メニエール病についてちょっとだけ考察
2018年05月22日
めまいというのはたいていの場合、腎の働きに問題があるときに起こります。
もちろんめまいを感じる人全員に同じ事が起こっているわけはなく、ケースバイケースです。ただ、腎のの弱りが直接の原因である事がほとんどなので、それほど苦労することもなく元気になってしまう人が多いです。
ところが、メニエールだと診断された人たちの体をみると必ずしもそんなことはなかったりします。
私から見た場合、心臓の動きが悪くなっていたり、消化器の働きが悪くなっていたり、呼吸器の働きが悪くなっていたりとケースバイケースであまりにもバラバラです。つい先日、相談にこられた人でも、胃袋の動きが止まっているとしか思えませんでした。
メニエールなんですと言ってこられる人たちがあまりにも多様性に富んでいるのです。
だから、めまいがするからといって、それら全部をメニエールとひとくくりにしてしまっているのはちょっと問題があるだろうとは感じていたのす。そんなわけで、私ぐらいの技量では変化をみて考えながら整体するというやり方しかできないわけで、いまひとつわからんなぁと思っていたんですけどね。
ただ、最近になって、腎の弱りからくる平衡感覚の狂いをめまいと定義してみると案外、考え方がすっきりしました。つまり、腎の弱り以外からくく平衡感覚の狂いをメニエール病だと考えると、自称メニエールの人たちの体の悪いところが、心臓だったり、胃袋だったり、肺だったりと、バラバラになる事が説明がついてしまうなぁというわけです。
で、どこが悪いかというと延髄ですね。
アントニオ猪木の得意技に延髄蹴りというのがありましたけど、これをくらうと平衡感覚がなくなってしまうのでたっていられなくなるわけです。まぁ、延髄の働きが止まってしまうと死んでしまいますから、実際はその働きが悪くなっているということですけどね。
現時点ではまだ、たぶんそうだろうなぁというぐらいのものですが、だいたいあっているのじゃないかと思えますね。ただ、こう考えると腎はわりとしっかり働いている人がいるのに、メニエールではないと判断される人がいます。まぁ、原因不明なのに適切な判断ができるというほうがおかしいわけですから、そんなものかもしれません。私にとっては、どっちでも注意することがちょっと変わるだけでそれほど大きな違いがあるわけでもなかったりします。