ブログ「日々整体」

汗と腰痛の不思議な関係

汗をうまくかけない事が腰痛の原因になることがあります。
そんな話はきいたことがないと思うかもしれませんが珍しいことではありません。判断の難しいのは、汗をうまくかけていないという事を自分でわからないということでしょう。

実は汗をうまくかけないというのは、体が冷えている状態です。
冷えは万病の元という言葉あるとおり、その冷えが腰に影響して腰痛がはじまることがあるわけです。エアコンが苦手、サウナが苦手というような人は汗がうまくかけていない可能性が高いといえます。

また、多汗症というのもうまく汗をかけていない状態です。
体から水がでているだけで、汗はでていないと考えてもらうとよいでしょう。汗というのは体温の調整や疲労をとるためのものですが、多汗症というような状態ではそのような体の調整ができていません。体に起こる現象は、汗がでない、ひどく汗かきであるというまったく逆であるにもかかわらず、体に起こっている事はほぼ同じであるといえます。

汗をうまくかけない状態ですと、腎臓や膀胱の働きが悪くなります。
腎臓や尿管に結石ができてしまうような人はこれが原因である事が多いでしょう。背骨でいうと胸椎10番、腰椎3番、腰椎5番に異常がみてとてるようになることが多いのですが、これが腰痛の原因になります。ただ、これらの骨に異常がでたときに必ず腰が痛くなるわけではありません。背中や肩に痛みやコリを感じるようになったり、膝が痛くなったりする人、頻尿になったり、眠りが悪くなったりする人もいます。原因と結果を一対一で結びつけたい人にとっては非常に理解しにくい事かもしれません。

ただ、非常にストレスの多い職場で働いているすべての人が胃潰瘍になるわけではありません。ストレス解消でお酒を飲み過ぎて肝臓を壊す人もいれば、精神的に参ってしまう人もいるわけで原因が同じであればみな結果が同じというわけではないのは別に不思議なことではありません。

さて、今年にはいって汗をかけないという事が原因で腰に痛みがでている人がこられました。
もう10年ほど、様々なところへいったけどまったくよくなる傾向がなかったそうです。通われたのは4ヶ月程度でしょうか、すっかり腰の痛みを感じることがなくなったそうです。当然ですが、汗をちゃんとかけるように自律神経の働きを整えた結果です。
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