ブログ「日々整体」

継続する事が大事

『二兎追うものは一兎をも得ず。』

といいます。
世の中には、複数の課題を同時進行にこなす人もいます。でも、私はちょっとそういうのは向いていないように思います。

さて、私は今、英語の事で頭が一杯です。
私の場合は英語を扱う事が本業にはなりえませんから、英語の事で頭がいっぱいだというのはちょっと困った状態ではあります。現在は英語勉強を本格的にはじめようという段階なので、それに精一杯になってしまっているのはあるでしょう。だから、可能な限りスムーズに英語を扱う事を習慣化したいと考えています。

学ぶという事は継続性がもっとも大切だと考えています。
そして、たぶんそれは間違いがないと思います。私がもっとも熱心に勉学に励んだのは高校と大学の入試の時です。何しろ、普段は勉強するという事が皆無でしたから学校での成績順位は底辺でした。高3の始めごろは本当に最下位になってしまって、さすがにまずいなぁと思った事もあるぐらいです。

当時、言葉にはしていなかったですけど、最小限の勉強で志望校にいければよいと考えていたのだと思います。だから、私は部活をやっていたので引退するまで勉強なぞ全くしていませんでした。でも引退してからは、起きている時間はほぼ机に座っていたように思います。

1日12時間以上ずっと座りっぱなしで試験対策をしていた訳です。
その頃は、だいたい昼ごろに目を覚まして、すぐさま勉強をはじめ夜中の2~4時ぐらいまでずっと試験対策をしていました。そういう生活を半年ぐらい続けたら、第一志望の学校には合格できました。当時、学校で受験についてまとめていた教師からは、

「お前の成績と成果は、他の学生によくない夢を与えてしまう。」

と言われたものです。

ついでにいうと部活でもそうでした。
私はバスケットボール部だったのですけど、毎朝200本のシュート練習をしていました。学校の体育館が使える日は日は5時半に起きて必ず朝練をしていました。休んだのは、お盆と正月ぐらいで、それを2年ほど続けていました。

するとシュートを自在に打てるようになっていました。
私のシュートレンジは主に3ポイント(ゴールから6mはなれた場所)なので、試合中での成功率は5~6割ぐらいでしょうか。これぐらいの確率になると観戦する側に回ると、90%ぐらいは入っている印象になります。だから、

「欲しい時には絶対にシュートが入っていた。」

と後輩に言われたこともあります。
まぁ、残念ながらシュート練習しかしていなかったので、ほかはからっきしダメで大した結果はだせませんでしたけどね。

私にはこういう成功体験がある訳です。
間違いなく私が何かにおいて成果をあげるためには、『継続して取り組むこと』というのがもっとも重要な要素になるといっていいでしょう。

それで英語なのですけど、これまでの人生において何度か取り組んだ事があります。
しかし、継続して学ぶという事ができませんでした。多分なのですけど、

『ヒアリングができれば話せる』

と思っていたからではないかと今回はじめて思いました。
だから、せっせと英語の本を訳してみたり、英語のテープやビデオをせっせと聞いていたのすけど、それだとどうしても途中で辞めてしまうのです。

そこで、どうすればいいかというと、

『アウトプット、つまりスピーキングとライティングができればヒアリングができる』

という考えで取り組めばどうだろうかと考えました。

もし、ダメならダメで、

「どうすれば継続できるのか?」

という原点に立ち返って試行錯誤をやってみようと、今度こそ英語を身につけてやろうと意気込んでいます。
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閑話休題

ふと気がつくとこちらの記事を1ヶ月も書いていない事に気が付きました。
書いていないことはわかってはいたし、書きたい、書こうという気持ちはあったのです。しかし、気持ちが他の方向に向いてしまいどうにも手が付かない状態が続いていました。

他の方向というのは資格の試験を受けていました。
去年、二輪免許を取得したのですけど、資格取得のための勉強をするのはなかなか楽しいと感じました。それで勢いに乗って春から2つほど勉強していたのです。

それで、次は英会話をはじめることになるでしょう。
コロナ禍がはじまったときに、日本語では取得できる情報があまりにも限られているというのが1つ。もう1つは、日本語の発表や報道にはあまりにも嘘が多くて全く信用できないと感じたからです。日本のマスコミに中立性、公平性、公共性が全くない、先進国に名を連ねている国の中でのマスコミの信頼性は最下位を独走しているような状態ですからね。今までは間接的な被害を受けることは多くあったものの、直接的に不都合が生じることなどほぼありませんでしたから、気にも止めてなかったのです。でも、

「ダメだ、こりゃ。」

と、言わざるを得ないような状況になってしまいました。
今の日本に暮らして英語を扱えないと、浦島太郎みたいな状況になってしまって本当にまずいことになりそうです。

あと、整体の技術は、現在、多少は書籍が残っていますけど、それをちゃんと伝えられる人はちゃんと残っていないと感じています。まぁ、こんな事をいうと、

「俺はちゃんと伝えている。」

という人もでてくるのでしょうけど・・・。
ただ、多くの整体師は、

「私の言うようにしたら病気が治る、健康になる。」

と、表現をしちゃっている人が多いのです。
でも、これは整体師としては誤った考えです。なぜなら、

『医とは医なきをもってよしとする。』

という野口晴哉師の根底の考えがまったく含まれてないからです。あなたという整体師がいないと健康になれないのでは整体師を名乗る資格はないと思うのです。

一方では、雲の上から手を降って、

「こっちにおいで。」

とか言っている人がたまにいますね。
何が言いたいかというと、雲の上に昇っていく方法をちゃんと伝えないというか、ナビゲートをしてないんですよね。今の日本はおかしな情報が溢れてしまってほとんどの人が翻弄されちゃってますから、整体師が自分さえよければそれでよしというスタンスをとるのもまた違うと感じてしまうわけです。

ただ、日本人って医療が大好きなようです。
もう好きを通り越して信仰に変わってしまっていると感じています。信仰ですから、医師は神様という訳で、

「神に異論を挟むことなど絶対に許さん。」

という具合で、私は下手すると首を絞めて吊られてしまうのじゃないかと、そういう不安を感じている訳です。

それじゃこの際、医療に対してそういう信仰がない地域で整体を伝えみるのは面白いかもしれないなんて思うのです。

「私は日本からきたジェダイの騎士です。フォースの力であなたの病気を治します。」

みたいにPRすれば、案外、受け入れられたりしないでしょうか。とりあえずはスター・ウォーズを字幕なし見れるようにならなくてはいけませんかね。
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アカスリについての研究

梅雨明け以降、

「体調が急に悪くなった。」

という相談が増えきています。
それでそれに対する手軽な対処としてアカスリをおすすめしています。

最近のスキンケア事情は、とにかく肌を優しくいたわれという考えがメジャーになっています。しかし、大半の人は肌を過保護にしすぎていて不十分になっていると思われます。

究極は、体質というのがあるので自分の体質にあった手入れをするのが正解です。
でも、どういう手入れがいいのか?ということは流行に惑わされないで、様々な方法を試した方がよいのです。それで大きな方向性として2つの方法があります。

1つは、最近の主流である、優しくケアしましょうというものです。
ボディショップなんかにいくと、石鹸を泡立てるためのタオルしか売っていませんから必要な道具を揃えるのは難しくないでしょう。芸能人なんかでも、

「あまり体をゴシゴシこすらないで、水で汚れを落とす程度に洗うのがいい。」

といっている人を結構みかけます。
でも、有名人がそれで元気そうだから、それが自分にもあてはまるとは考えない方がいいでしょう。

この方法を野生の生物で考えるとイノシシのやり方と同じだと思うとよいでしょう。
イノシシは体に泥を塗りこみます。そうすることで汚れや寄生虫が体に付着するのを防ぐのです。だから、泥を落とすなどは言語道断です。イノシシはヌタ場といって体に泥を付着させる場所を用意するのですけど、そこはイノシシにとってのお風呂のようなものなのです。泥がついてるなんて汚いと思うかもしれませんけど、実はその方が清潔なのです。

人間の場合、泥を身につけるわけではありませんが、表面的な汚れだけを落として、それで清潔を保つというのは根本的にはイノシシと同じと言えます。このやり方は、体臭も強めになるはずなので、そういう人は香水だったりコロンを好んで利用しているのではないでしょうか。

もう1つのやり方は、私がすすめるアカスリです。
どこにいってもエアコンが設置してあってしっかりと汗をかく機会が減っている現在の日本人にとってこちらの方が圧倒的に向いている思いますね。

多くの人は汗をかくということについて勘違いしていると考えています。
肌から水分が分泌されるのが汗をかくという事だと考えているようです。しかし、

『汗をかく=代謝する』

という事だと考えてください。
代謝をするわけですから、汗をかくときには老廃物が生じます。その老廃物は汗に含まれていると考えられているようですけど、おそらく汗に老廃物は含まれていません。実際、汗の成分をいくら分析しても老廃物と読んでいい物質は見つけられないという論文が提出されています。提出された時には、テレビのニュースで報道もされていましたね。

それでその老廃物はどこにいくのかというと、大半は尿や便として体の外に排泄されいてるはずです。そして、残った老廃物がアカとして肌から排泄される訳です。

だから、代謝を起こということは、

1.汗をかく
2.老廃物を排泄する

という2つの工程があるのですが、現在の日本においてはそのどちらもがエアコンで大きく阻害されてしまっています。多くの人は、1の汗をかくはなんとかなっても2の排泄する工程がかなりおざなりになっていると思われます。

「夏になって気温が上がるにつれて体が辛くなる。」

というのは、代謝がうまく言っていない、目詰まりを起こしていると考えるとわかりやすいでしょう。これは相談される内容とその頻度を踏まえて考えると多分正解だろうと思われます。


それで、その目詰まりを解消するのがアカスリという訳です。
肌をいたわるのが正解だというのが主流になっている今日では多くの人は受け入れられないかもしれませんけどね。

「私は肌が弱いから・・・。」

と考えている人なんかには特におすすめしたいですね。
肌が弱いのはなぜかと考えたら、6~7割の人が代謝がうまく行われていないからでしょうから。ちょいちょいと体をこすってみたら肌の様子ががらりとかわるじゃないでしょうかね。


まぁ、騙されたと思って一回試し見るとよいでしょう。
試してみた人たちぼ全員が、よく眠れるようになったとか、体が軽くなったとかいっていますから。以下に、私がためしてみたグッズを紹介しておきます。



石鹸はなんでもよいのですけど、せっかくでしたらピーリング石鹸を使ってみてはいかがでしょうか。
余裕があればお試しください。



手にはめて体をゴシゴシこするタオルです。
気分がでるのでこういうのを使うといいでしょう。背中には届かないんで、そこだけほかのタオルで



実は、このタオル1つあれば事たりますね。
かなり目が荒いので痛いと感じるようでしたら手加減してこすってください。



実はかなりおすすめの乳液です。
私は汗をかくと体が痒くなることがあるのですけど、これを塗っておくとほぼ大丈夫になりました。お風呂で使えるので手間もかからずかなりいいですね。

主流はソフトに優しくなので、この手の商品はかなり手に入れにくい感じがします。
アマゾンでポチポチ注文してしまうのが手っ取り早いと思います。
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自律神経とダイエットの話

「しっかり食べてダイエット。」

私からするとずいぶんおかしな表現です。
だいたい毎年5月ごろになると、こういうキャッチコピーを目にするようになります。たぶん、『食べる』という事に対して無理解だからこういうトンチンカンな事をいってしまうのでしょう。

実は、食べるという行為には2つの目的があります。
1つはもちろん栄養摂取です。我々のような哺乳類が活動をしていくためにはその活動のためにエネルギーが必要で、それを食べる事によって得ています。小難しい事をいっていますけど、生きていくためには食べることが必須である事に疑問を感じている人はほとんどいない事でしょう。

ちなみに、たまに光合成をしていて何も食べていないとかいうような変わった人の話を聞かされることはあります。ただ、そういうのは極めて特殊な例ですので普通の人には真似をすることができないと考えた方がよいでしょう。変わったところだと土を食って生きているなんて人の話も聞いた事があります。

そしてもう一つは、緊張の緩和の為の食欲です。

「ストレス解消のためにおいしいものを食べる。」

なんていうのはそのよい例でしょう。
他だと、

「毎晩1杯のビール。」

なんていうのをずっと継続している人もいることでしょう。
これは、エネルギーを摂取するための食事とは意味と目的が全く違います。夕食は晩酌しながら、なんていうのも栄養を摂取するための食事ではありません。仕事帰りに一杯ひっかけて帰るなんていうのは、仕事をしている状態からプライベートにうまく切り替える事ができない人の行動です。もし、お酒を飲まない人でも、毎日ひとかけらのチョコレートやクッキーを食べるとかいうのも同様です。ほかだと、スナックやチョコレートを食べ始めたら止まらなくなった経験がある人多いでしょうし、ポケットやバッグの中に必ずあめ玉が入っているなんていう女性なんてのはすぐに思い当たるのではないでしょうか。

こういうのは緊張を和らげるため、つまり体を弛緩させるための食事です。
そして弛緩のための食事は、空腹、つまりお腹が減って湧き上がってくる食欲ではありません。食後、お腹いっぱいのはずなのにデザートに甘い物を食べる人は少なからずいると思います。このデザートは栄養摂取のための食欲ではないから別腹というのです。

食欲には、エネルギー摂取のためのものと、弛緩のためのものと2種類あるという訳です。
食べるという同じ行為にも関わらずその意味と成果は全く異なりますから、ほとんどの人は区別して考えた事がないようです。

それで、すぐに太ってしまう人、あるいはダイエットをしてもうまくいかない人というのは、この後者の弛緩のための食欲が過剰に働く、暴走気味である人がほとんどです。

「ダイエットなんて深く考えないでも、食わなければすぐに痩せてくるだろう。」

なんていう人は弛緩のための食欲がほとんどない人で、

「いくら努力しても全然痩せない。」

という人は、弛緩のための食欲が過剰に働いている人だという訳です。
食欲は2種類に分類されるという事を知らないままでは、この両者がお互いを理解することは不可能でしょうね。

以前に、18時以降は水以外のものを口にしないというダイエットをしている人の話を聞いた事があります。
その人は女性でしたが、17時になったら夜にお腹が空かないように、ラーメン、カツ丼、唐揚げそして、デザートにアイスクリームを食べるという事でした。弛緩のための食事を必要としない人がこの人を見たらどういう事を思うか考えてみるとよいでしょう。

さて、このように弛緩のための食欲が過剰に沸いてしまう人は胸椎1番に問題があります。
ただ、胸椎1番に根本的な問題があるケースと、他に問題があって結果として胸椎1番に異常が起こっているケースの両方があるため一様な異常が起こっている訳ではありません。

おかしなダイエット方法にはまってしまう人はほぼ間違いなく胸椎1番に問題があるといえるでしょう。多くの人は、思考と体の状態を別個に考えるのですが、思考は体の状態に多大な影響を受けています。だから、弛緩のために食べたいと上がってくる欲求を満たしながら、ダイエットをしたいという欲求もかなえようとすると、整合性がとれなくなって妙なダイエットにはまってしまうのです。

なお、身長から理想的な体重の目安をしめす指数がありますが、この指数はあまり参考にしない方がいいでしょう。骨格に合わせて自分の階級を決めるボクシングなどの競技をみればわかると思いますが、背が高くても軽い階級で競技している人がいます。また、仕事によってはぽっちゃり気味の体型の方がよい仕事ができたりするという事もあります。実力のあるオペラ歌手や声優には少しふくよかな体型の人が多いのは、ぽっちゃり体型である方がよい声がだせるからです。

当然ですが、痩せ型の骨格だったり痩せている方がよい仕事ができるというものもあります。
見た目のかっこよさや美しさを重視する職業というのもありますが、日々、快活に元気に暮らしていくためにはどのような体格がいいのかは自身をふり返ってよく考える事をおすすめします。歳をとるにつれて痩せていく方がよいとか、太った方がよいという体質の人もいますから数字に捕らわれない方がうまくいくと思います。
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LGBTとか性同一性障害の話

まずはこちらの動画をご覧ください。
音がでるから注意してくださいね。

 


男性とそのとなりで若い女性が踊っています。
女性はPCで作られたものだということはすぐにわかることでしょう。それで男性と女性が全く同じ動きをしているのですが、これはモーションキャプチャというものを利用しているからです。男性が着ている全身タイツのようなものは特殊な装置で、男性の動きをコンピュータに取り込んで、そうやって取り込んだデータを使って架空の女性を動かしている訳です。数億円以上もする装置だと思っていたのですが、YouTuberが扱っているのをみるとかなり低価格になってきているみたいですね。

男性は女性っぽい動作をしています。
それは隣の女性の動きをみれば理解できるのではないでしょうか。最近は男女平等という事で、こういう事を言うと批判される事があるみたいですが、これがいわゆる

『男性らしさ、女性らしさ。』

というものの正体です。
ダンスという事もあって女性らしさが強めに表現されていますので、若い女性なんかだと、

「可愛い子ぶって。」

みたいな反発心が生まれたりするのかなと思ったりもします。ただ、私には理解できない領域の話になります。

余計かもしれませんが、たぶん女性のプロのダンサーのモーションデータと一緒に踊っているものもあるので、そちらも見てもらうとこの男性の動きがちょっとオーバーなことがわかるかもしれません。



さて、これがどういう事なのかを、一言で言ってしまうと、

「男性と女性では重心が異なっているという事です。」

性の違い体の違いは重心移動に差になって現れます。
なよなよしているようにみえる男性は女性の重心の動かし方をしているという事です。

それで、面白い点は男性が女性の重心で生活をしているとどうなるかというと、感性も女性に寄ってゆくということです。女性っぽい感情の動きや感覚をもつ男性を見たことがあると思いますけど、頭の中のフリでやっているのではなく本当にそういう感性をしている訳です。

だから、動画で紹介した男性は女性と会話をするとその女性の気持ちがよくわかるはずです。もしかしたら、

「男性として見ることができない。」

なんて言われて女性にフラれてしまう事が多いかも知れません。
本当にゲイである可能性もあると思うので余計な心配かもしれませんが・・・。まぁ、これぐらい巧みに踊れる人であればスイッチを切り替えるみたいに女性の重心になったり、男性の重心に戻したりもできて、状況に応じてうまく立ち回れるかもしれませんけどね。でも、ほとんどの人はそんなに簡単に体の重心を変える事ができませんから、たいていは、

「体の性と感覚の性が一致しない。」

と悩む事になる訳です。

同性愛なんていうのは、根本的には全く同じ問題でしょう。
もし、ダンスでは今ひとつピンとこないようであれば、歌舞伎の女形に置き換えて考えるとよいかもしれません。女形の役者は、子供の頃から女性の重心で生活を送る事で役者としての実力を身につけているはずです。

ちなみに、野口晴哉師の著書には重心を変える実験をしたところ、

『男性なのに胸がふくらんできた。』

という記述が残っています。
重心の違いというのは、それぐらい体に大きな影響を与えている訳です。だから、スタイルに自信がないという女性は女性としての所作を身につけると体になにかしらの変化が起こる可能性がありますね。無茶なダイエットや運動に励むよりよほど効果も成果もあがりやすいと思います。

こういう事を知っていると、体と感覚の性の不一致や同性愛で悩んでいる方にはちょっとした光明が見えるのではないでしょうか。
おそらくはすべて心の問題として気って捨てられてしまって、どうにも対処のしようがなくなっているでしょうけど、そういう問題ではないと考えた方が正解に近いと私は思います。

なお、女性の重心を男性に変えて性器が生えてくるなんて事はないとは思います。
男性器の成り立ちは母親の母体の中での出来事ですので生まれてしまってからではもう遅いという事なのでしょう。ただ、体つきの変化ぐらいは重心が変われば実際に起こるようで、街を歩いているとおっさんとしか思えないような体格と動作で行動している女性を見ることは珍しくありませんね。

さて、性の感覚と体が不一致を起こすのは頸椎6,7番に問題があるというのが正解のようです。だから、これらの骨の状態を正せば改善されることがあるのではないかと考えています。

ただ、仮に男性が内面に女性的なところがあってそれが生きていく上でのメリットになる事も少なくないと思うのです。
例えばこの男性は内面に女性的な部分があるからこのように踊れるわけですから。体が変わると物事の感じ方や捉え方が変わってしまう可能性があり、芸術面において才能を発揮をしているような人であればその才能を失うような事になるかもしれません。才能というのは、実は体にある種の問題があって、その影響で発揮されているなんていう事も珍しくありません。もし悩んでいるからといっても、それが本当に問題なのか、もしかしたらそれは個性でそれで得られているメリットもあるのではないかをよく考えてみたらよいと思います。
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