豊かで幸せな生活ができるようになるだろうか?
2015年09月22日
最近、空手の達人の話をききました。
その達人は、膝に怪我を抱えているので、歩くときには足をひきずらなければ歩けないような状態でした。その怪我は、悪い手本をみせようとして、
「このような形の構えは駄目だ。」
と実演をしているときに、門下生がうっかり蹴りを放ったところ、もろのその蹴りを受けてしまって怪我をしたのだそうです。
ところがこの人は、組手をはじめると足の怪我を感じさせることはないそうです。
体の動きにはまったくぶれるようなことはなく、足をひきずるような状態でも門下生相手に組手ができるそうです。当然ですが、怪我する以前とまったく同じ体の動きや技もだせるそうです。
また、日本一の居合の達人は日常的に腰が痛いそうです。
刀を抜く速度は、1/60秒で撮影するカメラでも捉えることができないぐらいのスピードです。私もビデオでみたことがありますが、目ではとらえられませんでした。
達人クラスになると、体の問題と運動能力にはあまり関係がないということがいえます。足や腰が痛かろが能力を発揮できる状態はあるということです。
もちろん、
「ここが壊れてしまうと身動きができなくなる。」
という部位はありますが、基本的には靭帯が伸びてようが、骨が折れていようが、人間の運動能力は落ちることがないといえそうです。
こんな事を知ったタイミングで、
「体が健康になれば、豊かで幸せな生活ができるのではないか?」
という人が続いて整体にやってきました。
さて、この人たちは
「体が健康になれば、日常生活に感じる不安、不満を解消して、豊かで幸せな生活ができるようになるだろうか?」
というと、おそらく違うのだろうとそんなことを考えました。
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