ある日突然に体はよくなるという話
2015年10月06日
今年にはいって剣術を始めたという話は何回かしたように思います。
その剣術ですが、はじめて3ヶ月ほどたったときに気づいたことが一つあります。それは肩の可動範囲がせまいということです。そのせいで刀をうまく振り下ろすことができていませんでした。
それが先週になって急に動く範囲が広くなりました。
肩の動く範囲が広くなることで、剣を振り下ろすスピードは早くなります。また剣を振り下ろす軌跡にブレがすくなくなりまっすぐ振り下ろせるようになります。どちらも刀で人や物を切るということをするためにはとても大事なことです。
また、これまた先日ですが、体を動かすときに腰椎3番の状態を意識して体を動かしていました。すると、どうも腰椎3番にうまく力が集まっていないということに気が付きました。
腰椎3番は、体を動かすうえで中心になる骨です。
ですから、腰椎3番を壊すと人はまばたきすらできなくなるそうです。ただ、残念ながら、私はそこまで腰椎3番をダメにしてしまった人をみたことがないので話として聞いて知識としてしっているだけです。
余談ですが、ぎっくり腰というのは本来腰椎3番を痛めた状態を示していると考えています。しかし、世間でいうぎっくり腰は、
「ある日、突然腰が痛くなった。」
とういだけのことです。
私の肩の可動範囲がある日突然大きくなったように、ある日突然腰が痛くなっただけのことです。
「ぎっくり腰なんです。」
いってこられる人の95%ぐらいは腰椎2番か5番を悪くしているだけですね。ぎっくり腰というのが何かを知らないままに、安易にぎっくり腰なんていう言葉を使うのは辞めるのをおすすめします。
さて、腰椎3番の話です。
先日、稽古中に腰椎3番の動きが急によくなりました。準備運動をして温まったからとかそういうレベルではありません。あからさまによくなったのを私は感じました。その結果は、いままでは体全体の感覚がまったく異なるということです。
こちらも突然にかわったというのがポイントでしょうか。
体というのは少しづつ変化をしていても、それが成果や結果として現れるのは突然だということです。これは私の体だけではなく、整体にこられている人すべてにいることです。
このことを知っていると、
「すこしづつ良くなれば、少しでもよくなれば。」
なんていっている人はいつまでたっても体が変わることはないということでもあります。