ブログ「日々整体」

電気毛布の話

自律神経失調症、無気力、パニック、動悸などで困っている人に多いのが、


「凍えて眠れないので、電気毛布を使っている。」


という人です。

はっきりいってしまいますが、電気毛布ほど体を壊すものはないと思っておいていただくとよいでしょう。

最近、整体にこられはじめた方で、すぐに調子がよくなってきたのですが、ここ2週間ほどどうもおかしな事になっていました。いろいろ話をしていると、

「寒くなってきたので電気毛布を使っている。」

という事がわかりました。

電気毛布を使っていると、人間は体温の調節がうまくできなくなるようです。
寒くて仕方ないのでと使っていると、自律神経の働きが極端に悪くなります。その結果、でてくる異常など数えてゆけばきりがありません。寒くて眠れないなら、凍えて起きている方がまだましというぐらいひどいことになっている人が多いのです。

冷えから眠れないということであれば対処方はほかにいくらでもあります。困っているなら深刻なことになる前に一度相談に来ていただきたいと思えるぐらいの問題です。



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飲酒の話

先日、テレビをみていると、

「毎日のほろよい程度の飲酒は体によい。」

という事を免疫の専門家という人がいっていました。


ずいぶんと乱暴な話と言わざるをえません。
免疫力を高めるのに、酒の力が有効になるのは50~60歳以降です。幼稚園児が、


「健康に留意して毎日ウォーキングをしています。」


と口にしていたらあなたはどう思うでしょうか?
30代の人が、お酒の力を借りて健康になろうというのは、同じようなものです。若さがあるうちには酒など不要です。

こんな事をいうと、お酒の好きな50代の方が喜ぶのであえて口にしようとしていましたが、お酒というのは上手に飲むと体によいという一面があります。

ところが、ほんとどの人が、

ほろよい

というのがどのような状態かをしりません。
専門家も、どの程度の飲酒がほろよいかを知らないのではないかと思います。ほろよいというのは、平たくいうと酔っ払う手前です。酔っ払ってはほろよいとはいいません。ところが、日常的に飲酒をしている人は、必ず酔うまで飲んでいます。酔うまで毎日飲むと間違いなく体を壊すとおもっておいてよいでしょう。

さて、もっと掘り下げると酔うという状態がどのような状態かもほとんどの人がわかっていません。

「人の体は300mlでほろよい、500mlで酔う。」

というほど単純でもありません。


「毎日のほろよい程度の飲酒は体によい。」


こんな事をきいて喜ぶのは、お酒を飲んで体を壊している人ですね。



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お酒を飲んだときの体の変化について

お酒を飲むと必ず肝臓が少し腫れます。
肋骨の下あたりにふれるとその腫れているのはわかりますから、飲んだかどうかはすぐにわかります。でも、こんな言い方をすると必ず勘違いするのは、

「腫れているというこは体に問題があるのか。」

と思うということでしょうか。
擦り傷ができれば、そこから血がでて痛みを感じるのがあたりまえです。同じように肝臓が少し腫れてくるだけです。平たくいうと、肝臓がせっせとアルコールを分解している時に腫れてくるということです。ですから、酒を飲めば肝臓が腫れるという事自体は当たり前でとくにどうということはありません。

逆にお酒を飲んでいるのに肝臓が腫れていないというのは問題です。
傷があってもそこに痛みもなければ血もでてこないということなのですから。ちなみに、飲み過ぎている場合は、違う場所に飲み過ぎていますよという変化が現れます。

ところが、人間に不可能はないと思えることがありました。
お酒を飲んでいるのに、肝臓が腫れてこないという人がいました。酒を飲んだら駄目だと話してあったのに、どうしても飲みたいものだから、私にばれないように、肝臓が腫れないごまかした飲み方を覚えてしまったのです。普通の人には無理で、体に対する天才的なセンスが必要だと思います。お酒を飲んだ時の体の変化というのはそれぐらいわかりやすいのです。

そんなごまかしを半年ほど続けていたようです。
ついには、いくら飲んでも肝臓が腫れないようになりました。その結果、生きる元気がなくなり、家に引きこもってずっとお酒を飲んで過ごすようになってしまいました。

「ずっと酒やめろといってたのに誤魔化して飲んでたからですね。」

というと、怒り心頭、

「飲んでもいいといったではないか。」

と私に吐き捨てて帰っていきました。

私は飲んでもいいなど一言もいっていませんでした。
しかし、私は完全に騙されてしまったといえます。体の調子はどんどん悪くなっているのに、私はその飲酒が原因であるという事を見抜けませんでした。体から元気と気力が抜けていっていることはわかっていましたが、教科書通りに考えていると気づけないことがあるという苦い経験です。



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不調や病気の経過の話

風邪をひいたときに体がどのような変化するか?
ということを考えたことのある人はすくないようです。風邪の変化を観察していると、風邪をひくまえには体の緊張がたかまってっくるのですが、風邪をひくと逆に弛緩します。この弛緩したときに、しっかり熱、せき、くしゃみ、鼻水なんかを出しておくと、風邪を治ったあとには体はきれいに引き締まって体調が整います。

「病み上がりは体の調子がとてもいい。」
という人がいますが、風邪を上手に経過させているからです。
風邪をうまく経過させられない人は風邪がなおった後も、まだ体の調子がいまいち悪いとかいっています。


胃の働きはちょっと独特の経過をします。
本当は独特なのじゃなくて、とても自覚しやすいということなのだろうと思いますけどね。胃という臓器は、調子が狂ってくると一度壊してしまうという変化が起こります。ですから、胃の調子が悪いと食欲が止まらなくなるというタイプの人がいます。

胃がうまく働いていないのに、たくさん食べるのですから、胃が壊れるという変化が加速します。
でも、胃という臓器は壊れると元の元気な状態に戻るという経過をします。ですから、早く治すために食欲を加速させて胃を壊すのを早めるのです。

ただ、この時には1回は胃が壊れるわけですから、食欲がなくなります。こんな時は、たいてい2~3日程度、食事を控えめにしていればよいのです。胃というのは壊れてしまえばもう治ってしまっているのです。
この時に、

「食欲がなくなった。自分は病気である」

とかいいだして薬を飲んでまで食べようとする人がいます。すると、壊れた胃が元に戻るという経過がとまってしまいます。

「食べられなくて、どんどん痩せてくる。」

なんて言っている人の体にはたいていこんなことが起こっています。


「病気や不調を感じたときに、それがどのような経過をたどって元にもどるか?」


知っていると知らないとでは、人生が変わるくらいの差が生まれてきてしまいます。



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思い込みで病気になる人たち

雪山で遭難した人がいました。
大騒ぎになったそうですが、ほどなく無事に見つかりました。なぜなら、自分の足で山を降りてきたそうです。でも、実は、遭難した際に足を踏み外していて足の骨が折れていたそうです。

足を複雑骨折で体を動かすことができない人がいました。
寝たきりになっていたのですが、家が火事になったら、自分の足で走って逃げ出したそうです。当人にそのときの事をきくと、やはり無我夢中だったそうです。

どちらも整体の技術書に書かれている話です。
いずれも整体をうけていた人なので、後日談も記されていました。

「足が折れているとかそういう事を考える余裕がなかった。」

ということです。

よく考えてみてください。
ふたりとも骨が折れた足で歩けたのです。多くの人は、足の骨が折れたら歩けないと思っているのではないでしょうか?それは勘違いだということですね。


「○○という病気だから辛いのです。」


なんていう人がいます。
こういう人は、病気になったら塞ぎこんで家に閉じこもって安静にしていなければならないと思い込んでいるのでしょう。


逆に、ある病気で手足が麻痺してうまく体を動かせない人がいます。
ところが、その人はちゃんと仕事についています。もちろん体の調子がよいはずがありませんが元気にしています。

先日も、

「体の調子が悪いので外出できません。」

とかいっている人がいました。


「じゃあ、いまからおタクの家に火をつけますね。」


なんて事をついいそうになりました。



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