ブログ「日々整体」

くだらないテレビ番組

先日、テレビ番組の制作会社から電話がかかってきました。
それで、


「どこどこの○○先生がこんな事をいっているのですが間違いがないでしょうか?」


聞いてきました。
制作会社って割と気安く電話をかけてくるようでこれまでも何回かあります。


TV番組を作る人たちが最も重視するのは視聴率です。
女子アナをやっている人と話をしたことがあってその時にそれを強く感じましたね。テレビ関係者の視聴率に対する価値観というのはもう異常といっていいレベルです。彼らにとっては価値ある番組内容にするより視聴率の方が重要です。


そんな事がわかっていると、番組制作が考える事はほぼ同じだとわかります。


「バナナを食ったら痩せる。」


こういう内容にすることしか考えていません。
見た人の役立つ情報を伝えようなんて考えは一切ないと思ってもらっていいです。実際、今回質問された内容もそういうものでした。堺正章がやっていた番組が大きくやらかしてしまったので同じ轍は踏まないようにちょっと注意しているという程度でしかありません。だから、健康とか病気に関わる番組をみるときは、距離感を誤らないようにすることですね。番組をみて、


「俺は大丈夫だろうか?」


なんて考えるのは、スーパーにバナナを買いに走るのと同じ行動といえますからね。


さて、昨夜、難病についての番組をやっていました。
難病というぐらいだから、原因がわからっていません。しかも、その注意するべき傾向なんてのが全く価値のない情報だったりします。


「そんなもの普通に生活していたら日常的に感じて不思議がない。」


という程度のものです。
唾つけてほっとけというようなものをいちいち診察受けて慎重に対応しましょうなんて丁寧に不安を煽ってくるわけです。言っている事は、


「バナナの色が変わっていたら注意しましょう。」


という程度のことでしかありません。
肉なんかでもそうですが、バナナは色が変わり始めた頃が一番美味しくなります。子供だとシュガースポットだとかいって、色が変化している部分を見つけたら喜んで食べていたりするんじゃないでしょうか。



ついでにいっとくと、私のところに相談にこられる人の話を聞いていると、この手の難病に対して適切に対応できる医師というのがほぼいません。原因が不明なので当たり前といえば当たり前なのですけどね。


「よくわからないから様子見ましょう。」


なんて事になって、相当困った事になるまで放置になってしまうというのがほとんどじゃないでしょうか。難病に対して使われる医薬品なんてのは、念のためにつかっておきましょうみたいなもんじゃなありませんから仕方ないのかもしれませんけどね。結局、最近のこの手の番組って不安をあおるだけの内容で中身がなんにもありませんから真に受けて戦々恐々とするのはちょっとバカバカしいのです。


もし、強い不安を感じたのであれば、


「この番組はどういうメッセージを私達に届けようとしているか?」


と振り返ってみるといいでしょう。
どうも不安をあおって、視聴者から安心を奪う方が視聴率があがるようです。そんな視聴率稼ぎな作り方のモノに振り回されるのは辞めておくのがいいでしょう。


いくつかの難病があがっていたようですが、原因がわからないのは観察力が足りないだけというのが多いですね。まぁ、観察のやり方が間違っているから原因が見えてくるはずがないのですけどね。





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歯の治療の話

「歯科医にいかなくてはいけない。」


という人がいたので、


「この様子なら何年も延々と通っているのではないですか?」


と聞くと2年ほどずっと通っているということでした。
それで、


「こんなんじゃいつまでたっても歯の治療なんか終わらないでしょう。」


なんていう話をしました。



「人間の体を部品単位で考えてはいけない。」


といつもいっていますが、つい忘れがちになるものの1つが歯です。
歯の大きさ、形、はえ方なんかをみると体の様子がおおよそ推測できるぐらい歯というのは体の状態に影響をうけています。そして、影響を受けているということは歯になにかあると体はその影響を受けるということでもあります。


だから、


「体の調子がおかしくなった。」


なんていってこられて体をみたら、どうも変だと。
それで、


「医者にいったんではないですか?」


と聞くと、歯の治療にいったというケースは非常に多いです。
歯の治療をしてそれが体には何も影響を起こさないと思うほうがおかしいのです。だから、本当は歯の治療なんかはやっていい時期とかタイミングがあって、いつでも好きな時にやっていいようなものではないのですけどね。


歯科というところが、歯しか見ていないせいで起こるのだろうとは思います。
歯は無理やり矯正すればいいというほど単純ではありません。ゆがんではえてきたりかみ合わせが悪くなるのにはそれなりの理由があります。そういう理由とか原因とかほったらかしで歯の並び方だけなんとかしましょうというのは無理があります。

簡単にいうなら顎が弱い人だと、歯が弱って虫歯になりやすかったり、歯が歪んだり曲がったりしやすいわけです。だから、顎が弱く食べたものがちゃんと噛めないような人がいくら歯の治療をしてもほぼ成果はあがりません。どうして顎が弱っているのか、弱った顎がどうすれば丈夫になってゆくのか、そういう事を考えなければならないわけです。それなのに、顎を丈夫にしましょうという発想をもっている専門家には会ったこともなければ、聞いたこともありません。


アメリカのスポーツチームなんかだと専属の歯科医がいたりするそうです。
歯がしっかりとしていなければ身体能力を発揮できないという考えが根底にあるそうですね。マウスピースをしている選手が多いのもそういう考えからくるのでしょう。経験とか、歴史とか、文化とか、そういう積み重ねがあってやっているのでしたらそれなりに変わってくるとは思うのです。

ただ、相談にやってこられる人たちをみていると、日本ではまだ足りないとか、的はずれになっているとか、そういう事になっていると思ってしまいますね。まぁ、探せばしっかりとした経験と高い技術をもった技術者はいるのかもしれませんけどね。

餅は餅屋というのは誤った考えではないでしょう。
しかし、口をあけたときに見えるのは氷山の一角でしかないという事は踏まえておいてもいいのじゃないでしょうかね。



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日本人は頭を使わなくなってしまった

イチローが引退した時の発言に、


「メジャーの野球は頭を使わなくなってしまった。」


なんていうのがありましたが、


「メジャーの野球はスピード重視になってしまって、経験とかテクニックを活かすことができなくなった。」


と、捉えるとわかりやすいのじゃないでしょうか。
ピッチャーは速い球を投げ、バッターはその早い球に素早く反応して打ち返す。メジャーの野球はそれだけの野球になってしまっているのでしょう。実は、イチローは私と同じ年の生まれだったりするので40歳半ばなわけですが、これぐらいの年齢になるとスピードへの対応力は低下します。

イチローの発言を私なりに解釈してみます。
メジャーの野球は、30ー40球ぐらい投げたらピッチャー交代みたいなことになってんじゃないでしょうかね?ピッチャーは常に全力で投げて、球威が落ち始める前に交代しているわけです。そうなると速い球への対応力を失い始めているイチローではチームに貢献できないのです。要求されるのは速い球へ対応ができる若さをもった選手のみという事になっているのでしょう。


スピードに対応できないというのは衰えと感じるかもしれません。
しかし、野球というスポーツはスピードだけでやっているわけではありません。長くプレーし続けることによって、駆け引きが上手になって引き出しが多くなってくるという表現がわかりやすいですかね。


ドカベンなんかを読んでいると頭を使った野球をしています。
ストレートに目を慣れさせておいてから変化球で空振りさせにいくとか、序盤のピッチャーの球威があるうちは打てないけど球数が増えて球威が落ちてくるところで一発を狙うとか、打てない球はファールにしてピッチャーの球数を増やして失投を待つとか、野球には様々な駆け引きがあります。

長く野球選手として活躍していれば年をとってゆきますから次第にスピードを失います。
しかし、そのかわりに得ているのものもあるわけです。イチローぐらいの実力のある選手であればヒットを打つ以外でもチームに貢献する方法などいくらでもあるのです。このあたりの駆け引きが野球というスポーツの面白さであり、イチローが長く選手として活躍できた理由なのでしょう。そして、このことを踏まえて考えると、


「頭を使わなくなった。」


というイチローの発言はしっくりくるのじゃないでしょうかね?
求められるのは速い球を投げれるピッチャーとそれを打ち返すことができるバッターだけになってきているわけです。だから、今のメジャーは、


「よく頑張っても27歳ぐらいまでが限界ですよ。」


なんてことになってんじゃないでしょうかね。
ボクシングでいえば、ノーガードで殴り合ってどっちが先に倒れるかみたいな試合ばかりなわけです。そういうのが好きな人もいるでしょうけど、野球が好きな人だと見ていてつまらないんじゃないかと思いますけどね。


メジャーで活躍することにしか価値を見いだせない人ならイチローは衰えて引退したとしか考えられないでしょう。でも、本当のところは野球選手として成熟しつつあるイチローは、


「もっと面白い野球がしたい!」


と、メジャーに見切りをつけたんじゃないでしょうかね。



私も日頃仕事をして、


「もっと考えなあかんわ。」


なんて発言をする事が多いですね。
人間は年をとったからといって衰えるような生き物ではありません。年齢を重ねるにつれて洗練されてどんどん元気になってゆくことができる生き物です。


「年をとったら腰や膝が痛くなってきた。」


なんて発言は、スピードをなくした人間には生きる価値がないみたいな非常に面白くない考え方といえます。

ドリフのコントで老人を捨てる山みたいなのを見たような気がします。
ドラマなんかでも見たことがありますかね。じじ捨て山とか姥捨て山みたいなストレートな表現はなくなりましたけどね。最近になって、そういう施設が山のようにできているという事に疑問を感じてみてもいいのじゃないでしょうか。


「ある程度の年齢まで生きたら周囲の人に迷惑をかけないように施設にはいって心臓が止まるまでおとなしくしていてください。」


私ならこんな事をいわれら気が狂うぐらい腹がたつでしょうけどね。



「もっと面白い生き方をしたい。」


そんな具合に、頭をちょっと使ってみれば、もうちょっとましな生き方と死に方ができるんじゃないでしょうかね。


あ、書き終わってから気がつきましたがメジャーどころか、野球なんて10年以上まともにみていません。メジャーの事情も、イチローの頭を使わないという発言から想像の翼を広げただけですので、嘘をいっている可能性がありますから他人とこんな話をするときは注意してくださいね。
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ちょっと意外なめまいの原因

めまい3巨頭と私が命名した人たちがいます。
平たく言うと、


「これでいいと思うのだけど、なんかうまくいかない。」


そういう人たちでずいぶん長いこと辛い思いをさせてしまっています。
ちなみに、3人ともにあなたは3巨頭の一人だよなんて話をしていますがまんざらでもないのでしょうか。あまりにも辛さを感じている時間が長いせいで達観しているのか、もしかしたらそう悪い気もしていないのでしょうか。どういうことであれ選ばれた存在であることに人は満足を覚えてしまうのかもしれません。


それで、先日、


「あなたも加えて4巨頭にしようか?」


なんていう話をした人がいました。
でも、4人だから四天王がいいですねと。すると、


「あまり嬉しくないですね。」


なんていう返事でした。
で、私はどうやらこの人は3巨頭には遠く及ばない存在のようだと思ったわけです。


この方が、これまで3巨頭に数えていなかったのは原因がすごくはっきりしているからです。
何かというと、


「子供の頃に鍵が顔に刺さったことがある。」


ということです。
最初、鍵が刺さった事が関係しているのではないかと本人から説明されていました。ただ、その当時ではそんな事が影響してめまいを起こすなんて事は私の想像の及ぶところではありませんでした。だから、


「それはないだろう。」


という返事をしていました。
実際、それでも一旦はめまいが落ち着いたのです。ところが、数年後にまためまいがしはじめたとやってこられたのです。それで、何回か整体しているときにふと気がついて、


「あれ?顔のここになんかやってないですか?」


と聞いてみました。
すると、鍵が刺さった跡ですと、私は完全にそんな話は忘れてしまっていましたね。このやり取りをしている時に、


「1回だけそんな話をしていた。」


と思い出したわけです。
そういえば、なんで、そんなものが顔に刺さったかという事については詳しく聞いていませんね。きっと不幸な出来事があったのでしょう。


怪我は血が止まって傷口が塞がれば治ったいうわけではありません。顔面に鍵が刺さったなんていう大怪我ならばなおさらです。


で、話がちょっとそれますが、


「体のここの異常、子供の頃とかになんかあったはずだ。」


と『私が指摘しても、そんなものはないと全否定する人問題』という問題が最近何回かつづいています。直感的に理解しにくいのはわかりますが、一緒に考える姿勢というのをもてないとめまいというのは解決が不可能になってくる事がありますね。


話を戻します。


平たくいうと、大怪我した影響で頚椎とか頭骨に不都合がでていて、そのせいでめまいが起こっているわけです。こういうケースだとどうしても時間がかかってしまうということで、


「仕方がないから巨頭の列に加えようか。」


なんていう考えが浮かんでくるわけです


技術面でもうちょっと工夫の余地はないかとあれこれ考えていなくはないのですけどね。
ただ、こういうのは気づくかどうかみたいなところがあります。ある日突然、思いついて一気に解決するなんてこともあるケースでもあったりします。








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6月30日(日)品川 受付中です

6月30日(日)の品川での場所を確保しました。


日時 6月30日(日)
  10:00~ 10:45~ 11:30~
  13:00~ 13:45~ 14:30~
  15:30~ 16:15~ 17:00~ 17:45~ 


希望される方は電話にて申し込んでください。

ところで、こういう人はたいていうまくいかないという余談です。
耳鳴りとかめまいとかが辛いので早く見て欲しいという方ってたいていダメというかうまくいきません。目先の苦しさから逃げる事を最優先してしまうから、魑魅魍魎の話に右往左往してしまうし、すぐに成果があがらないと


「ダメだ。」


とすぐに見切って他を探し出します。
そんなんだったら申し込まないでほしいのです。難しいケースは少なからず存在しますし、体の状態が変わるのに時間が必要な人だっています。それなのに、


「辛いから今すぐに体をみて変えてくれ。」


という具合にやってくる人がそこそこいるのですよね。
はっきりいっときますが、私は万能ではないし、便利屋でもありません。そして何回も繰り返しますが、難しいケースは少なからず存在しますし、体の状態が変わるのに時間が必要な人だっています。今は私の技術や知識が及ばないけど近い内に追いつくからそれまでちょっと待っててくれっていう人だっています。


体の調子が悪くなる時というのは、


「これからの人生をどうやって生きていくのか?」


というのを考える時だと考えています。
晩年に差し掛かっている方でも同じで、残りの人生をどうやって過ごすかということを考える時間なのです。人によってその時間が長くなってしまったりするわけですけど、長引いたからといってその期間が無駄になることは絶対にありません。

いろいろなものを失ってしまったように感じるかもしれませんけどね。
でも、人間っていう生き物は何かを失ったらそれと同等かそれ以上のものを必ず手に入れているものです。それは絶対に間違いありませんから安心してもらっていいですよ。


と、まぁ、こんな話を聞いてなんとなくピンとくるものがあるのでしたら遠慮なく申し込んでください。






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