飲酒の話
2014年11月27日
先日、テレビをみていると、
「毎日のほろよい程度の飲酒は体によい。」
という事を免疫の専門家という人がいっていました。
ずいぶんと乱暴な話と言わざるをえません。
免疫力を高めるのに、酒の力が有効になるのは50~60歳以降です。幼稚園児が、
「健康に留意して毎日ウォーキングをしています。」
と口にしていたらあなたはどう思うでしょうか?
30代の人が、お酒の力を借りて健康になろうというのは、同じようなものです。若さがあるうちには酒など不要です。
こんな事をいうと、お酒の好きな50代の方が喜ぶのであえて口にしようとしていましたが、お酒というのは上手に飲むと体によいという一面があります。
ところが、ほんとどの人が、
ほろよい
というのがどのような状態かをしりません。
専門家も、どの程度の飲酒がほろよいかを知らないのではないかと思います。ほろよいというのは、平たくいうと酔っ払う手前です。酔っ払ってはほろよいとはいいません。ところが、日常的に飲酒をしている人は、必ず酔うまで飲んでいます。酔うまで毎日飲むと間違いなく体を壊すとおもっておいてよいでしょう。
さて、もっと掘り下げると酔うという状態がどのような状態かもほとんどの人がわかっていません。
「人の体は300mlでほろよい、500mlで酔う。」
というほど単純でもありません。
「毎日のほろよい程度の飲酒は体によい。」
こんな事をきいて喜ぶのは、お酒を飲んで体を壊している人ですね。