不眠を他人のせいにしないこと
2014年07月04日
不眠についてはほとんど人が間違った認識をしています。
多くの人が仕事や生活におけるストレスが不眠の原因であると考えます。しかし、普通に生活をしていれば、
「明日から旅行へ行くのが楽しみで眠れない。」
「仕事で嫌な事があって眠れない。」
「週末に試験を受けるのでそれが心配で眠れない。」
不安になったり、喜びや楽しみに気持ちが高ぶったり、興奮したり、落ち込んだりというのは、当たり前です。それで寝付きが悪くなるということは確かにありますが、そんなものは一時的なもので不眠とはいえません。
ところが、相談にこられる方は、
「仕事で、嫌な上司が、嫌な仕事で・・・・」
「うとうとしかけたら、家族や、子供に起こされてしまう。」
などと、ほとんどの人がいいます。
最近は、ちょっと面倒になってきて、
「そうやって他人のせいにしているから眠れないんだよ。」
と叱りつけたりすることも増えてきてしまいました。はっきりいってしまいますが、こういう事を言うのは非常にみっともないことです。そこそこ生きていれば、理不尽で嫌なことなどいくらでも起こります。そのたびに不眠にでもなるつもりでしょうか?たいていの方は、
「なにか問題がおこったときにそれを他人のせいにするのは恥ずかしいことだ。」
という感覚はもっているのですが、どうも不眠に関する事になるとそういう根っこの部分で間違いを起こしている人がおおいですね。
さて、眠れない原因は、
「眠れない体の状態になっている。」
ということです。
人間の体はバランス崩れると眠れなくなることがあります。
眠れない状態なのですから眠れないのは当たり前です。そんな状態が原因なのですから、となり部屋で家族がごそごそしていたり、家の前を車が通ったり、会社で嫌な事があったということはほとんど関係ありません。
眠れない状態で眠ろうとするから眠れないのです。
だから、眠るためにはまず眠れる体の状態にするとよいのです。眠れないという人は、まずこういう根本的な考え方に問題がないか振り返ってみるとよいでしょう。
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