ブログ「日々整体」

イップス、スランプの抜け出し方

「150kmのボールを投げていたピッチャーが急にストライクが取れなくなった。」


というのを最近ではイップスといういうそうです。
以前だとスランプなんていう言い方をしていましたね。私が印象に残っているのは、ドカベンというマンガの主人公山田太郎がボールにバットがまったく当たらなくなるというものです。

その時、明君学園をひっぱるキャプテンの岩鬼は、山田にバッティング練習を禁じました。


「どうせ練習しても当たらないのだから意味がない。」


といっていたように思います。
試合を控えていた山田はまったくバットにさわらないという不安をぐっとこらえて、守備練習や走り込みをしていたように思います。そして1週間後、バットを握ってみると、不思議とスランプを脱出したというわけです。


「ある日突然に、いままでできていたことができなくなる。」


スポーツをある程度やりこんだ人なら誰にでも似たような経験があるのではないでしょうか。いまではイップスを専門に研究する人までいるようです。

さて、


「イップスは小脳の無意識が混乱することで起こる。」


と考えられているそうです。
その混乱を解消する方法は、そのスポーツやポジションで様々な方法があるようです。

しかし、この話を聞いた時に、


「そんなややこしいことをしないでももっと簡単に解消できるのはでないか?」


と思いました。
というのは、小脳の働きに問題がでるということであれば、おそらく足の1指、つまり親指に問題があるだろうと推測できるからです。ですから、足の親指を調整して、それにかかわる腰椎1番、膝、仙椎あたりを調整してやればすぐに体の動きは元にもどるのではないかと思います。

もし、これがあたりならイップスの原因についても考えなおさなくてはいけません。
イップス、スランプの原因は、ストレス、焦り、虚栄心だと考えられているようですが、なんのことはないただ疲労である可能性が高いですね。ただ、偏り疲労というもので体を休めれば抜けるというような単純なものではないから深刻化してしまうのかもしれませんね。

まぁ、話をきいてもしかしたらと思っただけです。
ただ、もしこれがあたりなら、足のどこか、おそらくは足裏の真ん中より外側、中央からかかとにかけて異様に硬くなっちる部分があるのではないかと思います。体にふれる経験がないとちょっと見つけにくいので、心当たりのある人は、丁寧に探してみるとよいでしょう。
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元気ハツラツに生活してゆく方法

「どんな生活してるんですか?」

と聞くと


「朝起きて、テレビみて、ちょっと散歩して、ご飯たべて、酒のんで寝るだけ。」


なんて答える人がいます。
体というのは生活にあわせて育ってゆくものなので、こんな生活をしていれば当然のように腑抜けた体になってゆきます。

「整体とは体育である。」

といったのは野口晴哉氏です。
体を育てると書いて体育です。学校でやっている体育の授業など、ただ体を動かしているだけで体育とはいえません。

育つという言葉から、年をとってしまえば関係ないと思い込んでいる人もいます。
しかし、体の細胞は常にいれかわっているのです。どのように細胞を入れ替えてゆくかということを考えずに生きてゆくことなど考えにくいと私などは思います。

そういえば老齢でエベレストを登頂した人がいました。


「彼が登頂できたのは若いころの体づくりとごまのパワーのおかげである。」


などといえば、彼がどのような気持ちになるか考えてみてはいかがでしょうか?

そして

「朝起きて、テレビみて、ちょっと散歩して、ご飯たべて、酒のんで、そして適切なサプリメントを飲んで寝る。という生活をしている人はハツラツと元気に健康に生活してゆくことができるのか?」


と考えてみてください。
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子育てと体を整えるということは同じ

4年前ぐらいでしょうか、とある飲食店でのことです。
3歳ぐらいでしょうか?の子供をつれた夫婦が私の横の席に座りました。でてきた料理をとりわけて、子供に食べさせようとしたのですが、子供は食べようとしませんでした。母親はイライラしてみっともなく、

「なぜ、食べないのっ!」

と、しかりつけていました。

子供が食べようとしない理由は、私からみると、明らかでした。
自分でスプーンを持って食べ物をすくって食べたかったのです。母親が目を離した隙に自分ですくって食べようとしたのですが、こぼしてしまいました。その時の母親の怒りようはいまで鮮明に記憶に残っています。それを黙ってみているご主人には苛立ちすら覚えました。


子供が何かに挑戦しようとしているのに、それを邪魔して、失敗したら、叱りつける。この母親はずっと、そんな感じで子育てしていると感じました。


「この子が将来、自主独立の気概をもった立派な人間になれるだろうか?」


と考えると、その前途多難さは同情をしたくなりました。


「子供を過保護にしすぎると、自主性をなくしてしまうことがある。」


というのは説明もなく理解できるのではないでしょうか?
親が転ばぬ先の杖で、あれしなさい、これしなさい、口やかましくしてしまうと、子供が学ぶ機会を失ってしまいます。人間というのは失敗から学ぶ生き物だと私は思います。失敗しないようにあれこれと教えてもらうことは大切です。でも、教えてもらえば何でもできるようになるというのは大きな勘違いといえるでしょう。

例えば、友達や社会にでての人間関係の作り方などは、教えてもらってできるようなものではありません。傷つけたり、傷つけられたりしながら覚えてきたのではないでしょうか?


さて、整体するうえでも、私は自主性というのを大切に考えています。
整体して、体を整えるということを指導して、ある程度理解したら、


「自分で自分の体の面倒をみる。自分で自分の体を整えたい。」


と考えるのは当たり前のことです。
逆に、そのように考えない人は駄目ですね。自律神経を整えるというのは、日々元気に明るく幸せに生活するということです。それが、やり方をちょっと教わったぐらいでうまくいくというほど甘いものではありません。でも、


「自分の体のことを他人に丸投げしてどうするのですか?」


と私は考えます。
だから、


「だいたいわかったような気がするのであとは自分でやってみたい。」


といった方には、


「多分ムリだろうなぁ。」


と思っても、まずやってみてもらっています。
それでうまくいけばいいですし、もしうまくいかなくてもそこから学ぶことは必ずあるからです。
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腹筋のできない人たち

ついさっきのことですが、あることを説明するために、

「試しに腹筋やってみてください。」

といいました。床に寝転がって体を起こすだけの運動です。すると、体を起こせませんでした。本人も、


「まさか、できなくなっているとは・・・。」


とショックを受けていたようです。
筋肉信仰の弊害の一つかもしれません。


腹筋運動は腹筋をほとんど使わないでもできます。
しかも、運動としては腹筋を使わない方がより理想的な動きができます。腹筋で体を起こすと思い込んでしまっているので体が起こせなくなるのです。動きをよく振り返ってみてください。腹筋というのは体を折り曲げるだけの運動です。ですから、たった状態で前屈、つまり地面に向かって手を伸ばすのとまったく同じ動きです。ですから、両足で立ったまま地面に向かって手を伸ばすことができれば、腹筋はできます。

不思議に思うかもしれますがこれが正解です。腹筋で重力に逆らって体を起こすと思い込んでいるからできなくなるのです。

そこで、どうしたらよいかと考えたのですが、私が足首にそっと手をあててみました。
すると、あっさり体を起こすことができました。別に私が支えたり補助ししているわけではありません。ただ、足首に手をあてているだけです。

体の状態をみると、できて当然なのにできないというケースがあることがわかってきました。
今回の腹筋運動もそうです。ほかでいうと、片足でたってみてもらうと見事に安定すのに、階段を登ろうとすると崩れてしまう人がいました。

「外路系の動き」という言葉をふと思い出しました。
骨、自律神経の働きに問題があってできない場合と、単に思い込みでできない場合と両方のケースがあります。この辺りのことをつきつめてゆくと、まだまだ整体技術をたかめていけそうです。


「また、1から勉強しなおしだよ・・。」


と途方にくれています。
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夏負けの兆候

ここ2~3日、夏負けしている人がちらほら見かけるようになりました。
本格的に気温が上がり始めたのは7月末ぐらいですが、本格的に夏バテしはじめたのはここ2~3日というわけです。

暑くなったからといって急にバテるわけではないということが一つ。
もう1つは、暑いから夏バテするというわけではないということがありますね。実際、昨日こられた人で、

「今年にはいって今日が一番元気ですね。」

という人がいました。
実際、体の調子もよく暑い中でもせっせとゴルフにでかけているそうです。また、夏風邪を引いている人も私の周りでちらほらみかけます。このタイミングで風邪をひくというのは、体が元気であるといえるかもしれません。みなが夏ばてするようなタイミングで風邪をひくというのは体が元気でなければできないといえます。

暑いので熱中症対策をなんていう声をよく耳にしますが、夏が暑いのは当たり前です。
特に日本人は生まれた時からずっと四季を経て暮らしてきているのですから、暑さ寒さにきちんと対応できる体になっていなければおかしいのです。

ですから、7月ごろから、

「暑くて辛い。」

とかいっていたような人は、自律神経とか体の歪みとかいう以前の問題と思っておくぐらいでよいでしょう。

環境に適応する能力が著しく弱っているのです。
夏になって気温があがって、


「暑くて辛い。」


冬になって寒くなたら、


「凍える、寒い、辛い。」


といっているようでは駄目です。
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