ブログ「日々整体」

リウマチのリハビリのお話

少し前の事ですが、リウマチについての記事を見かけました。
その結論は、


「関節が変形するとつい引きこもりがちになるので、運動をしたほうがよい。しかし、運動のやり過ぎで関節が痛みすぎることもあるので適切な運動量で。」


というものでした。
関西人なら、


「どっちやねんっ!」


ツッコミの1つもいれたくなるかもしれません。


「チョコレートを食べると癌を抑える効果がある!」


という極端なものも問題ですが、結論をぼかした先のような表現はやはり適切ではないと思います。


「適切な運動量ってどれぐらいですか?」


ということについても考えたって結論がでることはまずないでしょう。


私たちの通常の生活で考えてみましょうか。
親しい友人がとてもよい異性を見つけて結婚することになったとします。で、それが我が事のようにうれしかったので、結婚式と二次会でハメをはじして飲み過ぎてしまった。ほかでいうなら、ムシャクシャすることがあって食べ過ぎてしまったとか、会社で失敗をしてつい深酒をしてしまったとか、次の日になって体がずいぶん辛くて、ちょっと後悔するなんてことは誰にでもあることでしょう。

年齢を重ねてもそういうことはかわらないのではないでしょうか。
人は年をとったからといって喜怒哀楽がなくなるわけではありません。旅行で旅館などにいくと、大いに飲んで楽しそうにしているお年寄りなど珍しくもありません。

そういうのに対してを、


「体の事を考えて適切な運動と食事をしましょう。」


なんて助言は、人間らしさを放棄しろといっているように感じます。
誰にでもハメをはじしたくなることはあるし、控えめにしすぎたり、やり過ぎたり、そういう事があるから人生は楽しいのだと私は思います。その上で、


「じゃあ、どうしようか?」


というのを考えなければうまくいきません。

これを踏まえてリウマチのリハビリを考えるなら、


「体というのは過保護にすると弱くなる。」


ということを忘れてはいけないと思います。
ですから、痛いからじっとおとなしくしておけというのは駄目で、リウマチの事など意に介さないで旅行でも運動でもなんでもするというのを基本にどうするかと考えればよいと思います。運動のやり過ぎてでた痛みなど対処を間違えなければ3~7日程度ですぐに解消されるからです。


リウマチを患っている人は、副交感神経に異常が見つかります。
副交感神経の働きが悪いので、交感神経が過剰に働くせいであると考えて整体するとたいていすぐに痛みは和らいできます。交感神経が過剰に働くので、白血球が過剰に働いて自分の体を攻撃するようですね。

副交感神経というと、リラックスしたり、考えかたをどういうと安易に考えてしまう人が多いのです。しかし、リウマチの場合は、なんらかの理由で体をひどく冷やしている事が原因の場合が多いのでそれではうまくいきません。ですから、さしあたって整体で副交感神経の働きを整えて痛みを和らげ、その上で冷えとりに時間をかけて取り組むというのが一番うまくいく方法だと考えています。
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人間を構成する物質?

宇宙を構成する物質のうち人間がその存在を確認しているものはたった4%だそうです。
残りのうち25%ほどが重力を計算することによって存在するはずだということがわかっている物質があります。ダークマターといわれていますが、それがなにかはわかっていません。


「計算してみたら存在するはずだ。」


というような性質もので、ダーク、つまり暗黒物質と呼ばれているわけです。

さて、ダークマターというものがないと宇宙というのは存在できないようです。
なにかわからないけど重力の存在が確認できるということですから、存在がなければ宇宙は存在できないわけですね。もしあってもまったく違う形になっているはずで、我々人間が存在できたかどうかも怪しくなってきます。

ちなみに、残りの70%ほどは完全に謎の状態です。謎なのになにかあるはずだというのは、奇妙な話に感じますがアインシュタインの理論に間違いがなければ、


「なんかあるはずだ!」


という事のようで、宇宙レベルで考えると、人間が観測できる物質はたったの4%というわけです。

一方、人間を構成する物質はわかっています。
29種類の元素からできていて、60兆個の細胞から作られてるということです。しかし、最近では、100兆個という説も謳われだしているそうですから、結構、わかっているようでわかっていないのじゃないかと思ったりもします。

今更説明の必要もないでしょうが、わかっている材料を集めたって人間を生み出すことはできません。人間どころか生命を生み出すことはいまだにできていないのですから当然といえば当然です。

ダークマターの記述をみたときに、


「もしかしたら人間の体も同じなんじゃないか?」


と思ったわけです。
宇宙がダークマターのおかげで宇宙として存在していられるように、人間が人間として存在するためにも29種類の元素をまとめるダークマターのような何かが必要です。

宇宙の場合だと、理論からおいかけるので、目に見えない、観測もできないということがわかるわけです。ところが、目に見えて、手に触れられるとこにあるのに見つけられないから、ないものとして誰も関心を払おうとしない何かがあるのではないかなぁと思うわけです。

そんな事を考えていると、


「人の体について大部分の事をわかったつもりになっている。」


というのはずいぶん傲慢な事だなぁと。

将来、生物の誕生の秘密が解明されると、


「実は、人間を構成する物質で観測できているものはたったの4%だった。」


なんてことになるのではないかと思ったりします。

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腹筋運動やダンベルで筋肉をつけても意味が無い

「腹筋を鍛えれば腰痛が楽になる。」
「筋トレをして筋力をつければ元気になる。」


というような話はもう常識化しつつあるといっていいでしょう。
確かにこのようなトレーニングで腰痛が解消したり、元気になるようなことも少なくありません。でも、どうせやるならもう少し掘り下げてやればもっと効果的にできるのは間違いありません。

私がいつもいうのは、


「腹筋やダンベルで体に負荷をかけることにはあまり意味がない。」


という事です。
なぜかというとこのような運動で得られた筋力は実生活では全く役に立たないということです。

例えば、引っ越しをするとしましょう。
その時にダンベルなどの重りを持ち上げる要領で、家具や食器などを持ち上げたりはしません。そんな持ち方をすれば、すぐに疲れてしまって動けなくなるからです。どうやっているかというと、


「疲れないように、楽に持ち上げる。」


という持ち方をするはずです。
引っ越し業者に引っ越しを頼むと、たいてい1人ぐらいはもの凄く物を運ぶのが上手い人がいます。私も学生の頃には、引っ越しのアルバイをした経験があります。その時、冷蔵庫を持ち上げようとしている人がいたので手伝おうとすると、


「1人の方が楽だから。、」


といってマンションの3階まで軽々と冷蔵庫を持ってあがっていました。これは、体に負荷をかけるトレーニングとはまったく正反対の力の使い方といえるでしょう。トレーニングの目的というのは、たいていの場合、このような事ができることを目指しているはずです。


このことを踏まえているとトレーニングとうのはどういうことを目的するかわかるでしょう。


「腹筋運動は、楽に体を起こすための練習。」
「ダンベルなどのトレーニングは、重りを楽に持ち上げる練習。」


だというわけです。
まぁ、魅せるための筋肉をつけたいというのでしたら、今までのままでいいのですけどね。そんな筋肉だと引っ越しの時には、


「見た目ほど役に立たない。」
「すぐにばててしまう。」


ということになってしまいます。
ついでにいうと、このような筋肉は体への負担が大きいため怪我をしやすいし、病気にもなりやすくなります。
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睡眠時無呼吸症候群の治療後に太りやすくなる?

今朝の京都新聞の記事に睡眠時無呼吸症候群の治療をしたあとは太りやすくなる。
という内容の記事があったのですが、その原因が、


「睡眠状態の改善による交感神経の活動低下が一因。」


とありました。
しかし、これはちょっと理屈にあわないのではないかと私は思いました。

理由は簡単で、よい眠りができるようになると交感神経は活性化するからです。ぐっすり眠れるようになれば朝はすっきり目覚めるようになるし、昼は元気に活動できるようになります。これは交感神経の働きがよくなったということです。

睡眠時無呼吸症候群の症状をインターネットでちょっと調べてみると、

・強い眠気がある
・だるさ、倦怠感がある
・集中力が続かない
・いつも疲労感がある

というような内容で、全部、交感神経の働きが悪くなっている事がわかるかと思います。記事と発表にずれがあるのかもしれませんが、なにかおかしな内容に思えます。


記事によると、63人の患者を対象に調査をしたところ、

33人が平均2.1kg増
30人が平均1.4kg増
全体平均で0.4kg増

ということで、これで太りやすくなると考えるのはちょっと早い気がしますから、こういう発表があったのにはもう少し掘り下げたデータがあったのではないでしょうか?


さて、自律神経の働きからこの点について考えると、睡眠時無呼吸症候群の人はほぼ間違いなく栄養過剰、下世話な言い方をすると食べ過ぎの傾向があるはずです。

実は食欲と睡眠欲は非常によくにた体の欲求です。
ですから眠いときに食べると目が覚めますし、お腹が空いている時に眠ると空腹感がなくなります。無呼吸で眠るということは、眠りが悪いですから不足した睡眠を食べることで補う傾向があります。現代人は特にその傾向が強いといえるでしょう。お腹が空いてないのに、眠いから食べるということをやってしまうわけですから当然食べ過ぎる傾向がでてくるわけです。なお、お昼ごはんを食べたあとに眠くなるのはまた別の働きなのでここでは説明を省きます。

わかりやすくいうなら、寝る前にお腹いっぱい食べたりすると寝付きが悪くなりますし、眠りが浅くなって夜中に起きたり、寝起きが悪くなったりします。嘘だと思うなら、今夜寝る前に焼き肉やラーメンでも食べてふとんに潜り込んでみてもらうとよいでしょう。

ですから、治療を受けて痩せたというのは、治療の効果が適切にあらわれてぐっすりねむれるようになり、食事が適切な量に抑えられるようになった。一方、太ったという人は、睡眠時無呼吸症候群の症状はでなくなったが、体にはまだ問題を残しているせいで食欲が過剰に働くようになったわけですね。眠るときに呼吸をとめることで体重増を防ぐ効果があったのかもしれません。いびきや呼吸をとめるのもそれなりに意味があるということなのでしょう。


なお、睡眠時無呼吸症候群は食生活が原因で交感神経の働きがわるくなっているせだと私は考えています。あまり多くはないのですが、私がこれまでみてきた人だと、


「まずは晩酌をやめてみなさい。それだけで多分変わるから。」


という人がほとんどです。
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トリガーポイントの話

最近、トリガーポイントという言葉を何回か耳にしました。
4~5年前に書籍がでていたのを読んでいたので、おおまかなことは把握できていると思います。整骨院などでこの考え方が導入されているのか、この言葉は一般的になってきているのでしょうか?


「トリガーポイントとは何か?」


というのを改めて確認してみましたが、トリガーポイントを使いこなすのはなかなかに難しいのではないかと思います。当時の私ではうまく使うことができない技術だったといえるかもしれません。

考え方は、私がやっている整体と似ている部分もあるように思いますね。
注目しているのが整体の場合、骨であるのにたいして、筋肉に注目している点でしょうか。この辺りが日本と西洋の文化の違いといえそうです。

ただ、最近は日本人といっても運動や体はだいぶ西洋化してしまっています。
そういう点を踏まえると切って捨てることもないのではないかと思ったりもします。以前、勉強していた時にはトリガーポイントの本など1冊しかなかったのですが、いまでは良書もふえてきているようです。

日々修行、なんでもかんがでも取り入れてより高い技術を見につけていきたいものです。












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