年をとったら体が衰えるという謎の思い込み
2014年12月12日
「こんなに体が軽くなるとは思いませんでした。」
整体に通うのはこれで切り上げにしましょうという話をしたときにこんな感想をいただきました。腰が痛い人などは、たいてい歳相応である程度の年齢をこえると必ず体のどこかが悪くて当たり前とか思い込んでいる人が多いのです。この方も同じように考えていたそうです。
少し前にがんの手術をして、その後、腰痛と足のシビレに悩まされていたそうです。
専門家には歳相応だといわれていたそうですが、本人は癌治療の副作用だと考えていたようです。腰の痛みに耐えかねて私のところ相談にこられたのですが、
「食べ過ぎですね。」
という私の一言で何かに気がついたようです。
腰が辛いので、とりあえず言われたとおりにやってみるしかなかったのかもしれません。二ヶ月ほど、食事内容を私の指導するとおりに改めて整体にかよわれました。
「腰の痛みがキレイになくなって、体がすごく楽になりました。」
といっていました。
また、
「年末で外食する機会が多くて、食べ過ぎているような気がします。」
ともいっていまた。
これをきいて私はもう大丈夫だろうと判断したので一区切りとしました。
何度もいいますが、年をとるという事と衰えるというのは全く意味が違います。
死ぬまで元気でいようと思えば、それはそれほど難しいことではありません。年をとったら衰えて体のあちこちが悪くなるというのはただの思いこみです。