腹筋運動やダンベルで筋肉をつけても意味が無い
2016年03月08日
「腹筋を鍛えれば腰痛が楽になる。」
「筋トレをして筋力をつければ元気になる。」
というような話はもう常識化しつつあるといっていいでしょう。
確かにこのようなトレーニングで腰痛が解消したり、元気になるようなことも少なくありません。でも、どうせやるならもう少し掘り下げてやればもっと効果的にできるのは間違いありません。
私がいつもいうのは、
「腹筋やダンベルで体に負荷をかけることにはあまり意味がない。」
という事です。
なぜかというとこのような運動で得られた筋力は実生活では全く役に立たないということです。
例えば、引っ越しをするとしましょう。
その時にダンベルなどの重りを持ち上げる要領で、家具や食器などを持ち上げたりはしません。そんな持ち方をすれば、すぐに疲れてしまって動けなくなるからです。どうやっているかというと、
「疲れないように、楽に持ち上げる。」
という持ち方をするはずです。
引っ越し業者に引っ越しを頼むと、たいてい1人ぐらいはもの凄く物を運ぶのが上手い人がいます。私も学生の頃には、引っ越しのアルバイをした経験があります。その時、冷蔵庫を持ち上げようとしている人がいたので手伝おうとすると、
「1人の方が楽だから。、」
といってマンションの3階まで軽々と冷蔵庫を持ってあがっていました。これは、体に負荷をかけるトレーニングとはまったく正反対の力の使い方といえるでしょう。トレーニングの目的というのは、たいていの場合、このような事ができることを目指しているはずです。
このことを踏まえているとトレーニングとうのはどういうことを目的するかわかるでしょう。
「腹筋運動は、楽に体を起こすための練習。」
「ダンベルなどのトレーニングは、重りを楽に持ち上げる練習。」
だというわけです。
まぁ、魅せるための筋肉をつけたいというのでしたら、今までのままでいいのですけどね。そんな筋肉だと引っ越しの時には、
「見た目ほど役に立たない。」
「すぐにばててしまう。」
ということになってしまいます。
ついでにいうと、このような筋肉は体への負担が大きいため怪我をしやすいし、病気にもなりやすくなります。
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