ブログ「日々整体」

金を払えば健康になれるか?

「私は謎の機関に監視をされているのかもしれない。」


そんなことを考えてニヤついています。
実は、新しくサイトを作りました。まだ中身は空っぽなので器だけおいていあるような状態なのですけど、


「新しいサイトを作られたのを確認しました。それに関して提案をさせてください。」


なんていう電話がすでに4件なっています。
公開状態になったのは先週の金曜日の17時ごろで、日月と私は休んでいました。だから、私の時間の経過で考えるとほんの数時間での出来事です。


これは私の勝手な推測なのですけど、ドメインの監視でもしているのでしょうかね。
新しく発行されたドメインを監視しているとか、そのドメイン情報を販売している業者などがいるのかもしれません。コンピュータ関連の技術についてある程度の知識は持っていますが、現在、それがどのように運用されているのかは全く理解していないのですけど、そんな風な事がおこなわれているのかもしれません。

直感的にわからない場合は、少し前からネットで調べ物をしていると、cookieがどうのこうのみたいな表示を見た事はないでしょうか。cookieがどういうものかというと、どのような情報にアクセスしているかを第3者が知る方法だというとわかりやすいでしょうか。正確とはいえない説明ですけど、ネットの利用者という立場からしたらそれ以外の何物でもありません。

この技術を利用すれば、「自律神経」というワードで検索をしている人に対して、


「自律神経の不調でお悩みの方に朗報です。」
「自律神経が整えば人生が薔薇色になります。」
「狂った自律神経を正常な状態に戻す方法。」


というテーマでメール、メッセージ、場合によっては電話がでてきる訳です。
これはオレオレ詐欺の業者が、効率的に営業活動できる名簿を簡単に手に入れる事ができる状態だと思うとわかりやすいでしょうか。悪意をもった人間が利用できないように、そして真っ当に使えるようにしましょうという取り組みはなされているかもしれません。しかし、このような技術上手に使えるのは詐欺師だけだと思った方がよいかもしれません。何しろ現代の詐欺師は法にひっかからないように徹底的に知恵を絞っていますからね。


それで、この手の詐欺商品やサービスに騙されないでいるために大切なことをお知らせしておこうと思います。気をつける事は2つだけです。

1つ目は、


「健康はお金を払って手に入れるものではない。」


ということです。
自律神経や健康について何かしらの情報に触れた時に、


「金を払えば健康になれる。」


その結論になっていないかよく考えてみてださい。


そして、2つ目は、


「ストレス解消、リラックスしましょう。」


なんていう中身のない情報には価値がないということです。


「がんばって練習すればオリンピック選手になれる。」
「毎日勉強すれば東大に入学できる。」


みたいに言い直すとわかりやすいかもしれません。
これを体に関する言葉に言い直すと、


「自律神経が狂っているからめまいになる。」
「交感神経が高まりすぎているから耳鳴りが鳴る。」


という具合です。
完全な嘘ではありませんから否定はしにくいかもしれませんが、人間の体はこんな一言で簡単に説明できるほど単純ではありません。


さしあたっては、1つ目の

「金を払えば健康になれるか?」

についてだけはよく考えてみることをおすすめしておきます。
関連カテゴリー< めまいブログ耳鳴り(耳なり)

うつは遺伝するのか?

「精神病は遺伝する。」

今後、一般的になりそうな知識ではないでしょうか。
心の問題なんて後天的なもの、環境や社会の影響が総てで生まれは関係がないと考える人には暴論としか思えないかもしれません。しかし、統計データによる研究だと精神病を患った人の子供は同様に精神病になる傾向が高くなります。だから、

「精神病は遺伝する。」

という事は事実だというのが常識になりつつあります。
そこから転じて犯罪者だったりもDNAによって犯罪率があがるのがわかっています。だから、そういうDNAを持った人間は社会から隔絶した特区を作ってそこで生活をさせるべきだなんていう考えを述べる学者もいます。

暴論に感じるかもしれませんが、データからは病気や癌になる、犯罪を冒すのはDNAの影響が大きいというのははっきりと見て取れる傾向なのです。

そんな事を知らなくても癌家系という言葉はご存じでしょう。
癌は遺伝する傾向があるのは多くの人が肌感覚で知っている事です。精神病はそれと同じな訳ですが、精神の問題は遺伝しないという根拠は、そうであって欲しいという願望ではないでしょうか?

こういう話をすると、けしからんと怒り始める人が一定の割合でいるそうです。
よりよい社会を作っていくためには客観的な事実をちゃんと見つめる事も必要です。仮にそれが、とても残酷な事だったとしても・・・。

しかし、今回あえてこの学術的に導きされつつあるこの結論に異論を挟んでみたいと思います。
権威のあるいくつもの大学がデータを解析した結果にケチなんてつけてみるのです。権威主義な傾向のある人には、私が馬鹿にしかみえなくなるかもしれません。でも、私に言わせれば学術研究には大きな穴があることが珍しくありません。ふんぞり返って偉そうな事をいっていても、人間の体の事に関しては、案外、大したことはない事はなかったりするものなのですよね。

まず、遺伝というのはどういうものでしょうか?
体格や顔の形が親子で似るのは珍しい、奇妙だとは思わない事でしょう。後ろ姿だとどっちかわかららない親子だったり、兄弟など思い出す事も難しくないでしょう。これが遺伝というものだと言われれば疑問を感じる人はまずいないだろうと思います。

どういう事が起こっているかというと、血縁関係にある人は骨格が似ているという事です。
遺伝情報を記憶するDNAが近いというのは骨格が似てくるという事です。骨格が似ているということは、体質が似てくるということです。その似た体質の人間が、同じ生活習慣で生活をしていれば同じ病気になりやすいのは当たり前のことです。だから、厳密に言うなら骨格は遺伝するけど病気が遺伝をしている訳ではないということです。


具体的な例をあげると、肩に変に妙な角張った出っ張りのある人がいたのです。

「肩には武器が収納されているのですか?」

と冗談をいって笑いあっていました。
それぐらい異様というかかなり変わった骨の形をしていました。その後の、その方の娘さんの体の様子も観たのですけど、肩の骨に同じ特徴がありました。兄弟にも同じような特徴があるとの事で、骨の形が遺伝しているという事がわかります。

こういうケースはこの家族だけではありません。
むしろ普通というか、親子であれば骨の形、骨格に同様の特徴があるのは当然のように観察する事ができます。

次に、赤ん坊は、母親の体の状態をコピーして生まれてきます。
例えば、母親の頸椎3番に異常があったとします。するとその母親から生まれてくる赤ん坊には頸椎3番に同様の異常がみられます。どうも子供は子宮での成長の際にそのように育つようなのです。だから、母親の呼吸器に難があれば子供も呼吸器に、心臓に問題があれば子供も心臓に問題を抱えて生まれてくる事になります。このケースだと、頸椎3番は呼吸器に関係が深い骨なのでぜんそくなどを起こしやすくなります。

これは遺伝とは違うといえます。
遺伝というのはDNAのコピーによって起こるものだからです。しかし、母親が抱えている問題はその子供も抱えているというケースが圧倒的に多くなります。先ほど述べたとおり、呼吸器に問題のある母親の子供はやはり呼吸器に難を生じる事になります。

なんでそうなるかという事ですが正直にいってうまく説明できません。
ただ、何十人もの母子の体を観察しているとほぼすべての親子の同じ骨に問題がみつかるのです。だから、どうも子宮で成長するという事はそういうことのようです。

ちなみに、こういう事がわかっていると、逆子が起こるのは母親の体になんらかの問題があるからだという事もわかってきます。うまく育ってくれないとか流産してしまうなんてのは母親の体になにかの問題が潜んでいるからです。このあたりの詳細は以前に記事をかいたのでそちらを読んでいたくとよいでしょう。




繰り返しますが、これは遺伝とはいえません。
なぜなら成長過程において問題が生じているからで、遺伝子が影響して骨に問題がでるのではないからです。だから、狂っている骨を正せばちゃんと機能するようになります。

それで精神病についてです。

精神疾患のある人は頸椎2~3番に異常があります。
頸椎がどのような状態になっているかを観察すると、招き猫の手のような形に大きく歪んでいる事が多いです。これは指で骨をなぞっているとそのように感じるという事なので、レントゲンなんかでみたら別の見え方をするかもしれません。

また、多いですという表現になるのは、医療においてよくわからない不調は精神疾患にされてしまう事が多いのです。そのため、本当は精神の問題ではないのに精神疾患にされてしまっているというケースが少なくありません。だから、様々な症状があるのでひとくちにいってしまうは乱暴なのだということは理解しておいて欲しいと思います。

ここまでが前提条件です。


精神疾患になるには以下のような3つのケースを想定するとよいでしょう。

A.頸椎2、3番に遺伝的な特徴がある。
B.母親の頸椎2、3番に問題がある。
C.その他のケース

AとBのケースで精神疾患になってしまった人は、遺伝が原因であると言ってしまってよいか?
答えはノーで、私の考えでは、

「遺伝で病気になってしまうという事が生まれたときの運命で決まっていたのではない。」

という事になります。
Aのケースは、体の調子を崩したときに精神病になってしまう傾向が高いというだけです。その体質や体癖にあわせたケアをしてあげることで十分に予防する事が可能です。骨格が同じ人が同じ生活習慣、食生活ならば、同じ病気になりやすいのは当たり前の事です。家族、家系に同じあるいは似たような病気になるのはそれで説明が可能です。古い家なんかだと、家訓があったりして、その家訓を守る事で健康を守っているなんていう事があるかもしれません。

Bのケースは、そもそも体に問題があるので、DNAによる遺伝は無関係です。
当然ですが、体の問題を解消してしまえば不調はなくなります。これは親も子供もどちらもあてはまります。本当は、母親は出産時に、子供は成長の過程で体の問題を解消していくのですが、今の日本では、医療がそれを邪魔してしまっているので健全な体に戻る機会をほぼ失ってしまっています。

なお、統計データなんかをみると70%以上が遺伝が原因で精神疾患を起こしているなんていう結果がでています。調査ではAとBと合わせて遺伝が原因であると結論をだしているから当然の事でしょう。私の感覚からすると、Aのケースは10%未満、Bのケースが80%程度だと思います。

Cについては、ケースに合わせた対処法を考えれば済みます。
余談ですが、私の理解が進んで、昔の骨折が原因でおかしくなっている人のケースを見かけるようになってきました。骨を折った古傷が精神疾患に関係があるとは思えないので大半の人は解決不可能かもしれません。よくわからないから精神疾患でいいやという判断で的外れもいいところです。


こういう状況を想定して、

「精神病は遺伝するか?」

という調査をしたどういう結果がでるでしょうか。
おそらく違う結論がでるはずです。統計データを表面的にとらえていると、このような安易な結論になるという事で、そこからさらに深く読み込む事でまったく違う解釈が可能です。

なお、この考えは3つほど突っ込みができる点があります。

1つは、医療において骨の状態が悪く機能が不完全であるという事を客観的に確認できない点です。これはもう医療の進歩を待つしかありません。今の様子をみていると最低でもあと100年ぐらいは待つ必要があるのじゃないかと思います。

2つめは、父子関係についてです。父子関係において遺伝するというのは、Aのケースがほとんどでしょう。つまり大半は環境によるものです。父母子の3者の体を観察したこともありますが、やはり母の影響の方が大きいようで、母の体の問題が大きく表にでてきている例を観ています。

3つめは、盗癖です。一部の盗みに関しては、骨格が関わっているとみて考えるのが正解のようで野口晴哉師が盗癖の治し方について述べた文がを残しています。おそらく心臓の動きが弱い人にそういう傾向が出るのだと思います。だから万引きといった、盗癖は遺伝をしてしまう可能性があります。ふと思いましたがルパン三世は、ルパン家のそういう遺伝を受け継いでいるのかもしれません。
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プラス思考と耳鳴りとめまいと

「自律神経の働きを整える。」 

言葉にすると簡単に聞こえることでしょう。 
しかし、実際はかなり難しい事です。以前にもどこかで述べたように思いますけど、主体がどこにあるのかという事をほぼすべての人が勘違いしているからおかしくなるのかもしれません。 

「プラス思考になれば人生がバラ色になる。」 

確かに、現実を見ないでいれば頭の中だけは幸せかもしれません。。 
しかし、現実をきちんと見ることができない人間は必ずどこかでつまずく事でしょう。生きて生活していれば良いこともあれば悪いことも、必ず両方の出来事が起こるからです。 

多くの人が間違えているのは、 

「悪い出来事を良いことだと考える事がプラス思考だ。」 

と考えている事でしょう。 
何かに挑戦しようとした時に、問題が起こるとします。 
それに対して、 

「これは辞めとけというサインに違いない。」 

なんて言って辞めてしまうのをプラス思考とかいったりしている人がいます。 
新しい事に挑戦するときに何らかの問題が起こるのは当然の事です。そういう課題を1つづつクリアしていく事を挑戦というのです。

逆の例もよく見かけますね。 
あきらかな問題があって手を伸ばしてはいけないのに挑戦することをプラス思考といっていっている人がいます。知っている人がとある商品を輸入できる事になったのだけど、関税がかかるので値段があがってしまうと。それで、何を考えたのかとというと空港の職員を探して関税がかからないように空港を通り抜ける方法を探していました。たぶん、犯罪行為になってしまうのでうまくいっていないと思いますけどね。 

こういう具合に、様々な形でプラス思考という言葉が都合良く使われている訳です。 
だいたい医師なんかがプラス思考という言葉を使うときってどういう時かというと、 

「私には治せません。」 

という時です。 
適切な治療があって快方に向かうのであればこんな言葉がでてくるはずがありません。治せないという言葉を使うと自分の権威が傷つくとでも思うでしょうか。そのつまらないプライドを守るために、目の前にいる人を傷つけたり、苦しめて良心が痛まないのかと思いますけどね。 

プラス思考という言葉、自分の都合や気分によって使い分ける人たちが非常に多いのでは私はとても嫌いです。 

「辛いのは穴がマイナス思考だからだ。」

なんていう医師に出会ったりしたときには蹴飛ばしてやればいいですね。


でも、それでも多くの人はあえてプラス思考とか前向きという言葉が好きなようです。 
ですから、この言葉は 

「悪い出来事をプラスに転じるにはどうすればいいか。」 

と考えるための思考であると定義しておくといいのではないでしょうか。 
そう考えると、めまいや耳鳴りで辛いなぁ、 

『しんどいなぁと感じているのを気にしない。』 

というのはプラス思考でもなんでもりません。 
気にしないというのは、さっき述べた現実を見ないという事です。家で家事が起きれば火を消すか、逃げるかしないとまずいのです。いつか消防士がやってきて火を消してくれるというのはプラス思考でもなんでもありません。 


ちょっと話がそれます。 
最近知ったのですけど、仏教を開いた釈迦は、 

「体の感覚を大切にしよう。」 

という事をうたっていたそうです。 
これ偶然にですが、私の考えと同じです。 

「釈迦と同じような事を考える俺って、もしかしたらすごい奴なんじゃないか。」 

という気持ちになるぐらいです。 
でも、たぶん、幸せに生きようとか、楽しく生活しようとか考えていたらたぶん多くの人がこの考えにいたるのじゃないでしょうかね。なぜなら、幸せとか楽しいとかいう気持ちや感情は体で感じるものだからです。 

映画館にいって映画をみる、ディズニーランドで乗り物に乗る、嵐やAKBのコンサートに参加する、こういう体験が頭の中だけで完結すると考えてしまうか?そういう風に考えてもらうと半数ぐらいの人にはわかってもらえるのじゃないかと思いますけどね。 

そういや4DXという体験型の映画館での話です。 
映画の主人公が胸の大きなヒロインに後ろから抱きつかれるシーンがあったそうです。その時に、シートからドンと背中を押されたのですが、 

「これが彼女の胸の感覚か!」 

とか思ったそうですけど、そんなはずがありませんよね。 

話を戻します。 

耳鳴りの音がやかましい事や、めまいでまともな生活を送れない事をプラスに転じるのはかなり難しいと思います。現実的に考えて不可能だといっていいでしょう。 

例えば、今、とあるカフェでこれを書いている訳ですが、窓から外をみると背中を丸めた冴えないおっさんがポケットに手を突っ込んで歩いています。そのおっさんを、 

「実はイケメンだ!」 
「実はこのおっさんは存在しない。」 

と思い込んでもイケメンに見える事はありませんし、消え去る事もありません。 
なぜなら、そのおっさんは現に存在していますし、それが私の目に写って認識されているのです。認識してしまった以上、消える事はありません。 

そして、このおっさんがどうしても不愉快に感じたとしましょう。 
この時、どう考えるのがプラス思考といえるでしょうか。気にしない、存在しないものとするのは無理でしょうね。できると思うのであればやってみてください。目の前に人がいる状態で、 

「この人は存在しない。」 

と思い込めばその人は消えるのか? 

気になるから不愉快に感じるのです。 
だから、そういう時にはどうするかといえばカフェを変えるというのが正解じゃないでしょうかね。まぁ、幸いにして、目にとまっても不愉快ではありませんでしたし、気にもならず、すぐさま通り過ぎて視界から消えていきましたけどね。 

ここまでいくと何がいいたいかわかってもらえることでしょうか。 
耳鳴りやめまいをすでに感じてしまっているのです。それを、 

「気にしない。」 

というのは無理、不可能です。 
ですから、幸せに暮らしたいと思うのであれば、 

「めまいや耳鳴りをしっかり感じてどう生きていくのか?」 

と考えるのが正解でしょう。 
よい解決方法で1つ例をあげるのであれば、一昔前のヨーロッパの神父には、 

「地球の自転の音が聞こえる。」 

という人がいたそうです。 
たぶん、耳鳴りがなっていたのでしょう。だから、前向きに生きていきたい、プラス思考になりたいと思うのであれば彼を参考にすればいいでしょう。めまいなんかも同じ要領でいけるのじゃないでしょうかね。 

ただ、この考え方は普通の人には無理だと私は思います。 
実際、めまいも、耳鳴りもかなり辛いものです。じゃあ、どれすればいいかといえば簡単です。 

「ちゃんと止めてしまえばいい、治してしまえばいい。」 

たった、それだけの事なんです。 

あなたにプラス思考にとか、前向きに生きろとかいう人間がいたら、 

「辛さも苦しさも解っていないくせに、聖職者みたいな人間になれとか簡単にいうな!」 

と言い捨てて、その人とは縁を切ってしまえばいいでしょう。これが本当のプラス思考、前向きな考えじゃないでしょうかね。
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めまいや耳鳴りの原因について

手の感覚でわかることは多くの人が思っている以上に多いようです。 
ただ問題があっては、私がわかることをちゃんと理解できるように伝える事は難しいという事だったりします。一応、骨を押さえて、 

「この骨がおかしいでしょ?それが原因でめまいや耳鳴りを起こしているのですよ。」 

なんていう説明はできますけどね。 
その骨に問題があるからといってどうしてめまいを起こすかというのはやはり漠然としか説明ができていません。 

めまいだと、ほとんどの方がこんなふうに揺れるとか回転するとかいうのを訴えてくるわけです。 
その話を 聞いて、だいたいどういう事が起こっているかは想像はできます。でも、その私の認識とご本人の認識がまったく同じかというとたぶんかなりずれがあるだろうと思われます。 

耳鳴りでも同様です。 
じぃーという低い音が鳴るとか、キーンという高い音とか言われても想像はできますけどそれをご本人が感じている音と私の認識を一致させるということは不可能でしょう。 

音の場合は、私が絶対音感を身につけてドの音が鳴り続けていますとか言われたら認識の一致はできるのかもしれませんけどね。でも、めまいだどとうでしょう。タンスの角の小指をぶつけて打ち身があるだけでも揺れ方は変化をする事でしょう。つまり、めまいの揺れ方とか耳鳴りの音から体についてどういう考えようというのはちょっと間違えているという訳です。 

私はそれを手の感覚で確認します。 
めまいや耳鳴りだと、頸椎2番と5番にたいてい問題があります。ただ、骨というのはそれぞれ単独で考えるとうまく説明できない事が多いです。だから、わかりやすくするために頸椎というのはポイントになる骨が3つあると考えるといいでしょう。 

どういうことかというと、頸椎は2,5,6番の3つが三角形を描くように頭を支えている 
だからどこかの骨がバランスをくずすと他の2つの骨も同様にバランスを崩してしまうと考えるといいでしょう。 

一応、補足をしておくと、頸椎2と3番は一括りで考えた方がいいケースをちらほらみかけます。 
2番か3番が片方狂うと、もう一方もやはり狂ってくるわけです。ただ、ここまで考え始めると多くの方はチンプンカンプンになってしまうかもしれません。だから、意味不明に感じるようだと頸椎2、5,6番の3つの骨で体のバランスをすべて保っていると考えるといいですね。 

それでこういう具合にあれこれと説明はできるのですけどやはり最初に話が戻ります。 
骨に問題があるということについて自覚することが難しい訳です。何しろ、骨の機能の問題をめまいや耳鳴りとして感じているわけです。 

まぁ、平たくいうとめまいや耳鳴りというのは骨の働きに問題があるときに起こるわけです。

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めまいを体験する方法

めまいを体験する方法を思いつきました。
この方法を試せば健全な人でも間違いなくめまいを体験する事ができます。めまいというのは、はたからみると本人に起こっている事が理解できず、いい加減な理屈がまかり通る傾向があります。一番ひどいのが


「もう治らないから一生上手につきあっていくしかない。」


というものです。
実際に、ふらついている、世界がまわっている人がこんな事をいわれたらどういう気持ちになるかまったく理解できていません。この際はっきりいってしまいますが、こんな事を言う人間は、馬鹿であほでどうしようもない最低な人間だと思っていいでしょう。理屈も原理もわかっていないだけでなく、人の気持ちもわからないまま、うんちくをたれるのですから。

めまいに関してはほぼ全員がなんとかなりますね。
現状、技術と知識と経験が足りないせいで、手間取っている人も何人かいるのですけど、もうちょっとでなんとかなると思います。

話がそれてしまいました。

さて、めまいを体験する方法ですが、前置きを長くしなくてはいけなかったという事は、その中身が非常に簡単だということです。

その方法は、


「止まっているエスカレータに乗る。」


というものです
実際に経験をしたことのある人もいることでしょう。

振り返ってみれば私は子供の頃に梅田駅の歩く歩道ではじめて体験しました。
その頃だと、早朝の電車で梅田駅にたどり着くと歩く歩道は動いていませんでした。止まっているベルトにのると、


「ぐわんぐわん。」


と世界がゆれる感覚がします。
これはどういう事かというと、動いている物に乗るときに無意識にボディバランスをとるという事です。ところが、動いているものに乗るつもりでバランスをとっているのに実際は止まっているという事になると安定感を失ってめまいを体験できるというわけです。

この事に気が付いたのは日本橋のトレーディングカードショップに息子を連れていってあげたときのことです。オタロードにあるカードラボ オタロード本店というショップでは、2Fにあがるエスカレータを作動させていません。そのエレベータを歩いて上がってみるいいでしょう。


「もう治らないから一生上手につきあっていくしかない。」
「気持ちや意識の問題だ。」


なんていう発言をしたことがある人は、試してみるといいですね。そして、それが一生続くのだといわれたらどういう気持ちになるか想像してみるといいでしょう。

そして、これを体験できればめまいというものが本質的にどういうものかわかるはずです。


「内耳に水がどうのこうの・・・。」


とかいっている奴はたぶん、ろくに考えていないのであろうと私は思います。体験してみればそのことがきっとわかるはずです。
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