ブログ「日々整体」

エアコン導入の憂鬱

今年、3年ぶりにエアコンに電源をいれました。
流石にあつすぎて仕事に集中できないので使う事にしたのですが、妙な敗北感に苛まれていたのです。すると、いたたまれなかったのでしょうかエアコンが壊れてしまい部屋が冷えなくなってしまいました。


「また、暑い日がやってきたらどうしよう?」


そう思わないでもないのですが、このままエアコンつけて仕事をすることに慣れてしまうと堕落してしまうような気がするのも確かです。このまま崖をすべり落ちるように人生を堕落させてゆくのは避けたいところです。


まぁ、単純にいまから頼んでも設置がすむのは早くても3週間ぐらい先です。
すでに暑さのピークはもう過ぎたかもしれないと思うと、下手をすると、


「次回、電源を投入するタイミングは3年ぐらい先になるかもしれない。」


そうなる可能性がかなり高い。
日本の環境、季節の変化、そして私のひねくれた性格を加味して検討すると、


「新しいエアコンを買うのは3年後でいいだろう。」


というのが冷静にして適切な判断だと思われます。


さて、クーラ病なんていう言葉がありますが、エアコンつけてたらなんか体の調子が悪くなったなんていうのをなんとなく表現してみましたというだけで、体に何が起こっているのかをちゃんを説明されていません。今の世の中はこういう気分だけの言葉がたくさんありますから、自分がそういうものに関わっているということに気がついた時はちょっと掘り下げて考えてみたらよいのではないかと思います。

クーラ病というのは、エアコンで体を冷やしすぎて汗をかけなくなった状態です。
汗をかけない状態というのは、体温の調整ができない、代謝が起こせないということですかね。ちょっと難しいのは汗らしきものはかいている事があるということでしょうか。

汗には、いい汗というものがあります。
いい汗というのはかいたときに体がすっきりした感じがしますかね。運動した後やサウナからでて水風呂に入った時に爽快感があるならいい汗をかいたといえます。

駄目な汗というのは、脇や頭だけにかくというように局部的に出ることが多いですかね。
爽快感などなく、汗をかいてもひたすら体が重くなってゆくだけです。いい汗をかけない人が運動なんかしても辛いだけで長くは続きませんから、ウォーキングやジョギングが三日坊主に終わる人はいい汗をかけていない可能性が高いといえるでしょう。

私なんかもそうですが、エアコンがあまり好きではないという人は、エアコンの影響をうけやすくていい汗をかけなくなるの傾向の強い人といえるでしょう。

なお、今年ぐらい暑い日が続くと暑さで体温調整がうまくできなくなっていい汗をかけなくなることもあるでしょう。そういう時は、エアコンをつけて体を冷やしている方が調子がよいと感じることもあります。

エアコンは体にいいとか悪いとか安易に判断するようなもんではなく、シチュエーションや体調に応じて上手に使うという姿勢が大切だといえるでしょう。少なくとも熱中症が怖いからと問答無用に部屋を冷やしているというのは駄目でしょうね。
お問い合わせ・予約はこちら
関連カテゴリー< ブログ

中身がからっぽの人にはわからない話

暖簾に腕押しという人が結構な割合でいます。
何をどう説明してもまったく違う意味として理解するのです。自分の視野の外には何も存在していないとでも考えるようですが、私がする話っていうのは全部視野の外の話みたいですね。

ところが、こういう人は学校なんかのテストじゃ、そこそこいい点数をとっていたりするから自分はそこそこ賢いと勘違いしていたりします。出題される範囲が決まっている学校の学力テストなんかは、視野の中に入っているのでしょう。

なかなか説明が難しいのですけど、イエスかノー、黒か白、右か左かでしか物事を考えられません。東大卒だけど仕事やらせたら全く役に立たない人なんていえばイメージがちょっと湧くかもしれませんかね。

そんな人に、


「健康になろうと思ったら灰色を目指すのですよ。」


なんて話をすると、


「わかりました。黒と白の中間、つまりバランスが大事なんですね。」


なんて、わかったようなことをいいだす感じですかね。
私にしたら清濁併せ呑む感覚なんてものの話をしているのに、こういう返答が返ってきたりするとげんなりするわけです。


で、ちょっと前のことなのですが、そういう人と接していた時に、


「この人は中身がからっぽだな。」


というように感じました。
まぁ、平たくいうと他人の価値観や考え方で生きているなぁということでしょうか。どんな話をしていても、背後にいる誰かに怯えながら受け答えしていると感じたのです。で、


「両親が厳格で厳しい人だったんですか?」


と、聞いてみたら全くその通りだったようです。
私と変わらない年齢の人でしたが、この場にいない両親を怒らせない、喜ばれるような受け答えをずっとしているわけです。子供の頃から染み付いたとうか、徹底的にそういう風に育てられてしまったということなのでしょう。体の様子をみてなんか変だなぁと、駄目な状態というより、単に弱いだけだなぁとそんな風に感じていたのですけどね。そこで、


「あなた自分がないな、中身がからっぽだ。だから体が弱いんだよ。」


なんて事を伝えたら、泣きながら帰っていきました。

振り返って考えると、口が滑ったというのはこういうことなんだなぁと思います。
ただ、私からすると今でも必要なことを伝えたという感覚しかなかったりします。確か、胃腸の動きが悪くてまともに食事ができない、アトピーがひどくて、ガンが疑われるみたいな状態でしたかね。

まぁ、こういう時に私が物事をオブラートに包んで、


「気持ちを前向きにして少しづつ元気になりましょう。」


みたいなことを言わなきゃいけないようだったら、こんな仕事はとっくに辞めてたでしょうけどね。


人間というのは厄介な生き物です。
何を考えて生活しているかで体の状態は極端に変わります。人生の目標を持っているとか、仕事にやり甲斐を感じているという人の体は、そうではない人とは明らかに違います。だから、


「夢や目標を持つことが大切だ。」


みたいなことをいう人がでてくるのは当然です。
それをもった人間の力、私はこういうのを生きる力と呼んでいますが、それは自律神経の力といっていいでしょう、その力が発揮されれば大きな差が生まれてきます。ただ、こういう力の源の事を、


「気持ちを前向きにすることだ。」


とかいう人間がいたら私は蹴飛ばしてやりたくなりますね。


人間が元気に、そして幸せに生きようと思ったときには、こういうなんとも表現のしようのないよくわからない力が大切なんですよね。ところが、中身のない人にはこれが理解ができないわけで、


「寝る3時間前に食事をして副交感神経を優位にすることが大切だ。」



みたいな事をいっているわけですよ。


ちなみに、泣きながら帰っていった人には、


「なんでもいいから帰りに本を1冊買って次に来るまでに読んできなさい。」


と具体的な解決策の話もしてみました。
すると、いままで1冊も本を読んだことがない、とてもじゃないが活字は読めないといいますので、


「それじゃワンピースもベルばらでもでいいから数冊読んで来なさい。」


と伝えたんですけどね。
その後、やってこられてはいませんから、きっとマンガを読む程度の力もなかったのでしょう。マンガも読んだことがないといっていましたから、ちょっとハードルを上げすぎたかもしれないと反省しています。
お問い合わせ・予約はこちら
関連カテゴリー< ブログ

自律神経がなにかについてちゃんと考えましょうや

先日、たまたまテレビをつけるとどっかのえらい先生が自律神経の整え方なんていうのを語っていました。うんざりするというか、げんなりするというか、どうも自律神経についての勘違いというのはどんどん加速していっているように感じますね。


「寝る3時間前に食事するのが大切だ。」


なんていっていました。
で、それを聞いたある弁護士が、


「お腹が空いて眠れないから、寝る前につまみ食いしていいですか。」


なんてことを聞いていました。
で、それについてなにか答えていたように思いますが、ちょっと聞いて居られませんでした。


私なら


「お腹が空いて眠れませんなんていっている時点でもう駄目です。」


と、答えますかね。
1週間ほど食事を抜いていたとかいうなら話は変わってきますが、3食食べていて寝る前にまたお腹が空いて眠りにくいとかいう体の状態は100点満点で点数つけるなら40点ぐらいでしょうか。なお合格点は70点ってところですので。私からすると、すでに自律神経の働きが鈍っている人たちが、それをどう誤魔化すかみたいなテーマを熱心に話あっているようにしか見えませんね。

そもそも自律神経の働きをコントロールできるとか考えている時点で駄目なんですけどね。
副交感神経を優位にするために、○○しましょうなんていう話はいくらでもでてきますけど、そんなことは普通の人にはできないんですよね、キリストとか、釈迦とかそういう人ならできるのかもしれませんけど。


人間の体は宇宙みたいなもんなのですよと書いたことがあります。
で、ちょっと前にはたらく細胞というアニメを紹介しましたけど、そのアニメは、


「人間の体には37兆2000億個の細胞が働いている。」


というくだりからはじまります。
で、ここで気がついて銀河系の星の数がいくつかあるか調べたらたったの2000億個なんだそうです。人間の細胞の方が宇宙なんかよりよほど数が多くて複雑なわけで、体は宇宙みたいなもんだという私の認識はまだまだ甘かったということが今更ながらに判明してしまいました。

銀河で考えたらすぐわかるでしょう。
この星の軌道が気に入らないからちょっとずらそうとか、この星の温度が高すぎて居心地が悪いからちょっと冷やそうとか、そういうことができると思う人はあまりいないんじゃないですかね。人間の体は銀河系より複雑なわけですから、人間の体について詳しく知っていますなんて偉そうに語っている人がいたら、そいつはきっと嘘つきだと私は思います。

ついでにいうと、自律神経失調症がなにかというと、気温が高すぎて熱中症が心配なんでちょっと太陽の温度を下げたら元の温度に戻らなくなったみたいなもんですかね。宇宙と違って人間の体ってのは、あれこれ手をいれてイジるることができるのでやっちゃいけないことをして、おかしなことになってしまっているだけなわけです。


ちょっと今の世の中って自律神経っていうのを安易にとらえすぎですかね。
人の体が宇宙みたいなもんだなぁという実感がない人が、


「自律神経を整えるにはどうすればいいんですか?」


なんて質問されたって私とコミュニケーションが成立するはずがないんですよ。
お問い合わせ・予約はこちら
関連カテゴリー< ブログ自律神経失調症

東京の整体で得ている物という話

昨年暮れぐらいから、整体とか体についての考え方がかなり変化してきています。
最近になってそれが形になってきたのですが、それにともなってこれまで考えていたことがちょっと思慮不足だったことがわかってきました。

で、平たくいって耳鳴りについてはかなり理解が深まったように思います。
最近だとその場ですぐに変化を感じてもらえることも増えてきました。これまでだと時間がかかっていたケースがあって、それがどうしてかよくわかっていなかったんですよね。まぁ、逆にいうと時間さえかければ、たいていはなんとかなっていてはいたんですが、まぁ、私の技術的な問題があったことに気がつけたわけです。

大きなヒントを得たのが東京へ整体に行きだしたということだから普段の私がいかにズボラしていたかということが伺えます。まぁ、ずっと同じ環境で同じように仕事をしていると慣れがでてきてしまって、進歩がとまってしまうということなんでしょうけどね。

実は、東京で整体することで得られたものは耳鳴りだけではなく、それにともなってめまい、難聴についての理解も同様に深まっています。まぁ、私にいわせればもともと似たような問題というか、だんご三兄弟ならぬ、耳三兄弟みたいなもんでそのうち1つについての理解というのは他の問題にも応用が効くからんですけどね。私の手応えとしては、めまいはほぼ大丈夫で、難聴はまだちょっとよくわからないことがあるという感じでしょうか。

あと、メニエールとめまいを分けて考える人がいますが、やはり、わけて考える必要はほぼありませんね。

それから、私にとって特に嬉しかったのは気胸についての理解が深まったことでしょうか。
以前に推測でまとめたことがありましたが、珍しい病気なんでなかなか実例に出会うきっかけがなかったんです。で、現在進行形でつい先日、肺に穴が空きましたという人と、10年前に1回穴が空いてますという人の体の状態を確認することができたんですが、同じ問題があることが確認できました。気胸は年齢を重ねると起こりにくい傾向があるのですが、年をとったからといってその原因事態が解消されているのではありません。その方は、そのせいでちょっと不都合がでいたわけですけどね。


まぁ、そんなわけで次回の品川の整体は8月5日です。
関東での整体はちゃっちゃ、ちゃっちゃと片付けて、問い合わせが途切れた終わってしまおうと考えていますので、体の事で困っていることがあるようでしたらお早めに相談してみてください。





お問い合わせ・予約はこちら
関連カテゴリー< めまいメニエール病気胸突発性難聴耳鳴り(耳なり)

熱中症で倒れる体質とは?

「熱中症とはなにか?」


と、問われたら、


「気温の上昇によって体に変調をきたすこと。」


という説明でわかったような気分になるかもしれません。
でも、これだけでは説明は不十分です。そして、私もつい最近まで、熱中症というのは心臓や肺が縮んでしまっている状態だと考えていましたが、もうちょいと掘り下げて考えた方がいいなぁと思い始めました。なんでかというと、熱中症で倒れてしまう人がいるのに説明がつかないことがあるからです。


「熱中症で倒れてしまうなんざ、暑さに気がつけないぐらい体が鈍感なせいだ。」


なんていっていたんですが、どうもそうではなく暑さで体の状態が悪くなった時に、逆に元気になってしまうという人がいるのかもしれないと気がついたからです。まぁ、倒れてしまうのですから、本当は元気にはなっていないのですけどね。


で、熱中症が何かということをまず決めてしまいましょう。
人間は体温が上がりすぎると生命を維持できない生き物です。ですから、気温の上昇に連れて体温があがりすぎると、体温を下げる働きが体に起こります。発汗なんかがわかりやすいですかね。

勘違いしやすいのは腎臓の働きが低下することでしょうか。
体温の上昇を防ぐのにもっとも簡単な方法は涼しいところでじっと体を休めることです。犬や猫なんかを観察していると、暑い日は風通しのよいところでおとなしくしていますよね。彼らは怠けているわけではなく、生命を維持するために必要な行動をとっているわけです。

人間は、腎臓の動きが落ちると積極的に行動しなくなります。
あるレベルまで気温があがってくると、やる気や意欲がでなくなって、休みたいという欲求がでてくるのは腎臓の働きが落ちてくるからです。そうすることで体に大きな負担をかけないようにするためで、おそらく犬や猫も人間と同様だと思いますね。この時、体が重い、だるいというようなものを感じますがこれは別に熱中症には含める必要はないでしょう。これは体が疲れたというのとほぼ同じ状態といえますから。


ところが、長時間暑さを感じる状況だったり、気温が異様に高かったりすると、体温を下げて一定に保つことができなくなります。で、この状態を熱中症というわけですね。

骨でいうと頚椎6番に異常見られる状態です。
だから逆にいうと、頚椎6番が正常であれば、暑いだの、辛いだのいっていても体は健全だということでもあります。この時に、ほとんどの人に起こるのは頭痛ですかね。そこから内臓の動きに影響して、胃袋だったら吐き気がしますし、心臓だったら動悸が起こったりするわけです。

頚椎6番というのは、発汗能力を表しているとずっと説明していました。
発汗能力に支障がでている状態が熱中症というわけで、汗をかくことで体温調整ができなくなった状態を熱中症という言い方もできますね。

熱中症に対する耐性は個人差があります。
気温が高くなるとすぐに辛くなる人もいれば、暑いのが好きで気温が高いと元気になる人がいるわけで、その差は頚椎6番の差ということがいえるわけですね。

ですから、元気に暮らしたいと思うのであれば頚椎6番をよい状態に保てばいいのです。
でも、ちょっと前に子供が亡くなったせいで、


「すべての学校にエアコンを導入しろ。」


という論調があるようですが、これは結構困った意見です。
頚椎6番を健全な状態に保ちたいのであれば、日常的に適度な汗を書いている必要があります。エアコンで部屋の温度を下げて汗をかかないようにしていると、6番からは健全さが失われていきます。これがいわゆるクーラ病というやつで、そんな状態では気温の変化にまったく対応できなくなります。結果的に熱中症で倒れてゆく人間が増えてゆくとうか、今現在そういう状態でこれからますますひどくなってゆきそうですけどね。

最近の子供の頚椎6番は一様にひどいのです。
私と同年代以上の人間であれば、子どもたちが年々ひ弱になっていっているのを肌で感じているのじゃないですかね?これは頚椎6番の状態を反映しているということがいます。


さて、熱中症というものがどういうものかは把握してもらえたでしょうか。
かなりの部分を省略してしまっていますが、とりあえずこの程度の理解はしておいてもらうと、どうすればいいかは考えていただけるのではないでしょうか。


さて、熱中症で倒れてしまう人がいる問題です。
本来であれば、人間は体温調整の限界がきてしまう前に、内臓の動きが低下して体が動かなくなってしまいます。ところが、もともと腎臓に問題があるという人、例えば、尿から蛋白がでている人だったり、頚椎6番に問題が起こった時にそれが腎臓に影響して過剰に働いてしまうという体質の人がいます。

こういう人たちは、過剰に働いた腎臓に影響をうけて心臓も活発に活動してしまうようです。
倒れた人たちは、


「まだ、大丈夫だと思った。」


という人が多いそうですね。
体の状態がどんどん悪くなっているのに、心臓だけは活発に動くものだからそれに気がつかずにいるわけですよ。案外、レアなケースではなく、こういう体質の方は珍しくないという程度にはみかけますので、自分が暑さに強いと考えている人なんかは、本当にそうなのかは疑ってみてもいいかもしれませんね。

まぁ、もちろん体が鈍くなって暑い事に気が付かなったなんていう人も少なからずいるでしょう。


「暑いのが駄目だ。」


なんて短絡的に考えないで、自分の体はどうなのか?そういう風に考えてみたらちょっと違う発想もでてくるのじゃないですかね。

あと、ついでに書いておくと現在の医療は、頚椎6番を健全にするというのを壊滅的に苦手にしています。ですから、熱中症の本当の問題点はこういうところに由来していると私は感じていますね。
お問い合わせ・予約はこちら
関連カテゴリー< 熱中症
<戻る 7576777879808182838485
出張整体

RSS

月別

OFFICIAL SNS
  • X
  • Facebook
  • Youtube
自律神経整体院
075-888-3495