ブログ「日々整体」

ある日突然に体はよくなるという話

今年にはいって剣術を始めたという話は何回かしたように思います。
その剣術ですが、はじめて3ヶ月ほどたったときに気づいたことが一つあります。それは肩の可動範囲がせまいということです。そのせいで刀をうまく振り下ろすことができていませんでした。

それが先週になって急に動く範囲が広くなりました。
肩の動く範囲が広くなることで、剣を振り下ろすスピードは早くなります。また剣を振り下ろす軌跡にブレがすくなくなりまっすぐ振り下ろせるようになります。どちらも刀で人や物を切るということをするためにはとても大事なことです。

また、これまた先日ですが、体を動かすときに腰椎3番の状態を意識して体を動かしていました。すると、どうも腰椎3番にうまく力が集まっていないということに気が付きました。

腰椎3番は、体を動かすうえで中心になる骨です。
ですから、腰椎3番を壊すと人はまばたきすらできなくなるそうです。ただ、残念ながら、私はそこまで腰椎3番をダメにしてしまった人をみたことがないので話として聞いて知識としてしっているだけです。

余談ですが、ぎっくり腰というのは本来腰椎3番を痛めた状態を示していると考えています。しかし、世間でいうぎっくり腰は、


「ある日、突然腰が痛くなった。」


とういだけのことです。
私の肩の可動範囲がある日突然大きくなったように、ある日突然腰が痛くなっただけのことです。


「ぎっくり腰なんです。」


いってこられる人の95%ぐらいは腰椎2番か5番を悪くしているだけですね。ぎっくり腰というのが何かを知らないままに、安易にぎっくり腰なんていう言葉を使うのは辞めるのをおすすめします。


さて、腰椎3番の話です。
先日、稽古中に腰椎3番の動きが急によくなりました。準備運動をして温まったからとかそういうレベルではありません。あからさまによくなったのを私は感じました。その結果は、いままでは体全体の感覚がまったく異なるということです。


こちらも突然にかわったというのがポイントでしょうか。
体というのは少しづつ変化をしていても、それが成果や結果として現れるのは突然だということです。これは私の体だけではなく、整体にこられている人すべてにいることです。

このことを知っていると、


「すこしづつ良くなれば、少しでもよくなれば。」


なんていっている人はいつまでたっても体が変わることはないということでもあります。



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いたわりの気持ちなどありません

腰が痛くて歩けない人が10人ほどいたとします。
その人たちを歩けるようにするにはどうすればよいか?と考えてみます。手っ取り早く結果を出す方法を考えてみました

1.プールから15mぐらい離れたところで、背中に薪を背負ってもらう
2.薪に火をつけます

すると、おそらく10人すべてが走ってプールに飛び込むはずです。走れないなら焼け死んでしまいますから当たり前のことです。

ただ、100人いたら走れない、走る気力のないような人も2~3人いるかもしれませんね。でも、そういう人は、腰が痛いから歩けないのではなく、生きる活力、気力、元気といったものをなくしてしまっているだけです。腰の状態がどうこういうような問題ではありません。

乱暴なやり方だと思うかもしれませんが、効果的な上に速攻性もありますね。お昼のテレビ番組の健康特集で取り上げてもらってもいいかもしれません。


先日、こんな話をしていたら、


「あなたは人に対する思いやりってものがありませんね。」


と言われました。
火をつければ走りだすような人を過保護にして、生きる気力、活力、元気を失わせてしまうことを

「思いやり。」

というのでしたら、確かに私にはそんなものはかけらもありませんね。
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筋力を補助するロボットの話

随分前のことですが、腰が痛くてうまく動けない人のための補助ロボットを開発している人たちをテレビで紹介していました。モータの力で筋力を補助することによって自由にたって動けるようにということでした。

それなりの予算と人員を投入して開発しているようでした。非常に気の毒な評価になりますが、無意味な上に有害な研究開発だというのが私の印象です。

「人間の体は筋力で動かしている。」

という思い込みに気がついていい頃だと思うのですけどね。

ホンダが開発した2足歩行のロボットは、人間と比べるとずいぶんぎこちない歩き方をします。
それでも、2本足で歩くということが非常に難しいということから高い評価をうけていますね。筋肉で体を動かいしているなら、人間と同じように関節を作って、同じように動かせばよいだけなのです。

しかし、いかに筋肉の動きを微細に研究しても風が吹いただけで転んでしまうだけです。
ちょっとした振動でも、足元に石が落ちているだけで転ぶでしょう。二本足で歩くということはそれだけで奇跡のようなことといえます。人間の背筋をモータの力で補助したってすぐ転ぶだけだろうと私は思います。

あと、まれに電動の4輪車で外出しているお年寄りを見かけます。
そういう人に、

「そうやって車にのって外出していたらいつか歩けるようになるんですか?それとも死ぬまで車にのっているつもりですか?」

と聞いてみたくなります。
筋力を補助するロボットの発想は、ここでいう電動4輪車と同じだと私は思います。
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私が体を整えるときの過ごし方

ここ2週間ほど体の調子が悪いということを感じていました。
原因ははっきりとわかっていて、頚椎2、3番の動きが悪くなっていたからです。その影響で眠りが浅くいくら体を休めても疲れがぬけない状態でした。運動としても顎の動きが悪くなっており、顎を動かすとポキポキと音がなっていました。余談ですが、顎関節症なんですとかいう人はたいてい同じことが起こっていますね。

1週間ほど、試行錯誤していましたが、これは自力ではちょっと難しいと判断したのでリラクゼーションマーサージにいってきました。

目的は、深い睡眠をとるということです。
決して、押したり揉んだりしてもらってゆるめてもらおうなどとは考えません。今回のように自分で体を整えるのがうまくいいかないときにたまに利用しています。また、私が強く体をおされるのを好まないので、それをわかってくれるところを選ぶのもポイントです。強く押されたって痛いだけで体にはなんのメリットも感じません。繰り返しになりますが、30分程度でよいので深く眠りたいだけなのです。

ちなみに、そのための工夫として行く前に銭湯へいって体を温めてゆきます。
普段はサウナなどで汗をかくことをすすめています。しかし、この日は3分ぐらい体力の限界を感じました。やはり、これはいよいよ駄目だなぁと再確認しました。

そして、リラクゼーションを60分うけた後、足の骨にこわばりを感じたので足つぼも30分足してもらいました。

終わったら、すぐに腰が痛くなっていました。


「あぁ、やっとこれで首の疲れが抜ける。」


そう確信しました。
家に帰ったあと、頭痛もしてきました頚椎2番が悪くなっていたのですから、良くなるときには頭が痛くなるのは当たり前です。テレビを見たり、漫画を見たり、ゲームをしたりとゴロゴロとすごしました。頭が痛いのですから外出する気はしませんでしたし、頚椎のこわばりははっきりと感じていましたので体を休めることにしました。


眠ったのは、21時すぎぐらいでしょうか?
朝5時半ごろに目が覚めたのですが、その時には腰にこわばりを感じました。

「もしかしたら2~3日は腰がすっきりしないかも?」

と思いましたが、仕事を初めてみればそんなことはなくいつも以上に快調に仕事をすることができています。

リラクゼーションにいくことなど3ヶ月に1回あるかないかぐらいでしょうか。うまく自分で整えられない時は積極的に利用するようにしています。

ちなみに、頚椎が悪くなる原因もはっきりとわかっています。
原因は、今年はじめて剣術です。まだ刀の扱いが下手なのです。腕力で振り回すから首がおかしくなってしまうわけです。
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1本歯の下駄

身体感覚を高めるために1本歯の下駄を買ってみようかとインターネットで検索してみました。すると、


「1本歯の下駄をはいて体を動かすと腰痛が治る。」


というようなキャッチコピーで販売されているのをいくつかみかけました。
丁寧に使用前、使用後の写真比較があり、下駄を履くと姿勢がよくなって健康になるというようなセールスです。確かにそういう一面があるのは間違いはありませんが、1本歯の下駄では従来の体の動きとは全く異なる動きになるだろうと思いますので、履いて運動すればそれで全部解決するかというとお、違うのではないかと思います。

そもそも下駄をはけば姿勢がよくなるという発想がすでにずれています
興味があればやってみるとよいかとは思いますが、この点をふまえていないでいきなりやってもおそらく3日でやらなくなるのではないでしょうか。


1本歯の下駄を利用するのは体を上手く使えるようになることです。
右手で何かをもつときには、ほとんどの人が右手しか使っていません。ところが、足の先から頭のてっぺんの筋肉や骨を総動員して右手を使えるようになるとどのようなことができるか?こういう発想が必要です。このような体の使い方には、そうおうな鍛錬が必要で一朝一夕で身につくようなものではありません。


ちなみに、一昔前の日本人はそこらへんのおばちゃんでもそのような体の使い方ができていたようです。頭の上にたらいをのせてその上に子供が3人のっているというようなびっくりするような写真を見たことがあります。単純な重量でいえば、60~80kgはあるでしょう。でも写真ではそのおばちゃんはにこやかな笑顔で無理している感じがまったくありませんでした。和服で帯をしめて生活していればそういう事がわりと普通にできたらしいですね。洋服で生活している我々にはなかなか想像ができません。


書いていてふと思ったのは、


『着物で生活すれば腰痛が治る!』


なんていう謳い文句で和服を販売すれば結構売れるのかもしれないなぁと。


そもそも腰痛を治す、姿勢を正すという目的に対して特別なことをする必要がないのです。早寝早起き、腹八分目、日々快活に笑って過ごしていればよいだけの事なのですけどね。1本歯の下駄をはけばこれができるかといえばちょっとずれているのはわかっていただけるのではないでしょうか。


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