腰痛の治し方
2015年01月07日
腰痛というものにはほっておいた方がよいものがあります。
少し前のことですが、
「腰が痛くてまともに歩けない。」
そういって杖をついてこられた方がいました。
整体をして、杖なしで歩い帰ってもらったのですが、
「普通に歩けるのは少しの間だけでまた痛くなってきますから。3日ほど我慢して痛がっておいてください。」
と説明しておきました。
1ヶ月ほどして来られた時には、
「言うとおりに4日後には痛みがなくなり杖はいらなくなった。」
といっていました。
たいていの腰痛など3日もほっておけばなくなります。
ところが、ほんどの人が急に痛くなったと、シップを貼ったりと痛みを消そうとしてしまい、その腰痛を慢性化させてしまったりします。
「たいていの痛みは3日で消えます。よく引っ張っても1週間です。」
という説明を私はよくします。
実は、痛みというのは、悪くなった体を元に戻すために必要なものです。
ですから、痛みを消してはいけません。痛みを消してしまうと、悪くなった体は元にもどりません。つまり、痛みは消えても体の異常はなくなりません。
腰痛でいうなら、腰痛の痛みを消した結果、慢性的な頭痛や肩こりに悩まされるようになるということも珍しくありません。頭痛や肩こり程度ならまだいいですが、もっと深刻な病気になってしまう人すらいます。ですから痛がっておかないといけないのです。
悪くなった体を元に戻そうという働きが強くでればでるほどひどくい痛みがでます。場合によっては、たって歩くこともできないぐらい強い痛みが出ることもあります。
体を休める必要があるときに休まなければいけません。
もちろん、そんな状態でもむちうって動く必要のあるときもあるでしょう。でも、3日休めばよいだけのものを何年も、ヘタしたら死ぬまで抱えることになるかもしれない事があるのをふまえて判断したほうがよいでしょう。
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