ブログ「日々整体」

手根管症候群の話

先日、手先のしびれについて記事をかきました。
そして今朝、新聞記事をみると手根管症候群との書籍のをみかけました。もしかしたら、こういう症状がはやっているのかもしれません。はやりというと不謹慎に感じるかもしれませんが、こういう仕事をしていると手足のしびれというものについては、本当に流行り廃りというを感じます。

ちょっと前の話で言うと、何年か前にヘルニアが流行したことがあります。
腰が痛い、足がしびれるなら皆、腰椎のヘルニアで、手がいたい、手がしびれるというと首のヘルニアということになります。それがある時を境にヘルニアの人がほとんどいなくなって、ほぼすべての人が脊椎管狭窄症に変わったという事を目の当たりにしました。

研究がすすんで判断が変化したということこともあるかもしれません。
しかし、1~2年では手足や腰の痛みやしびれを抱えている人は、ストレスが原因であるということで安定剤を飲んでいる人が急激に増えてきました。


「それで成果があがているか?」


というと、私の目の届く範囲だとそんなことはないと思えます。
結局のところ、いまひとつ成果があがらないので、手を変え、品を変え、あれこれ試しているという印象が拭えません。

手根管症候群についの記述をインターネットでさらっとみましたが、整体的に考えるととんでもない見当違いの事をやっていると感じます。それで手術までやってしまう人もいるようで、とても怖いと感じています。的はずれなことをしなければ、よほどひどい人でもない限り1ヶ月もあればしびれは落ち着いてくると私は思います。

なお、先日書いた記事はこちらです。

関連カテゴリー< 手、指のしびれ腰痛、膝痛足のしびれ

手先のしびれの話

先日、体の調子が悪いのだということでこられた方の体を見ていた時に、手首がおかしいことに気が付きました。
そこで、


「手に違和感ないですか?」


と聞いたところ、


「そういえば忘れていたけど、手先がしびれるので3ヶ月前から通院している。」


という返事でした。
そんな肝心な事を忘れるという時点で、かなりおかしいのですけどね。しかし、そんな事を指摘しても仕方ないので、


「なにが原因でしびれていると説明されていますか?」


と続けて質問しました。
どう3ヶ月も通院してこのような手首の状態であれば、的はずれなことをやっていると思えたからです。すると、手のひらの根本、主根部分で神経が圧迫されていると説明されているということでした。

そこで、


「その手先のしびれはたぶんことですよ。」


と頚椎6番を軽くゆすってみました。
すると、手先がしびれて強い痛みが走ったのでしょう。小さな悲鳴をあげていました。補足しておきますが、わたしはなでる程度に軽くゆすっただけです。私がたまに使う方法ですが、こんな事は口で時間をかけて説明するより体で感じてもらう方が早いし一発で理解できるのです。


「他所の悪口はあまり言いたくはありませんが、たぶん間違えてますね。」


と説明ました。

症状から体の問題点をさぐっているとこうなるというよい例ではないでしょうか。
おそらく手先の痺れは手根で神経が圧迫されているというような経験が以前にあったのか、教科書に書いてあったのでしょう。

もちろん例外はありますが、経験的に手や指のしびれなどは2~3週間程度でなくなります。ポイントさえはじてなければそんなに時間のかかるものではないというのは知っておくと良いかもしれません。
関連カテゴリー< 手、指のしびれ

手足のしびれ

今日、手足がしびれるということで整体にかけこんできた方がいました。
定期的に整体にこられる方で、先週きたところでした。体をみるとそう悪くないと感じました。ただ、前回の整体をしたとき、

「なにか腑に落ちない。」

とメモがしてありました。
本人が体の体の感じ方と私がみた体の状態にずれがあったからです。

今日も、ひと通り整体して、体の様子を確認してもらうと、足のしびれはきえましたが、手にしびれが残りました。足もなんでこの状態でしびれるのか?と違和感を感じていましたのが消えたので、

「どうも今日も変だなぁ。」

と考えていました。

自律神経の状態からわかることは体を冷やしているとうことだったので、

「エアコンつけて寝てませんか?」

と、聞いてみるとどうやらあたりだったようです。

そこで、肩甲骨の調整をしてみました。
わきから背中にかけてのリンパが腫れているのだろうとみたからです。どうやらあたりだったようで、しびれがとれました。

「これ、うちにこないでレントゲンやらMRIやらの検査をしたら首のヘルニアだといわれるのだろうか?」

なんて、ふといじわるなことを思いました。


さて、肩甲骨の調整というのは呼吸器の調整です。
もっと簡単にいうならエアコンで体を冷やして風邪をひいていたわけです。ただ、リンパの動きが悪かったので熱がでてなかったのです。このような不調が手のしびれにでるというのは今回はじめてみたように思います。

こんなことは、このブログでは耳にタコかもしれません。
体を冷やしたら熱を出して体温をあげようとするのは正常な体の働きです。ですから、熱をだしておけばそれですっかり元気になっていたはずです。


「熱がでればしっかり出しきる事。できればしっかり風邪をひいておくこと。しびれは風邪が抜けるまで残るかもしれない。あと、エアコンは禁止ね。」


と説明してかえってもらいました。
関連カテゴリー< 手、指のしびれ足のしびれ

体をちゃんと使えていないだけの話

「正座は体に悪い姿勢である。良い姿勢であれば正座して足が痺れるはずがない。」

と、テレビでいっている人がいました。
で、その人の結論は骨盤を閉めれば健康になるからこのベルトを使って骨盤をしめろということでした。こんな人がテレビにでて偉そうな事をいっているのとはひどい話です。この程度の人を取り上げるメデイアにも文句を言いたくなってしまいますね。

見ている側も、この話をきいて、

「あぁ!そうだったのか!」

と正座を辞めてベルトを買うというような人がそうたくさんいるとも思えませんが、実際のところはどうなのでしょうね?

正座をすると足が痺れるのは上手く正座ができていないだけです。
足を曲げて背中をすっと伸ばせばそれで正座ができているというわけではありません。正座というのは全身をうまく使ってこそはじめてできるものです。例えば、足が痺れている人は、足より手に意識を持っていくほうがよいでしょう。全身をうまく使えれば痺れたりするような事はなくなります。日常的に畳の上で生活してお箸で食事をしていた日本人はそういう事が当たり前のようにできたのでしょう。

最近では、

「こういう事ができなくなったのは栄養不足である。」

という風潮です。
正座ができないのは栄養価の少ない野菜を食べているからだとかいってサプリメントをせっせと食べたりしている事になります。ずいぶんおかしな事をやっているとは思わないでしょうか。

実は、腰が痛くなるも、肩や首が痛くなるのも、耳が遠くなるのも、目が見えなくなるのも、眠れないのも、全部体をうまく使えていないことが本当の理由です。

でも、こんな事を言うと、


「そうか!運動不足が原因なのか!」


なんてほとんどの人がいいだします。
本当の原因は、こういう安直な思考といえるかもしれません。

腕の運動について

最近、腕の運動に特に注目して体をみています。
昨年は、ずっと足首に注目していたのです。足首のさえ整ってしまえば体は全部よくなってしまうと感じていたのです。足首というんは全身の運動に関わる関節ですのでそういう事ができてしまいます。しかし、どうもうまくいかないという事でつきつめていくと手首にたどり着きました。


体はかなり整っていても手首が狂っているのです。
本当に些細な問題と感じるので、いままで見過ごしてしまっていたのです。一見、問題ないように感じるのでいままで気づけずにいました。

たいていは足首の狂いをただせば、手首の狂いも治ってしまいます。
しかし、どうしても残ってしまう人がいます。

「腕の使い方が悪い。」

いうことはわかっていたのですが、足首の狂いがそうさせるのだと考えてしまっていたというわけです。


「かなりよくなったのだけど、最後の最後で何かが邪魔をしてすっきりしてくれない。」


そういう方の手首を正すと、体ががらっと変わますね。
さしあたって、興味深い例というと、1年以上続いていためまいがほとんどなくなったという方がいます。


「腕の使い方が悪い。」


という事が原因でめまいが止まらないとう方がいるです。
腕の使い方などあまり他人と比較することがないのでまず気がつくことがないのではないでしょうか?腕の使い方が悪いと、体の負担がおおきいので自律神経のバランスが狂ってくるのです。


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