ブログ「日々整体」

ヘパーデン結節の話

「ヘパーデン結節で小指の先が痛む。」


という相談がありました。
整体しながら体の状態を確認してゆくとリウマチと同じとしか私には思えませんでした。どう違うのかは本人にきいてもよくわかっていなかったので調べてみると、


「骨の変形の仕方がリウマチとちょっと異なる。」


ということのようです。


問題があるのは、手首と頚椎です。
あえて違うというのなら手首の様子は普通のリウマチの人とはちょっと違うかなと感じました。ただ、体の状態をみて判断する限りやることはリウマチと変わりません。

ただ、かわった病名をいわれたので私は何かが違うのかもしれないと余計なことを考えてしまいました。そのために手間取ってしまいました。痛みがやわらぐまでに2ヶ月近くかかってしまいましたが、


「こんなものリウマチを同じだ。」


と見切りをつけていたら、もっと早くよくなっていただろうと思われます。


例えば、食べ過ぎた時に体にどのような変化がでるかというと、


・頭痛
・肩こり
・腰痛
・胃痛
・胸焼け、吐き気
・めまい
・耳鳴り


などなどあげてゆけば切りがありません。
体が壊れるほど食べたときに、体のどこに異常があらわれるかというのはその人の体質や、そのときの生活状況、季節などでもかわってきます。だから、夏だと胸焼けするけど、冬だと頭痛がするいうことだって珍しくありません。こんな時症状別に考えて夏だと○○症、冬だと○○病なんていう具合に名称を変えることに意味は無いとわたしはおもいます。

こんな調子で表にでてくる症状で病気を分類していたら、病気が無限に増えてしまいます。
実際、こういう仕事をしていると、聞いたことがない病気の名称をいわれることが日常茶飯事だったりします。しかし、たいていは体質のせいで他の人とはちょっと違った症状のでかたがしているだけです。

なお、リウマチとう病気ですが、原因はわからないとされています。
しかし、整体という技術を通じてみるとかなりはっきりと原因がわかりますし、治してしまうのはそれほど難しいものではありません。

関連カテゴリー< ヘパーデン結節リウマチ、膠原病

頭痛の原因

「10年以上の頭痛に悩まされている。」


そんな相談がありました。
別に珍しいものではありませんが、頭痛について相談にこられる人は横着な傾向があります。痛みや苦痛さえなくなればいいと考えるのです。

どういうことかというと、頭痛の原因というのはたいていが生活習慣にあります。
もっとベタな表現をすると食べ過ぎです。ところが、自律神経の状態をみて食べ過ぎである事を指摘しても、


「私はそんなに食べていない。」


といいはって食事の見直しをしない人がほとんどなのです。
鎮痛剤を日常的につかって痛みを和らげているせいで、副作用で体が次第に壊れてきており、鎮痛剤が効かなくなったり、深刻な問題が体に発生していたりします。そんな人に、


「薬をやめて、食事を見なおしなさい。」


と伝えても、聞き入れるような人はほとんどいません。

今回、来られた方も間違えようがないぐらい食べ過ぎていることが原因の頭痛でした
ですから、体の状態を確認して整体してから、


「薬と食事を見なおせば頭痛などすぐにおさまりますけど、どうせ無理でしょ?」


と話をしました。
頭痛の方の相手をまじめにやるのは時間の無駄だと感じはじめていたので説明もぞんざいなものです。

ただ、この方はこれまでのほとんどの方とはちょっと違ったようです。
この10年ほど本当に辛い思いをしてきたのでしょう。なんとか、頭痛を解消しようと、いろんな専門家にみてもらって様々な相談をしてきたようです。もしかしたら、私の意見を聞き入れるしか他に方法がなかったのかもしれませんね。

私のこのようないい加減な説明をきくとたいてい2回目はこられないのですが、薬を控えて食事をかえて、私の指導を聞き入れて、熱心に整体にこられました。

現在、1ヶ月ほど経過しましたが、少し痛みが和らいできたそうです。
体の方はずいぶん元気になってきていて、


「この体の状態なら、これまでの生活の感じとは全然違うでしょ?」


と聞くと、


「すごく元気に生活できている。」


と答えていました。
ここまでくると頭痛の原因もほぼはっきりとしてきます。長く食べ過ぎの状態のせいで、肝臓の働きがおちているのです。ニュアンスとしては、肝臓がひどく疲れている状態という方が近いでしょう。頭痛の原因はたいてい、肝臓か腎臓の弱りだというのは知っておくといいかもしれません。

さて、通常ですと、現在進行中の方のお話を紹介することはやらないようにしています。
しかし、あえて紹介したのは、この方が、


「お医者さんは、私の体をみない、顔もみない、ずっとパソコンの画面ばかりみている。」


と言っていたからです。
そして、


「体には問題がないので、過去に体にあった問題があなたの意識の中に残っていてそれが原因だからあなたの気持ちの問題です。」


といわれたのだそうです。
ちゃんとその人と向き合って体をみていれば、食べ過ぎを起こしていることはすぐにわかるはずなのですけどね。

ちなみに、意識に問題があって体の調子が悪くなることは確かにあります。
それを『心のつかえ』といいます。本当に心のつかえが原因で体の調子が悪いのであればそのつかえもとってあげなくてはいけません。この心のつかえはいずれこのブログで紹介しようと思います。
関連カテゴリー< 頭痛

うつの相談が1つ解決しました

「仕事にいけくなっている。うつという診断を受けているのだけどなんとかならないだろうか?」


という相談がありました。
そういえば、このようなオーソドックスな相談は最近は減ってきたなぁなんて思いながら話をきいていたように思います。現在は、このような体の問題の解決方法など、インターネットで調べれば星の数ほどでてくることでしょう。私などから見ると、とてもそれでは解決しないだろうと思えるものの方が多いですが・・・。


自律神経の状態をみたら案の定、薬の副作用でおかしくなっていました。
詳しく聞いていくと、数年前に非常に辛いことがあって眠れなくなったということで、睡眠導入剤を日常的に利用するようになっていたそうです。


「この状態なら、おそらく薬を辞めればすぐ解決しますよ。」


と伝えたところ、仕事にいけなくなって休んでいたこともあり、それじゃあ早速挑戦してみましょうと薬を止めてみることにしました。

さすがに長い間、薬を利用していたせいでいきなりはうまくいきませんでした。
薬をとめたらまったく眠れなくなったそうです。しかし、整体で自律神経の働きを整えて1ヶ月ほど経過したときに再び挑戦するとあっさりと薬なしで眠れるようになりました。体の状態をチェックして、


「これならもう明日からでもバリバリ仕事してください。」


と話したところ、本人も体が元気になって意欲がでてきたのを実感していたようなので、あっさりと仕事に復帰することになりました。

睡眠導入剤や安定剤は副作用として、意欲がでなくなったり、気持ちが落ち込んだりします。こういうのは数値で評価されるようなものではなりませんので、副作用とは考えられていないようです。

私より年長の方だったのですが、私なんぞが偉そうにいうことではありませんがと断りながら、


「辛い事があれば眠れなくなるのは当たり前です。それを薬で誤魔化していれば体がおかしくなるのは当たり前です。」


と説明させてもらいました。
あまり言いたくはありませんが、こんなくだらないことで人生を棒にふっている人があまりいも多すぎるように感じています。
関連カテゴリー< うつ不眠自律神経失調症

起立性調節障害の意外な原因

立性調節障害の相談が突然増えたというのは先日のブログで紹介したとおりです。そのなかで、意外な事が原因で起こっているケースがあったので紹介しようと思います。

本人は学校にいくことができずずっと家でゲームをして過ごしているという事でした。
この事だけみると、本人の気持ちの問題で体になにか問題があるとはほとんどの人が思わないかもしれません。しかし、自律神経の状態を確認するとちゃんと問題が見つかりました。理由は、前にも説明した通り交感神経の働きが悪くなって泌尿器、主に腎臓の働きが落ちているということです。しかし、その原因は意外なものでした。

なにが原因かというと、5~6年前に起きた交通事故でした。
自転車で車に衝突したそうです。おそらくその事故の時に受けた打撲が首に残っていました。私は、はじめてこられたときに必ず


「交通事故にあった経験はないか?」


という質問をしているのですが、親の方は無関係だと思ったのでしょう。なしという返事でした。
しかし、体の状態、特に頚椎の状態を確認しているときに、


「これは明らかに打撲が残っている。」


と思われたので、


「何か体を強くぶつけたことはないか?」


と質問したところ、


「実は5~6年前に・・・」


ということで原因が判明しました。
私も、


「こんな事が原因で、体がこんな風におかしくなるのか!?」


と驚きました。
つまり、打撲が原因で泌尿器の働きがわるくなっていたのです。


「尿がでにくかったりしないか?」


と続いて質問したところ、


「異様な頻尿です。」


ということで確信にかわりました。

つまり打撲が原因で泌尿器の働きが悪くなっていたわけです。
実際に、このような状態を目の前にすると、確かにありうると思えますが、予想の範囲を明らかに超えていると思えました。

起立性調節障害の原因が泌尿器の働きの低下だと考えれば、体を冷やしていても起こりますし、食べ過ぎて栄養過多になっていても起こると思えます。今回は打撲でしたが、ほかにも原因になりえる事があるかもしれません。
関連カテゴリー< 起立性調節障害

肩に力が集まるという話

「肩に気が集まっている。」
「肩の力が抜けなくなっている。」


というような言葉をまれに使います。
これはどういうことなのかというのを説明するのはちょっと難しいのですが、テレビをみていたらとてもわかりやすい人をみかけたので紹介してみます。

ABC放送で夕方あたりに放送しているキャストという番組をたまたまみていたのですが、そのメインキャスターの浦川泰幸という人は肩に気が集まって力が抜けなくなっているという印象を受けました。どんな人か知らない人はインターネットで検索してみてもらうとよいでしょう。

もともとそういう体格の人なのかもしれませんし、以前との違いがあるのかというのもしらないので、単純なぱっと見の印象です。だから、とてもいい加減な話です。ですから、本人にはテレビにでるような有名人が話しのネタにされるのは有名税みたいなものと諦めてもらうことにしましょう。

素人の方が見ても明らかにわかるぐらい極端なことになっていました。
見たのは7月19日なのですが、その時の彼の様子をみると、動悸がしていたり、喉がつまる、息苦しいというような事が起こっていても不思議がないかなぁと思えました。

テレビにでてバリバリ仕事をしているようですから、骨に問題があるわけでも、体の働きに問題があるわけでもないかもしれません。機会があれば背骨のを読ませてもらいたいなぁと思ったのですが、やってきてくれることもないでしょうね。

ただ、繰り返しですがただの見た目の印象です。
もしかしたら、そのような形が彼の本来の形であるかもしれませんからね。見た目がちょっと変わっているからといってそれが原因で病気になったり体を壊すわけではありません。ただ、テレビでみるかぎりちょっと心配な印象がありました。
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