ブログ「日々整体」

五行の話 その2

五行の相生という関係について少し考えてみました。




さっき読み返したのですが、やはりにわかというか稚拙な印象をうけますね。
正直なところあまり意識しなくても整体はできてしまうのであまり掘り下げて考えてみたことがなったからといえるでしょう。ただ、


「難解な状態になっている人の体に何がおこっているか?」


というのを考える時に助けになることがあります。
まぁ、ひらたくいってしまうと体にいいところがないというか、


「全部悪いね。」


というような人が実際にいるわけです。
しかし、人間の体というのはあっちこもこっちも全部悪いということは普通おこりません。ですから、全部悪いということはどこかが悪くなって、その他の部分はその悪くなったところの影響をうけて悪くなっていると考えなければいけません。


わかりやすいのは心臓と肺の関係でしょうか。
心臓の働きが悪くなると肺の働きが影響をうけてわるくなります。たとえば、動悸がするときには呼吸が浅くなりますから、息苦しくなってきます。こういう場合、問題があるのは心臓で、心臓と肺の両方が悪いということはあまりありません。ですから、心臓の働きを整えてあげれば息苦しさなくなっていくというように考えればよいわけです。


そういや昨日こられた人は、


首が痛い、頭痛がする、肩や背中が痛い、腰が痛い、耳鳴りがする、耳が聞こえにくい、花粉症、夜眠れない、夜中に動悸がして目が覚める、疲れやすい、朝起きれないなどなど


というような事を訴えておられました。
こういう方でもあっちこっちが悪いのではありません。ちゃんと1つすべての原因となる体の問題があって、その影響が広がって体調不良の宝石箱状態になっているのです。この方の場合は、五行にあてはめて考えるなら心臓にすべての問題のはじまりがあるととらえると解決ができるだろうと私はみました。


あとさらに余談を付け加えると、最近、また増えてきている耳鳴りになんかも同様です。
耳事態にはなんの問題もないですが、耳鳴りが止まらないというような人は体全体のバランスはガタガタであるという人がほとんどです。


相克の関係はたいてい五芒星で表現されています。
しかし、このブログでそれを表現するのは難しいので、まるく書いてみることにします。


心臓→ 肺 → 肝臓
 ↑        ↓   
腎臓  ←   脾臓


簡単に解釈するなら、


・心臓が過剰に働くと肺を壊す
・肺が過剰に働くと肝臓を壊す


という事です。
ですから、肺に問題がある人は心臓に、肝臓に問題がある人は肺に問題があるかもしれません。まぁ、単純に職場が工場え空気が悪いせいで肺の調子が悪い、酒の飲み過ぎで肝臓が悪いということの方が多いとは思いますけどね。まれにそういうシンプルな事が原因で体を壊している人がいるというわけです。
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耳鳴りの原理がわかったかもしれない

最近、耳鳴りで整体に来られた方は、


「現代医学で耳鳴りは手の施しようがない。」


と医者にいわれたそうです。


「それは良心的な医師にあたってよかったですね。」


と私は答えました。
原因も理屈もどうすれば耳鳴りがとまるかもわかってもいないのにあてずっぽうで、


「ストレスが原因だ。」
「運動不足が原因だから毎日歩きなさい。」


なんて事をいう専門家が非常に多いと感じています。
そして、薬を飲んで様子を見ましょうという流れにたいていはなるのです。薬で体の状態を調整する事は必要な場合もあります。しかし、現在の医療技術では検査結果に反映がされていない問題を起こしている事がおおいのです。そして、耳鳴りがなっている人の半数程度はその薬が原因だと最近では考えるようになってきました。


私の感覚的なものですが、ここ数年で薬がかなり進歩したように感じています。
もしかしたら、進歩はもう少し前からあったのかもしれませんが、その進歩が社会の人々に反映されはじめたがここ数年なのかもしれません。平たくいうと、


「ここ数年、ものすごく薬が効いてしまう。」


ということです。
しかし、薬で調整された体というのは非常に弱くなります。畑や田んぼでいえば、


「化学肥料で調整された土壌というのは年々痩せてくる。」


なんていう話は聞いたことはないでしょうか?
私は農業については詳しくないのでそれが事実なのかわかりませんが、人間の体では間違いなくこういうことが起こっているのはわかります。薬で調整された体というのは内臓の働きが悪くなっています。余談ですが、テキメンにあらわれるのが風邪の治療でしょうか、抗生物質を飲んで風邪の症状をおさえたような人は昔よくみかけた、「使用前→使用後」の広告のような激変といっていいようないびつな変化が体に起こっています。最初にいいましたが、数年前ならここまで大きくかわっていなかったように思うのですけどね。


さて、耳鳴りの原理がおおよそわかったかもしれません。
大きな気付きがあったのは昨年の末ごろです。それからずっと確かめをつづけてきましたが、ほぼ確信にかわってきています。

簡単に言ってしまうと、多くの場合、心臓と肺の働きが深くかかわっています。
これまで大半の人の耳鳴りはとめる、あるいは小さくすることができてきたと自負しています。しかし、どうしても残ってしまったり、うまく成果をあげられなかった人がいたのはこの認識が不足していたからだろうと思われます。もちろん例外というものがあるとはいえますが、ほとんどの方の場合は心肺機能の働きに問題があるということです。ただ、説明としてやっかいなのが病院の検査でひっかかるような性質の問題ではないということです。


少々、変な説明だと感じるかもしれません。
プロのスポーツ選手の心肺機能を100点満点で表現した場合80~90点ぐらいだとします。私は、サラリーマンや主婦として生活するのであれば70点ぐらいを目指せばいいですよと説明しています。しかし、病院の検査では心肺機能に問題があるということにされるのは40点以下ぐらいからでしょうか。

こういうと、


「40~60点あたりはグレーゾーンなのではないか?」


というように考えるかもしれません。
しかし、このあたりは私にいわせれば真っ黒です。現代医学で解決できないような問題は医療がここに問題があるとは考えていないことに起因していると言い切ってしまっていいでしょう。


もちろん40~60点の人の心臓や呼吸が止まってしまうような事はありません。
また、働きが落ちているわけではなく過剰に働いているというケースもあります。このあたりにいるような人たちにとって、朝起きて、仕事へいって、仕事こなして、家にかえってごはんを食べて寝るという生活をする上で問題はまずありません。しかし、充実した幸せな生活をおくる、意欲的になにかに取り組む、というようなことが難しいと捉え方をしてもらうと正解に近いでしょう。気持ちの問題ととらえがちですが、幸せを感じるとか、前向きに物事を考えるとか、なにかに集中して取り組むということは心肺機能の状態によるものだからです。だから、日常的に運動をしましょうというのは非常に理にかなったアドバイスではあるのですけどね。


ただ、心肺機能を高めればよいというほど単純な話でもなかったりします。
筋トレのやりすぎでかえって心肺機能が落ちているというケースもよくみかけます。このあたりを掘り下げて考えることができると耳鳴りの解決は今後はそれほど難しいものではなくなていくように思えます。
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自分に適した体をつくる

高いレベルの整体技術を身につけようと思うとそれなりの体づくりというのを考えなければいけません。高いレベルの知識や理論をもっていてもそれが実践できるわけではありません。このあたりはスポーツといっしょと考えてもらうと良いでしょう。

柔道には、『理論の嘉納、実践の三船』という言葉があるようです。
嘉納というのは嘉納治五郎という人のことです。YAWARAというアニメにもなったマンガで猪熊滋悟郎のモデルになった人です。柔道理論は緻密で非常に理にかなったようなのですが、その実践においては三船久蔵という人の方が高い評価を受けていたのだとか。

まぁ、私は柔道はテレビでみて学生の頃の授業でちょっと体験したというぐらいなので、この評価がどれぐらい妥当なものなのかはわかりませんけどね。ただ、YouTubeで三船久蔵氏の柔道の乱取りの様子をみることができます。それを見ると実践の三船という言葉が生まれたのはこういうことか・・・、なんていう事がなんとなく実感できたりしますね。


さて、整体できる体づくりをしなくてはと本格的に取り組み始めたのは2年ぐらい前でしょうか。
ただ、走ったり、筋トレしたりということは一切やっていません。それらで得られる体は私が目指すようなものではなかったりします。ただ、いろいろやった中では自転車が一番理にかなっているなぁというは感じましたけどね。原付きバイクで15分のところを自転車で30~40分ぐらいかけて走っていると1~2ヶ月程度で体の様子がかわってきました。具体的にいうなら私の場合は非常に疲れにくくなりましたし、疲れてもすぐに疲れが抜けるようになりましたね。自転車が人気になるのはこういう事なのだろうとわかったような気になりました。

ただ、どんなにいいものでも間違える人は必ずいるものです。
一生懸命にペダルを踏んで、そのせいで体を痛めてしまうような人も現実にいたりします。その人は耳鳴りで相談にこられていますが、気を紛らわせようと一生懸命にペダルを踏んでいたそうですが、そのせいで耳鳴りの音が毎回大きくなっていました。そして「辞めろ!」といっても辞めませんでしたね。運動だってやり方を間違えれば体を壊すというのは知っておいて欲しいものです。

さて、整体をする上で私の体には欠点がありました。
わかりやすい言い方をすると、背中を柔らかく動かすという事ができていませんでした。その事に気がついたのは昨年の中頃だったでしょうか。そして、何をやればそれが変わるなぁというのをずっと探していたのです。そして、これはさらに以前から知っていた体操なのですが、それに取り組めばかわるのではないか?と、いうことに気がついたのが2月の中頃にはいってからです。

で、1ヶ月というか月に3回のセミナーのようなものに今月いってみたところ、体がかわったと感じたのはつい3日前だったりします。そして今日、鏡で自分の顔をみて、顔つきもずいぶん変わっているなぁと思えました。当然ですが、体の調子もすこぶるいいですし、気力も体力も充実している感触です。まぁ、私の場合は、あれこれやっていた取り組みで芽がでそうででなかったものが、この体操を機会にシュッと芽吹いたというような事なのでしょうけどね。ただ、この事で自分の技術がもしかしたら少し向上をしはじめるかもしれないなぁなんて考えいます。

この体操、非常にいいと私は思いますのでまた後日にこのブログで紹介をさせてもらいますね。
自分はどのような体になればいいのか?サラリーマンに向いた体、主婦に向いた体とうのは間違いなくあると私は思いますよ。
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少年老い易く学成り難しなんだけど・・・

普段えらそうなことばかりいっていますが、その内容自分自身でそれが完璧にできているかというと全くできていないというのが本当のところです。

何しろ、日々の生業としている整体だってまだまだ技術と知識がたりません。
私自身は自分に才能がないことを十二分に承知しているのであと30年ぐらい続けていれば、


「そこそこの技術は身についてそれなりに満足して死んでいけるだろう。」


なんて考えているわけです。
ところが、実際に整体にこられる人たちにしたらのっぴきならない事情を抱えていることもあったりするわけですから、


「あと30年ぐらい待ってもらえればきっとよくなるよ。」


というわけにもいきません。
それまで生存しているかどうか妖しいような人もいるわけですしね。


難しいのは整体という技術は勉強すれば向上するというようなものでもないということです。
むしろ勉強して頭でっかちになればなるほど下手になっていく傾向があります。結局のところは、一番の向上につながるのは毎日毎日たくさんの人の整体をすることで、これを繰り返してゆくことでしか技術も知識も向上してゆくことがなかったりします。


一時期は私もせっせと本読んだり勉強会にいったりしていたのです。
しかし、ある時期を境にそれを辞めてしまいました。かといって全く何もしないわけにはいきませんし、やりすぎても駄目だしちょうどいいバランスを捕ることに苦心していたりするわけです。ただ、こんな風に生活をしていると、


「時間を無駄にしているのではないか?もっと日々、己をたかめるためだけに時間を費やすべきではないのか!」


なんていう思いもたまに浮かんできたりして私なりに葛藤していることもあったりするのですけどね。

最後に、この記事は『運動の効果』というタイトルで書き始めてみたのです。
しかし、途中からというかはじめからまったく違う方向に文章が向かってしまい見当違いの内容になってしまったということだけ付け加えておこうと思います。
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五行の話 その1

実は私自身は五行というのをあまり意識したことがありません。
生きるということを考える上で非常に重要な考え方です。しかし、おそらくは意識する必要がなかったというより、意識するほどの実力がなかったという方がより正確な表現だと思います。

五行というのは、世の中の現象を月、火、水、木、金で表現されるものです。
それぞれを内臓の働きに置き換えると、人間の体の働きを理解するのを助けてくれます。

火→土→金
↑     ↓  
木 ← 水

このような表現で円になってぐるぐぐるまわっている図を見たことがある人も多いことでしょう。
これを内臓に置き換えてみると、


火 → 心臓
土 → 脾臓
金 → 肺
水 → 腎臓
木 → 肝臓


ということになります。

心臓→脾臓→肺
↑       ↓   
肝臓 ← 腎臓


こういう図から考えると、心臓の働きが脾臓の働きを高め、脾臓の働きが肺の働き高め、肺の働きが腎臓の働きを高め、・・・、というように考えることができます。そして、実際に整体しているとまったくそのとおりだなぁと感じる事が少なくありません。


さて、私はこれまで腎臓の働きに注目して整体することが常でした。
言い換えれば腎臓から善循環をはじめることで体の働きを整えようとしてきたわけです。別に意識してそうしていたわけではないのですが、どうしても腎臓の働きが落ちている人が圧倒的に多かったのです。しかし、去年ぐらいからその傾向がかわってきました。

これは腎臓の働きが落ちている方はみな元気になってしまったということでもあります。
しかし、肺の働きが落ちている方だけ妙に時間がかかるということに気がついてしまいました。なんでかなぁと考えていた時にふと五行の事を思い出して見直してみたら、


「腎臓から肺というのは一番遠い。」


というわけです。
そこで最近は肺の働きを中心に体をみるように変わってきてしまいました。もちろん、腎からスタートした方がいいと思える方にはそのようにしていますけどね。ただ、当院に相談にこられる人たちの傾向がちょっとかわってきたこともあると思うのですが、腎に注目するより肺に注目した方がいいと思われる人が圧倒的に増えてきているように思えます。

で、ここまで書いてきがついたのは、


「あの人と、あの人は心臓からスタートした方がよかったかもしれない。」


という事だったりします。
なお、これは五行の相生という関係に基づいての考え方です。どちらかというと活性化するときの関係ですね。それと違って相克という関係もあります。それについては次回にまとめてみようと思います。


ちなみに、西洋の錬金術の考え方に火、水、土、風というの似ているように感じますがまったく違う原点から来ているとは思えますね。私の理解が浅いからかもしれませんが、似て非なるものだと思えます。
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