ブログ「日々整体」

腰痛の治し方

腰痛というものにはほっておいた方がよいものがあります。
少し前のことですが、

「腰が痛くてまともに歩けない。」

そういって杖をついてこられた方がいました。
整体をして、杖なしで歩い帰ってもらったのですが、


「普通に歩けるのは少しの間だけでまた痛くなってきますから。3日ほど我慢して痛がっておいてください。」

と説明しておきました。
1ヶ月ほどして来られた時には、

「言うとおりに4日後には痛みがなくなり杖はいらなくなった。」

といっていました。

たいていの腰痛など3日もほっておけばなくなります。
ところが、ほんどの人が急に痛くなったと、シップを貼ったりと痛みを消そうとしてしまい、その腰痛を慢性化させてしまったりします。


「たいていの痛みは3日で消えます。よく引っ張っても1週間です。」

という説明を私はよくします。

実は、痛みというのは、悪くなった体を元に戻すために必要なものです。
ですから、痛みを消してはいけません。痛みを消してしまうと、悪くなった体は元にもどりません。つまり、痛みは消えても体の異常はなくなりません。

腰痛でいうなら、腰痛の痛みを消した結果、慢性的な頭痛や肩こりに悩まされるようになるということも珍しくありません。頭痛や肩こり程度ならまだいいですが、もっと深刻な病気になってしまう人すらいます。ですから痛がっておかないといけないのです。

悪くなった体を元に戻そうという働きが強くでればでるほどひどくい痛みがでます。場合によっては、たって歩くこともできないぐらい強い痛みが出ることもあります。

体を休める必要があるときに休まなければいけません。
もちろん、そんな状態でもむちうって動く必要のあるときもあるでしょう。でも、3日休めばよいだけのものを何年も、ヘタしたら死ぬまで抱えることになるかもしれない事があるのをふまえて判断したほうがよいでしょう。
関連カテゴリー< 腰痛、膝痛

年をとったら体が衰えるという謎の思い込み

「こんなに体が軽くなるとは思いませんでした。」


整体に通うのはこれで切り上げにしましょうという話をしたときにこんな感想をいただきました。腰が痛い人などは、たいてい歳相応である程度の年齢をこえると必ず体のどこかが悪くて当たり前とか思い込んでいる人が多いのです。この方も同じように考えていたそうです。

少し前にがんの手術をして、その後、腰痛と足のシビレに悩まされていたそうです。
専門家には歳相応だといわれていたそうですが、本人は癌治療の副作用だと考えていたようです。腰の痛みに耐えかねて私のところ相談にこられたのですが、


「食べ過ぎですね。」


という私の一言で何かに気がついたようです。
腰が辛いので、とりあえず言われたとおりにやってみるしかなかったのかもしれません。二ヶ月ほど、食事内容を私の指導するとおりに改めて整体にかよわれました。


「腰の痛みがキレイになくなって、体がすごく楽になりました。」


といっていました。
また、


「年末で外食する機会が多くて、食べ過ぎているような気がします。」


ともいっていまた。
これをきいて私はもう大丈夫だろうと判断したので一区切りとしました。


何度もいいますが、年をとるという事と衰えるというのは全く意味が違います。
死ぬまで元気でいようと思えば、それはそれほど難しいことではありません。年をとったら衰えて体のあちこちが悪くなるというのはただの思いこみです。
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腰痛の人にひとことだけ・・・

腰から下、下半身がしびれてずっと痛い。

という方が冊子を買いにこられました。
で、何をいいだしたかというと、

「私があれこれ気に病むから・・・、心の問題なんです。」

といっていました。
どうも相談した専門家が、体の問題をそういう風に説明しているそうです。

本人がそれで納得しているなら仕方ないんですけどね。
私は少し話を聞くだけで、どこがどう悪いか、どう整体すればいいかまでほぼ検討がつきました。

ただ、正直、

「あほか・・・」

と思わずにはいられませんでした。


人間の脳の働きですが、必ず悩むようにできています。
人間の脳は過去の事を思い出して、未来のことを常に心配しています。悩みや不安がない、言葉や見た目ではそういう風に見える人でも必ず悩み、不安を感じています。

例外を一人だけみたことがありますが、その人は交通事故で脳に障害をもっていました。
簡単にいうとトリアタマで、5秒前の自分の行動を思い出せない状態です。興味深い事に、この人は、常に最高の笑顔を保っていました。心配というのは、過去の経験からくるものなので、過去を思い出せなければ心配がなくなるのです。何事も気に病まない、物事をポジティブに考えるというのはこういう状態です。確かに病気になりにくいと思いますが、ほとんどの人はこうはなりたくないと思うのではないでしょうか。

人間らしさというのは、泣いたり、笑ったり、怒ったり、心配したりとそういう感情、心の動きだと私は思います。

「それを捨ててどうするの?」

と思います。

ここまでいうと極端に感じる人もいるかもしれませんけどね。
少なくとも1つ言えることは何かを気に病みすぎて下半身がしびれてくることはまずありません。

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健康についての考え方いろいろ

「検査にいったらすべて正常でした。」


先日、半年ほど継続して整体をうけにこられている方にそう言われました。

検査結果をみた医師からは、


「これなら脳梗塞などの心配はない。」


と太鼓判をおされたそうです。

年齢は70を越えておられる方なのですが、薬をまったく飲まずに過ごしておられるかたです。声楽をやっているのですが、整体を続けていると声のでかたが違うと喜んでおられました。こういう具合に、日々元気に過ごすための一助になれるというのは嬉しいことです。


ただ、この方は、わたしの指導を全て受け入れているか?

というと案外そうでもなかったりします。食べることが好きなので、毎回食べ過ぎになった状態で整体にこられます。ですから、しょっちゅう、


「腰が痛い。」

「膝が痛い。」


というような事をおっしゃってこられます。

でも、基本は食べすぎで体のバランスを乱してこられますので、整体でやる事というと食べ過ぎの調整がメインになります。ご本人としては、ちょっと体に無理をして膝や腰が痛くなったと思いたいようですけどね。そういう気持ちをさらっと無視してわたしはひたすら食べ過ぎの調整をやってきたわけです。


もちろん生活習慣において大事なことは食事だけではありません。

体を冷やさないようにすること、睡眠についてなどなど、大事なことはほかにもありますのできちんと指導をさせてもらっています。ただ、食事についてだけ、


「いやです。好きなだけ食べます。」


と、いう意志を貫いておられるだけです。

その結果が、病院での検査で異常なしということでした。


「膝や腰の痛みは食事を減らすと緩和しますよ。」


と説明しても、やはり食事を減らすのは嫌だそうです。本人がそれでいいなら、そういうのもありかもなのなぁと思う次第です。

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腰痛2800万人

3月24日の朝日新聞に掲載された記事によると、腰痛で悩む人は2800万人だそうです。40~60歳の40%は腰痛を抱えているそうです。

さて、こんな情報より私が注目したのは、3ヶ月以上腰が痛むときに推奨される薬は抗うつ剤だそうです。なんでかというと、ストレスが大きく影響するからなのだとか。

トンチンカンな事をやっているなぁと・・・。

私は腰痛の相談はあまり積極的には応じないようにしています。
なぜかというと、ほとんどの方が、

「とにかく痛みだけをなんとかしてくれ。」

という具合にやってくるからです。

腰の痛みや違和感は、原因を的確にとらえて改善すればすぐになくなります。
答えをいってしまうと、腰痛の原因など、たいていの場合、食べ過ぎか体を冷やしているだけです。男性の場合などは、単なる酒の飲み過ぎであることも少なくありません。

ところが、それを説明しても、


「酒はやめない。でも痛みはとってくれ。」


という具合にいってくる方がほとんどです。
酒の飲み過ぎで腰が痛くなってきているのに、原因はそっちのけで痛みだけをなんとかしようとします。だから、腰痛はなくならないんです。


「腰痛で死にはしないから、痛みは我慢する。」


そこまで覚悟を決めて生きていくのならそれもいいでしょうけどね。
私のところへ腰痛で相談にこられる方は、たいてい

「もう一生よくなりません。上手につきあって生きなさい」

と言われています。
そんな方でも、整体で腰痛がなくなり元気になった人はいくらでもいます。
本当に腰痛を感じない元気な体になりたいのなら、食事や生活習慣をまずは見直すことです。それをお、ほおっておいて体をどうにかしようなど、ただの横着なのです。
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