間がかかる傾向があります。副作用でたいてい他の部分を壊しているからです。そのせいで、この方は1年以上継続して整体に通いつづけることになってしまいました。
「痛みさえなくなれば・・・。」
などという発想はやめてしまうことです。
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