信用していい専門家の見つけ方
2018年02月20日
「なるほど、やっぱり突発性難聴と言われる人はこうなってるんだな。」
と思われる人がやってこられました。
ほぼ予想通りでしたが、思っていた以上に体の状態が悪くならないとこうはならないだろうと思えました。ついでにいうと、やはり突発でもなんでもないなぁと、体の状態をある程度観察ができれば原因不明にもならんだろうなぁと思えました。私からするとこれほどわかりやすい異常というのも他にないだろう、これがわからんといっていると人はいったい何をみているんだろうといいたくなってしまいます。
で、その内容を大きな声で叫びたいという気持ちもあるのです。
たぶん、もうちょっと突き詰めることができれば、突発性難聴なぞになるような人もなくなるでしょうし、仮に一時的に耳がきこえなくなっても多くの人が聴力を戻すこともできるのではないかと思われます。
しかし、困った事が1つあります。
「突発性難聴というのは体にこういうことが起こっているのでこうやってやれば耳はまた聞こえるようになりますよ。」
というような事をここで書くのはちょっとはばかられるわけです。
なぜかというと、日本の法を私が解釈すると、医者を上回る知識や技術を持つことは犯罪にになってしまうんですよね。まぁ、もしかしたら犯罪にはならないかもしれなけれどこういうところにうんちくを書くことが社会秩序を守る上でのルール違反になってしまったりするわけです。
確かに、いい加減な事を好き放題に書いている人もいたりするわけで、そういう事が原因で事故がおこったりするかもしれないですし、実際に起こっているわけですけどね。ただ、ルールを作ればすべて解決するというやり方には問題があるだろうなぁと。私である程度気がつけるような事なわけですから、もっと深く、詳しく理解している人などいくらでもいると思うのですけどね。
実際、今回来られた方も中国地方からこられたわけで、わざわざ私のところにまでこなくても近所で探せば私より経験も知識も上の人はいるはずなんですけどね。
やってきた当人は、
「私は自律神経の働きがおかしくなって耳が聴こえないんです。」
と、いうわけです。
こうなると私は決まって、
「それはいったい誰の判断なんですか?」
と聞きます。
すると、たいていは相談した専門家にそう言われてきています。
1つ知っておくといい事は、自律神経の働きを通して人の体を観ている人は、
「自律神経の働きが悪いことが不調の原因です。」
という表現は絶対に使わないということです。
誤っている表現だということが、自律神経の働きとは何かということをちょっとでも理解していればわかるからです。まぁ、私はちょっと性根がひねくれているので、この人の相手をするのは時間の無駄だろうと思ったときにいい加減にあいづちをうつのに使うときがありますけどね。
残念なことに、専門家というのは、自分にはわからない、治せないという時に、
「自律神経の働きが悪いのが原因です。」
といって、逃げる事が多いのですよ。
ですから、
「自律神経の働きが悪いことが原因です。」
なんていう一見もっともらしいけど、なんの中身のない説明をする専門家に会うことがあったら、少なくともその人は自律神経についてなんの理解のないままに自律神経について語っていると考えてもらっていいと思えますね。