ブログ「日々整体」

うつの相談が1つ解決しました

「仕事にいけくなっている。うつという診断を受けているのだけどなんとかならないだろうか?」


という相談がありました。
そういえば、このようなオーソドックスな相談は最近は減ってきたなぁなんて思いながら話をきいていたように思います。現在は、このような体の問題の解決方法など、インターネットで調べれば星の数ほどでてくることでしょう。私などから見ると、とてもそれでは解決しないだろうと思えるものの方が多いですが・・・。


自律神経の状態をみたら案の定、薬の副作用でおかしくなっていました。
詳しく聞いていくと、数年前に非常に辛いことがあって眠れなくなったということで、睡眠導入剤を日常的に利用するようになっていたそうです。


「この状態なら、おそらく薬を辞めればすぐ解決しますよ。」


と伝えたところ、仕事にいけなくなって休んでいたこともあり、それじゃあ早速挑戦してみましょうと薬を止めてみることにしました。

さすがに長い間、薬を利用していたせいでいきなりはうまくいきませんでした。
薬をとめたらまったく眠れなくなったそうです。しかし、整体で自律神経の働きを整えて1ヶ月ほど経過したときに再び挑戦するとあっさりと薬なしで眠れるようになりました。体の状態をチェックして、


「これならもう明日からでもバリバリ仕事してください。」


と話したところ、本人も体が元気になって意欲がでてきたのを実感していたようなので、あっさりと仕事に復帰することになりました。

睡眠導入剤や安定剤は副作用として、意欲がでなくなったり、気持ちが落ち込んだりします。こういうのは数値で評価されるようなものではなりませんので、副作用とは考えられていないようです。

私より年長の方だったのですが、私なんぞが偉そうにいうことではありませんがと断りながら、


「辛い事があれば眠れなくなるのは当たり前です。それを薬で誤魔化していれば体がおかしくなるのは当たり前です。」


と説明させてもらいました。
あまり言いたくはありませんが、こんなくだらないことで人生を棒にふっている人があまりいも多すぎるように感じています。
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幸せを感じる力

体の状態を自分で感じる力を感受性と私はいっています。
自律神経の働きが悪いという事は、感受性がにぶいということです。はじめて整体に来られた方などは、私に、


「体の感覚が鈍いですね。」


と言われると驚くようです。
鈍いなんていう、聞きようによっては侮蔑されているような事をいわれることに慣れていないのでしょう。

私はただ客観的に体の状態を説明しているだけです。
しかし、今の世の人たちは大切にされることになれてしまっているのでしょう。現実をストレートに表現されると腹をたてる人もいれば、ショックを受けるような人もいます。


ただ、これは整体を受けられた方にはたいてい納得していただけます。
どうしてかというと、


「ここは痛いはずなのに痛がっていないのですよ。」


という事を説明します。
そして、整体後に、


「この部分はさっきと変わっていませんか?」


と聞くと痛みを感じるようになります。
痛みをなくすことが治ることだと考える人には受け入れ難い考え方でしょうが、異常があるなら痛みを感じるのが正常です。


「転んで膝を擦りむいて血が出ているのに膝が痛くなかったら?」


これはやはりおかしいのです。

さて、この感受性ですが単純に痛みだけの問題ではありません。
感受性が鈍いと、


「幸せを感じる力も鈍くなる。」


という事がいえます。
感受性が鈍くなって幸せを感じることができない人がよくいうセリフに、


「食べることだけが楽しみなんです。」


というものがあります。
そんな人には、


「そんな人生で本当にいいのか?」


と考えなおしてみたほうがいいでしょう。
自律神経の働きが悪いと、嬉しい、楽しい、幸せというものもうまく感じることができなくなるのです。










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チェックリストの罠

先日、テレビをみていて久々に腹がたつ番組をやっていました。
元関脇の貴闘力がギャンブルのせいで、人生を大きく狂わせたという内容でした。角界からは追放され、それと同時に家族も失ったわけですから大きな転落といっていいでしょう。

その彼が今どうしているかというと、約10の飲食店を経営する経営者として生きているそうです。怪我で相撲を引退した元力士や、間違いを犯して第2の人生を歩もうとしている人たちの働ける場、人生をやり直したいと考える人達が活躍できる場を作りたいと語っていました。

ここまでは非常によかったんです。
しかし、この後がひどいものでした。彼が身をくずしたのはギャンブル依存症だったということで、彼のこの依存症がもう治ったか?という事を20項目のチェックリストでチェックして専門家が診断したのです。

その結果は、20項目中20が当てはまり、重度のギャンブル依存症であるという診断をくだしていました。彼は5年間まったくギャンブルに手をつけていないにもかかわらずです。

当院でも、

「心療内科でチェックリストによる診断を受けたらうつ病だという診断をされたんですが?」

という相談がたまにあります。
そして、そのような人の体の様子をみるとたいていは確かに元気はないですが、うつ病というほどでもない方がほとんどです。

そして、詳しく話を聞くと、


「最近、親がなくなった。」
「先月、妻がなくなった。」


なんていう事がほとんどです。
大切な家族をなくしたのですから、気持ちが落ち込むのはあたりまえです。チェックリストはそれを病気にしてしまっています。

また、うつというのは自律神経の働きにはっきりとした異常がみられますので体の様子をみればすぐにわかります。それを見もしないで、チェックリストに丸投げしてしまっている専門家がすくなくありません。

さて、インターネットで検索してみると、今回、貴闘力氏が行ったチェックリストはインターネットですぐにみつかったので内容を紹介しておきます。

言いたいことは山ほどありますが、とりあえひとつだけ。
過去のことばかりで

「今どうなのか?」

という質問がひとつもありませんね。
私も競馬がすきでちょくちょく通っていました。ここ10年ぐらいはほとんど馬券を買っていませんがこのチェックリストによると重度のギャンブル依存症のようです。7つ以上があると治療が必要だそうですが、競馬でなくてもパチンコやスロットなど、ちょっとでもかじったことのある人ならおそらく全員ひっかかりますね。



チェックリスト

  • ギャンブルの為に仕事や学業が疎かになることがありましたか?
  • ギャンブルの為に家庭が不幸になることがありましたか?
  • ギャンブルの為に評判が悪くなることがありましたか?
  • ギャンブルをした後で自責の念を感じることがありましたか?
  • 借金を払うためのお金を工面するためや、お金に困っている時に何とかしようとしてギャンブルをすることがありましたか?
  • ギャンブルの為に意欲や能率が落ちることがありましたか?
  • 負けた後で、すにまたやって、負けを取り戻さなけらばと思うことがありましたか?
  • 勝った後で、すぐにまたやって、もっと勝ちたいという強い欲求を感じることがありましたか?
  • ギャンブルが原因で自殺しようと考えることがありましたか?
  • ギャンブルの資金を作るために借金をすることがありましたか?
  • ギャンブルの資金を作る為に自分や家族のものを売ることがありましたか?
  • 正常な支払いの為に「ギャンブルの元手」を使うのを渋ることがありましたか?
  • ギャンブルの為に家族の幸せをかえりみないようになることありましたか?
  • 予定していたよりも長くギャンブルをしてしまうことがありましたか?
  • 悩みやトラブルから逃げようとしてギャンブルをすることがありましたか?
  • ギャンブルの資金を工面する為に法律に触れることをしたとか、しようと考えることがありましたか?
  • ギャンブルの為に不眠になることがありましたか?
  • 口論屋失望や欲求不満の為にギャンブルをしたいという衝動にかられることがありましたか?
  • 良いことがあると2・3時間ギャンブルをして祝おうという欲求がおきることがありましたか?
  • 一文無しになるまでギャンブルをすることがよくありましたか?


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うつじゃないねというとがっかりする人たち

うつの状態は頭をみるとわかります。
頭の右側がうっ血してさがってきています。ふれるとぶよぶよとした感触がします。よい状態の頭はある程度ぴんとはった状態です。素人でもわかるぐらいはっきりと違いがわかるでしょう。

ところが、

「うつなのですが・・。」

と相談にこらた方でも、頭にふれてみるとうっ血していない事の方がおおいのです。

そこで、突っ込んで質問してみると、

「会社で配られたチェックリストで一定以上の点数だったからうつなんです。」
「インターネットで調べたらどうもわたしはうつらしいのです。」

と、完全な素人判断なのです。

そこで、

「あなたはうつじゃありませんね。」

というとがっかりして帰っていきます。
どうも、自分はうつだということにしたいので、違うというとがっかりするようです。

体の事で困ってまともに生活できない人からみると、

「馬鹿な人がいる。」

と思うことでしょう。
自分が病気であるということにしたいのか、あるいは、あれこれ調べて出した結論を肯定して欲しいのかもしれません。


こんな方が1週間で3名もこられました。
今の時期は頭に問題が起こりやすいのをうっかり忘れていました。

こういう方がそのままの考え方で放置しておくとどうなるか?というとうつになります。

「病は気から」

という言葉はやはりその通りなのです。
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素人判断はやめましょう

「私うつなんです。」
「自律神経がおかしいのです。」

そう相談されることがあります。
どうやってそれを確認したのか?と質問すると、

「ネットでみて。」

なんていう返事がかえってきます。

本気か?と疑いますが、本人はいたって本気だという点が困ったところでしょう。

インターネットでは様々な情報をえることができますが、その情報の精度はそれほど高くありません。

うつ、パニック、不安症、自律神経失調症の判断は、日々そういった方に接している専門家の方でも誤ることがあるのです。
よくある例をあげると、

「うつという診断をされたのですが・・・。」

と来られた方でも、私が確認するとうつと判断するような状態でなく、整体すればすぐに元気になってしまう方の方が多いのです。

ひどい方では、

「うつというほどひどくないね。」

というと、がっかりしてしまう方までいます。どういう事かと思いますが、どうやら、自ら調べてだした判断が違うと言われてがっかりしたり、病気である方が都合がいいという方だったりと・・・。

ネットを情報をとっての素人判断は非常に危険です。病気でもないのに、自分が病気であると判断してしまうことで、本当に病気になってしまうことが少なくないからです。

「○○かもしれない。」

そう思ってもその判断は、自分でしてはいけません。



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