ブログ「日々整体」

体について説明するのは面倒くさい


「私の自律神経はどこがどう悪くてどうすればいいんですか?」


なんて、整体中に質問をしてくる人がいます。
子供が投げてくるどうして空は青いのかみたいなレベルの質問で、答える必要性を感じない質問だったりします。


体が悪くなる根本的な事を言ってしまうと、


『生き方が間違えている。』


だけのことだったりします。
まぁ、答えないのはこんな質問を投げてくる時点で私の説明はなんにも聞いていないのがバレてしまいますから、たいてい機嫌が悪くなってるのもあるでしょうけどね。



よくあるパターンだと、痛風の傾向があるとか、痛風の痛みがでているかとかで、薬を使い始めるわけです。痛風なんてのはたいていの場合、単なる食べ過ぎですから、本来であれば食事を見直す必要があるわけですが、食事はいままでの通りでも薬をいれると数字が丸まって痛みも治まってしまうようです。で、そうやって食べ過ぎという不摂生を薬でごまかして何年も生活していれば体がおかしくなってくるのは当たり前です。最近だと、このパターンで眠れなくなっている人がいましたかね。結局のところ、痛みが怖くてずっと薬を飲み続けるなら、寝ないでずっと起きておけということです。


もう1つの例だと最近、耳鳴りで連続で見かけたケースです。
コレステロールを薬で抑えている人が二人ほど続きました。肝機能が弱い方は、食事に問題がなくてもコレステロールが多めにでることがあります。お酒が飲めない、飲むとすぐに気分が悪くなるなんていう方に多いですかね。コレステロールの値が高いと病気になる可能性があるとか言われて無理やり薬でコレステロールの値を下げるわけです。でも、この体質の方は、ちゃんと理由があってコレステロールが増えているので問題がないですし、少し高めぐらいの方が元気でいられます。ただ、病気になるリスクを指摘されると怖くなってしまうみたいですね。つまり、血管が詰まるのが恐ろしいのであれば耳鳴りはずっと鳴らしておけってことです。


私にこうだよと言われて、半数ぐらいの人は考え方を改めますかね。
その時にはわからなくても何かが間違えている事にすぐに気が付きます。ところが、残りの半数の人は、検査の数字は薬で丸めて、目先の不眠だったり、耳鳴りだったりは、自律神経をちょいちょいと操作して改善してくれなんていってくるわけです。人間の体がどういうものか、生きているということがどういうことかという事について、ちょっとでも考えたことがあれば、その発想や考え方は駄目だと説明しなくてもわかるのです。


残念ながら、わからない人にはわからないのですよね。
テレビや自動車を修理したり、改造するような感覚で、自分の体を変えてくれなんて言ってきます。そういう人たちを見ていると、


「この人たちは生き方を間違っているなぁ。」


なんて思うわけですけどね。
面倒くさいどころの話じゃなくて、会話そのものが無駄だと感じますかね。


私が何を言いたいかわからない人はお正月に銀河鉄道999でもみてみればいいんじゃないでしょうかね。機械の体を手に入れるために、メーテルと旅をした星野哲郎が、その旅を通じて何を感じて何を思うか。それでもわからなければ、科学技術が発展して機械の体を手に入れることができるようになるのを待つしかないと思いますよ。



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自律神経が整えば人生がバラ色の人生がはじまる

「自律神経を整えたら1億円稼げるようになりました。」
「自律神経が整えたらイケメンの彼氏ができました。」
「自律神経が整えたら家庭円満、人生が豊かになりました。」


西島秀俊が自律神経がどうこういっているCMを見たことはあるのですが、テレビや雑誌でこんな謳い文句が流行っているのでしょうかね?どうも自律神経の働きにというものについて考え違いをしている人が増えてきています。

ちなみに、私が自律神経整体院なんて看板を掲げた頃は、


「自律神経?あぁ、メンタルを病んでるのね。」


みたいな認識の人の方が多かった印象がありますね。


知っておかないといけないことは、自律神経の働きがある程度読み取れるようになれば、体に起こっている問題の大半はどうすればいいかは考えられるようになるということでしょう。だから、特に相談の多い、耳鳴り、めまい、難聴なんかに私は注力しているわけですけどね。

最近だと、アレルギーを起こす流れとかの理解が深まってきてますね。
食品アレルギーで、あれは駄目これは駄目みたいになっている人をなんとかできるんじゃないかなぁなんて考えています。それにちなんで、アトピーの人の肌がみるみる綺麗になっていくなんてことも起こってきました。

で、念押ししておきたいのですが、私は別に自慢をしたいのではありません。
私の理解なんてまだまだ浅いですから、時間のかかる人もいますし、すべての人がうまくいっているわけではありませんからね。

ただ、


「自律神経の働きが悪いです。」


と、専門家に言われてやってくる人がいるというか非常に多いのですよ。
自称なのか本当に専門家なのか知りませんし、中には医者にそう言われて相談にくる人がいるわけです。私はとにかくこれが気に食わないのです。


なぜなら、自律神経の働きが悪いということが本当に読み取れているのであればどうすればいいかも同時にわかるはずだからです。いいかえてみましょう、自律神経がどのような状態であるかまったく把握できていない、観測もできていないのに自律神経が悪いとかいうのです。もっと砕いていいましょうか、目が見えていない人に、


「あなたの顔はぶさいくですね。」


と言われて、そうだと思いこんで私のところへ相談にくるのです。


1つ例をあげてみましょうか。
最近、体毛が一切ないという方の体を観たのです。当然ですが、はじめてみる体の状態です。ただ、そういう病気の人がいるというのは知っていましたから、おそらくこういうところが悪いのであろうということは想像してはいました。で、体をみたら推測の通りだなぁと思えたので、その考えで整体をしてみたら少しだけ毛が生えてきたそうです。もちろんすっかり元通りにはほどとおいですし、他人がみたら何がかわったかわからない程度の変化です。これから先、ちゃんと解決できるかは体の変化をみながら考えていかねばいきませんが、少なくとも私自身はなんとかなるだろうという考えで取り組んでいます。


自律神経の働きが読み取れるというのはこういうことです。
ところが、世間の賢い人たちは、


「原因がわからないから自律神経の異常が原因だ。」


みな、こんな物言いをするのです。
ついには、私が割とすきな俳優である西島秀俊にまでこれを言わせているのです。私はこれが腹がたってしょうがありません。長岡京市の自動販売機のすべてを金属バットで殴って破壊して回りたいと思うぐらいの衝動を日々抑え込むのに苦労していますね。


ストレスという言葉が陳腐化して、あまり響かなくなってきたんでしょうかね。
最近じゃ、体の調子が悪い事に飽き足らず、景気が悪いのも、給料が上がらないのも、彼氏ができないのも、沖縄の基地問題が紛糾するのも全部自律神経の働きが悪いせいにしてしまっているんじゃないでしょうか。


専門家であろうと思うのであれば、わからないことはわからないというべきであろうと私は考えます。
わからないという事を誤魔化すために、


「自律神経の問題だ。」


なんて言っている人には振り回されないようにして欲しいですね。



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新規の方の予約について

新規の方で1週間以上先の予約を受け付けると半分ぐらい来ないようです。
一番多い理由は、


「子供が病気になりましたので。」


とかいう電話でしょうかね。
こういうのが週3~5回もはいってくると流石にうんざりしてきます。本当なのも混じっているのかもしれませんが、まぁ、おそらく9割がた嘘なのでしょう。実際、その後の再び電話がかかってくることは非常に稀です。


こんないい加減な予約の申し込みに振り回されるのは私がもっとも避けたいことです。
私はまず、整体するということに集中したいのです。余計なことはちょっとでも排除して整体したいと考えています。申し込んでおいて、取り消すなんていうのは、私に余計な手間をとらせるだけです。それと、こういう人のために、以前から縁のある方の受付が先になったり、受け付けられなくなっていることが頻繁に起こっています。


「他人に迷惑かけて平気な顔しているわけで、体がどうこういう前にまず性根を正してこんかい。」


というのが正直な思いですかね。


そこで、今後は1週以上先の新規の方の申し込みは受け付けない事にします。
さしあたって、年内はもう予約で埋まっていますので受け付けられません。新年以降も、もう埋まりつつありますのでおそらく新規の方の受付はしばらくできないでしょう。もし、どうしてもということであれば整体指導料を先払いという事で、それでもよければという事になりますね。もちろん、取り消した場合は、返金しませんのでそれを承知の上で申し込んでください。


なお、品川、日暮里は遠征ということもあってどうするか迷っているところです。
ただ、これからは初回に関しては先払いにしてもらうということで思案をしはじめています。

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品川、日暮里の1月の予定について

関東への出張ももう半年になりました。
半年も続けているとややこしい人とか、難しい人もだいたい目処がつきますので予約が取りやすくなってきました。

あと、諦めているけど1回みてもらってどう言われるか聞いてみたいなんて人は一通りやってきたんじゃないでしょうかね。


「こんなめまいは薬の副作用だ。」
「この耳鳴りは鎮痛剤の使いすぎだ。」


とか、はっきりと言われると諦めて一生付き合うという気分になるようです。
私からすると、しっかり元気になって実りある人生をおくれるようになればいいと思うわけですが、


「体の調子が悪いのです。」


なんて言って引きこもっている方が、何もやらなくていいですから楽なのでしょう。


そういえば、体の調子が悪いのでこのように対処していいますなんていう事を自慢している人の話を


「友人にこんな人がいるのですけど、・・・。」


という感じで、聞かされることがよくあります。
こういう人って、元気になってしまうと自慢できることがなくなるので、ずっと具合の悪いままでいようとしますね。まぁ、それが生きる上での心の拠り所であるなら仕方のないことなのかもしれません。

切羽詰まっている人は選択肢がありませんが、これからこられる人は迷って困ってどうしようという具合に、本当に悩んでいる人たちになってくるんじゃないでしょうかね。私が書いている内容をみて、共感できる、納得できる部分があり、私の毒舌に耐えられる程度の精神力をお持ちであれば、たいていはなんとかなりますから相談に来てもらえればいいと思います。電話にて申し込みください。

ただ、読み返してみて思いましたが、3つ目の要素は結構、ハードルが高いかもしれません。


品川
日時:12月23日(日)
  10:00~ 15:30~ 17:45~

日時: 1月13日(日)
  10:00~  10:45~ 11:30~
  13:00~ 14:30~
  15:30~ 16:15~ 17:00~

日時: 1月27日(日)
  16:15~ 17:00~

日暮里
日時:12月24日(月)
  10:00~ 14:30~

日時 1月14日(月)
  10:00~ 11:30~
  14:30~
  15:30~

日時 1月28日(月)
  10:00~ 10:45~ 11:30~
  14:30~
  15:30~ 16:15~ 17:00~



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耳鳴りの失敗事例

最近、ちょっとしくじったなぁと思ったケースがあるので私がどうしくじったのかを紹介してみようと思います。

耳鳴りの相談でこられた方です。
ところが体をみたら耳鳴りがどうとかいう問題ではありませんでした。見るからに心臓がちゃんと動いていませんでした。大きな体格の男性で、別に日々の生活に支障は感じてはいないようでしたけどね。私のみたところ、そう遠からず腰に強い痛みがでて何週間単位でまともに動けなくなるだろうと思えました。

世間じゃ、ぎっぐり腰とか言われている奴です。
ぎっくり腰というのは心臓の動きの問題なんだなんていうのは言ってもまぁほとんどの人には通じないでしょうけどね。

蛇足をながら説明を加えておくと、世間ではどういう状態をぎっくり腰というかがまったく定義されていません。本人の感覚である日突然腰が痛くなったのをぎっくり腰という傾向がありますが、これは本人が鈍感なだけです。体が日々少しづつ痛んでいるのに気づかず、気がついた時には動けなくなっていましたというだけの事です。体の状態が万全な人が、ある日突然腰の骨がねじれて動けなくなるなんていうのはありえません。


で、


「現状の体は耳鳴りがどうとかいう問題じゃないですよ。」


なんていう説明をするわけです。
ところが、本人は体についての不満というと耳鳴りしか感じていませんから、こんな事を言われても困るわけです。これは駄目だなぁと、例えるなら洋食のレストランにきてハンバーグを食べようとしたら、


「お前はそんなもん食ってては駄目だ寿司を食え。」


みたいな事を言われているわけですからね。
だから、一応はこういう事になっていますよと説明はしますが、こういう時は実際にぎっくり腰になってもらってしばらく寝込んでもらう方がいい事が多いですね。そうしてもらわないと私の見立てが突拍子がなさすぎるのです。


ところが、よほど耳鳴りが辛かったのでしょう。
私の言われたとおりにするしか選択肢がなかったようで、半信半疑ながら継続的に整体を受けにくるといいます。


「こりゃちょっと厄介だな」


と、どうせどっかで我慢できなくなって来なくなるだろうなぁと、そこまで予測はできますが、


「ぎっくり腰やってしばらく寝込むまで来るな。」


なんて言う訳にもいきません。


で、この方の体にどういう問題があるかというと、背骨に打撲が残っていました。
いわゆるムチウチという状態です。学生の頃にラグビーをやっていたそうで、おそらくそのときに強い衝撃を体に受けて、そのダメージが残っているのだろうと思われました。

ムチウチは本人はいつそういう事が起こったのか覚えていないことが珍しくありません。
なぜかというと、強い衝撃をうけたけどそのときには特に異常を感じることがなかったという時に残るケースがほとんどだからです。

骨が折れていたりするとムチウチが残る事はありません。
骨が折れることで力がそこで逃げてくれるからで、折れていたりする方が安心です。実は、ムチウチが原因で病気に発展してしまうことは珍しくなく、命に関わる事もそれほど珍しくありません。内臓の働きに支障がでるのですが、医者だとムチウチを視る力はありませんから、もっとわかりやすい別のなにかの病名をつけられます。だから、私にムチウチ臭いなんて言われた時には、よくよく注意して体を整えておいてもらうほうがいいんですけどね。

交通事故なんかだと記憶に残るのでしょうが、ラグビーの練習や試合の途中でぶつかっても、そんなのがいちいち全部記憶に残るはずがありません。本人はあとに残るような強い衝撃を受けたという記憶がないし、そんな覚えがまったくない事が原因で体に問題が起こっていると言われたって、


「ふーん。」


と、困るしかないわけです。
ここがムチウチの厄介なところでしょうかね。


耳鳴りの相談にこられる方のうち2割ぐらいはこういう打撲が原因でしょうか。
ただ、私がこういう事をブログなんかであまり書かないのは、こういう事を書くと、


「ブログで打撲が原因で耳鳴りが鳴るというのを見まして。私もきっとそれだと思うんです。」


みたいな事をいってくる人が必ずでてくるからです。
こういう事をいってくる人はほぼ間違いなく間違えています。こういう話に飛びついてくるような人は、ほぼ打撲が原因だったら都合のよい人です。自分の不摂生や生活習慣に問題があるのに、


「私が耳鳴りで苦しんでいるのはあのときすべって転んだせいだ。」


と主張してくるのを、それは違うと否定して説得しなくてはならなくなります。
まぁ、これまでの経験でこんな事を言ってくる人が聞く耳をもっていたことはありませんね。自分の都合のよいように物事を解釈して、それを他人で、しかも一応は専門家である私に押しつけてくるような思考をしているわけです。どういう人か想像がつくのじゃないでしょうか?そういえば、今年、怒鳴りつけて追い返した人が一人いましたが、その人もこういう人でした。


で、話を戻します。


ここで私が1つミスをしてしまいます。
打撲が強く残っているのが腰から骨盤にかけてだろうと思い込んでしまった事です。体の様子をみるとぎっくり腰を引き起こすであろう大きな問題が腰椎3番にあったこと、それに伴って骨盤に可動性がなくなっていたこと、その影響をうけて心臓と腎臓の動きに弱りがみられた事などからそういう具合に考えたのです。これは誤った判断ではなかったと思いますが、今振り返って考えると、打撲の影響でこれだけ具合が悪くなっていれば、


「頸椎にも何か問題が起こっている。」


と考えるべきでした。
頸椎の状態は見ていなかったわけではなかったのですが確認が不十分でした。その結果が、4~5回目だったときに言っていた言葉、


「耳鳴りの音は変わらないのですが、耳鳴りの不快感がかなり和らいではきました。」


に非常にわかりやすく表現されていますね。

で、この方、次の予約はなしでしばらく様子をみますということで帰っていったのですが、おそらく次回こられる事はないでしょう。この流れで再び来られるというのは滅多にありませんね。

もしこられなかった場合、私がやったことはぎっくり腰を5~10年ぐらい先送りにしたというだけの事になるでしょう。耳鳴りも多少はやわらいでもまたちょっとしたきっかけで大きな音がなりはじめるはずです。もっと早い段階で頸椎の調整をしっかりとやれていればまた違った結果になったと思えるだけにちょっと悔やまれる訳です。

よくわからんから当てっずっぽうにやってみて、なんかしらけどうまく耳鳴りが止まりましたみたいな事もあるんですけどね。ところが、それとは逆に、ほぼ見通せていてどういう具合に整体して、どういう体の状態になればいいかがわかっているのに、今回のようにうまくいいかないケースもあるわけです。


「4~5回程度で、いちいち私のいうことを疑ってないで、もうちょっと我慢して私のいうとおりにせんかい。」


とも考えてもしまうのですけどね。


ただ、今回のケースに関しては、はっきりいって私の経験不足といえます。
何年か先に、腰の痛みで動けなくなった時に、私の事を思い出してもらえればいいんですけどね。
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