ブログ「日々整体」

ワキガの話

ワキガで悩む人が多いらしい・・・。 
ただ、どういう匂いをワキガというのかはちゃんとした定義がないのではないでしょうか。私の印象だと単純に体臭がきつい方の事をワキガと呼んでいるだけに感じます。ネットなんかで調べてみると臭いには7種類あるとか書いてあるのがみつかりますけど、私の印象だと、酒を飲みながらニンニクががっつりと効いた餃子を食べた翌日の臭いです。ただ、私があげたケースだと、食べた物の匂いが翌日にも残っているという訳で胃の働きの都合と考えた方がいいので、普段からそういう臭いの汗をかいているという事になりますが。 

身近な例をあげると、学生の時の同級生の女性がワキガだといわれていました。
ただ、それを指摘していたのは一人だけで、その友人は、

「匂いがきつくてたまらない、近寄れない。」

といっていました。
しかし、私は彼女の体臭が鼻についたことはありませんでした。なんだかんだで20年以上交流がありましたから、きつい体臭があるということであれば気がつく機会などいくらでもあったでしょう。それでも何も感じることはなかったのです。だから、体調の悪い時の体臭がきつくなってその印象が強く残っているのか、体臭の気になるのは個人の好みの差が大きいと考えた方がよいのでしょう。

あと、体臭に関わる漫画を1つ紹介しておきましょう。


この漫画は汗かきである事をとても気にしている女性に、匂いフェチの男性が魅力を感じる事からはじまる恋愛のストーリーです。その匂いフェチの男性は石鹸などの香りに関わる仕事をしていて、その女性の体臭がとても心地よいものに感じるのです。ネタバレしておくとハッピーエンド、とても心温まる話なので一度読んでもらうとよいでしょう。

香水には動物の糞の匂いの成分を使ったりしているのはご存知でしょうか。
よく素材として名前を聞く麝香(じゃこう)なんかも、直接嗅ぐと決していい匂いとはいえないとか聞いた事もあります。たぶん、この漫画の主人公の女性は汗の匂いに特徴があってそれがいい具合に作用しているので、臭いフェチに好かれる事になったのではないかと思っています。また、話の中にでてきますが気持ちの状態が体臭に強い影響を与えます。

ワキガ、体臭が気になるという女性は、男性にとって匂いというのは好みの差が非常に大きいという事を知っておくといいかと思います。とんでもなく臭いと感じるような香りでも、その匂いを嗅がずにはいられないという人がいてその体臭はその人と出会うためのサインだという事です。誘惑物質の事をフェロモンなんていいますけど、フェロモンは決して香しいものではないのです。

また、匂いというのは記憶への関連付けがとても強烈です。
私にとっては嫌で仕方のないタバコの匂いでも、宮崎駿のアニメ『ホームズ』では、たばこの臭いと父親が関連づけられて女の子が懐かしいと感じているシーンがありました。私が通っていた高校では近くにスナック菓子の工場があって、昼間はチョコレート、夕方になるとクッキーの匂いが漂ってきていました。槇原敬之が

「夕暮れぼくのまーちにはチョコレート工場の~♪」

と歌っていましたが、彼とは同郷なのでたぶんこの付近の事を歌っているのだろうなぁと。彼とは学校が違ったので匂いを感じるときの位置が私とは違ったのだと思います。工場から漏れてくる圧倒的なお菓子の香りなどとてもいい香りとはいえないものですが、私にとっては若くて充実していた時期を思い起こさせる懐かしい思いのする匂いだったりします。

では、前置きはこれぐらいにしてワキガの話に移りましょう。

ワキガについて調べると、アクロポリン汗腺からできる腋の汗が臭うとかなんとか書いてあるのが大半です。 
冷や汗とか精神の緊張からでてくる汗はここからでてくるのだとか。ただ、ワキガは私に言わせればシンプルな代謝の問題です。つまり、発汗がうまくできていないと考えるのが正解でしょう。 

ワキガは女性に多いそうです。 
発汗がうまくいかない女性は生殖能力に問題があると述べた事があります。(妊娠するために必要な考え方)生理痛がきつい、母乳の出が悪い、妊娠しにくい、あと子宮に腫瘍ができたりといった具合に表にでてきます。ワキガの匂いはフェロモンであるなんていう説があるそうですけど、出すぎている状態がワキガであるといってしまってよいのじゃないでしょうか。 ケバケバしい化粧をした女性は男性からはあまり好まれないことが一般的で、それは香りがきついという事も同じな訳です。

また、この事は外国人にワキガが多いなんていう情報とも符号しています。 
白人の女優が妙に色っぽく、艶っぽくみえる印象がするのはフェロモンをだす力が強いのででしょう。その結果、外国人の大半がワキガだなんていって日本人を安心させるような論がでてくるのでしょう。だから体臭がきつめの女性は白人にモテる傾向があるかもしれません。そういう方は思い切って海外にいくとモテモテになれるかもしれません。

アトピーで肌が荒れている方は、独特な臭いがしている事がよくあります。 
アトピーも根本的な問題は代謝で、代謝がうまくいかなくなって肌があれていると考えるのが正解です。ワキガの場合は、それが汗の臭いという形になって表にでてくるだけです。そして、代謝の問題はほぼ間違いなく頸椎6番になんらかの問題があるからなので、本質的には全く同じ問題であると考えるのが正解でしょう。 

ワキガは代謝がうまくいかなくて、その影響で汗をうまくかけなくなったときに起こる問題だという訳です。
先に述べたとおり母乳がうまくでないとか、妊娠しにくいとかそいう問題と同列に考える方がよいでしょう。代謝の問題は、アトピーのように肌が荒れる、生理痛、子宮の病気、不妊、多汗症といった具合にその人の体質の影響を受けて様々な問題を起こしますからね。

椎骨でいうと、先に述べた通り主に頸椎6です。
他に、胸椎10,腰椎4、仙椎4あたりが関連が深いです。だから、極端な例をあげるとスキーで派手に尻もちうってからワキガがきつくなるなんていうことがあっても不思議ではありません。実際、スキーやスノボの古傷の影響でいろんな問題を抱えている人はかなりいますから。代謝というのは、体のすべての細胞の生まれ変わりを意味していて、それがうまくいっていないのですから何が起こっても不思議はないのです。それなのに、症状からたどって解決手段を探そうとすると、同じ問題なのにそれぞれに全く異なる解決方法があるという勘違いをしてしまうのですしょう。
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未来予測と横着思考の話

「崖を渡ろうとするとき、頑丈な橋を渡るのがいいと思っている人が多いけど、ロープ一本張ってあればそれで渡れるようになるのが安定ってものじゃないのか。」

大学を卒業するときにそんな事を考えていました。
私はどんなに状況が悪くても飄々とそれを楽しめるような人間の方がかっこいいだろうと思っていたのです。今の社会情勢は、そういう現実が目の前にやってきていると感じます。

最近の世間を眺めるに、

「まさに自分が求めていた世の中がやってきた!」

と思うのですけど、心が穏やかでいられないというのが本心です。
思っている事が実際に起こるのはやはり恐怖がついてまわります。その恐怖に対しててちゃんと向き合って自分を保っていられるといいのでしょうけど、自分にはそんな甲斐性はなかったのだと思い知らされています。

未来予測をしています。
大まかにこんな具合になるだろうという幅のある予測になりますけど、どう考えても日本という国の未来は絶望しか待っていない気がします。はっきりいってよくなる要素が皆無で、どうしようもなくなったら山に籠もって狩猟生活をしようと考えています。もちろん畑を耕しつつ自給自足の生活です。実は昨年、それが可能な物件、山だったり家を探していました。

最近になって聞いたのですが、木材の値段の上がり方がかなりやばいそうです。
建材金具も大半はロシアが材料を産出しているそうで木材ほどではないですがかなり値上がりしているみたいです。これからしばらく、下手をすると数十年単位で家を建てる事が無理になるかもしれません。当然、修繕にだって建築材料は使われますから、中古の家を買ってもその修繕がちゃんとできるか怪しくなってきました。息子はこれを聞いて、山を買って林業をはじめたら儲かるのじゃないかとか言っていました。でも、私にはそんなバイタリティはなく、

「こりゃ海外に逃げる方がかしこいかもしれない。」

なんて考えてはじめてしまいます。
ところが、円安がどんどん進行している上に、日本の経済状態が上向く要素がまったくないという訳で、海外移住だってハードルがかなりあがりそうです。

で、そんな事を考えながら報道をみると、

「敵中枢への攻撃能力を!」
「奨学金の返済は出世払い。」

なんていう本当の問題点はそこではない、逸れたところの話ばかりが議論されているようです。とりあえず突っ込みをいれておくと、

「敵中枢ってどこの国のどの都市?中国との関係を悪化させてロシアみたいに戦争を起こすつもりですか?」
「年300万の収入がなければ返済不要って、所得を増やさない方が得する制度なんですね。」

というところでしょうか。
経済力のない状態での軍備などただの足かせにしかならないし、経済成長がない前提での政策をやるのであればもうちょっと頭をひねってそれなりの制度を考えろよと思うのです。

それで、こういうのを見ていると人間って本質的な部分を掘り下げて考える事が本当に苦手というか嫌なんだろうなぁと思うのです。

体の問題でも全く同じ事がいえますからわかってはいましたけどね。
最近された質問を紹介すると、

「普段どういう体操をしていればいいですか?」

なんて具合です。
ちゃんとした答えをするとしてみましょう。

まずは体操についてです。
体操というのは実はかなり難しいもので一朝一夕で身につくようなものではありません。イチローにバッティングを教わったらイチローと同じようにメジャーでヒットを打てるようになるのか?と考えればわかると思うのです。体を健全にするために必要な運動というのはラジオ体操のように機械的に行うものでは不可能です。今、体操が体にいいって言われているのは、

「100人の年寄りに毎朝ラジオ体操をやらせたら半分の人の寿命が10年伸びました。だからラジオ体操は体にいいからやるべきです。」

というようなものです。
あなた自身が寿命が延びた50人に入る事ができるのですか?伸びた人、伸びなかった人、そして当然ですけどかえって寿命が縮んだ人だっているのです。考えなしでラジオ体操を毎朝やってみてあなたがどこに属する事になるかはやってみなくちゃわからん訳ですが、そういうのっていい加減な事だと、ちょっと考えればわかると思うのですけどね。

もうちょっと砕いた言い方をすると、

「毎日8時間、野球の練習をすればプロ野球選手になれますか?」

と聞かれたどう答えるでしょうか。
私だったらあなたはアホですかと答えます、相手が子供だったらもうちょっとやんわり教えるでしょうが。多くの人は努力すればきっとプロ野球選手になれるなんて答えるのかもしれません。でも、それって肝心なところをすっとばして、いい加減な発言になっている事がわかるでしょうか。野球について詳しくしらなければまだ違うかもしれませんが、もし野球について詳しい、そしてプロ野球に入るためにはどの程度の実力が必要か知っていたとしたら?この質問に対してどう答えるのが誠実だと思いますか?

これを私に置き換えて、

「普段、どういう体操をしていればいいですか?」

と質問されたらどう答えればいいか考えてみてください。
腰痛なんて毎日5分の運動で事足りるようなくだらない問題だなんて思っているようであればそれはただの横着なんです。

何故か体の話になるとほとんどの人が騙されます。
何回も述べていますが、これをお金とか恋愛に置き換えて考えてみてください。

「どうすればお金持ちになれますか?」
「どうすれば気になる異性に好かれますか?」

これらが努力すれば必ず達成できるような性質のものではないという事はわかると思うのです。健康だって全く同じ事なのです。
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不登校についての考え方

「医療は心臓が止まらなければ異常なしとしてしまう。」

不登校という問題はこの事をわかりやすく理解させてくれるかもしれません。
不登校なんて気持ち問題だと大半の人は思うかもしれませんが、私のところには常に数名の不登校の子供が通っています。頭が痛い、朝起きれないなどの理由が大半で、気の利いた事を言う医師であれば起立性調節障害なんていうかもしれません。

そんな事から、体の問題で不登校になっている子供はかなり大勢いると感じています。
ただ、その全容は私のような仕事をしていては把握しようがないのが実際です。珍しくない程度に見かけるというもので、私のところへたどり着いてこられる人の割合がどの程度いるのかわからないからです。

もちろん、総ての不登校が体の問題ではないでしょう。しかし、体が健全、元気に過ごせる状態であればそれだけで不登校の大半はなくなってしまうのではないかと考えています。

今回は、ざくっと二つのケースに分類して考えてみましょう。

1つ目は、学校で辛い事があったというケースです。
不登校になってしまう事の理由に、

「そんな程度で学校へいけなくなってしまうのか?」

と思ってしまうものが少なくありません。
他人からみたらたいしたことがなくても本人とにとっては大問題だったりすることもあるからです。ただ、これはどういう事が起こっているかを簡単に述べるなら、子供がくじけてしまっているのです。もしかしたらくじけるというより、心が折れるとかいった方がピンとくる人が多いかもしれません。

さて、嫌な事、辛いこと、ストレスに対する強さ弱さが個人差がありますけど、それはいったいどこからくるものか考えた事はあるでしょうか?

ほとんどの人は、

「努力や根性が足りない。」

といって、考えるのを辞めてしまう傾向があります。
NHKのドラマでオリンピックの選手が0.1秒差で金メダルを逃したのですけど、その選手に、

「努力が足りない。あと0.1秒努力すれば金だったのにもったいない。」

なんていっているシーンをみかけた事があります。
数値だけをみれば確かに0.1秒ですけど、その0.1秒がとてつもなく大きな溝や山だったりすることもあるのです。

さて、くじけるというのは、運動に置き換えるとわかりやすいかもしれません。
運動能力には個人差があって、グラウンドを3周走れる人もいれば10周以上でも平気で走る事のできる人がいます。この運動能力の差を、体力の差といってそれ以上掘り下げて考えるのを辞めてしまうのですけど、そこをもうちょっと掘り下げてみてください。

運動能力の差が何かというと、単純に心臓と肺の能力、つまり心肺能力の差が運動能力の差だと考えるといいでしょう。心臓と肺の能力が低い人は、グラウンド3周で限界に来るし、強靱な心肺を持っている人はグラウンドを30周以上でも平気で走れる訳です。つまり、くじけるというのは、心肺能力の限界に達した状態、心臓や肺がうまく機能しなくなっているのです。それを心が折れると表現するのは、まさしく文字通りという事と言えるでしょう。

私が松岡修造をいつも例にあげて説明するのは、彼はこの限界の見極めがとても上手だからです。
彼は、3周しか入れない子供に4周走らせて褒める、10周が限界の子供には13周走らせて評価するという事を感覚的にやっています。そうやって限界を越える事で体は丈夫に元気になっていくのです。しかし、この事がわからない人は、

「最近の子供たちは、平均で7周走れるから、走れない奴はダメだ。」
「あと0.1秒努力すれば金メダルだった。」

なんて言って心を折ってしまうのです。

そして、ストレスや逆境に対する強さは心肺機能に依存しています。
ピンとこないようであれば、強靱な人間の事を鉄の心臓をもつとか表現したりしますね。このことから転じて考えをすすめると、不登校になる子供は総じて体が弱い傾向があるという事がわかります。心肺機能は、主に頸椎3、6、7番、胸椎1.2,3,4番が深く関係していますから、このあたりに問題があるのであれば不登校になってしまう可能性が高いといえるでしょう。そして、何より現実に学校にいけないという事で相談にこられる子供たちは皆、心肺機能に問題を抱えています。

2つ目のケースは、1と同様ですけど頸椎3、6、7番、胸椎1.2,3,4番に問題があってそれが頭痛だたったり睡眠に影響がでるまで大きな問題になっているケースです。頸椎6番が狂ってしまうと腎機能に問題がでてくる事があるので、泌尿器に異常がみられる事もあります。世間ではこちらのケースは起立性調節障害と言われることが多く、実際、私のところへ相談にくる子供はほぼすべてがこちらのケースです。ここまで体が悪くなると、

「医者は異常がないと言うけど、なんかおかしい。」

と気がつくようで他の手段や方法を探し始めて私のところへたどり着くようです。

起立性調節障害は、原因がわかっていないとか言われています。
しかし、私に言わせれば心臓、肺、腎臓の働きに問題があって、活発に活動、そして生活ができない状態であるというだけです。

ここで最初に述べた言葉を思い出してください。

「医療は心臓が止まらなければ異常なしとしてしまう。」

私が指摘するのはこういう事です。結果として、生活に支障がでているのはストレスとか原因不明になって謎の問題として扱われてしまっている訳です。

ちょっと補足しておきますが、最近はストレスという言葉が便利使いされてその本質からどんどん離れていってしまっています。現在の医療においては、

『わからない=ストレス』

という公式が成立しています。

もちろんいじめだったり学校の教師がひどい人間で行けないとか、そもそも学校教育に向いていないなじめないなんていう子供もそれなりの数がいるとは思いますけどね。でも、あなたが親で子供が学校にいけてないというのであれば、

「もしかしたら医療ではなわからない体の問題があるのでは?」

と考えてみることは無駄ではないでしょう。当然、そんな状態では、好奇心だったり、向上心を発揮する事すらできません。

子育てについて迷っている人へは、

「子育てとは子供を丈夫な体にしてあげる事です。20歳になったからしっかりしなさいなんていっても体がひ弱なままだったらしっかりする事なんてできませんよ。」

と、いつもアドバイスしています。

春は腰痛の季節です

ぎっくり腰というのは熟練離婚みたいなものかもしれません。
定年まで勤め上げた男性が、定年退職して、

「これからは夫婦水入らずで穏やかにスローライフを過ごしたい。」

なんて思っていたら離婚を切り出されるという奴です。
こうなってしまうのは夫婦間の愛情や信頼が長い年月をかけて枯渇してしまったからです。当人にしたら寝耳に水になるのかもしれませんが、その兆候はずいぶん前からあったはずで、それに気がつかなかった男性が間抜けだっただけの話です。まぁ、こんな事をいっている私自身がそういう境遇に陥る事はないかというと、根拠も自信もありませんから間抜けなんていう言葉を使うのはかなり躊躇してしまいますけどね。

ぎっくり腰というとほとんどの人が急に腰が痛くなって動けなくなるのを想像すると思います。
しかし、体のなんの問題もない人が突然に腰が痛み始めるなんて事は絶対にありません。その兆候はずいぶん前からあったはずで、それに気がつかなかっただけの話です。

ぎっくり腰というのは、

「ある日、腰が痛くなった。」

という事に対して、医者がどうしてそういう事が起こったかを説明できないだけなのです。

こうなってしまうのは、人間の体を部位単位で考えてしまっているからでしょう。
医療は、心臓とか、腎臓とか、肺とか、整形外科とか、脳とか、耳鼻科とか、精神科とか、それぞれの専門をおいて人間の体を考えるのが常識になっているので担当分野を超えた思考ができなくなっています。だから、腰が痛いのであれば腰に問題があると考えて、腰だけをみて説明しなくてはいけないと信じ込んでしまっているのです。私に言わせると、間抜けとしか言いようがありません。

さて、

「熟練離婚の原因ってなんだと思いますか?」

たぶん、小さな違和感だったり、不満が少しづつ少しづつ積もり積もってそういう結論に達したのでしょう。そういう信頼がかけらも残っていない夫婦に、

「お互いを思いやり信頼する気持ちがない事が問題だ。」

なんてアドバイスをする事には全く意味がありません。

ぎっくり腰だって同じです。
痛みがでた時はもういろいろが手後れになっている状態です。将棋でいうと詰みの状態で、そんな詰んだ状態で痛みだけをなんとかしたくないというのは、離婚を切り出された時に、

「これからは夫婦水入らずでスローライフを過ごしたい。」

と言っているようなものなのです。


腰を痛めたくないと思うのであれば普段からそれなりに注意をして生活をしなくてはいけません。

実は、ぎっくり腰というのは心臓の問題です。
春への季節の切り替わりの際に骨盤が開いて体が緩んでくるのですが、それがうまくいかない人がいます。その時に体にもっとも起こりやすいのが、

「心臓がうまく緩まない。」

という事です。
だから、私はその事を

「4月1日が1年でもっとも心臓が止まりやすい日ですよ。」

と説明しています。

私の経験をひとつお話しましょう。
4月1日の土曜日だったのですが、整体の予約が朝から3件続けて取消になりました。その理由が、

「母が倒れて亡くなった。」
「母が倒れて亡くなった。」
「父が倒れて亡くなった。」

というものでした。
もちろん、この3名の方は縁もゆかりもない人たちです。その時は、こんな事があるのだなぁと思っていたのですが、その日の昼からの人たちの体の様子をみると、ほとんどの方が胸椎4番、腰椎3番に力が集まって抜けなくなっていて、大半の方が腰が痛いといっていました。胸椎4番、腰椎3番は心臓の動きに関わる骨で、心臓がうまく緩まなくなっていて力がこもってしまうのです。そして、その結果として、春は腰が痛くなる訳です。

最近はエイプリルフールなんてのは廃れましたけど、嘘をついて驚かせるとか多分心臓が緩むのでしょうね。
あと、酒を飲みながら花見をするなんていうのは、心臓を緩めるための行為でだからこそ習慣化されていたのだろうなぁと思い至りました。そう考えると、この時期はもっともお酒がおいしく飲めるだろうという事も想像できます。だから、桜の開花にあわせて日本全国で花見なんてやっているのでしょう。

さらに余談を続けると、近年はワクチンの摂取が盛んでこのワクチンがどうも心臓に悪さをしていると思われます。ここ数年は外出を控えるような事になっているので今年なんかは腰が痛いと騒ぎ出す人が例年より大量にでるだろうと思いますね。腰痛だけにとどまらず心臓が止まってしまう人も少なくないかもしれません。まぁ、誰彼かまわず心臓が止まる訳ではなく、

「この時期に心臓が止まるという事はそれは寿命が尽きているからだ。」

だと考えるのが正解だとは思います。

話を戻します。

当然ですけど、この時期は腰が痛いといって相談にこられる方が増えてくる訳です。
しかし、痛みがでたらもう手遅れというか、基本はもう痛みがでれば解決済みと考えるのが正解です。腰に力を集める事で、心臓を緩めているので、程度の差こそあってもしばらく放置したら痛みは消えていく事でしょう。だから、逆説的にいうと腰が痛くなって心臓が止まっていなければ目的は達成されているのです。

相談にこられた方の心臓が止まるような様子がなければ腰椎3番のケアをして、

「もうしばらく痛がっておけ。」

と済ませています。
まぁ、大半の人は、

「痛いのは嫌だからなんとかならんのか。」

といってきますけどね。
来年の春にはどうやったら穏やかに花見ができるようになるかと切り替えて考えた方がよいですね。

痛みが嫌だ、辛いと駄々をこねるのは、心臓が止まるリスクを高めると理解しなくてはいけません。
最近の医療の心臓を止めない技術はめざましいものがあるのでそう簡単には止まらないかもしれません。ただ、熟練離婚を切り出された男性が無理矢理に奥さんを繋ぎ止めて、その後の生活がどのようなものになるかはよく考えた方がよいでしょう。

春の腰痛の根本的な原因は、体を緩める能力が落ちているという事です。
人は、歳をとると体を緩める能力が落ちていきます。それは別に衰えるという事とはちがってメリットもちゃんとあるのですが、春に腰が痛くなるようであれば衰え過ぎていると考えるとよいでしょう。骨でいうと一番重要なのは頸椎6番、胸椎10番、腰椎4番です。もし、緩める力というのがわかりにくければ、ぐっすり眠って朝すっきり起きる能力だと考えるとよいでしょう。

あと、心臓が緩まないとパニックといわれる状態になる人がいます。そのためこの時期はヒステリックな電話がもっとも多くなります。

「春になって暖かくなるとなるとおかしな人が現れはじめる。」

なんていう言葉を聞いた事がありませんか?これは本当の事だと思います。
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