ブログ「日々整体」

お酒を飲んだときの体の変化について

お酒を飲むと必ず肝臓が少し腫れます。
肋骨の下あたりにふれるとその腫れているのはわかりますから、飲んだかどうかはすぐにわかります。でも、こんな言い方をすると必ず勘違いするのは、

「腫れているというこは体に問題があるのか。」

と思うということでしょうか。
擦り傷ができれば、そこから血がでて痛みを感じるのがあたりまえです。同じように肝臓が少し腫れてくるだけです。平たくいうと、肝臓がせっせとアルコールを分解している時に腫れてくるということです。ですから、酒を飲めば肝臓が腫れるという事自体は当たり前でとくにどうということはありません。

逆にお酒を飲んでいるのに肝臓が腫れていないというのは問題です。
傷があってもそこに痛みもなければ血もでてこないということなのですから。ちなみに、飲み過ぎている場合は、違う場所に飲み過ぎていますよという変化が現れます。

ところが、人間に不可能はないと思えることがありました。
お酒を飲んでいるのに、肝臓が腫れてこないという人がいました。酒を飲んだら駄目だと話してあったのに、どうしても飲みたいものだから、私にばれないように、肝臓が腫れないごまかした飲み方を覚えてしまったのです。普通の人には無理で、体に対する天才的なセンスが必要だと思います。お酒を飲んだ時の体の変化というのはそれぐらいわかりやすいのです。

そんなごまかしを半年ほど続けていたようです。
ついには、いくら飲んでも肝臓が腫れないようになりました。その結果、生きる元気がなくなり、家に引きこもってずっとお酒を飲んで過ごすようになってしまいました。

「ずっと酒やめろといってたのに誤魔化して飲んでたからですね。」

というと、怒り心頭、

「飲んでもいいといったではないか。」

と私に吐き捨てて帰っていきました。

私は飲んでもいいなど一言もいっていませんでした。
しかし、私は完全に騙されてしまったといえます。体の調子はどんどん悪くなっているのに、私はその飲酒が原因であるという事を見抜けませんでした。体から元気と気力が抜けていっていることはわかっていましたが、教科書通りに考えていると気づけないことがあるという苦い経験です。



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