
2012年04月12日
食べるということはとても大事なことです。
なぜなら、食事をとらないと人間は餓死してしまうからです。ですから、
「どうせいま食べてもまた後で腹が減ってくるから食べても意味がない。」
そんな理屈はとおりません。
生物として生きていくためにエネルギー補給はかならず必要なのです。
ところが、食べ過ぎるということになるとちょっと話がかわってきます。
お花に肥料を与えすぎると枯れてしまうように、人間の体も食べ過ぎるとバランスが乱れてきます
肩や首が凝る。
実は、なんていうのは、大半は食べ過ぎが原因なのです。たまに、
「わたしの肩こりはすごい。」
なんて威張っていう人がいますが、これは威張るような事ではありませんです。体を壊すぐらい食べているだけのことですから、ご自分の不摂生を自慢しているようなものです。
さて、食べるというこういにはエネルギー補給のほかにも緩ませるという意味があります。
ですから、けんかをしている人がいたら、けんかの前にまず腹ごしらえをさせます。食べ終えてから、
「さぁ、つづきをやれ。」
というと、絶対にはじまりません。
ケンカというのは緊張した体と体のぶつかり合いなので、緩んでしまったら喧嘩ができなくなってしまうのです。
このような食べるとうことは緩むということにつながります。
現代の人ですが、非常に多いストレスにさらされて緊張状態にあるといっていいでしょう。ですから、お腹が空いているわけではないのに、緊張をゆるめるために食べ過ぎてしまう。お腹が空いていないのに、食べますから食べ過ぎになって体をこわしてしまう人がとても多いのです。
私の整体を受けられた方のほとんどは「食べ過ぎだ。」という指摘を受けることになります。
「そんなに量は食べていない。」
そうはいっていても体は完全に食べ過ぎになっています。ですから、整体も食べ過ぎの調整だけですむことがすくなくありません。
2012年03月02日
先日、テレビでニュースをみていると
「チョコレートは体にいい。」
というテーマでチョコレートを紹介していました。
ここまでいくと、どなたでも気づきます。
チョコレートを食べていて体の調子が良くなってくるなら、毎日たくさんチョコレートを食べてみるといいでしょう。これが本当かどうかはすぐにわかるはずです。
たいていは、2~3日もつづけて食べていると体が重くだるくなってくるはずです。
私自身は甘い物が好きで日常的にチョコレートを食べていたりする時期もありましたが、整体という体を整える仕事をつづけていくうちに、どういったものを食べたときに、どういう事が体に起こるか?ということについて普通の方より敏感に感じ取れるようなってきました。そしてわかることは、
チョコレートはよく食べて週に1回ぐらい
ということですね。
これ以上食べているとまず間違いなく体がおかしくなってきます。
日常的にチョコレートやスナックなどの間食している方はすぐに自律神経のバランスが崩れてくるのです。
「体がしんどい。」
そんな方はまずこういったお菓子の間食を辞めてみる。
それだけで体調が変わる方はすくなくないということは知っておくといいでしょう。
話がそれました。
テレビ、雑誌、インターネットでは、情報をシンプルにしてわかりやすくする必要があります。
そのため、
「○○は体にいい。」
そういう単純な情報が流れることが多いのです。
ですから、チョコレートにはいったある成分は確かに自律神経の働きを高めることがあります。しかし、これはタバコ、珈琲などの嗜好品にも同じ事がいえます。
・タバコは体にいい
・珈琲は体にいい
・チョコレートは体にいい
・トマトを食べたら痩せる
などなど、並べてみるとちょっとおかしいとは思わないでしょうか?
これらは情報の質としては同レベルなのです。まぁ、さすがにトマトの食べ過ぎですぐに体がおかしくなることはないと思いますけどね。
2012年02月08日
「寝れていますか?」
と、質問させて頂くことがよくあります。
この質問に対しての答えは、
「寝れています。」
「寝れません。」
「夜中に何度もおきる。」
などなど、さまざまですが、一番困るのが、
「寝れています。」
というお返事です。
どうしてかというと、睡眠のとれている方が体を壊すことがありえないからです。
平たくいってしまうと、体の調子が悪い人は睡眠の質がとても悪いのです。ところが、その自覚がないわけです。こういう方には、睡眠とはいったいなにか?ということから説明をはじめなければいけません。
さて、睡眠にとって大事な事はいったいなにか?
というと多くの方が、
「8時間寝ること。」
と、時間で睡眠の質を測る方が多いのですが、これが大きな勘違いです。
実は、睡眠の質は深さで測る事が大切です。
8時間寝ても、10時間寝ても浅い眠りだと体の調子が悪くなってきます。むしろ、8~10時間などという睡眠時間がかえって自律神経のバランスを乱します。
深い眠りができれば睡眠は4~6時間で十分です。
ナポレオンの睡眠時間は3時間
なんていう話はきいたことがあるでしょう。これは嘘でもなんでもありません。体調を整えて深い眠りができていれば睡眠時間は短くて問題ないのです。
ちょっと話がそれます。
自律経のバランスが整うと
「最近、4時に目が覚めるようになってしまって、眠れないんです。」
なんていう人がよくいるのですが、それで全然OKです。深い眠りができるようになったので睡眠時間がみじかくなってきたということです。
話をもどします。
質のよい眠りができるようになると、睡眠時間は短くなります。これは普段が寝過ぎているからです。ただ、眠りの深さというのはちょっとわかりにくいかもしれませんね。
確かに、深い眠りができたか?
なんていうのは、はじめはわかりにくいかもしれません。でも、深い眠りができていると、朝すっきり目がさめるようになりますし、体調だってご自身の感覚で「いい」とはっきりわかるようになります。
つまり、睡眠なんていうのは時計や器具ではかるような物ではないのです。質のよい睡眠ができればすぐに実感できるぐらい体調がかわってきます。
2012年01月31日
「こういう運動をしているのですがいいのでしょうか?」
「○○な食事を心がけているのですがいいのでしょうか?」
などといった質問をよく頂きますが、この手の質問にたいしてのわたしの答えは決まっています。
「体にきいてください。」
たとえば、ある運動方法があったとします。
話できいて、テレビでみて、やってみたとしましょう。それが本当によいものだとしても、それをしくできているか?そういう事がわたしにわかるわけがありません。
確かに、わたしも専門家ですから動きをきいてそれがどういう事を意図してやっているか?というのはわかります。
しかし、質問してこられたかたが、その運動の意図を理解して動きを毎日くるわせずにきちんとこなせているか?なんていうことは判断できません。せいぜいが、体の状態をみたときに、おかしなことをやっていればどこかしらにバランスがくずれてくるので結果としておかしいという判断は可能でしょう。
これは食事などについても同様です。
体調の善し悪しで必要な栄養の成分などはかわってくるのです。毎日決まった物を食べていればいいなんてことはありません。
ところが、こういったことを正確に把握しているものがあります。
それが体です。
たとえば、食べ過ぎれば必ずがもたれる。
といった具合に体はかならずなにかしらの事を教えてくれます。
ところが、多くの方が、もたれた胃で一生懸命体にいいというものを食べる。ということを続けておられます。体はきちんとどういう状態かおしえてくれているのにそれを完全に無視してしまっている。そのために体をバランスを崩してしまっています。
運動や食べ物体にいいもの、いい事をしたときに体にからなず何かの反応があるものです。
・運動して汗をかいたら気分がよくなった。
・野菜を積極的に食べたら便通がよくなった。
・お酒を控えたら体が軽くなった。
これらはすべて体が教えてくれるはずです。ですから、何か知りたいことがあったら体にきいてみればいいのです。
2012年01月06日
胃の調子が悪くなりやすい時期というのがあります。
春と秋がその時期になるのですが、季節の変わり目に胃の調子が悪くなりやすいのは冷えが原因です。
ところが、体を冷やして胃の調子が悪くなる。
ということにぴんとこない方がほとんどのようです。そのため、
・食べ過ぎたから
・なんでか調子が悪い
そんなふうにあいまいにしか原因が思いつかないようです。
さて、ここ2日ほどで、整体をさせて頂くすべての方が胃の調子を悪くしておられます。たいてい年末ぐらいから調子が悪いとのことです。振り返ってみるとそのあたりから急に寒さがきつくなってきたと思います。
人間の体というのは気候の変化に影響うけます。
体が冷えて調子が悪くなっているのに、その冷えをほったらかしにしては絶対によくなることはありません。
整体をさせて頂く方には、「まずは服を着てください。」といわざるをえないような方もすくなからずおられます。
話がそれました。
体を冷やすと胃の調子が悪くなります。
でも、おおくの方は暑さ寒さに対してとても鈍感です。そのために冷えたという自覚をほとんどもたないまま、胃の調子を崩してしまっているようです。