このところ、耳鳴りの相談で似たような状態で同じような勘違いをしてくる人が続いています。
今後も、そういう人が続くと面倒、もとい同じような考えと期待でやってこられる人がいると当人にとっては時間とお金の無駄、私にとっては労力の無駄になるのでどういう勘違いをしているか説明しておこうと思います。
このサイトの耳鳴りについての説明では、
「耳の奥にある骨に異常がおこっているんですよ。」
なんて具合に解説をしていますが、これを書いた当時の私は1周間ぐらい前に死にましたので今だともうちょっと違う説明をすることになるでしょう。まぁ、死ぬ前にもだいぶ違うというか理解が進んでいたとは思っていますけどね。
基本的な考え方は同じです。
その骨に絡んだ問題が起こっているのは間違いないのですが、その問題を起こしている骨なり内蔵なりがどういう状態であるかをもうちょっと深く理解をしています。
さて、同じような状態がどういう方かというと日常的に鎮痛剤を使っていることです。
頭痛がするときに鎮痛剤を使う事に抵抗がない人がいます。まぁ、辛いのが楽になるのでしょうし、その頭痛がどうして起こるのかがわからないでしょうから仕方のないことかもしれません。
ただ、私に言わせると鎮痛剤というのは最悪の薬の一つです。
転んで怪我をしたとします。傷ができて血がでてきたら痛いのが当然で痛くなかったらおかしいという事はほとんどの人に理解してもらえると思います。まれに遺伝子の変化で痛みを感じることができない人がいるというのはちょっと前にこのブログで紹介しましたけどそんな人がゴロゴロいるはずがありません。
で、鎮痛剤がどういう薬かというと傷ができて血がでているのに痛くないという体の状態にしてしまう薬です。そんな状態があたり前になっていれば耳鳴りが鳴り止まなくなるのは当然のなりゆきです。ですから、こういう方はちゃんと頭痛の原因を見極めて鎮痛剤を必要としない状態を目指さなくてはなりません。まぁ、頭痛が起こる理由なんていうのは6割ぐらいが薬の使いすぎなんですけどね。痛みを鎮痛剤でごまかしているから、体がどんどん悪くなって頭痛のおこる頻度があがったり、痛みが強くなったり、耳鳴りを起こしたりしているわけです。
で、こういう人が私のところへやってきて、
「耳の奥の骨をちょいちょいっといじれば耳鳴りを止められるとサイトに書いてあったのできました。」
なんていうわけです。
そんなことは一言一句とも書いてないはずなんですけどね。
これは肌で感じていることですが、ここ2~3年ほど鎮痛剤の副作用が非常にきつくなってきています。
お医者さんは副作用で体に起こっている体の問題に本当に気がついていないのか不思議で仕方ないのですけどね。まぁ、そのおかげで、私のところが1ヶ月近く先まで予約で埋まっているみたいな状況になっているのでしょうけど、
「いいぞ!もっとやれ!」
とまではなかなか思えません。
どうも私も人の子のようで、それなりの良心というものを持ち合わせているようです。
あと付け加えておくと、体を悪くする人の典型的な思考パターンというのがあります。
それは、問題点を箇条書きにして1つづ消しこんでいこうとする考え方です。頭痛は鎮痛剤で解消して、耳鳴りは私に耳の奥の骨をいじって止めてもらってみたいな考え方をするわけです。私は、こういう物言いをしてくる人は、まともに相手をせず適当にあしらって帰ってもらいますから注意が必要です。