ちょっとぐらい切っても大丈夫?
2015年04月17日
先日、
「あなたは腸が長いからちょっとぐらい切っても大丈夫だ。」
そう言われて腸の手術をしたという人がきました。
確かに、生きるということについては問題ないかもしれませんで。しかし、腸というのは神経を通じて脳につながっています。その一部がなくなるというのに全く影響がないか?という事はないだろうと考えています。
東洋医学では、腸は悲憂との関連があるとされます。
憂う、つまり心配しすぎると腸がゆるくなって下痢をしてしまうという人がいるのは聞いた事があるのではないでしょうか?ですから、腸の一部を切り取ると悲しい、憂うという感情が乏しくなるといえます。
感情の動きというのは数値化してあらわせるようなものではありません。
また、
「以前に比べて悲しいという気持ちが以前より乏しくなった。」
などということに自分で気がつくことはほぼ不可能でしょう。
以前は、「北の国から」というドラマをみて泣いていたけど、最近は泣かなくなったからといって、腸をきったからだと考える事はないはずです。
もし絵画や音楽など芸術に関わる事を生業としているなら、
「以前に比べて何かがうまく表現できなくなった。」
というような事に気がつくはできるかもしれませんけど。
もしかしたら、役者で腸の手術をしたあとに、演技ができなくなったという人は探せばいるかもしれませんね。
さて、最初に紹介したい方ですが、整体していておかしいなぁと思う点がありました。
それは、
「痛いはずの箇所に触れているのに痛みがない。」
ということが起こっていました。
簡単にいうと、
「傷があって血がでているのに痛みがない。」
という状態です。
このような人はこれまで何人もみています。感情だけでなく、体の感受性も悪くなると考えてよいと思います。生きる上で問題がなければ何をしてもいいというのはちょっと違うといっていいのではないでしょうか。
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