ブログ「日々整体」

耳鳴りは3年ぐらい鳴らしておきましょう

「あなたの耳鳴りはあと3年ぐらい鳴らしておきましょう。」


というお話をしたことがあります。
もともと耳鳴りが気になって辛いのだということで相談にこられた人です。
最初、


「耳鳴りが気になって眠れない。」


といっていました。
そのため薬を使って眠っていたのですが、


「それは間違い、眠れないから気になるだけです。」


という説明をして眠れるように整体をしながら体を整えていきました。
今では、薬なしでぐっすりと眠れるようになり、仕事も精力的にこなし、週に1は度運動をしにいくぐらい元気になってきました。当初は、薬漬けになって仕事が休みがちになり、休日も体が辛いと引きこもっていたことを考えるとかなり元気になったといえるでしょう。ただ、耳鳴りはまだ鳴っているそうで、たまに音が大きくなったりもするようです。そんな状況で、


「あと3年は鳴らしておけ。」


と言われたので驚いたようです。
耳鳴りの原因はほぼわかっていて、その解決方法もほぼ検討がついています。ただ、それには少し時間がかかるだろうと考えていたので、このような言い方をしたのですが、当人にすればあと


「3年も我慢しなくてはいけないのか。」


と相当なショックを受けたようで、1ヶ月ほど後になって、


「あと3年ってどういう意味ですか?」


という質問をしてこられました。もしかしたら、無闇に先送りにされているかもしれないと不安に感じたのかもしれません。

そこで、このような説明をしました。
実は、この方は体の使い方によくない癖があって、頻繁に体のあちこちを壊してくる傾向がありました。より正確に近い表現をするなら、このままほっておくと体を壊してしまうだろうという状態になって整体にやってきます。そして問題なのは、そのことに自分ではまったく気がついていないということです。ただ、そういう時には耳鳴りの音が大きくなっているのです。


「耳鳴りは、体に注意しないさいという合図になっているから、あなたの場合は今、慌てて止めようとしないほうがいい。慌てて止めたらきっとまた体を壊しますよ。」


と説明しました。
もちろん、癖については説明してどのように取り組めばよいかも説明しています。ただ、癖というのは体の無意識の運動ですから、そんなに簡単に解消できないこともあります。この人の場合は、その癖のせいでまともな生活もままならなくなっていたわけですからなおさらといえるでしょう。

このような判断をすることは、それほど多くはありませんが、耳鳴りだってちゃんと意味があって鳴っているということです。
関連カテゴリー< 不眠耳鳴り(耳なり)

人間がなぜあくびをするのか?

「人間がなぜあくびをするのか?」

というのははっきりとわかっていないそうです。
諸説紛々あるようですが、私はあくびというのは肋骨を広げるためにやっているのではないかと考えています。肋骨の中にはいくつかの臓器が収められていますが、特に肺の動きをよくするためのに横隔膜を大きく動かして肋骨を広げているというわけです。あくびにともなって手を動かしたりするのも、そう考えればピンとくるところはないでしょうか。

ボディビルダーなどで異様に持久力のない人がいます。
これは胸の筋肉を鍛えすぎた結果、肋骨の動きが悪くなって肺の能力が落ちているからではないでしょうか。検証したわけではないですが、ほぼ確信めいたものはあります。

そう考えれば眠くないのに、あくびがでるのは胸が緊張して肺の動きが悪くなっているからだといえます。
胸の緊張をゆるめたいという欲求があるときに起こる運動というわけです。でも、学校での授業であくびをしていたら先生に怒られたりするかもしれません。そんな時には、


「ちょっと胸が緊張していて。」


と言い訳してもおそらくは聞いてもらえないので注意しましょう。

あくびを止めるには上唇をなめるとよいといいます。
上顎というのは体の運動の起点になる部位なので、そこを意識することであくびをとめることができるということなのでしょう。口を舐めるのに抵抗がある人は、上顎を意識するだけでもずいぶん違うかもしれません。

ただ、体が自動的に行う運動、これを自律運動といいますが、自律運動というのは体の調整をするために行う運動です。ですから、無理やり止めるのはあまりよい判断とはいえません。

あくび以外の自律運動というと、胸椎5番の動きが悪くなった時にはくしゃみをして胸椎5番をゆるめます。咳をするのは、腰椎2番をゆるめるための自律運動です。


「咳やくしゃみを無理にとめてはいけないよ。」


とお話することがあるのは、こういうことです。
ちゃんと体にとって重要な意味があって起こる運動ですので、薬で無理やりとめてしまうのは面白くありません。

ただ、あくびというのは人から人へ伝染るというのが確認されています。
犬なんかでも伝染るそうですね。単純な呼吸器のための運動の他にもなにか意味はありそうです。
関連カテゴリー< ブログ冷え自律神経失調症風邪

強迫性障害と体の記憶のよもやまばなし

実はわたしは

「鍵をかけたか心配になる。」

という人間です。
専門用語で、強迫性障害というそうです。原因はわかっていて子供の頃の経験からくるものです。

小学生4年生ごろだったと思うのですが、親にこづかいをもらって留守番をしていたときのことです。
おやつを食べたくなったので、近所の駄菓子屋でおやつを買って家に帰ってきました。すると、ちゃんと占めたはずの玄関のドアが全開の状態でした。留守番を任されたからには、


「最後までちゃんとまっとうしなくてはいけない。」


そう考えた私は野球のバットをもって家の中を点検して回ることにしました。
もしかしたら、自分で締め忘れただけかもしれないけど、もしかしたら泥棒がはいったのかもしれないと考えたからです。すべての部屋を点検しおわって泥棒がいないことを確認した時には本当に安心しました。その時の恐怖感が原因で、これ以後、


「ちゃんと閉めたつもりだけどもしかしたら閉め忘れたかもしれない。」


そういう風に考えてしまうようになりました。
そのためひどいときには外出してはもどって玄関のドアを確認するという作業を5回ほど繰り返すようなこともありました。最近では、ひどくてもせいぜい3回までとずいぶん緩和されました。また、こうならないようにするために鍵を締める作業は必ず妻に任せるようにします。そして、


「ちゃんと鍵を占めたんだろうな。」


と5回ほど妻に確認することで確認のために戻る作業を省略するわけです。

ちなみに、この鍵の確認がひどくなるときがあります。
それは、


「気力が充実している時」


だったりします。
意欲に満ち溢れている時に、こうなるというのはちょっと意外に思うかもしれません。ちょっと投げやりの時には、


「この私が鍵閉めを忘れるはずがない。」


と開き直ることができるのですが、気力が充実しているときには戻って確認するという作業が億劫ではなくなってしまうようです。

また、以前に、こんな私とはまったく逆の強迫性障害の方の話をある心理学者から聞いたことがあります。
女性だったそうですが、その方は鍵を閉めることができないそうです。本人がいうには、


「鍵を閉めると幸せが逃げてしまいそうな気がする。」


と感じるのだそうです。
仕事から帰って、玄関のドアをあけて、家の中に異変がないのを確認したその時に幸せを感じるのだとか。本人にはそうなった原因となる記憶はないとのことでしたが、もしかしたら私とまったく逆の体験をしたのかもしれませんね。


さて、これは心の話だと思うかもしれません。
しかし、体でも同じような事がおこります。例えば、交通事故を経験したことのある人はわかっていただけると思うのですが、車を運転していて似たような状況になると身がすくんでしまいます。

また、大きな地震のあとの余震で身がすくんだという経験はないでしょうか?
私は阪神淡路大震災のとき大阪でその揺れを経験しています。地震の後、3年ぐらいは地震のたびに身がすくんでしまって動けなくなっていました。なお、身がすくんでしまうというのはおそらく胸が緊張してしまうという状態ではないかと思います。

プロボクサーが強烈なパンチでダウンしてしまった後に、同じようなパンチを見ると目をつむってしまって選手としての活動ができなくなるなんていう話もありますね。この場合は、首が強く緊張しているはずです。

このような反応は脳が反応しているのではなくて、反射的に起こっているものではないかと思います。
ボクサーがパンチに対して目をつむる、交通事故にそなえて身構えるというのはそうでなければ間に合いませんし、脳であればかえって危ないということを判断できるのではないでしょうか。そう考えれば、脳の記憶ではなくて、体が何かを記憶していることがいえるのではないでしょうか。

そう考えた場合、強迫性障害というのも体のどこかが強く緊張して、それが原因で起こることがあるのではないだろうと思ったりもします。背骨のすぐそばを通る迷走神経が強く緊張すると人は強い恐怖心にかられることがあるからです。

心と体というのはついついわけて考えてしまいがちですが、迷走神経の状態は無意識に直接的に影響をしますから、体の状態が心にそのまま影響するといえるのではないかと思います。
関連カテゴリー< ブログ不安症、パニック症
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