手先のしびれの話
2016年04月19日
先日、体の調子が悪いのだということでこられた方の体を見ていた時に、手首がおかしいことに気が付きました。
そこで、
「手に違和感ないですか?」
と聞いたところ、
「そういえば忘れていたけど、手先がしびれるので3ヶ月前から通院している。」
という返事でした。
そんな肝心な事を忘れるという時点で、かなりおかしいのですけどね。しかし、そんな事を指摘しても仕方ないので、
「なにが原因でしびれていると説明されていますか?」
と続けて質問しました。
どう3ヶ月も通院してこのような手首の状態であれば、的はずれなことをやっていると思えたからです。すると、手のひらの根本、主根部分で神経が圧迫されていると説明されているということでした。
そこで、
「その手先のしびれはたぶんことですよ。」
と頚椎6番を軽くゆすってみました。
すると、手先がしびれて強い痛みが走ったのでしょう。小さな悲鳴をあげていました。補足しておきますが、わたしはなでる程度に軽くゆすっただけです。私がたまに使う方法ですが、こんな事は口で時間をかけて説明するより体で感じてもらう方が早いし一発で理解できるのです。
「他所の悪口はあまり言いたくはありませんが、たぶん間違えてますね。」
と説明ました。
症状から体の問題点をさぐっているとこうなるというよい例ではないでしょうか。
おそらく手先の痺れは手根で神経が圧迫されているというような経験が以前にあったのか、教科書に書いてあったのでしょう。
もちろん例外はありますが、経験的に手や指のしびれなどは2~3週間程度でなくなります。ポイントさえはじてなければそんなに時間のかかるものではないというのは知っておくと良いかもしれません。
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