ブログ「日々整体」

うちなんか紹介したら駄目だよという話

「知り合いにこういう人がいるんですが?」


うちに来て元気になった人がよくいうセリフです。
そういう人には、


「その人が本当に困っていて元気になりたいと思っているなら、こういうところもあるけどと声をかけてみたらいいんじゃないですか。でも、うちなんて安易に紹介したら駄目ですよ。」


なんて答えています。


大層な言い方になっていますけどね。
人として暮らしていれば、辛い事、苦しい事、悲しい事などいろいろあるわけですよ。最近は、そういうのは薬を飲んでやり過ごしましょうなんていうのが流行しているように感じています。そんなことをやっていれば体がおかしくなってしまうのは当然のことです。


体の不調や病気も実は同じことでしてね。
薬でごまかしていると体がおかしくなってしまいます。最近、増えている耳鳴り、めまい、不安症なんかの相談はそのいきつく先だったりします。もちろん、すべてがそうではありませんが、感覚としては8~9割ぐらいは向き合わなきゃいけない体の問題を薬でごまかしているからでしょうか。原因がわからないということは、副作用で起こっている問題にも気づけないということでしてね。私からすると、呆れ果ているようなことが体に起こっています。


繰り返しますが、生きてりゃいろいろ起こるわけですよ。
だから、嫌な、目を背けたくなるよう出来事でも、ちゃんと向き合って気持ちを切り替えていかなければいけません。それには、誰かのアドバイスや手助けが必要だったり、時間が必要だったりするときもありますけどね。それなのに、


「ストレスが原因で辛くなっているので薬を飲んで様子をみましょう。」


なんて、愚かしい事この上ないと思いますけどね。



体の問題も同じです。
病気はちゃんと自分の体の力で治してしまわなければいけません。薬の助けを借りていると、薬の助け無しで生きることができない体になってしまいます。そんな体で、豊かで幸せな人生なんておくれるわけがないんですよ。



自律神経の働きを整えるということはこういう感覚が一番大切です。
それがわからない人に、わたしの事なんて紹介したって変人扱いされますし、相手が駄目な人だったりすると疎まれたり恨みを買ったりすることすらあります。だから、


「うちなんか安易に他人に紹介したら駄目ですよ。」


来られている人には、そういう風に話すようにしていますね。






重い荷物の運び方

はたらく細胞の放送が終わってしまいました。
このアニメをみて体のことを信頼しはじめる人たちが少なからずでてきたようです。ただ、薬が体に何を起こしているかについては全くといっていいほど触れられていませんでした。まぁ、当然だわなぁと思う反面、ちょっと残念な気もしたりしています。ただ、このアニメで表現されていたことは、知っているのと知らないのでは人生が変わってしまうだろうなぁとは思えますね。


まぁ、そんないい内容のものだったのですが、一つ気に入らないことがありました。

それは、荷物の持ち方です。
細かく言うと白血球が持っているナイフの持ち方や振り方が理にかなっていないとか、キラーT細胞が筋肉ムキムキであるとか、そういうところも気になりはなりましたけど、まぁ、そこはキャラの個性づけだろうということで見過ごすことはできます。でも、赤血球が酸素を運ぶときのダンボールの持ち方だけは最後までずっと気になってしまいました。


ピンとこないようであれば試してみてもらえればいいんですよ。
ダンボールに荷物を詰めて運んでみればいいだけです。肩で荷物を持ち上げて、背中をそらして、あんな持ち方をしたら走るなんてのは無理で、すぐに腕が疲れて荷物を支えきれなくなってしまいます。


どっかの対談っだったと思うのですが、宮崎駿氏が、


「本当に理想的な動きを表現すると、アニメでは迫力がまったくなくなってしまう。」


なんてことをいっていました。
絵で重いものを持っている状態だったり、迫力ある動きを表現しようとすると、現実ではどうしても体に大きな負担がかかる状態になります。ちょっと古めの侍ジャイアンツという漫画じゃ、ピッチャーの番場蛮は高いジャンプして体をエビ反りにしてからボールを投げることで、球威がある上に球筋がみえにくい魔球をなげていましたけどね。現実じゃ、ジャンプしたらボールは投げられませんし、体を反った状態からボールを投げれば球筋が丸見えになるのでどんなに速いボールを投げてあっさり打たれてしまいます。


学生の頃、家電イベントの荷物運びや引っ越しのバイトをしたことがあります。
そういうところにバイトにいくと、必ずベテランの人が1~2人はいたもので、そういう人は重いものを平気で運べるんですよね。冷蔵庫や、洗濯機だって、


「一人の方が楽だから。」


といって、一人でひょいと持ち上げて運んでしまうのです。
周りの人もそれがわかっていて、じゃあ、


「この洗濯機は頼むわ。」


と言って任せてしまう、そういうのが日常風景になっていました。
で、そういう人の体格は決まって細身だったりしまいます。体格のいい人間なら2~4人ぐらい必要な仕事を、華奢な人なら一人でできてしまうという事があるわけです。肩幅が広く体重の重いタイプの人間は力に頼った物の運び方をしてしまうからで、そうでない人の方が効率的な荷物の運び方を身に着けやすいという傾向があるからでしょう。


赤血球が酸素を運ぶ時のような持ち方は、キラーT細胞のような体格でなければできない持ち方だといえます。
まぁ、いくら体格がいいからといって、ずっとあんな運び方をしていたらいずれ疲労がうまく抜けなくなってきていずれは体を壊してしまうでしょうけどね。


重いものは重さを感じるような持ち方をしてはいけません。
最近みかけた例でいうと、華奢な体格の方が着付けの手伝いをして体を痛めていました。着付けは詳しくないですが、しっかりと帯をしめなきゃいけないとかそいういうのがあるのでしょうかね。華奢な人は力まかせで仕事をしようしても体重がないから無理がでて痛めてしまいます。こなれてくれば冷蔵庫ぐらい持ち上げれるようになるわけですから、うまく体を使って力に頼らない着付けのやり方を身に着けるほうがいいといえますね。







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整体師としての心構え

「整体を終えた方が階段を降りて、角を曲がった先で誰かにぶつかってコケて頭を強く打って亡くなりました。」


もし、そんな話をきいてもふーんそうですかと。


「それがいったいどうしたんですか?」


と、言えるぐらいでちょうどいいのだろうなぁと考えています。
ところが、ちょっと言葉を交わしてしまうと、そういう具合にはいきません。関わってしまった以上は、それなりに元気に生活していって欲しいと思ってしまいます。


こういうのって思い入れとか、親近感とか、そういうものなんですかね?
そういう感情が湧いてしまうから、


「真剣に家族のことを思うなら、あなたはとっとと死んでしまった方がいいかもね。」


なんて、つい発奮するようなことを言ってしまいます。


実は、技術面についてだけ考えるのであれば、健康であって欲しいとか、元気になってほしいという気持ちを持ちながら整体するというのは褒められたものではありません。整体という技術を最も効果的に行使しようと思うと、自分の心はフラットというかニュートラルの状態であるのが理想だからです。単純に、思い入れみたいなものがあると体に与えることのできる変化が小さくなってしまいますし、場合によっては抵抗されちゃってなんにも起こっていませんみたいなことになることもあるでしょう。まぁ、そのあたりをどうにかするのが技術だったり経験だったりなのでしょうけど。


このあたり女性になったつもりで考えてみるとわかりやすいかもしれません。
好意をもっているわけでもない男性に、


「俺色に染めてやるぜ。」


なんて真剣にいわれたらドン引きするはずです。
整体っていうのは、色を染め替えるのではなくその人本来の色がでるようにしてあげるってことでもありますかね、


また、体になんらかの影響や変化を与えようと考えた場合にもいろいろやり方があるわけです。
整体というのは、自らの意思で体をかえるように案内しなくてはいけないものです。いい方を変えると、私が体の状態を変化させてはいけないということです。多少、手は貸しますが自らの意思と体の力で、体を変化させていかなくてはなりません。なぜなら、私が変えてしまうと、私がいなくては元気になれなくなってしまうからです。だから、本当は、私に何かをしてもらったなんていう印象を残してはいけないのだろうなぁとは思うんですけどね。


このことを説明するのに頭に浮かぶ人物が細木数子ですかね。
彼女は、優秀な占い師ですが、彼女の言いなりになって決断してしまうと、重要な判断が必要になったときにまた彼女に相談しなくてはいけないようになっているんじゃないでしょうか。彼女に相談することできっかけを掴んでその後うまくいっている人というのもたくさんいるようですけどね。テレビで見ていた限りでは、大半の人にとっては、占う相手を自分に依存させてしまっているように感じます。


「自分の面倒は自分でみなさい。」



整体するということはそういうことでなければいけないわけです。



「毎月、10万円支払えばあなたに健康で幸せな生活が保証されます。」


と、依存させてしまった方が仕事としては楽ちんなんでしょうけどね。
ところがこんな謳い文句に寄ってくるような人間とは口も聞きたくないなんていう性分ですし、仕事なんていうのはちょっと難しいぐらいの方がやっていてやりがいがあるってものですからね。


さて、今回なんでこんな私の心構えなんかを紹介したかというと、


「整体する側の姿勢を知ってもらえば、受ける側の姿勢も想像できるだろう。」


ということでしょうかね。
多くの人は、私の書いたものなんかをみてそういう雰囲気を感じとってくれるのですが、たまーにちょっと困った人がやってきます。だから、たまーにこういうことも書いておかないといけないわけです。





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水難事故の件数を心臓の状態から予測してみる

どうも脈の動きが変だなぁということで相談にいってみると、


「心電図をつけてモニターしてみましょう。」


なんていうことになるわけですが、心電図をつけるのはまさに心臓の動きに異常が起こっていなければいけないなんていう話があります。当然、いつ起こるかなんてのはわかりませんから、異常がおこっているときにすぐさま病院にかけつけて、それから検査器具をとりつけてなんて話になるわけですが、たいていのはそういう事をやっているうちに脈の動きは落ち着いてしまいます。


それじゃあというわけで、


「心電図をつけたまま24時間ほど過ごしてみましょう。」


1日モニターが終わったら、そのデータの解析に1ヶ月ほどかかりますなんて話になります。
1ヶ月後にその解析結果を聞きに行ったら、


「この時間のこの部分に確かに異常な動きをしていますね。」


ということが確認はできるのですが、



「じゃあ、どうすればいいんですか?」


と続けて質問しても、なんにもなかったりします。
たいそうな事をやって異常があることがわかったって、それに対してなにか対策とか対応ができるわけじゃなかったりするわけです。


これは私の身内が実際に体験した話です。
本人がおかいしといってるわけだから間違いなくおかしいはずなんですが、


「あなたは嘘をいっていないということが証明されました。」


みたいな結論がでておしまいで、いったいなんのための検査だったのだろうなぁと。今でもそんなことになっているかどうかはしりませんが、似たような話は頻繁に聞くのであまりかわっていないような印象です。


当時の私では心臓の状態がわかるほどの知識も経験もありませんでした。
ただ、今ならある程度わかるようにはなってきています。心臓というのは膨張したり、縮んだりすることがあります。ここ3~4日ほど気温がぐっと下がって、大半の人は心臓が膨張しているという印象です。そのせいでめまいがでたり、眠れなくなったり、動悸がでたりなんていう事を訴えている人が多いですね。これは単純な秋の変化ですが、妙にお腹が空いて満腹を感じにくくなっている人が多いのじゃないですかね。

ただ、台風がくると心臓は縮む傾向がでます。
天気が悪くなると頭が痛くなる人は心臓が縮んでいるからです。すると、気温が下がって膨張した心臓がうまい具合に収縮して、元気ハツラツになる人がでてくるかもしれません。関西には明日台風がやってくるようですが、今回の台風では港や海の近くにTMレボリューションごっこをやりにいって波に飲まれる人が多数出たりするかも?すると、


「この週末に海の様子を見に行って波に飲まれるのは5人に3000点!」


みたいな予測が成立するかもしれません。
まぁ、実際にやると怒られるでしょうけど、小説や漫画のネタにするぐらいならいいでしょう。もしかしたら、こういう不謹慎な事を思いついている私はまさしくその状態かもしれません。間違っても、海に近づいたりはしないはしないようにしなければいけませんね。



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サイト内の記事がいろいろおかしいという話

なんのきなしにパニック、不安についての記事を見直したら、かなり内容がおかしいです。
正確にいうならおかしいというのではなく、私の考え方、捉え方に変化がでてきているということではあるのですけどね。

おそらくほじくっていけばいろんなところに矛盾があるでしょう。
サイトの記事をみて相談にこられたのだけど実際に私の説明を聞いたら、


「なんかサイトでの説明と中身が違う。」


なんていうことが結構起こっていそうですね。


特に大きな変化で言うと、


「自律神経の働きに異常がある。」


という表現は、今は一切していません。
なんでかというと、今は自律神経の働きに異常があると、人はすぐにでも死んでしまうと考えているからです。

どうして、そう変わったかというと、自律神経というのは常に元気に健康になろうと一生懸命に働いているというのがわかってきたからですね。動悸がでるのも、不安になるのも、めまいがするのも、耳鳴りがするのも、本当は体が元気に、健康になろうとしているときに起こるもので、ほとんどの人がその自律神経の働きを邪魔してしまうから駄目なんだと、今はそういう風に考え方がかわってきています。


それなのに、


「不安、パニックは自律神経の異常だ。」


なんていう記述が次から次からと・・・・。
思いつくままに好き勝手に継ぎ足してきたサイトですから、あちこちに矛盾がでているだろうと考えてはいました。ですからいずれは全体を見直して修正した方がいいのかもしれませんが、この矛盾を解決するのはおそらく無理でしょうね。なぜなら、一時的に修正したって、どうせまた私は違う事を言い出して、違うように表現するようになるのですから。そんなものいちいち書き換えていられませんので、このサイトの内容は今後ますます混沌としてゆくことになることが予測されます。


で、この考えにいたった時点で、とくに大きくかわっているのは耳鳴り、めまいなんかについての考え方であることに気が付きます。このあたりになってくると、もう恐ろしすぎて見直すことすら不可能になっているといえます。まぁ、外からみたら変なのでしょうけど、私からすると考えが足りなかったり、理解が深まっているだけで私自身はなんの矛盾も感じていませんから、もうこれでいいといことにしておきましょうかね。


そういや平松伸二という漫画家がいます。
ブラック・エンジェルズという漫画の作者なんですが、話の途中でほとんどの登場人物が死んでしまいます。その中の一人に頭部をマシンガンで撃ち抜かれてしまった人がいるのですが、しれっと再登場してきて、


「いんだよ、こまけぇことは。」


の一言で有耶無耶にしています。


私はこの生き方を見習うことにしようと思います。






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