ブログ「日々整体」

最近の整体事情と休みのお知らせ

整体という技術をまとめた野口晴哉という人はお腹の状態をみることで体の状態を把握できたそうです。そして、念のために背骨をみて答え合わせたをしていたそうです。著書にそんな事が書いてありました。

私はどうしているかというと頭骨の様子をみてあたりをつけてから背骨をみて考え、すねと足の状態をみながら答え合わせをしています。あれこれ試行錯誤して最近はこういう具合に落ち着いてきたのです。1年前とは人の体の見え方が全然違っていて、精度もかなりあがってきたように思わないでもありません。

で、今朝通勤の時に思ったことは、


「胸椎のようすはだいぶ把握できるようになってきたけど、頚椎や腰椎はまだまだわからんなぁ。」


ということだったりします。
そこで自分があまりにも駄目なことを考えていることに気が付かされてしまうわけです。
普段から、


「目の事はわかりますが、内臓のことはわかりません。」
「筋肉のことはわかりますが、骨のことはわかりません。」
「指のことはわかりますが、手首の事はわかりません。」


とかいっている人を散々馬鹿にしている私が、


「人間の体を部品単位で考えたら駄目だと。」


と毎日ように口にしている私が、


「胸椎はわかるけど頚椎や腰椎はよくわかりません。」


とか考えちゃっているわけです。
まぁ、私なんてまだまだその程度ということなのでしょう。

で、そんな自分に嫌気が差したわけではありませんが、明日17日は1日休みます。

たまーに自虐をしていると、


「大丈夫ですかっ?」


なんて心配されることもあるので付け加えておきますが、単に、休みますという告知だけじゃつまらないので、それに自虐を添えてみただけのことですので。
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グンダリニー症候群

病気やら症候群の数は日に日に増えていると感じます。
だから、


「なんですか?それは?」


と聞き返すことが日常茶飯事です。
ただ、私が初めて聞いた単語で困ることなどまずありません。なぜなら、私は体に何が起こっているかについていつも考えているからです。そして、この仕事をやっていて思うのは、症状別に分類をするからおかしなことを言い出す人が多くなるんだということです。


平たく言ってしまえば、頭痛がするというのと、下痢をするとうことの原因が同じであるということだって珍しくありません。そうであれば、頭痛と下痢のケアがほとんど同じであるということでもあります。症状別に適切なケアをする必要があると考える人には、けしからん、馬鹿な話に聞こえるのでしょうね。


で、先日、私はグンダリニー症候群ですという人がやってきました。
こういう時に、私が最初にする質問は


「何をもって自分がグンダリニー症候群だと判断したんですか?」


で、決まっています。
すると、



「何人かに見てもらったらそう判断されました。症状を調べると自分でもそう思う。」


ということでした。
そういうことなら、グンダリニー症候群であると判断した人に面倒をみてもらえばいいとおもうのですけどね。偉そうに病名を付ける人は、判断はするけどどうすれば元気になるかがわからないわけです。私に言わせれば、


「そんないい加減な話に振り回されてどうするんだ。」


ということになります。

何かわからないけどあなたの体に起こっている現象にとりあえず名前をつけてみましたというだけの状態でしかありません。この判断をした人は、何にもわかってないのに、名前をつけてわかった気になって偉そうにふんぞり返っているというように私には感じられます。で、そんないい加減な話を私のところにそのままもってきてどうにかなりませんかというわけですからずいぶん失礼な話です。


さて、グンダリニー症候群ですが、世間ではどういう具合に考えられているのか調べてみました。するとヨガの修行でうっかりチャクラを開いてしまって人が、それが原因で心身に不調をきたすものなのだとか。本人もそんな事をいっていましたから、たぶんだいたいあっているでしょう。

ヨガついてはそれほど詳しくはありません。
ただ、チャクラや気の流れということについては問題ない程度には理解しているつもりです。

普通の人が相応の準備もなくチャクラを開いてしまうと気が狂ってしまうでしょう。
ただ、才能があって努力を惜しまないというような人が一生涯をかけて修行したってチャクラを開く事などはできないだろうと思います。


チャクラが開くというのがどういうことかは言葉で説明するのはなかなか難しいのですけどね。鋼の錬金術師という漫画の登場人物は、人間を錬金術で作り上げる際に、知識の門を垣間見て、それとともに体の一部を失うという体験をするんですが、それが一番イメージに近いかなぁと。まぁ、興味が沸くようでしたら、読んでみるといいかもしれません。で、それぐらい難易度が高いというか、キリストとかシャカとか呼ばれているような人ならたぶんできるんじゃなかいかなぁと、チャクラを開くというのはそういうレベルの話なわけです。

で、そんな事ができる人がそこら辺にゴロゴロいるわけがないのです。
さらに付け加えるならうっかりで開くということであっても、それなりの体の状態でなければ無理なはずです。たぶん、血管に流れる血液に含まれている赤血球の流れを感じ取れるというぐらいの身体感覚は必要ではないでしょうかね。もちろん私には無理な話です。で、そういう体の持ち主だとちょっと触れるだけで、


「この人はなんか違うな。」


というのがすぐわかるだろうと思います。
いいとか悪いとかではなく、心身を高めているという人は体に触れた時の感触が全然違うのです。


話を戻します。

体の様子をみたところ、たしかに気の乱れというのは生じていました。
私はあまり気の流れが乱れているという表現を好まないのですけどね。ただ、整体というのは気の通りが悪くなっている部分を見つけるのが基本だったりします。体のどこが悪くてどうしてあげれば整ってくるかというのはおおよその検討はすぐにつきました。


どうもグンダリニー症候群というのは胸椎8番と、11番の異常が繋がってしまっておこるのではないかと思われました。そうなると心身の安定がとれなくなって通常の生活もままなくなるのではないでしょうか。通常は、そういう事がおこらないように体の方が遮断しているのでしょうね。ところが、ヨガなんか修行でうっかりつなげてしまったりすることがあるのではないでしょう。禅の修行だと、そういう時にどのように対処すればよいかちゃんと指導されるということも聞いたことがありますから、本来はヨガにもそれなりのノウハウがあると思うのですけどね。


生兵法は怪我の元なんていう言葉のとおりなのでしょう。
相応の指導者の元で適切な稽古や修行ができればいいんでしょうけどね。ただ、この理屈なら胸椎8,11番が整えば元気になるだろうと思いますし、実際そこには明らかな異常がありましたから、ほぼ正解だろうと思えましたけどね。

ところが、チャクラが開いておかしくなったという前提でしか考えられなくなっている人にはなかなか受け入れ難いようでした。

まぁ、この事を本人にそのまま言うと、


「あなた程度の才能と努力でうっかりでもチャクラが開くことなどありえない。」


ということになりますからね。
本人はチャクラが開いたせいで、気の流れが乱れて生活もままならないと信じ込んでいるわけですからなかなか受け入れがたいようです。
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医者が絶対にやらない健康法

「医者が絶対にやらない健康法はジョギングだ。」



と、窓からジョギングしている人たちを眺めてほくそ笑んえる人をインターネットでみかけました。



さて、そのジョギングを眺めていた窓はどこの窓でしょうか?







どこかというと、病室の窓です。

彼は入院中で大きな手術をした直後でした。下手をすると命を落としてしまう可能性もあったそうです。しかも、この入院は今年で2回目なのだとか・・・。



体にいいとか悪いとか2元論でしか物を考えられない人は何を言っても無駄だろうと感じることがあります。



「スポーツをすることは、心肺機能に負担をかけることなので結果的に寿命が短くなる。」



という考え方があります。

的外れではなく、おそらくそれは答えとしては正解であろうと思います。言い換えてみると、家の中に引きこもっていたら健康で長生きできるというのも嘘ではないだろうと考えます。今現在、どのぐらいの人がいるかしりませんが、ニートと呼ばれる人たちは長生きするかもしれませんね。



彼はきっと、




「走っている人たちが、どんな表情をして走っているか?」

「走っている人たちがどんな生活をしてどんな仕事をしているか?」



そういう部分には目がいかないのであろうなぁと。

まぁ、単純に年に2回も入院している自分を肯定したくてそんな発言をしていただけかもしれませんけどね。



走るということは何をしているかというと、心臓と肺に活力を与えているといってしまっていいでしょう。心肺機能が充実している人の1日と、病院のベッドほくそ笑んでいる人の1日では同じ24時間でも等価だとは私はおもいませんね。

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最近、腹をたてているという話

「そちらではどのような事をするのでしょうか?」


と電話がかかってくることがよくあります。
当然の疑問ではあるのですが、電話で答えられるような質問ではありません。馬鹿にしたような言い方になってしまうかもしれませんが、これは、



「足し算しかできない人に、因数分解について説明しろ。」


といわれているようなものです。
どうにか説明のしようがないかなぁと工夫を試みたことはありますが駄目ですね。なぜなら、このような質問をしてくる人は足し算の発想しかなく、掛け算とか割り算があるという事をまったくしらないし、知ろうともしないからです。そういう発想や考えができる人は、こんな質問を私に投げてきたりはしないのです。


世間で考えられている自律神経の働きには大きな問題があります。
たいていの場合、


「副交感神経の働きを高めて、自律神経のバランスを整えましょう。」


なんていう事がいろんな表現で書籍やウェブに書いてあるわけです。
この際もう一度はっきりここに書いておきたいと思うのですが、


『ストレス社会で、仕事や人間関係からくるストレスでリラックスできなくて、交感神経の緊張が強くなって、副交感神経がうまく働かないから深呼吸やリラックスできることをして副交換神経を高めましょう。』


こんな話を真に受けてるから駄目なのです。確かに嘘ではありませんよ。ただ、嘘ではないからといってそれが適切かというとそうでもないわけです。

例えば、10代の青年で将来はプロ野球選手になりたいと考えていたとしましょう。そんな青年に対して、


「夢は必ず叶うから、毎日一生懸命練習しなさい。」


とアドバイスをして意味があるでしょうか。
これでいいなら、全員がプロ野球選手になれてしまいます。ごく一部の才能をもった人間にはこの程度の言葉だけでも十分だったりしますけどね。ほとんどの青年にはまったく意味をなさない助言といえるでしょうし、私はこういうのは非常に無責任な発言だと感じます。世の中の自律神経に対する説明やうんちくは、これと同レベルで99%の人にはまったく役にたちません。


「わたしはネットであれこれ調べて自分の体が悪いのがどうしてか解明したんです。そちらでならきっと解決できると思ったのですが?」


なんていう電話がかかってきたら私は心底うんざりします。



「仕事でのストレスが原因で自律神経のバランスが乱れて体が辛いのです。」


という方がこられたら、


「じゃあ、仕事辞めればいいんじゃないですか。」


としか答えようがありません。
仕事や人間関係でのストレスが不調の本当の原因ならば、山奥にでもこもって自給自足しつつ、社会との関わりをなくしてしまえばすぐに解決します。わたしにツバをつけてもらってごまかすような事をやってないで、ちゃんと体の不調の原因と向き合わねばいけないはずなんですけどね。


そういえば最近、


「体がひどく辛いのです。仕事のストレスが原因だと思うので仕事を辞めようと思っているのですが?」


なんて相談にこられた方がいました。
私は、



「仕事もせずに引きこもっている人間が元気になるはずがなでしょう。本当に元気になりたいのなら一生懸命に仕事をしてください。」



と答えました。
すると次回の整体日時を予約して帰られたのですが、後日電話で取り消されました。多分、一生懸命に仕事をするのが嫌だったのでしょう。
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パンチドランカーについて考えてみる

ちょっと前に、はじめの一歩という漫画でパンチドランカーの話をしていました。
おそらく現在の医療ではパンチドランカーというものの原因や理屈はわかっていないそうです。わりと本格的なボクシング漫画ですので、いまでもそんなものなのでしょう。


パンチドランカーの症状は、頭痛、記憶障害、認知症、歩行障害などがあるようです。
パーキンソン病と診断されていたのはモハメッド・アリで、これまたパンチドランカーの1種と考えられているとか。脳の障害が残っているという具合に考えられているようですが、脳解剖しないと本当に障害があるかわからないということだそうです。パンチドランカーの症状をうったえている人の脳を解剖してみたという話はきいたことがありませんから、そうすればわかるかもしれないという程度の話かもしれません。ただ、私からするとおそらく頚椎や胸椎にきついダメージが残っているからだろうと推測できます。


平たくいってしまうと打撲が原因なわけです。
実は、打撲というのは非常にやっかいなものです。自覚症状がでるまでに数年かかることが普通だからです。私のこれまでの経験でいうと、交通事故なんかで受けた打撲はその影響を自覚するようになるのは2~3年後だったりします。そのせいで私が、


「体を強くぶつけたことがあるはずだ。」


と指摘しても本人にはその記憶がないことが多いのです。
なぜかというと、体をぶつけて骨が折れたというようなケースは、力が骨を折ることで抜けているので、後に問題が残るような事があまりないのです。早いスピードで激しくぶつかったのだけど、わりとなんともなかったという時に背骨の異常が後に残ることになるので記憶に残りにくいのです。


残念なことに、こういう体の問題を現在のお医者さんはまったく認識できていません。
まぁ、そこが私の飯の種になっているといえばそうなのですけどね。こんな事で人生を台無しにしているような人が少なからずいると思うと、大きな声でいろいろ言いたくなってしまうこともあるわけです。


脳に何らかの障害があるとしても、それはおそらく頚椎や胸椎の異常からくるもので、結果としてそうなっているのではないかと考えられます。残念ながらプロボクサーの方の整体をしたことはないので、完全な憶測ですけどね。以前に、


「主人がプロボクサーなんです。」


という方が一度こられたので、なんらかの障害残ったりしたらいらしてくださいとお話したことはあるのがせいぜいです。


ただ、体に強い打撲があるせいで手足に力がうまく入らなくなったという人を何人かみています。
そして力がうまく入らないということが極まってしまうと逆に筋肉の硬直を緩めることができなくなることは当然といえます。それが原因でパーキンソン病のような病気の原因になっているのではないかと推測しています。そう考えれば、マイケル・J・フォックスなんかは、交通事故か、高いところから落ちるというような経験をしているのではないかと思うのですが、ネットでちょっと探してみるだけではそのような記述はみつかりませんでした。


まぁ、本当にぶつけただけという簡単なケースもあれば、ボクシングのように体中に何らかの打撲が残っているような場合はもっと複雑な事が起こっているかもしれませんけどね。打撲が残っているかどうかを見分け得ることができれば、解決する体の問題も少なくないはずです。
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