ブログ「日々整体」

たまに体を壊すのも悪くない

今朝、左の背中から腰にかけての辺りに妙な痛みを感じました。
腎層がすこし腫れているように感じています。振り返ってみれば、昨日の夜、妙に喉がかわきました。いくら水を飲んでも飲んでも渇きがいやらされることがなく、1リットルも飲んだでしょうか。

体にとくに違和感はなかったのですが、今朝になって体をひねると痛みを感じました。

ちなみに、世間でいうぎっくり腰なんていうのはたいていこんな痛みです。
ある日突然、腰を痛めるという事はまずありません。痛みを感じるはある日突然ですが、腰や背中の痛みはそれ以前からずっとその予兆があるものです。

さらに余談でいうと、多くの場合、


「すぐさま痛みをとってくれ。」


という人が多いのですが、それをするとダメですね。
こんな時、最低でも2、3日痛がっている方が体にはよいのです。それをしないでいると内臓に深刻なダメージを残すと思っておいてもらう方がよいでしょう。

ただ、私も一応仕事をしないといけないから、


「これはやばいかもしれない。」


そう思って、確認のために刀を振ってみたのですが、体の動きには問題はなくおもいっきり動かしても平気でした。ただ、時々痛みを感じます。どうも不適切な動きをすると違和感や痛みを感じるようです。

歩いていても、座っていても、重心がずれたりすると痛みます。例えていうなら、整体をするときに不適切な姿勢をとると痛みがでるという具合です。


「これは悪くない。」


そう、ほくそ笑んでいます。
自分の体が理想的に使えていれば痛みがないけど、そこからはずれると痛むわけですす。たまには、不摂生して体を痛めるのも悪くないかもしれないとまで思えます。体が悪くなったときにはじめて気がつく事やわかることもありますから。

私の場合は、今回は体の使い方でいろいろ気づくことができればいいなぁと、転んでもただでは転ばないでいたいものです。

ちなみに、今回、痛めた直接の原因は塩分のとりすぎではないかと思います。
ここ何日か塩っけが欲しくなっていました。疲労から、少々体が痛みはじめていたので、その立て直しをいまやっているのではないかと思います。ただ、勘違いしてほしくないのは、塩分を控えればよかったということはないということですね。おそらく必然的なものだろうと思うからです。ですから、痛みがでるまでそのことに気がつけなかった事を恥じねばなりません。
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ちょっとぐらい切っても大丈夫?

先日、


「あなたは腸が長いからちょっとぐらい切っても大丈夫だ。」


そう言われて腸の手術をしたという人がきました。
確かに、生きるということについては問題ないかもしれませんで。しかし、腸というのは神経を通じて脳につながっています。その一部がなくなるというのに全く影響がないか?という事はないだろうと考えています。

東洋医学では、腸は悲憂との関連があるとされます。
憂う、つまり心配しすぎると腸がゆるくなって下痢をしてしまうという人がいるのは聞いた事があるのではないでしょうか?ですから、腸の一部を切り取ると悲しい、憂うという感情が乏しくなるといえます。

感情の動きというのは数値化してあらわせるようなものではありません。
また、


「以前に比べて悲しいという気持ちが以前より乏しくなった。」


などということに自分で気がつくことはほぼ不可能でしょう。
以前は、「北の国から」というドラマをみて泣いていたけど、最近は泣かなくなったからといって、腸をきったからだと考える事はないはずです。

もし絵画や音楽など芸術に関わる事を生業としているなら、


「以前に比べて何かがうまく表現できなくなった。」


というような事に気がつくはできるかもしれませんけど。
もしかしたら、役者で腸の手術をしたあとに、演技ができなくなったという人は探せばいるかもしれませんね。


さて、最初に紹介したい方ですが、整体していておかしいなぁと思う点がありました。
それは、


「痛いはずの箇所に触れているのに痛みがない。」


ということが起こっていました。
簡単にいうと、


「傷があって血がでているのに痛みがない。」


という状態です。
このような人はこれまで何人もみています。感情だけでなく、体の感受性も悪くなると考えてよいと思います。生きる上で問題がなければ何をしてもいいというのはちょっと違うといっていいのではないでしょうか。
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整体の成果について

「整体を受けてから2、3日体がどう変わるか様子をみたい。」


なんていう人ははっきりいってダメですね。
例えば、学力や体力と置き換えて考えてみてください。


「塾の講義を2時間うけて学力があがるか試してみたい。」
「名コーチのトレーニングを受けて上達するか試してみたい。」


というのに似ています。
勉強でも運動でも、レクチャーを受ければ、その場ではわかったようになったり、上達したような気分になってもそれが定着するか?というとまた別問題です。


「桑田真澄にコーチを受けたらすぐさまピッチングが上手になるか?」

と考えてみてください。
世界一の名教師に指導をしてもらってすぐさまスラスラと難しい問題が解けるようになるわけではありませんし。世界一の名トレーナーのコーチをうけてすぐに名選手になるわけでもありません。実力をつけるには時間がかかるのです。

整体の成果はすぐに得られる人もいれば時間の掛かる人もいます。
また、体の悪い人というのは体の感覚が鈍くなっています。ですから、体がよくなっていてもそれに全く気がつかないこともすくなくありません。体が軽く階段をすいすい登れるようになっているのに、そのことに全く気が付かなかったり、表情が明るくなって笑顔が増えてきて、家族に、


「最近、明るくなってよく笑うようになった。」


と、言われても、まだ、それを自覚できていない事もあります。


「整体を受けて体がどう変わるか様子をみたい。」


なんていっている人にあは、


「そんな事をいっているから体を悪くするんですよ。」


と指導しますが、理解できる人はまずいませんね。
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精一杯に生きたいものです

評判のよい本があったので買って読んでみたのですが、その本の冒頭には、


「元気で長生き、死ぬときは眠るように。」


こんな事が書いてありました。
私はこの時点ですでに気に入りませんでした。そもそも長生きすることがよいなんていうのを盲目的に信じ込んでいるように感じたからです。

例えば、モーツァルトという人は、35歳でその一生を終えていますが、健康に留意して元気で長生きしようという気持ちをもっていたら、後世に名を残すような音楽家になっていたでしょうか?彼の手紙にはこういう一文が残っているそうです。


「長年にわたって、僕ほど作曲に長い時間と膨大な思考を注いできた人は他には一人もいません。有名な巨匠の作品はすべて念入りに研究しました。作曲家であるということは精力的な思考と何時間にも及ぶ努力を意味するのです。」


アマデウスという映画でみると破天荒な人間に見えますが、ひたむきな努力を惜しまない人物だったのではないでしょうか。実際、そうでなければ今日にまで彼の名前が残っているはずがありません。


私は寿命というのは生まれた時に決まっていると感じています。
その寿命をどのように消費して生きていくかというのは、その人の価値観が決めることです。


「元気で長生き」


なんて言葉は耳に優しく聞こえはいいでしょう。
モーツァルトのように、満足いくまで熱心に音楽の研究をして、その結果、早逝といわれるような事になっても、それはよい人生だったといえるのではないでしょうか。少なくともモーツァルトは普通の人が、70年も80年もかけてもできないようなことを30年程度で成し遂げているのですから。

ちなみに、眠るように死ぬというのも私は気に入らないのですが、これについてはそのうちにまた書いてみたいと思います。
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ストレスのせいにするな!

「ストレスのせいにするな!」

と怒鳴りつけたくなるシチュエーションがよくあります。


「不景気のせいで思うような売上が上がらない。」
「職場の上司に嫌らしい人がいる。」


こういう職場のストレスが原因で体の調子が悪いというのです。


「じゃあ、仕事をやめますか?」


と聞くと、辞めないという。


「じゃあ、そうやって体を壊して不平をいっていればストレスはなくなるのですか?」


と聞くと黙ります。
そして、私はつづいて質問します。


「そもそもストレスってなんですか?私が納得できるように説明してください。」


といういうと、やはり説明できません。
せいぜいが、


「嫌な気分になること。」


というぐらいのもので、ストレスがいったいどういものかよく知りもしないのに、ストレスという言葉を便利づかいしています。こんな事をやっていれば体を壊すのは当たり前です。

確かに、ストレスというものは実際に存在します。
それは背骨を見ることで確認できます。そして、ストレスで体を壊すという人は確かに存在しています。しかし、


「ストレスで体がおかしいのです。」


という人で、本当にストレスで体を壊している人など極めて少数です。感覚的には100人いて、1~2人程度でしょうか。


ほとんどは、ストレス解消と称して、お酒を飲み過ぎていたり、油物やお菓子のたぐいを食べ過ぎているだけです。こういうのは、ストレスが原因とはいいません。不摂生で体を壊しているだけのことです。
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