ブログ「日々整体」

貧乏神の祓い方と、自律神経の整え方

「夢が欲しくて宝くじをかっているのですけど。」


確か、そんな風に会話が始まったように思います。
いつだったか書いたブログの記事についての話だというのはすぐに気が付きましたから、


「辞めた方がいいね。当たってしまったときに自分を保っている事がまず無理だから。」


そんな風に答えました。
ただ、こういう事って体験、経験がない人にわかるように説明する事は無理だとは思いますけどね。

10年ぐらい前だったでしょうか。
一般の家庭で宝くじが当たったらどうなるか実験をしたテレビ番組がありました。的中したのは200万だったか、300万だったかと思います。ぽっちゃりした気のいいお母さんという感じの主婦がいて、不器用な感じだけどこれまた気のいいお父さんがいて、あと娘さんが2人いたような気がします。平たくいうと、絵に描いたような穏やかな家庭で仕掛け人は娘さんの1人だったんじゃなかったでしょうか。

それで、家族団らんで晩飯食っている時に、宝くじがあたったなんていう話がでて、食後にそのお金をどう使うかみたいな話し合いをするのですけど、わずか10分ぐらいで家庭崩壊が起こっていました。それで、母親が、


「こんなんで家族がバラバラになるなら当たらない方がよかった。」


なんて具合に、号泣しはじめたところでネタばらしして、ちゃんちゃんと終わっていたように記憶しています。この家族、お母さんがしっかりした人で、そのおかげで家族の皆が和気藹々と生活してこれたのでしょう。

自分は大丈夫だと思うのでしたら、宝くじを追ってみるのも悪くないかもしれませんけどね。
私自身の体験を振り返っても、お金が降ってわいてきたとき自分を保っている事はほぼすべての人が不可能だと思いますね。


それで、最初の話に戻ります。

宝くじがあたるとどうして人間がおかしくなってしまうのかというのを補足するために、


「貧乏神の祓い方ってしっていますか?」


と私が質問しました。
私が知っているお祓いの方法は貧乏神が出す試練を受けるというものです。ある読み物で知ったのですけど、後で調べてみると、そういう伝承はみあたりませんでした。その読み物の独自の貧乏神の解釈だったのか、どこぞの地方に存在する考え方なのかもしれません。

その試練は二つの扉があって、どちらかを開くというだけの簡単なものです。
扉には窓がついていて、中を覗く事ができます。そして、両方の窓から自分が望む未来の自分が見えます。片方は正解でそちらを選ぶと貧乏神は福の神に生まれ変わって幸福な人生がはじまります。でも、もう一方ははずれで、そちらを選ぶと貧乏神は一生離れる事がなくなります。

興味深い点は、貧乏神の祓い方を知っている人は貧乏神を祓えないことです。。
なぜなら、正解を知っていると挑戦する資格を失ってしまうのです。その読み物での主人公は二つの窓から見える景色をみて、迷いなく正解の扉を開いていましたけどね。

大切な事は、正解を知っていることではなく正解を選べる人間であるという事、私はそういう風に解釈しました。先に述べたとおり、両方の扉からはともに自分の望む未来がみえているわけですから、どちらが正解なのかはわからないと思うかもしれません。でも、宝くじのどっきりをしかけられた家庭のお母さんでも、たぶん間違えないことでしょう。

まぁ、あんまりあれこれと書いていると、読んだ人が貧乏神にとりつかれたときにお祓いできなくなってしまうからこのあたりで辞めておきましょう。


実は、この話、整体という仕事に似ていたりします。


「自律神経の働きはこうやって整えるのだ。」


なんて事を知っている人には自律神経の働きを整える事ができません。
なぜなら、自律神経というのは天の邪鬼なんで右に向かわせようと思うと必ず左を向くからです。例えば、人前にでるような機会があって、うっかり上がってしまったりしたら、落ち着こうとすればするほど落ち着かなくなったりするのがよい例でしょうか。自律神経なんてコントロールできるものではないから、自律神経というはずなのですけどね。

先日、京都のタワーレコードに行ったら自律神経を整えるCDなんて売っていました。
いったい何をどう考えたらこんな物を発売しようと考えたのでしょうか。このCDを作った人には貧乏神の試練は多分クリアできないことでしょうね。


ところで、

「じゃあ、お前はどうなんだ?」

と、思う人もいることでしょう。
あいにく、今のところは福の神とよろしくやっているので、そんな試練の事など心配無用です。ただ、ひとたびこの福の神が貧乏神に変わってしまったら、死ぬまで抜け出せないであろうという事は間違いありません。ですから、願わくは残りの人生は平々凡々に穏やかに過ごしていきたいと思っているのですけどね。
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恋愛とお金と健康と

最近、新しくやってきた方たちが、ほぼ同じ事を聞いてきくるという事が続きました。
その方たちは、

「それで私はどうしたらいいのですか?」

という質問を繰り返してきました。
体について、健康に生きるという事について勘違いしている人がする質問といえるでしょう。

少し前に、体の事は恋愛におきかえて考えましょうという事を書きました。

好意を感じる人が現れたとします。
それで、

「その人と、どうすれば相思相愛になれますか?」

なんて相談されたら、話しかけてデートに誘おうとか、趣味を聞いてそれの事を聞いてみるとか、バーベキューを企画するのでそれに誘ってみようなんていう具合にいろいろやれる事は思いつく事でしょう。でも、恋人と呼べる存在になってもらおうと思うなら、これはきっかけにしかならないのは当然の事です。

「100%自分の事を好きになってもらうにはどうすればいいですか?」

なんていうおかしな質問をする人はあまりいないはずです。
ところが、体の事になるとこの質問をやってくる人が多いのです。

恋愛で考えれば簡単なんですよ。
お伽話なんかで、魔女にそそのかされて惚れ薬を使った人がどうなるかなんてのは考えてみるといいでしょう。薬で心を操った人と一緒に暮らしはじめても、人間は幸せを感じることができません。人間はそういう風にはできていないわけです。

もしかしたら、恋愛だとわかりにくい人もいるかもしれません。
そういう方はお金儲けに置き換えて考えてみましょう。

「100%間違いなくお金持ちになる方法はないだろうか?」

あなたが友人にそんな相談をされたらどう答えるでしょうか。
いろんな考え方があるでしょうが、私だったら、

「一生懸命に働いてお金をコツコツ貯めなさい。」

とアドバイスします。
もし、努力や苦労なしでお金持ちになりたいなんていう奴が知り合いにいたら縁を切るでしょう。恋愛では惚れ薬を使って意中の人の心を操作しても幸せにはなれないのです。お金儲けだったら、詐欺や盗みで金銭を得ても人間は満足を感じることができないような生き物といえます。


犯罪じゃなくても、例えば宝くじが当たって億単位のお金を手に入れてそれで幸せになれるかというとやはり駄目です。宝くじにあたった人にアンケートをとったら

「当たらないほうがよかった。」

と、9割の人答えたという結果になったのを以前に見たことがあります。もし宝くじで一攫千金の夢を買っている人がいたら買うのを辞めることですね。

余談ですが、私は20代の頃に、馬券が数十万円あたっただけでおかしくなりました。
金銭感覚が狂って1年ぐらい元にもどりませんでしたね。しかも、そのおかしくなっている期間、自分がおかしいという自覚がずっとあってそれでもなかなか元に戻らないのです。お金という物も手に入れ方がまずいと、人生を狂わせてしまうものだなぁという事を実体験させてもらいました。自分の器は、わずか数十万程度であふれてしまうのかという事を思い知らされた出来事でもありましたけどね。


惚れ薬で成就した恋愛で人は幸せを感じる事はできません。
お金も似たところがあって、悪いことで手に入れたお金や、苦労や労力を経てだったり、何かと引き換えというような手に入れ方をしないとやはりお金に振り回されて幸せを感じられないという事なのでしょう。

恋愛やお金なんかはそれをどうやって成就したか、手に入れたのかということがとても大切なのです。そして、当然ですが、体や健康についても同じ事がいえます。

私が体の調子を整えたいという方まず最初にするアドバイスは、

「お腹をこれでもかというぐらい空かせましょう、そしてご飯をおいしく食べましょう。」

という事が一番多いです。
私にとって健康であるということは、喜怒哀楽、そして幸せを感じることができる状態であるということです。そうなるためにどうするかというのを言葉にすると、


・運動する。
・体にいいものをバランスよく食べる
・十分な睡眠をとる


なんていうことになるのかもしれません。
でも、


「毎日運動をすれば、幸せになれる。」


なんて言われたら嘘だと思いませんか?
元気になる、健康になるっていうのは、もうちょっとファジーに捉えておかないとうまくきません。恋愛だって、お金だって、そういう具合にふわっとした感じで考えている人の方がうまくやっていると思いませんか?
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骨粗鬆症と骨の話(有料記事)

骨の話をまとめてみました。
骨は積み木細工のようなものと捉えているといろいろうまくいかない事が増えてきます。




有料記事ですが、1周間程度、アカウントの登録だけで支払いなしでもみれるようにしておきますので、興味が湧いた方は登録して読んでみてください。
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幸せに生きる戦略

「文明の利器を使って効率的に仕事こなそう!」

そんな事を考えたわけでもないですが、Ipadを購入しました。
現状、月の半分ぐらいは電話にでれない状態なのでその状況を変えたいと考えたわけです。それで何ができるかなぁとみていたのですが、図やイラストが書けるということで、それを試してみる事にしました。

今日、整体にこられた方と病気の概念について話をしていたのでそれを図にしたらわかりやすいかもと考えました。まずは、人間の生きる目的がいったいなにかという事は以下のようにシンプルに表現できるでしょう。

tohappy.jpeg
考えてる事を図にできるっていうのはいいですね!


人は幸せになるために生きています。
当たり前の事なのですが、これがわかっていない方が非常に多いのです。そして、忘れてはいけない事が一つあります。それは、


「人にはいつか必ず死がやってくる。」


ということです。
人間というのは世代交代をしながら繁栄し、幸せに生きる種ですから人生の終わりには必ず死がやってきます。

todeath.jpeg
非常に大切な事なのに、ちゃんと考えられずにいる人が多すぎると私は思います


つまり、生きるといことは死に向かっていくことです。
さて、この時、幸せと死というものの位置関係はどのようになるでしょうか?

tohade.jpeg
当たり前の事だと思うのだけど・・・


人は幸せになってそして死んでいくのです。

ところが、死を恐れるあまりこの道程をそれていく人が多いのです。今の日本人の9割以上は道を間違えてしまっているのではないかと、私にはそんな風に感じられます。

todark.jpeg
死から目を背けると幸せも見えなくなります。

死を恐れるあまり幸せからもそれてしまっていないでしょうか?
さて、病気を恐れる理由はなにでしょうか?その向こう側に死があるような気がするからじゃありませんか?

ここで、


「あれ?」


と気が付きませんか?


test.jpeg
これぐらいの課題はこなしてもらわないと困ります

死というのは幸せの向こう側にあるのです。それじゃあ、この図において病気というのはいったいどこに位置しているのか?もう答えをいってしまったようなものですけどね。この事が理解できた時に、自律神経の働きっていうのは整うわけです。
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10月品川、日暮里の受付はじめています。

片付いたなんて言い方するとまずいのかなぁと思わないでもないですが、他に適当な言葉が思い当たらない上に、言葉選びに頭を悩ます時間がもったいない気がするので、そのまま表現してしまいますが、ちょっとややこしい人たちが何人か片付いたせいか比較的空きが増えているなぁと、


「これはもしかしたらちょっとやばいかも?」


と思って、予約表をよくみたら整体している人の人数は増えていたりします。

受け付ける人数を増やすために予約表を修正したのですが、作りが悪いのか見た目の印象だと空き時間が多いという印象をもってしまうようです。予約表という書面は忙しく感じるように作るのが上手に仕事をこなすコツなのかもしれません。

品川、日暮里の受付開始しています。
体のことで困っている方がおられましたら電話で申し込んでください。

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