めまいも無闇に止めていいというものではない
2015年10月14日
めまいがひどいということで薬をもらってめまいが楽になった。
しかし、2ヶ月後に心筋梗塞を起こしたという人がいました。2ヶ月も間隔があいていれば、めまいと心筋梗塞の因果関係があると思う人などほとんどいないかもしれません。しかし、本人は
「めまいがひどくなってブレーキがかかっていたのに無理をしてしまったからかもしれない。」
といっていました。そして、自律神経の状態をみると、まさしくそのとおりであろうということがみてとれました。
体の表面上に現れる症状を一生懸命に消しているとこういうことは頻繁に起こります。
「なぜ、めまいが起こったか?」
という根本的な部分を考えなければこのようなことは、今後もこのようなことは度々起こることでしょう。
似たような人に、
「喉がひどくいがらっぽくなったので薬と栄養剤を飲んだら楽になった。」
という人がいました。
その数日後に整体にこられたのですが、足が変形していました。
「何を馬鹿なことをやっているのだ。」
私は叱りつけました。
このままほっておけば膝が痛くなって歩けなくなるだろうと思います。しかし、本人はなぜ怒られているのかわかっていないようでした。
目先の痛みや不快感を消すことしか考えていないとどのような結果がまっているかはなかなか理解しがたいのはわかります。体を1回壊してみるしかないのかもしれません。