ブログ「日々整体」

姿勢の話 その1

「姿勢が悪いから肩がこる。」

確かに、この言葉は嘘ではありません。ですから、デスクワークでも、重い荷物を運ぶ仕事でも、どんな仕事でもいえることですが背筋を伸ばしてやれば疲れにくいし肩がこらないと考えているのではないでしょうか?しかし、背筋をのばして仕事をしても倍疲れますし、体を壊しやすくなるだけです。嘘だと思うのなら試してみるとよいでしょう。5分もすればすぐにわかるはずです。

私がいつもお話することは、

「姿勢というのは体の状態が無意識に反映される。」

ということです。
ですから、体のどこかに悪いところがあると、背中が丸くなったり、足をくんだりするようになります。悪いところがあってそれが原因で姿勢が悪くなっているのですから、無理矢理伸ばしたって悪いところが良くなる事はありません。ですから、姿勢が悪いから体が悪くなるのではなく、体が悪いから姿勢が悪くなるとうのが正解です。


もう1つ姿勢については間違いがあります
それは、

「背筋をのばすのがよい。」

というのがただの思い込みだということです。
この事については甲野善紀氏という方が面白いことをその著書で書いています。

古来より日本人は背中を丸めて生活していたそうです。
それは農作業をみるとわかりやすいそうで、江戸時代までのクワやスキをみると柄が短く、背中をまるめて使うようにできているそうです。小柄な体で疲れを残さないような仕事のやり方をするには、そのほうがよかったそうです。

また、剣術というのも江戸時代以前は、背中をまるめて剣をかまえていたそうです。
今の剣道のように背筋を伸ばして構えるのが主流になったのは、明治以降だそうです。ですから、宮本武蔵や佐々木小次郎は背中をまめるめて剣を構えていたそうです。実際、五輪の書を読んだのですが、剣をかまえてたつときはかがとで立つようにかいてありました。現代の剣道とはかなり異なるようです。

たしか、ペリーだったと思いますが、日本にやってきた外国人が背中をまるめている日本人を見て野蛮だと感じたそうです。欧米の人たちは背中をまるめることを恥だと考えるそうです。ですから、農具の柄をみると日本のものより長く、背筋を伸ばして仕事ができるようになっているそうです。文明開化に必死になっていた当時の日本人は、外国人に馬鹿にされる背中を丸めるスタイルをやめてしまったのだろうと考察していました。


そう考えると思い当たる事が山ほどでてきます。
ダンスでいえば盆踊りや阿波踊りは背中を丸めています。背筋を無理矢理伸ばす、社交ダンスやバレイとは対照的といえるでしょう。

高い技術をもった職人はたいてい背中を丸めて仕事をしています。
金箔職人をみたことがありますが、背中をまるめて金箔を作っていました。0.0001ミリの厚みに金を伸ばすには背中をまるめなければできないようです。興味がわくならYoutubeなどで動画もありますのでみてもらうとよいでしょう。

また、少し前の事ですが、日本一のハンダ付け職人という方をテレビでみたことがあります。普通の人には真似できないスピードと精度で、半田付けをしていましたが、とてもキレイな姿勢だとは思いましたが背筋を伸ばして作業をしていませんでした。きれいな姿勢というのは背筋が伸びているというのとはちょっと違うといえるでしょう。


「背筋を伸ばすのがよい姿勢。」


そう思い込んでいる人には、早々に考え方をかえてもらうほうがよいでしょう。
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冷えと体のねじれの話

ほこ×たてという番組がありました。
やらせがあったということで打ち切りになってしまった番組ですが、コンセプトは非常に面白いものでした。その中で、

パフォーマーvs番犬

というものがありました。
パントマイムの第一人者といわれるような人が、すぐに吠える番犬に気がつずに行動できるか?みたいな内容でした。


「犬の知覚力がどういうものか?」


という事についてわかっていない人からみると、興味深いかもしれませんが、結果は予想通り一瞬で犬に気づかれていました。

犬の嗅覚は人間の数千~数万倍といわれています。ですから、いくら優秀なパントマイム芸人でも匂いですぐにバレてしまいます。おそらく光のまったくない真っ暗闇であっても同じような結果になったのではないかと思います。

ちなみに、犬の視覚も人間より優秀で、1秒に30回のフレームを表示するテレビの映像では、カクカクのスローモーションのように感じるようです。ストップモーションアニメなどを見たことがあるひとは、私達がスムーズにみえる映像でも犬にはテレビがそのように見えていると考えてもらうとよいでしょう。

鼻っから勝ち目のない勝負を挑まされたパフォーマーが気の毒だったといわざるをえません。補足しておきますがこのパフォーマはダンサーとしては日本ではトップレベルの人です。

さて、このパフォーマーですが、

「体をねじることで体のゆれやブレをなくすことができる。」

と、面白いことをいっていました。

実は、正月があけてから整体に来られている方の大半は体がねじれていました。
1月1、2日と冷え込んで大雪になったのは覚えているでしょう。そのせいで、肩を冷やして体の調子を悪くしている人が比較的多かったのです。

人は体が弱った時に背骨をねじって踏ん張るという性質があります。
正月明けからねじれている人は、体が冷えてまっすぐにたってられなくなったので背骨をねじって立つようになっているのです。

背骨を捻ることによって踏ん張りが強くなり無理が聞くようになります。
体を冷やした状態のまま仕事をはじめた方が、仕事で踏ん張るために背骨がねじれてきたのです。そんな人は、紙に字を書いたら右肩あがりになったり、パソコンのモニターをすこし斜めにみたり、座ったときに足を組むようになったりしているはずです。


最近、

「背中がねじれているのでまっすぐになりませんか?」

と相談がありました。
みるとずいぶん古くからねじれていたので、


「随分前に重い病気をしたことがあるのではないですか?」


と聞くと、30年ほど前に肺に穴があいて入院していた事があるということでした。そこで、

「このねじれはおそらくその時にものですね。弱ってしまった体を支えるために背骨がねじれたのです。いまはもこの状態でしっかり固まっているので、このねじれをまっすぐにすると逆に病気になりますよ。」

と説明しました。
ねじれというのは、その時に整体すればまっすぐになりますが、その状態で固まってしまうとまっすぐにするとかえって体を壊してしまいます。また、ねじれた状態で固まってしまった場合、それが原因で体を壊すような事はありませんからまっすぐにする必要もありません。

まっすぐで整っているのがいいというのは安易な考えです。
大層な言い方になりますが、その人の人生に歴史というのがあるように、背骨にも歴史があります。その歴史を無視して体を整えるというのでは駄目なのです。
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アトピーの整体事例

最初、アトピーで相談にこられた方ではありませんでした。

「とにかく体がだるい。」

ところが、体を確認させてもらうと、肌のあちこちがかさついてしまっていました。
皮膚科にいってステロイドをの塗り薬をもらっていたそうですが、ほかの医師のところへいくと

「それを使い続けたら体はたいへんなことになるよ。」

と言われて辞めた少しあとだったそうです。
症状を抑える塗り薬をやめたものですから、全身が岩の表面のようなガサガサになってしまっていました。仕事は夏場でも長袖長ズボンという作業着だったそうで、少し汗をかいたりするだけで、全身がかゆくなるので困っておられました。

さて、体がだるいということの原因の大半は交感神経の働きがにぶっているためです。

・体がだるい。
・やる気がでない。
・いくら寝ても眠い
・食欲が止まらない

という状態になります。

こういった状態に胸椎8番の問題がからむとアトピーなどの症状が起こり始めます。
体の状態を確認すると、原因はとてもはっきりしていました。ですから、乱れた自律神経を整える体するだけです。整体にとってもっとも大事な技術は骨を動かすことではなく、体の状態を的確にとらえるという事にあるといっていいでしょう。

また、整体に合わせて生活習慣の改善も指導しました。
この方の場合、私のいう事を信頼いただけてしっかりと改善すべき点をかえていってくださったので体の変化もとても早いものになりました。結果として、1ヶ月程度で体のだるさはほぼ解消し、体のかゆみも仕事が忙しくなって疲れがたまったときにでる程度にまで解消しました。この方の場合、交感神経の働きが悪くなったときにそれが胸椎8番に影響してそれが原因でアトピーになっていたのです。

なお、アトピーでよく使われるステロイドの薬を使っている人は、胸椎8番が悪くなってきます。

「毒をもって毒を制す。」

というのはこういう事をいうのかもしれませんが、臭いものに蓋をしているようなものです。胸椎8番を悪くするということは寿命を縮めるような事ですので、必ず辞めるように指導しています。
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アトピーが治らない本当の理由

アトピーは背骨を読むことができるとその原因はわりとわかりやすい体の問題です。
答えを先にいってしまうと、胸椎8番の異常がアトピーの原因です。ただ、アトピーは肌があれるというわかりやすい症状がでるために、どうしても皮膚の問題だと考えてしまうようです。それがアトピーという問題を深刻にしてしまっているのでしょう。

実際、アトピーをキレイにしたいといって整体にこられる方など皆無です。
何か他の問題で相談にこられて、

「肌がひどいことになっていますね。じゃあ、ついでにアトピーで荒れた肌がキレイになるように背骨を調整しておきましょう。」

と、いうことになります。
で、たいていそれほど時間もかからずにキレイになるので、当人は、


「私は大きな間違いをしていたのですね。」


と気がつかれます
また面白いというとちょっと不謹慎に感じる方もいるかもしれませんが、肌がキレイになった人の知り合いや友人にアトピーの方がいて、当人が、


「自律神経の整体のできれいになったよ。」


と教えてあげても、聞く耳を持つ方はなどまずいません。
実際にきれいになった肌をみせても、駄目のようです。やはり、皮膚に異常がでるということと、自律神経の働きが悪いということをつなげて考えることが普通のにはできないようです。


ちなみに、胸椎8番という骨はちょっと特別な役割をもっています。
私はいつも、


「人が生命として生きる力が胸椎8番にあわれます。」


と説明していますが、正直うまく説明できない骨です。
ですから、この骨が悪くなると生きる元気がなくなってきて様々な異常が体に起こり始めます。
さしあたって、胸椎8番に問題があると、顔色が悪くなって、肌がかさついてきたりします。その異常がさらにすすむとアトピーになると考えてもらうとよいでしょう。
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腰痛の治し方

腰痛というものにはほっておいた方がよいものがあります。
少し前のことですが、

「腰が痛くてまともに歩けない。」

そういって杖をついてこられた方がいました。
整体をして、杖なしで歩い帰ってもらったのですが、


「普通に歩けるのは少しの間だけでまた痛くなってきますから。3日ほど我慢して痛がっておいてください。」

と説明しておきました。
1ヶ月ほどして来られた時には、

「言うとおりに4日後には痛みがなくなり杖はいらなくなった。」

といっていました。

たいていの腰痛など3日もほっておけばなくなります。
ところが、ほんどの人が急に痛くなったと、シップを貼ったりと痛みを消そうとしてしまい、その腰痛を慢性化させてしまったりします。


「たいていの痛みは3日で消えます。よく引っ張っても1週間です。」

という説明を私はよくします。

実は、痛みというのは、悪くなった体を元に戻すために必要なものです。
ですから、痛みを消してはいけません。痛みを消してしまうと、悪くなった体は元にもどりません。つまり、痛みは消えても体の異常はなくなりません。

腰痛でいうなら、腰痛の痛みを消した結果、慢性的な頭痛や肩こりに悩まされるようになるということも珍しくありません。頭痛や肩こり程度ならまだいいですが、もっと深刻な病気になってしまう人すらいます。ですから痛がっておかないといけないのです。

悪くなった体を元に戻そうという働きが強くでればでるほどひどくい痛みがでます。場合によっては、たって歩くこともできないぐらい強い痛みが出ることもあります。

体を休める必要があるときに休まなければいけません。
もちろん、そんな状態でもむちうって動く必要のあるときもあるでしょう。でも、3日休めばよいだけのものを何年も、ヘタしたら死ぬまで抱えることになるかもしれない事があるのをふまえて判断したほうがよいでしょう。
関連カテゴリー< 腰痛、膝痛
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