ブログ「日々整体」

今日来る人はみんな同じ体してます

今日はやたらと忙しいのですが、来る人、来る人、みんな同じ状態です。
胸椎3,4,5,7番が悪くなって、骨盤が開いています。そして、左の頭が下がって、頚椎2番の左側に大きなしこりのような塊ができています。
だから、

・頭がぼーとする
・体が重く、だるい
・頭や首が痛い

なんてことが起こっています。
まだこれからこられる人もいますが、みんな同じでしょう。

どうしてそうなるかというと、エアコンが原因だと考えています。
暑くなってエアコンがフル稼働し始めると、みんな自律神経の働きが悪くなってきます。正直いって1年で一番難しいと感じる時期だったりします。
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骨粗しょう症について

ある程度の年齢になると、自分は骨粗しょう症であると自覚している人が多いようです。
ただ、整体という技術を通じて、骨粗しょう症を考えるといまの一般的な認識がちょっと違うような気がしています。そんな折にNHKのドキュメンタリーで骨についての研究を見ていくつか思うところがあったので紹介してみようと思います。

骨は、衝撃を与えていると強く丈夫になります。
平たくいうと、飛んだりは跳ねたりしている人は、骨が丈夫になります。陸上競技で100m走では、両足にかかる負担は多重の13倍にもなるそうです。80kgの人なら、1,400kg、つまり1トンもの荷重が足にかかります。日常的にトレーニングしている人の足の骨はとんでもなく丈夫だということがいえそうですね。

もろくなって強度が3分の1になっても300kgまで大丈夫だと思えば、そんな簡単に骨折するはずがないだろうと思いませんか?

それに、老人になったときにはそんなに丈夫である必要はありません。
70歳を超えて全力で走ることなど、まずないのではないでしょうか?これは、足の骨にそれほどの強度が必要ないということでもあります。当然、足の骨は若く健康な人に比べて弱くもろくなってくるという事がいえます。

骨粗しょう症をインターネットで調べると、骨を作るという体の働きが追いつかないので、骨がどんどんもろくなってゆくという説明をみかけますがどうでしょうか?単純に骨を強くする必要がなくなっているから、骨が作られていないだけではないかと思います。

サプリメントを飲んで骨密度をあげようとしている人をよくみかけますが、効果などほとんどないのではないでしょうか?
人の体とういのは必要に応じて変化してゆきます。運動をしない人は強い骨など必要ありませんから、骨の強度がどんどん弱くなっていくはずです。ですから、

「骨密度が薄いね。」

と言われた人はまず運動をしてみるのが先といえます。
走ったり歩いたりして骨に衝撃をあたえていると骨はどんどん丈夫になってくるからです。カルシウムをいくら飲んだって、体が骨の強度を必要としていなければは、それは骨として形作ることなく捨てられていくだけのはずです。

実際、骨粗しょう症の人には、カルシウム飲むのやめて運動しなさいと指導するだけですぐに骨は丈夫になってますね。


次に、骨の強度について面白い実験をしていました。
骨の主な構成要素は、カルシウムとコラーゲンだそうです。骨粗しょう症という場合、たいていカルシウムを補給することが多いようですが、コレも変かもしれません

骨からカルシウムを全て取り除くという実験をしたときには骨はぐにゃぐにゃのゴムようなものに変化してたからです。
実験では特殊な液体に長期間漬け込むことで実現していました。骨粗しょう症では、骨がもろくなってちょっと転んだだけで骨が折れてしまうというような事があるようですが、カルシウムが不足すると折れるような事がなくなります。骨からカルシウム成分をすべてとれば残るのはコラーゲンです。コラーゲンのぐにゃぐにゃな状態の骨を想像してみてください。歩けなくはなるかもしれませんが折れたりはしません

一方、骨をオーブンで3日ほど焼き続けると骨から、コラーゲンの成分をほとんど取り除くことができるそうです。
この状態の骨は、硬さはありますが非常にもろい状態です。ちょっとした衝撃を与えるだけでバラバラに砕け散ってしまいます。

多くの人が想像する骨粗しょう症はこちらではないでしょうか?
で、あれば不足しているのはコラーゲンで、カルシウムではないということがいえます。軟骨の栄養としてコラーゲンをすすめられることはよくききますが、骨が折れないような丈夫な状態を保つためにコラーゲンが必要というのはあまり聞いた事がありません。

なお、私がみたのは地球ドラマチック 骨からさぐるいきもの図鑑 第1回で、
7月21日に再放送される予定です。

全3回のようで、2回が7月26日、そして第3回が8月6日に放送されます。
最先端の生物学の研究と、医療というのは妙なズレがあるので、非常に興味深いと感じています。

おすすめの番組だと思いますので、ぜひご覧になってみてください。

地球ドラマチック
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泳ぎと健康の意外な共通点

最近、

「健康になるということは泳げるようになることと同じである。」

と、説明しています。

「耳鳴りを止めるためには何をすればいいんですか?」
「体にできた吹き出物をなくすには何をすればいいですか?」
「眠れないのですが、どうすれば眠れるようになりますか?」
「自律神経が悪いのですがどうすればいいですか?」

などといつも相談をいただくわけです。
そこで、こうしないさい、あぁしなさいと、説明するわけですが、当然のようにすぐに成果があらわれない方もおられます。すると、

「言われたとおり○○しているのにどうしてよくならないのですか?」

と、さらなる質問、詰問といってもいいかもしれません、をなげかけてくる。
そして、こういうのを聞かされるたびに、

「この人は横着者だなぁ。」

と私などは感じます。

どういうことか泳ぐという事を例に説明しましょう。

人間というのは、水に浮く生き物です。
ですから、バシャーンと海やプールに飛び込んでもそのまま沈んでしまうことはありません。ところが、泳げない人は沈んでしまいます。

なぜか?理由は簡単で浮かぼう浮かぼうとあがくからです。
浮かぼうと手足をばたつかせていると、体はどんどん沈んでいきます。ところが、溺れて死んでしまうとその人は浮いてくるのです。浮かぶ努力をしなくなると浮いてくるのです。

幸い私は、人を溺れさせて死んだら浮いてくるか?などという検証をしたことがありませんけどね。少々物騒な話ですが、一昔前のマンガやドラマで人を海に沈めるときに石をくくりつけたりしていましたが、これは浮いてこないようにするためなのだそうです。

水泳指導のプロに言わせると、泳げない人を泳げるようにするには、まず体が水に浮くという事を体感して理解することが大事だそうです。

実は、健康についても全く同じ事がいえます。
人間の体はほっておけば健康になるようにできています。自律神経がきちんと働いていれば、体のどんな異常だってみるみるうちによくなってしまいます。

ところが、多くの方が健康になるためにあがいています。

「○○という食べ物が体にいいらしい。」
「○○という運動をすると体がよくなる。」

といった具合です。
ほっておけばよいのに、余計な事をして体が自ら健康になろうとするのを邪魔しています。体のためといって食べていたサプリメントや運動を辞めた途端に、痛みや苦しみから開放された人など珍しくもありません。

泳ぎを覚えようと思った時あなたはどうするでしょうか?
おそらくはまず体を水につけて、慣れたら顔を水につけて、じゃあ、試しに浮いてみましょう。という具合に、手順を踏んでいくのではないでしょうか?DVDや教本をみて、泳ぐためのしみくや理屈を覚えても、実際に水にはいって体を動かしてみなければ泳げるようにはなりません。

健康になろうと思った時も同じです。
それなのに、知識やノウハウを頭にいれただけで健康になった気でいる人が多いのです。こういう人は私からは

「横着だなぁ。」

と感じるわけです。

健康になろうと思ったら、

・どのような状態健康なのか?その時体はどのような感覚なのか?
・調子を崩したときにどのような経過をたどって健康に戻るのか?
・自分はどのような体質なのか?
・季節によって体はどう変化するのか?

こういう事を頭ではなく体感して理解できるようにならなけばなりません。

きっと難しいと思う人もいるでしょう。でも、健康な人であれば誰でもが当たり前のようにやっていることですよ。

わかりにくいと感じる人は、健康になろうという努力などまったくしない子供がどうしているかをみばわかるかもしれませんね。まぁ、最近は親が一生懸命になりすぎてダメになっている子供がものすごい勢いで増えてきている気がしますが・・・。
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歪んだ欲求

「食べることだけが楽しみだ。」

なんていう人がいます。
しかし、これは異常な感覚です。体が正常であれば、必要以上に食べるという要求はでてきません。いつも説明していますが、

「食べ過ぎるのは、体が食べ過ぎる状態になっているから。」

ということです。
体に問題があると歪んだ欲求がでてくるということです。多くの方は、体の歪みというと骨が歪んでいるとおもっているようですが、歪むのは体ではなく欲求です。

必要がないのに食べる、必要のないのに買う、ついうっかり他人に八つ当たりしてしまうというのは体になんらかの問題があるからやってしまう行動です。

最近、整体にこられた方に、

「あなたはそんな人だと思っていなかった。」

と言われたという人がいました。
体をみると大きくかわっていました。平たくいうととても元気になっています。すると行動や表情がかわったのでしょう。周囲に人がその変化に気がついたわけです。

何年もずっと不調を感じていたそうですし、私もずっとこれでは駄目だと言い続けてきていました。

「何がきっかけで変わったか?」

というと、どうも整体で変わったというだけではない気がしています。

どうも私は整体にプラスして何かをやってしまったらしい。
その何かなのですが、今、見えそうで見えないという感じがしています。

整体をするだけで元気になるなる人はいるのです。
しかし、ある程度までは整ってきている、あともうちょっとなんだけど、そのもうちょっとが何か?最近になって、なんだかわかりそう、あるいは、その何かの端っこがちょっと見えたような気がしました。

その何かとういのはどうも歪んだ欲求として表にでてきます。
この辺りの事が自分自身の今後の課題にしていこうとかんがえてはじめています。今まで以上に、さらに掘り下げて人間というものをみて考えてゆかなければいけないという思いを強くしています。
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7月5日の自律神経勉強会終わりました。

今回は、新しく参加していただいた方が数名。
前回から引き続きの方もおられて私なりにはよい話ができたのではないか?と思っています。

ただ、参加者の方の顔をみていると、

「もっと具体的に、はっきりとどうすれば体が整うのか教えて欲しい。」

ということを希望しておられる事はわかります。
で、確かにそれを答える可能かもしれませんが、答えてしまうとそれは嘘になってしまいます。

いつも例えで話しますが、

「バナナを食べたら痩せる。」

少し前にこういう話が流行りました。
スーパーからバナナが軒並みなくなってしまうぐらいだったそうです。多くの人はこういう話を鵜呑みにしてはいけない事に気がついているでしょう。

でも、バナナを食べれば痩せるという話はきっと嘘ではありません。
ですから、

・どうして痩せるのか?
・バナナを食べたとき体にどういう変化がでるのか?
・自分がそれを試した場合どうなるか?

そういう事を踏まえて、自分の体質にあったやり方を試行錯誤して見つけなければいけません。
人によっては、1日1個がいいとか2個がいいとか、3日に1回食べるのがいいとか?夏にはどうか?冬だったら?朝がいいのか?夜がいいのか?夜勤の仕事だけどその場合は?などなど、もっと掘り下げて考えていかなければなりません。

人の体というのは季節によって変化しますし、晴れたり雨がふったりという天候でもかわります。
こういう事を抜きにして、

「バナナを食べれば痩せる。」

という事を実践しても全く意味がありません。

今回の勉強会でいうと、運動によって起こるデメリットについて説明しました。なぜなら、何も考えずにむやみに運動をして体を壊している人がとても多いからです。

そして、運動しないことについてのデメリットについてもお話しました。
まったく運動しないと体のどこが悪くなるか?そして、それがどう影響してどのような不調がでてくるのか?について説明したわけです。

で、聞かれました、

「運動不足で運動したほうがいいのに、運動したらダメなんですか?いったいどうすれば?」

非常にいい質問だと思います。

次回は、8月2日(土)13時からです。
バナナを食べれば痩せるという安直なノウハウについてはまずお話することはないと思います。でも、自分の体について理解を深めたいと思う方にはよいきっかけになる。そういう勉強会にしたいと考えています。
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